最終更新日:2020/12/18
出産のサポートをする助産師。
助産師の年収は、450~550万円と高めです。
本記事では、助産師の詳しい年収や仕事内容について解説します。
助産師になるために必要な資格や収入アップの方法についてもチェックするので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.助産師の年収は450~550万円
助産師の年収は勤務年数などによって異なりますが、450~550万円程度。
日本人の平均年収は420万円前後なので、 助産師の年収は平均より高いといえます。
平均すると年収500万円前後
助産師全体の年収を平均すると、500万円前後になります。
ボーナスを年間80万円とすると、月収は35万円。
社会保険や税金を引いた手取りは、26~28万円程度です。
贅沢をしなければ、余裕を持って生活できるでしょう。
年齢別の年収一覧
助産師の年齢別の平均年収は、以下の通りです。
20代 | 280~350万円 |
30代 | 300~400万円 |
40代 | 400~580万円 |
50代 | 500~600万円 |
60代 | 350~580万円 |
新人の初任給は月収20~25万円前後のところが多いですが、中には20万円を下回るケースもあります。
しかし、 助産師は勤務年数に応じて昇給が期待できる職業。
最初は給料が低くとも、経験を積んでスキルを伸ばせば収入も増加しますよ。
看護師よりも年収が高い
助産師は、看護師よりも年収が高い職業。
看護師全体の平均年収が470万円前後であるのに対し、助産師全体の平均年収は500万円と、 30万円の差があります。
場合によっては、50万円以上の差が生まれることも少なくありません。
では、どうして助産師は看護師よりも年収が高いのでしょうか?
2.助産師の年収が高い理由
助産師の年収が高いのには、2つの理由があります。
詳しくチェックしていきましょう。
理由1.2つの資格が必須だから
助産師になるためには、「看護師免許」「助産師免許」と2つの資格が必須。
看護師免許なしに助産師になることはできません。
看護師の場合は「看護師免許」のみで働くことができますが、助産師になるためには「 看護師免許を取得した上で、助産師免許を取得する」必要があります。
助産師は2つの資格を保有していなければならないため、看護師よりも年収が高いのです。
看護師免許
看護師免許は、 医師の指示のもと診療の補助や、患者の看護を行うための資格。
活躍の場は、病院・福祉施設など幅広いです。
助産免許
助産免許は、 出産の介助・新生児のケア・育児指導など、妊娠や出産に関わるさまざまな業務を行うための資格。
病院や助産所のほか、産後ケアセンターなどがおもな活躍の場所です。
また、免許があれば自宅でお産を行う人のサポートをする「出張助産師」として働くことも可能です。
理由2.助産師の需要が高いから
「少子化が進む現代の日本では、助産師の需要は低いのでは?」と疑問に思う方も多いですよね。
しかし、進む少子化に反して助産師の需要は徐々に高くなっています。
現代の日本は 助産師として働く人や分娩ができる産婦人科が年々減少傾向にあり、助産師不足の状態。
たとえ少子化であってもお産自体がなくなるわけではないので、現代においても将来的にも助産師の需要は高いといえます。
また、高齢化出産などが多く、産後のケアも昔以上に多く求められています。
看護師も同様に医療に関わる需要の高い職業ではありますが、看護師自体の人数が減少しているわけではありません。
看護師が需要と供給のバランスがとれているのに対し、 助産師は「需要>供給」となっているため、多くの応募がくるよう賃金が高めに設定されているケースが多いのです。
3.助産師の仕事内容
この章では、 助産師の仕事について解説します。
お産の介助
助産師は、妊婦のお産に立ち会って赤ちゃんをとりあげます。
赤ちゃんをとりあげる行為は、看護師にはできない助産師ならではの業務。
「赤ちゃんをとりあげることが一番のやりがい」と感じている助産師も多いです。
お産に関わるおもな業務としては、以下が挙げられます。
- 分娩介助
- 産婦への肉体的・精神的サポート
- 分娩状況の把握
- 緊急時の応急手当……など
妊婦や出産後の女性のサポート
妊婦や出産後の女性をサポートすることも、助産師の大切な仕事。
出産・育児準備に関するアドバイスをしたり、メンタルのケアをします。
妊婦が安心して出産に挑めるよう、あらゆる支援を行うのです。
おもな業務としては、以下が挙げられます。
- 妊娠の検査
- 妊婦の健康診断・健康診断
- 妊娠の経過経過観察
- 出産・育児に関わる指導や支援
- 出産後のケア
- 母乳指導……など
4.助産師の年収をアップする方法
この章では、 助産師の年収をアップするための3つの方法について解説します。
方法1.勤務年数を重ねて昇給を狙う
記事の冒頭でもお伝えしたとおり、助産師は昇給が見込める職業。
経験を積み、スキルを伸ばせば大幅な年収アップを狙うことが可能です。
出産は毎回ケースが異なるので、より多くのお産に立ち会うことが求められます。
あらゆるお産に対応する力をつけることが、昇給アップへの近道です。
方法2.独立・開業する
高収入を狙う場合、独立・開業することもひとつの手段。
フリーの出張助産師になったり、助産所を開業すれば年収600万円以上を目指すことも可能です。
ただし、独立するには経験やスキルが必須。
「この人にお産を頼みたい」と思われるような助産師でなければ、高収入を得ることは難しいでしょう。
方法3.高待遇な求人に応募し転職する
助産師の年収を上げたい場合、スキルや経験を生かして新しい環境へ転職する方法も有効です。
助産師は看護師スキルを含む特殊な能力を身に着けているので、 転職市場価値も高く、場合によっては海外への転職も狙えます。
