獣医師の年収は570万円!平均月収・仕事内容を紹介

獣医の平均年収 平均年収

「医師」という職業は、高収入のイメージがありますよね。

動物の医師「獣医師」の平均年収は約570万円です

本記事では、年代別・男女別の平均年収や、獣医師になるための道などについて解説します。

独立開業する場合の設備投資費用などにも触れていますので、参考にしてみてください。

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1.【男女別・年齢別】獣医師(勤務医)の平均年収

獣医師の平均年収は、約590万円。

日本のビジネスパーソンの平均年収は約430万円なので、獣医師の平均年収はやや高いと言えるでしょう

年収が590万円だとすると、少なく見積もって、月収は約40万円になります。

妻子を養う生活をするには、都内近郊だと厳しいですが、地方都市なら十分です。

男女別・年齢別平均年収

厚生労働省「平成29年度賃金構造基本統計調査」を元に集計した、獣医師の男女別の平均年収は以下の通りです。

平均年収は「手取り年収」のことを表します。

<男性>

年齢 平均年収 月収 年間賞与
20代 370万円 29万円 22万円
30代 560万円 41万円 65万円
40代 730万円 46万円 146万円
50代 810万円 52万円 182万円
60代 490万円 36万円 59万円
70代 290万円 24万円 0円

<女性>

年齢 平均年収 月収 年間賞与
20代 410万円 31万円 35万円
30代 490万円 34万円 84万円
40代 550万円 40万円 60万円
50代 790万円 52万円 154万円
60代 290万円 24万円 0万円
70代 0万円 0万円 0円

※調査母数の少ないデータが存在しているので、必ずしも正確な数値とは限りません。

参考:厚生労働省「平成29年度賃金構造基本統計調査」

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  • 2.獣医師の業種別平均年収

    この章では、 獣医師の平均的な年収について解説していきます。

    それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

    動物病院(勤務医):平均年収約300~350万円

    獣医大学などを卒業後、まず現場での実績を積むため、約半数の獣医師のたまご達は、動物病院へ勤務することが多いです。

    動物病院の勤務医の平均月収は約24万円なので、決して多くはありません

    月収は約24万円なので、年収はおおよそ約300~350万円くらいです。

    獣医師全体の平均年収は約570万円なので、勤務医の平均年収300~350万円はかなり低いと言えます。

    ただし、動物病院の勤務医は年齢が若い獣医師が多いので、平均年収は低くなります。

    平均的な就労時間は、一日12時間労働になることもあり激務です。

    休日は、勤務先の病院によって異なり、シフト制のところもあります。

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  • 各種施設:平均年収約400~450万円

    水族館や動物園などの施設で、あらゆる動物を相手に活躍する獣医師の平均月収は、約29万円と決して高い部類ではありません。

    月収は約29万円なので、年収はおおよそ約400~450万円くらいです。

    また、雇用の面では、ほとんどの施設で獣医師を外部委託にしているので、専属の獣医師としての雇用は少ないです。

    超過労働時間も多いため、やりがい第一で携われる人でないと勤まらないです。

    休日は、各種施設の休園日に合わせることもできますが、動物たちの状況に臨機応変に対応せざるを得ません。

    JRA:平均年収約650~1,200万円

    JRAは、正式名称「日本中央競馬会」で、農林水産大臣の監督下にあり、日本政府が資本金の全額を出資している特殊法人です。

    JRA職員の年収の推移は、最低でも650万円、最高では1,200万円なので、かなり高い年収を得ることができます

    2017年度4月の初任給実績は、約25万円で、賞与は年2回の支給でした。

    採用実績は、2016~2018年の3年間を見てみると、いずれも5名ずつの採用なので、人気も倍率も非常に高く狭き門ということがわかります。

    以下は、JRAよりプレスリリースされている平成29年度「職種別支給状況」より、獣医職種の年間支給額を表にまとめたものです。

    人員 平均年齢 平成29年度 年間給与額(平均)
    総額 うち所定内   うち賞与
    うち通勤手当
    119名 42.2歳 10,550(千円) 7,512(千円) 98(千円) 3,038(千円)
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  • 製薬会社など民間企業:平均年収約600~800万円

    動物を使った安全性試験には、獣医師が必要不可欠な存在です。

    研究開発に力を入れている製薬会社などの民間企業では、獣医師が非常に重宝されているので、求人も多いと言えます。

    月収は約30万円なので、年収はおおよそ約600~800万円くらいです。

    年収は勤務先の規模や、携わる仕事内容により様々ですが、 実績や実力が認められれば、600~800万円ほどになります。

    獣医師の平均年収は約570万円なので、製薬会社勤務の獣医師は高い年収を得ることができます。

    3.獣医師になるには

    どのような道を歩めば、晴れて「獣医師」になることができるのでしょうか。

    ここでは、 獣医師になるための、以下の3つの項目について述べていきます

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

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  • 獣医師に向いている人とは?

