
保健師の年収は勤める場所によってもことなりますが、450~550万円程度。
本記事では、保健師の詳しい年収や種類別の収入差を解説します。
保健師になる方法や必要な資格についてもチェックするので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.保健師の年収は450~550万円
保健師の年収は勤務場所などによって異なりますが、450~550万円程度。
日本人の平均年収は420万円前後なので、 保健師の年収は平均よりもやや高いといえるでしょう。
平均すると530万円前後
保健師全体の年収を平均すると、530万円前後になります。
ボーナスを年間60万円とすると、月収は約39万円。
社会保険や税金を引いた手取りは、28~30万円程度です。
一人暮らしや共働き夫婦であれば、余裕のある生活ができる金額ですね。
年齢別年収
保健師の年齢別の平均年収は、以下の通りです。
20代 | 270~330万円 |
30代 | 350~420万円 |
40代 | 470~530万円 |
50代 | 530~560万円 |
60代 | 350~380万円 |
保健師は民間ではなく、公務員として行政機関に勤める人も多い職業。
20代の年収は低めですが、 勤務年数に応じて年収も高くなる傾向にあります。
保健師の生涯年収
大学卒業後~60歳までの38年間働いたと仮定したときの生涯年収は、2億100万円程度。
サラリーマンの生涯年収は2億円前後なので、 保健師の生涯年収は平均的な金額と判断できます。
2.保健師の種類別年収
保健師の年収は、働く場所によって差があります。
以下、3つの種類別に年収をチェックしていきましょう。
行政保健師(地方公務員)の年収は500万円前後
行政保健師の年収は、500万円前後。
地方公務員として働くことになるので、勤務年数に応じて昇給が見込めます。
行政保健師は、おもに以下のような場所で 地域住民の健康相談にのったり、保険指導を行います。
- 保健所
- 保健センターなど
学校保健師の年収は450万円前後
学校保健師の年収は、450万円前後。
公務員として行政機関で働くより、やや低めの年収となっています。
学校保健師は、おもに以下のような場所で 生徒や職員の健康管理を行います。
- 専門学校
- 私立の小中学校など
産業保健師の年収には個人差がある
産業保健師は、行政保健師・学校保健師と比較すると個々による年収差が大きいです。
勤務場所の規模によって、年収が平均を下回ることもあれば上回ることもあります。
産業保健師は、おもに以下のような場所で 従業員等の健康管理や環境改善を行います。
- 一般企業
- 健康保険組合など
年収1000万円を狙うなら「産業保健師」を目指そう
地方公務員として行政機関に勤める形で年収1000万円を狙うことは、現実的ではありません。
行政機関の場合、昇給したとしても500万円程度です。
そのため、年収1000万円を超えたい場合は「産業保健師」を目指すことをおすすめします。
すべての産業保健師が高収入なわけではありませんが、 大企業の医務室などで働いている人は年収が高め。
年収600万円以上を超えているケースも多いです。
すぐに年収1000万円を超えることは難しいですが、経験を積んで役職に就いたり、スキルを伸ばせば1000万円に近い年収を得ることも不可能ではありません。
3.保健師になる方法
この章では、 保健師になる方法や、誤解しがちなポイントについて解説します。
国家資格を取得する
保健師になるには、 「看護師免許」「保健師免許」両方の資格がが必要です。
看護師免許
保健師免許を取得するためには、まず看護師の免許を取得する必要があります。
「看護師免許取得⇒保健師免許取得」とステップを踏まなければ、保健師になることはできないのです。
看護師国家試験を受けるためのおもな受験資格は、以下の通りです。
- 文部科学大臣の指定した大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者
- 都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者
- 免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師であって、指定学校又は指定養成所において2年以上修業した者……など
看護師になるためには学校に通う必要があります。
看護系の学校に通っていない場合、受験資格を得るために最低3年間かかることを覚えておきましょう。
▼さらに詳しい看護師の受験資格や資格の取り方をチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。▼
保健師免許
看護師免許を取得することができたら、いよいよ保健師免許取得を目指すことが可能。
保健師になる教育を受け、保健師国家試験の受験資格を得ましょう。
保健師国家試験のおもな受験資格は、以下の通りです。
- 文部科学大臣の指定した学校で、6ヶ月以上、保健師になるのに必要な学科を修めた者
- 厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者……など
看護師免許を取得したあとも、学校に通う必要があります。
養成所のほとんどが1年間のカリキュラムとなっているので、看護師免許取得後から保健師になるまでには最低1年かかると見込んでおきましょう。
また、1から看護師免許を取得し、保健師になるまでには最低4年間かかります。
大変な道のりですが、高収入を目指すことも可能な職業なので根気よく資格取得を目指してくださいね。
▼さらに詳しい保健師の受験資格や、資格の取り方をチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。▼
学校保健師と養護教諭は別もの
勘違いしている人も多いですが、学校保健師と養護教諭は別の職業です。
どちらも学校に勤務する職業ではありますが、 養護教諭になるためには「養護教諭免許」が必須。
保健師免許では、養護教諭として学校に勤めることはできません。
また、公立の小学校・中学校・高校などには養護教諭がいるため、保健師の求人はほとんどありません。
学校保健師として働く場合は、私立の学校などがメインになります。
男性でも保健師になることは可能
保健師の女性の割合は90%以上。
以前は保健師ではなく「保健婦」という名称だったことから、「女性の職業」というイメージを持っている方も多いです。
しかし、1993年に法律が改訂され、翌年1993年にはじめての男性保健士が誕生。
2002年以降は、名称が現代と同様の「保健師」になり、 男女関係なく目指すことができる職業となりました。
現在も保健師の男女比は圧倒的に女性が多いですが、男性でも保健師になることは可能です。
実際に、保健師として活躍している男性もいます。
4.保健師の求人を探す方法
この章では、 保健師の求人を探す3つの方法を紹介します。
医療系の求人・転職サイトをチェックする
たくさんの求人情報を比較しながらチェックしたい場合は、医療系の求人サイトを活用することをおすすめします。
持っている資格や希望の条件にあわせて検索できるので、とても便利です。
とくに看護師・保健師・助産師などの専門転職サイトである「ナースジョブ」は、数多くの求人情報が掲載されています。
保健師として就職・転職を考えている方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
企業や自治体の求人を直接チェックする
働きたい場所が決まっていたり行政保健師として働きたい場合は、企業や各自治体の独自サイトをチェックすることもひとつの手段。
タイミングによっては、自分の希望にぴったりマッチする求人が出ることもあります。
有益な情報を見逃さないよう、こまめにサイトをチェックしてくださいね。
転職エージェントに求人を紹介してもらう
転職サイトや企業・自治体の求人をチェックする以外に、転職エージェントから求人を紹介してもらう方法があります。
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(引用:doda)
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(引用:doda)
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まとめ
保健師の年収は、 450~550万円程度と日本全体の平均より高め。
行政保健師として働く場合は、安定性があり勤務年数に応じて昇給が見込めます。
また、大企業の産業保健師として働く場合は年収600万円以上の高収入を目指すことも可能です。
資格を取得するのは大変ですが、ぜひこの機会に保健師を目指してみてはいかがでしょうか?