最終更新日:2020/12/30
第一生命ホールディングス株式会社(旧: 第一生命保険株式会社)の平均年収は936万円(平均年齢41歳9ヶ月)です。
ずいぶん多く見えますが、これは親会社の年収であって、実際に生命保険事業を行っている「第一生命保険株式会社」の年収は約650万円(平均年齢44歳)。
さらに営業職に絞ると360万円程度が平均です。
この記事では、親会社の第一生命HDの年収を紹介した上で、実際に事業を行っている「第一生命保険」の社員の年収について解説します。
女性に人気の「ライフプロフェッショナル職」などの職種別の年収も紹介。
第一生命に就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
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1.第一生命HDの年収は936万円
第一生命ホールディングス株式会社(旧: 第一生命保険株式会社)の平均年収は936万円(平均年齢41歳9ヶ月)です。(以下、第一生命HDで統一)
国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査 (P17)」によると、保険・金融業の平均年収は631万円なので、それよりも300万円近く高い年収です。
では、まずは第一生命HDの年収推移について紹介します。
年収の推移|2017年から持株会社へ
(参考:第一生命HD|有価証券報告書)
第一生命HDの平均年収は、2016年から2017年にかけて300万円以上も上がっています。
これは、国内生命保険事業を「第一生命保険株式会社」に引き継いで、「第一生命HD」という持株会社(子会社の株式を持っている会社)になったからです。
2016年までは第一生命の下にグループ会社があり、第一生命は国内保険事業を行いながらグループ会社を管理していました。
しかし、持株会社になってからは「第一生命HD」がグループ会社の管理を行い、「第一生命保険」は国内保険事業に専念できるようになりました。
持株会社になってからの第一生命HDは2018年〜2020年にかけて利益が下がった影響が出たのか、緩やかに年収が減少しています。
なお、従業員数は2017年から持株会社になったことから、単体の従業員数は以下のように減少しています。
(参考:第一生命HD|有価証券報告書)
第一生命HDの年収がわかっても、これは管理職クラスの年収額であり、一般社員の年収とは程遠い金額です。
なので、ここからは実際に保険事業を行っている第一生命保険の年収について解説します。
2.第一生命保険株式会社の年収は約650万円
現在、第一生命保険株式会社(以下、第一生命保険)は第一生命HDの子会社になったため、有価証券報告書は作成されていません。
なので、ここでは第一生命HDが持株会社になるまでの年収額を参考に解説します。
第一生命保険の平均年収は650万円
第一生命保険の年収は約650万円。
第一生命HDの年収のところで解説したように、保険・金融業の平均年収は631万円なので、だいたい平均と同じくらいの年収です。
- 全体平均:約650万円(44歳)
- 営業のみ:約360万円(47歳)
(参考:第一生命HD|有価証券報告書)
全体平均は約650万円ですが、営業のみだと約360万円で300万円近くダウンします。
ボーナスは年2回・基本給の1ヶ月分が平均
第一生命保険のボーナスは、6月と12月の年2回予定されています。
口コミサイト「転職会議」などによると、ボーナスはあまり期待できないようです。
3.第一生命保険の職種別初任給
第一生命保険には、「基幹職」「基幹経営職」「ライフプロフェッショナル職」の3つの職種があります。
ここでは、それぞれの職種の初任給について紹介します。
基幹職の初任給
基幹職は、個人への保険提供(リーテイル)、企画管理、資産運用分野などで活躍します。
以下は、勤務手当を含んだ職種・学歴別の初任給です。
G型は転勤あり、R型は転勤なしのコースです。
職種 | 学歴 | 月給 |
---|---|---|
基幹総合職(G型) | 大卒 | 27万40円 |
大学院了 | 28万2,770円 | |
基幹総合職(R型) | 大卒 | 24万5,880円 |
大学院了 | 25万8,180円 | |
基幹業務職(A型) | 短大卒 | 20万5,310円 |
大卒・大学院了 | 22万1,300円 |
(参考:第一生命|基幹職採用サイト)
基幹総合職には「オープンコース」と「スペシャリティコース」の2種類がありますが、どちらも職種名・初任給は共通です。
スペシャリティコースはさらに以下の職種に分かれています。
【スペシャリティコース】
- アクチュアリー:生保・年金アクチュアリーとして数理を使って保険商品開発・リスク管理・経営企画
- クオンツ・データサイエンティスト:金融工学・金融投資理論などを使い、ファンドマネジャーやアナリスト業務
- 建築・設計:投資用不動産物件の建築・設計
- IT・システム:第一生命グループの各種システムの企画・開発・運用
基幹経営職の初任給
基幹経営職は、明確なキャリアステップが決まっているのが特徴です。
基本的には「入社後5年カリキュラム→オフィス長→営業部長→支店長→経営層」という流れで、経営のプロフェッショナルを目指します。
「募集要項」によると、基幹経営職は学歴関係なく、初任給は27万円4,000円です。
ライフプロフェッショナル職(総合営業職)
ライフプロフェッショナル職は、大手企業や官公庁向けに保険営業を行う仕事です。
営業成績によるインセンティブの割合が大きいため、頑張りによって年収をアップさせることができます。
初任給は以下のように、地域で異なります。
- 東京・新宿・大宮・千葉・横浜
大卒23.5万円、短大卒22.5万円 - 名古屋・浜松・四日市・大阪・京都・神戸