    先ずは「動物に対して愛情を持っている人」が一番です。

    そして 愛情だけではなく、冷静な判断力を持ち、獣医師になってからも専門的な知識を勉強することができる人が向いています。

    動物は具合が悪くても、話すことができないので、観察力を持って様子の変化にいち早く気づけなくてはなりません。

    また、馬など大きな動物を相手にすることもあるので、体力もなければ勤まらない言えるでしょう。

    獣医学部・獣医大学へ進学する

    獣医師になるためには、6年制の大学獣医学部を卒業し、国家試験に合格すればなることができます。

    現在日本国内には、11の国公立大学、5つの私立大学があります。

    昨今、 獣医学部は非常に人気が高く、下記の表を見ると67以上の偏差値が必要となることがわかります。

    では、偏差値の高い大学順にご紹介します。

    偏差値 大学名称 区分 学部学科名 所在地
    80 東京大学 国立 農学部 獣医学課程 東京
    76 北海道大学 国立 獣医学部 共同獣医学課程 北海道
    73 日本大学 私立 生物資源科学部 獣医学科 神奈川
    70 日本獣医生命科学大学 私立 獣医学部 獣医学科 東京
    麻布大学 私立 獣医学部 獣医学科 神奈川
    69 北里大学 私立 獣医学部 獣医学科 青森
    東京農工大学 国立 農学部 共同獣医学科 東京
    68 帯広畜産大学 国立 畜産学科 共同獣医学課程 北海道
    酪農学園大学 私立 獣医学群 獣医学類 北海道
    岐阜大学 国立 応用生物科学部 共同獣医学科 岐阜
    大阪府立大学 公立 生命環境科学域 獣医学類 大阪
    山口大学 国立 共同獣医学部 獣医学科 山口
    鹿児島大学  国立 共同獣医学部 獣医学科 鹿児島
    67 岩手大学 国立 農学部 共同獣医学科 岩手
    鳥取大学  国立 農学部 共同獣医学科 鳥取
    宮崎大学  国立 農学部 獣医学科 宮崎
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  • 国家公務員試験を受験:合格率85%

    獣医師国家公務員試験の合格率は、例年80%以上と、非常に高い数値です

    平成29年度の合格率は88.3%だったので、10人中約9人は合格できるということになります。

    4.獣医師の主な仕事

    獣医師でもグレードがあり、仕事内容もそれぞれ違ってきます。

    それではひとつずつ解説していきます。

    勤務先により仕事内容は多岐にわたる

    獣医師の約半数は動物病院に勤務しています

    他には、製薬会社などの民間企業、水族館、動物園、JRA、農協、家畜関連の企業など、幅広い勤務先がありますが、それぞれ仕事内容は異なります。

    動物病院に勤務した場合だと、犬や猫、小動物から大きな動物、爬虫類まで幅広く診察をすることになります。

    製薬会社に勤務した場合だと、医薬品の開発や実験用の動物の管理を任されます。

    獣医師でも専門のジャンルがあるのですね。

    臨床獣医師として働く場合の仕事内容

    臨床獣医師でも、小動物を扱う獣医師、大動物を扱う獣医師と2つに分類されています

    小動物を扱う獣医師は、主に動物病院での、犬・猫・ウサギ・ハムスターなどの診察が仕事となります

    動物病院によっては、特定の動物のみの診療を行っているところもありますが、あらゆる小動物の知識を持つ必要があります。

    大動物を扱う獣医師は、競馬場・水族館・動物園などでの診察が仕事となります。

    大きな動物の診察や出産などを業務とするので、知識はもちろんのこと、体力や腕力も必要です。

    国家公務員として働く場合の仕事内容

    国家公務員になると、農林水産省または厚生労働省が管轄する部署への配属となります。

    国家公務員の獣医師は、総合職と一般職に分かれています。

    国家公務員の総合職は、いわば「獣医師のエリート」と言われていて、高収入、高待遇に恵まれます。

    年収は、30代で約500万円、40代で600~700万円にもなります。

    国家公務員の総合職のエリートコースに乗れば、課長クラスで1,000万円以上、局長や事務次官クラスになると、約2,000万円以上にもなります。

    一般職の年収は、総合職の半分ほどだと言われていますが、それでも高収入です。

    ただし国家公務員の採用人数は極わずかなので、かなり狭き門であることは事実です。

    仕事内容は、主に空港や港湾での「検疫」を行うことですが、総合職と一般職でも違いがありますし、農林水産省か厚生労働省によっても違います。

    検疫」(けんえき)