より高待遇の求人を求めるのであれば、転職エージェント「JACリクルートメント」の利用がおすすめです。
JACリクルートメントは、ハイキャリア・年収500万円以上領域の転職支援に特化したエージェント。
平均年収約500万円、看護師を含む特別なスキルを持つ助産師であれば、助産師としてのキャリアアップ、看護師スキルを生かした高待遇転職も可能ですよ。
またJACリクルートメントは海外からの助産師募集実績を持っており、グローバルな活躍を求める場合も的確に転職をサポートしてくれます。
登録・利用はともに無料です。
助産師としてさらにキャリアを積みたい、高年収を狙いたいときは、JACリクルートメントでの転職を視野に入れてはいかがでしょうか。
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助産師で年収1000万円を超えるのは難しい
看護職の中では高収入な助産師ですが、年収1000万円を超えるのは非常に難しいです。
たとえ開業や独立をしても、予約が殺到する有名助産師にならない限り、年収1000万円オーバーとなることはありません。
また、助産師として開業するためには「日本助産師会」が規定している以下のような基準を満たす必要があります。
- 5年以上の経験があること
- 200件以上の分娩を担当していること
- 200例以上の妊婦健康診査を行っていること……など
助産師として開業するためには、長年の経験と実績が求められることを覚えておきましょう。
助産師について、より詳しい情報をチェックしたい方は、「日本助産師会」のサイトをご覧ください。
5.助産師になる方法
この章では、 助産師を目指す方法について解説します。
助産師になるまでの基本的なステップは、以下の通りです。
それぞれのステップについて、詳しくチェックしていきましょう。
ステップ1.看護師免許を取得する
まずは、看護師免許を取得することからスタート。
看護師国家試験を受けるためには、おもに以下のような受験資格を満たしている必要があります。
- 文部科学大臣の指定した大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者
- 都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者
- 免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師であって、指定学校又は指定養成所において2年以上修業した者……など
看護師になるためには、学校へ通って教育を受けることが必須。
看護系の学校に通っていない方が受験資格を得るまでには、最低3年かかります。
▼看護師免許の取得方法について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。▼
ステップ2.助産師教育機関で教育を受ける
看護師の免許を取得したあとは、 助産師教育機関で助産に関わる教育を受け、国家試験の受験資格を得ます。
教育を受けられる機関としては、以下のような場所が挙げられます。
- 助産師養成所
- 助産専門学校
- 助産課程のある4年制大学
- 助産課程のある短期大学……など
助産師養成所には1年制のカリキュラムを用意しているところもあるため、 看護師免許取得から助産師国家試験の受験資格を得るまでにかかる期間は、最短で1年。
また、4年制大学の場合、看護師免許と助産師免許の同時取得を目指せる学校もあります。
助産に関する教育を受けられる機関については、以下のサイトを参考にしてください。
ステップ3.助産師国家試験に合格する
受験資格を得ることができたら、いよいよ助産師国家試験です。
試験では、基礎助産学・助産診断・助産管理など、助産に関わるあらゆる知識が問われます。
助産師国家試験について詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
試験に合格し申請を行うと、晴れて助産師の免許が付与されます。
1からスタートした場合、 スムーズに進めば最短4年間で助産師免許を取得できますよ。
ステップ4.求人を探す
助産師免許を取得したあとは、求人情報を探しましょう。
需要の高い助産師の求人は数多くあるため、「探すのが大変」と感じる方も多いです。
効率よく求人を探すためには、 看護系の専門求人・転職サイトをチェックすることをおすすめします。
条件を絞り込んで検索できるため、自分の希望に合う求人を効率的に見つけることが可能。
「ナースではたらこ」には、助産師の求人がたくさん掲載されているのでぜひご覧になってみてくださいね。
6.助産師が転職するなら「マイナビ看護師」の利用がおすすめ!
転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
助産師の転職には「マイナビ看護師」をおすすめします。
「マイナビ看護師」では、アドバイザーが病院のリアルな内情も掲載しているので、ぜひ参考してくださいね。
(参考:企業情報・会社概要検索|マイナビ看護師)
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
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まとめ
助産師は、生命の誕生に関わるやりがいのある仕事。
受験資格を得るまでに時間はかかってしまうものの、 資格を取得することで年収アップを狙うことも可能です。
看護職の中では年収が高く、現代においても将来的にも需要があるため、安定した収入を得られるでしょう。
転職したい場合は「マイナビ看護師」を利用すればスムーズに転職活動が勧められますよ。
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