大卒22.5万円、短大卒21.5万円 - 札幌・千歳・仙台・福島・新潟・静岡・岡山・広島・山口・福岡・久留米・北九州・熊本
大卒21.5万円、短大卒20.5万円
(参考:第一生命保険ライフプロフェッショナル職)
全国24都市で募集しているため、原則転居を伴う転勤はありません。
4.【女性に人気】第一生命の中途採用・職種別年収
第一生命保険は、女性の割合が多い会社です。
公式の情報によると、2017年時点では内勤職の7割が女性。
ここでは、第一生命保険の中でも女性に人気の2つの職種に絞って年収を紹介します。
カスタマーコンサルタント
カスタマーコンサルタントは、第一生命ほけんショップ(本社窓口)で、アフターサービスやコンサルティングを行う仕事です。
給与は勤務手当込みで22万円で、これにボーナスがプラスされます。
口コミによると、カスタマーコンサルタント職の場合は保険業務だけではなく、新契約も取れないとボーナスが少なくなってしまうようです。
事務(基幹業務職B型/レギュラースタッフ)
第一生命保険の一般事務は、正社員が「基幹業務職B型」、フルタイムではない社員は「レギュラースタッフ」という名前で呼ばれています。
仕事内容は一般事務で、端末操作、経理業務、資料作成、ファイリング、電話応対などを行います。
正社員、フルタイム以外のレギュラースタッフ、さらに短期職員など、働き方が選べるのが特徴です。
【正社員(基幹業務職B型)(残業あり)】18〜22万円
- 週5日7・時間勤務
【レギュラースタッフ(原則残業なし)】時給1,030〜1,240円
- 週5日・6時間勤務(原則残業なし)
- 週5日・5時間勤務(原則残業なし)
- 週4日・5時間勤務(原則残業なし)
- 週4日・4時間45分勤務(原則残業なし)
【短期】時給1,030〜1,240円
- 週5日・7時間勤務
- 週5日・6時間勤務
- 週5日・5時間勤務
- 週4日・5時間勤務
フルタイムではないレギュラースタッフには昇給はありませんが、正社員と同様にボーナスや有給休暇・育児休業などの福利厚生が使えます。
5.【国内系】生命保険会社年収ランキング
有価証券報告書のデータが不足しているため、口コミサイトなどを参考に年収ランキングを作成しました。
その結果、第一生命は8社中4位という結果でした。
平均年収 | 保険料等収入 | |
---|---|---|
1位:T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 | 743万円 | 1,278億円 |
2位:ソニー生命保険株式会社 | 661万円 | 1兆3,308億円 |
3位:日本生命保険相互会社 | 624万円 | 5兆7,193億円 |
4位:第一生命保険株式会社 | 596万円 | 4兆8,854億円 |
5位:朝日生命保険相互会社 | 520万円 | 3,936億円 |
6位:かんぽ生命 | 500万円 | 3兆2,455億円 |
7位:住友生命保険相互会社 | 498万円 | 2兆2,243億円 |
8位:明治安田生命保険相互会社 | 472万円 | 2兆5,933億円 |
(参考:各企業2019年度有価証券報告書)
保険料等収入は8社中2位でしたが、年収ではT&Dフィナンシャル生命保険やソニー生命に負けています。
3位の日本生命は保険料等収入が1位で、平均年収も第一生命より高くなっています。
第一生命保険よりも年収が低いのは、「朝日生命」「かんぽ生命」「住友生命」「明治安田生命」4社でした。
6.第一生命保険に転職するなら「doda」の利用がおすすめ!
転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(引用:第一生命)
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
第一生命の転職には「doda」をおすすめします。
「doda」では、企業の「平均年収」や「社員のリアルな口コミ」も掲載しているので、ぜひ参考してくださいね。
(参考:企業情報・会社概要検索|doda)
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
2020年12月18日時点で、第一生命関連の求人を321件掲載しているので、掲載が終了する前に登録しておきましょう。
(参考:第一生命の転職・求人検索結果|doda)
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まとめ
親会社の第一生命ホールディングス株式会社の平均年収は936万円(平均年齢41歳9ヶ月)です。
実際に生命保険事業を行っている、子会社の「第一生命保険株式会社」の年収は約650万円(平均年齢44歳)です。
そのほか、子会社の「第一生命保険」について紹介したことをまとめたので、読むのが面倒な方はここだけご覧ください。
- 2017年から第一生命ホールディングスとして持株会社に移行。国内保険事業は「第一生命保険株式会社」に引継ぎ
- ボーナスは年2回。基本給の1ヶ月分が平均
- 職種は大きく分けて、基幹職・基幹経営職、ライフプロフェッショナル職(総合営業)の3つ
- 初任給:基幹職22〜27万円、基幹経営職27.4万円、ライフプロフェッショナル職20.5〜23.5万円
- 女性に人気の職種
・ライフプロフェッショナル職:年収約500万円(月給14〜20万)
・カスタマーコンサルタント:月給22万
・事務:正社員18〜22万円、フルタイム以外時給1,030〜1,240円 - 国内系生命保険会社ランキング4位/8社
第一生命保険は同系列の生命保険会社に比べて、ちょうど中間の年収ランクです。
とはいえ、保険料収入では8社中2位で5兆円近いため、将来性が期待できます。
もし第一生命保険に転職を考えているという方は「doda」への登録をおすすめします。
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