    輸出入する動物が病原体に侵されていないかどうか、確認と検査をすること。

    地方公務員として働く場合の仕事内容

    地方公務員になると、各都道府県または市区町村が管轄する部署への配属となります。

    主な配属先と仕事内容については、以下の表をご覧ください。

    配属先 仕事内容
    保健所 食品衛生管理・狂犬病管理・動物愛護管理
    屠畜場(とちくじょう) 家畜の殺処分・解体・食肉加工
    家畜保健衛生所 伝染病予防・家畜疾病の診断・飼養衛生管理指導
    畜産試験場 技術開発試験・研究
    自治体管理の動物施設 動物園や水族館などでの獣医師業務

    国家公務員とは違い、地方公務員は地方によっては定員割れしているところもあります。

    収入面は国家公務員よりも下がりますが、地方とはいえ公務員なので、超過残業が少ない、ボーナスが良いなどの好待遇を見据えると良いでしょう。

    以下は、総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査結果」より抜粋した表です。

    平均年齢 40.9歳
    平均年収 5,961,151円
    平均月収 376,645円
    平均ボーナス 1,443,811円
    平均退職金 22,013,000円
    平均生涯年収 232,386,100円

    参考:総務省「平成29年4月1日地方公務員給与実態調査結果

    5.獣医師の開業医になるには

    開業し成功すれば、年収は1,000万円を超えることも夢ではありません。

    獣医師と呼ばれる中でも、小動物の診察を主とする臨床獣医師の人数が圧倒的に多いです。

    将来的には開業医になることを見据えて、獣医師になる人も数多くいます。

    ただし、開業するにあたっては設備投資に莫大な経費がかかります。

    ここでは、動物病院を開業するにあたってのポイント3つを述べていきます。

    それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

    開業医になるタイミング・平均年齢

    「独立して開業しよう」と奮起するのは、 30~40代の男性獣医師に多く見られます

    ストレートで獣医大学を卒業すると26歳、現場で臨床の修行を5~10年積むと、ちょうどこのくらいの年齢になります。

    また、次の章で詳しく述べますが、開業時には莫大な費用がかかるので、融資が通りやすいこの年齢に開業のタイミングを合わせているのでしょう。

    開業時には設備投資に莫大な費用がかかる

    病院を開業するに当たり、必要な設備投資に莫大な費用がかかりることは覚悟しなければなりません。

    概算では、 最低でも約3,000万円は初期投資に必要な額とされています。

    物件を借りるための保証金や賃貸料、診察を行う医療器具、検査を行うためのレントゲンやCTなど。

    また看護師を雇うのであれば人件費も、予算に加えなければなりません。

    開業し、順調に経営していくためには、獣医師としての腕だけではなく、経営のノウハウを学ぶことも必要となってきます。

    報酬は開業医でも収入差がある

    動物病院は、診療の値段を自由に決められる「自由診療」という報酬になっています。

    よって病院が繁盛すれば、1,000万円を超えるような高収入に直結します。

    ただし、良心的な値段設定で開業している獣医師もいるので、開業獣医師の中でも収入差があることも事実です。

    長く、それなりに収入を得るためには、地域に密着し、顧客を獲得していかなければなりません。

    動物病院は飽和状態になっている地域もあるため、腕が良いだけではなく、知識が豊富で、動物や飼い主から信頼してもらえるような人柄も重要です。

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    獣医師 JACリクルートメント

    (引用JACリクルートメント 公式サイト

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    まとめ

    獣医師の平均年収は、約570万円と言われていますが、決して驚くほど高い年収とは言い難いです。

    年収1,000万円超えを誇る獣医師は、ほんのごく一部です。

    大企業に就職するか、国家公務員のエリートコースに乗るか、独立開業して成功を収めなければ、年収1,000万円には到達することは難しいといえるでしょう。

    また現在、動物病院は飽和状態なので、よほど良い立地条件や口コミでの好評判でもなければ、イメージするような高収入は得られません。

    独立開業するにあたっては、初期投資費用に最低でも約3,000万円もかかることもわかりました

    それでも、自分の収入よりも、動物を救うことにやりがいを感じる獣医師が大勢いるのですね。

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