最終更新日:2020/09/02
高校教師の平均年収は約660万円と言われています。
一般的な社会人の平均年収に比べて高い金額です。
ただし、20代の高校教師の平均年収は350~400万。
初任給の月額は平均22万円ほどで、民間企業のサラリーマンと変わりません。
20代のうちはそれほど高収入ではない高校教師ですが、勤め続けることにより順調に収入がアップします。
本記事では、高校教師の年代ごとの年収の推移や、性別・地方・教科ごとの違いを解説します。
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1.高校教師の平均年収は660万円
高校教師の平均年収は、20~60代の全年代で660万円ほどです。
すべての職業の平均年収が約440万と言われているので、 高校教師は非常に高収入というわけではありませんが、平均的な社会人より多く稼ぐことができる職業と言えます。
また、高校教師は安定した職業です。
公立高校の高校教師は公務員なので、ボーナスや育児休暇、退職金などの福利厚生が充実しています。
私立高校の場合でも、公立と変わらない福利厚生が設けられているところが多いようです。
初任給はさほど高くない
高校教師の初任給は、平均で22万円ほどと言われています。
厚生労働省の調査結果によれば、平成29年度の大卒者の平均初任給額は20.6万円。
高校教師の初任給は、平均的な会社員の初任給とほとんど変わらないと言えます。
また、20代前半の高校教師の年収は平均350~400万ほどで、やはり20代全体の平均年収と変わりありません。
30代~40代で年収660万円程度に
高校教師の年収が平均より高くなるのは、30代に近づいてからです。
30代前半の高校教師の平均年収は、推計500万円ほど。
30代後半から40代の間に、年収600万円台に到達する人が多いようです。
30代全体の平均年収が約400万円と言われているので、平均より100~200万円近く多く稼げると言えます。
最終的な年収は800~1,000万円
50~60代の高校教師は、年収が800万円台になることが多いようです。
また、50~60代のベテラン教員になると、教頭や校長に昇進する人が出てきます。
その場合、年収はさらにアップし、1,000万円以上も夢ではありません。
さらに、高校教師として定年まで勤めあげると、退職金が支給されます。
公立・私立によって多少違いはありますが、平均で約2,200万円の退職金を受け取ることができます。
大卒会社員の退職金の平均額が約1,900万円と言われているので、高校教師は一般企業より300万円ほど高い額の退職金が支給されるということです。
高校教師だけではなく、公務員全体の年収について知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。
2.公立・私立の高校教師の年収の違い
公立高校の教師と私立高校の教師の年収差は、それほど大きくありません。
私立の方が年収が10~12万円ほど高くなる傾向にありますが、月額にすると8,000~1万円ほどなので、それほど大きな差ではないと言えます。
「私立高校の教員の給与は公立に準ずること」という決まりがあるため、両者の年収には大きな違いが出ないようになっているのです。
差が出るのは残業代などの手当
私立高校教師の収入が公立より多少高いのは、残業代などの手当てが充実している学校があるからです。
公立の場合、部活顧問などの仕事で残業をしても、時間外手当はわずかな額しかもらえません。
休日に出勤し、一日中生徒の指導をしていたとしても、2,500~3,500円程度しか支給されないと言われています。
それに対し、学校に直接雇われている私立高校の教員は、学校の方針によっては、残業や休日出勤に対する手当てをしっかり受け取れることがあるのです。
続いては、性別・教科によって高校教師の年収に違いが出るのかどうかを解説します。
3.性別・教科による高校教師の収入の違い
高校教師の基本賃金は、男女平等です。
「同じ業務をこなしているのに、男性の方が女性より多く給料を貰える」というようなことはありません。
男女で給与差はないが、平均収入は異なる
学校教員統計調査によると、性別ごとの平均月収は、男性教員が約40万円、女性教員が約35万円となっています(東京都の場合)。
女性の方が月5万円ほど平均収入が低いのには、理由があるのです。
女性の平均収入が低い理由は管理職の数
女性教員の方が平均収入が低い理由は、校長などの管理職において、女性の比率が低いからです。
たとえば、公立高校の女性校長比率は全国で30%ほどです。
校長は一般の教員より年収が高いですから、その比率が低いと、当然全体の平均収入額も下がりますね。
高校は、小学校や中学校に比べて女性の校長が少ない傾向にあり、ジェンダーの問題として取り上げられることもあります。
教科の給与差はない
高校教師は、教科ごとに給与の差はありません。
たとえば体育の先生と化学の先生では、授業の内容が全く違いますが、給与は同じです。
ただし、特定の教科の授業だけを受け持つ「非常勤講師」の場合は、授業のコマ数や労働時間によって給与が変わります。
4.地方ごとの高校教師の年収の違い
高校教師は、 どの都道府県の学校で働くかによって年収に差があります。
一番年収が高いのは都立高校の教師
全国で一番年収が高いのは都立高校の教師で、平均額は約740万円です。
高校教師全体の平均年収660万円と比べると、約80万円高いです。
都立高校は他の都道府県に比べて学校の規模が大きく、指導する生徒の数が多いので、それに応じて給与が高く設定されているのです。
関東圏は他の地域に比べて年収が高め
東京に続いて、学校の規模が大きい 埼玉県や千葉県、神奈川県などの関東圏も、年収が高めです。
また、愛知・京都・兵庫・奈良・和歌山も平均よりやや高いと言われています。
高収入を目指すために、敢えて年収が高い地域の教員になるという方もいるようです。
5.高校教師になる方法と将来性
高校教師になるには、 まず「高校教師免許」を取得する必要があります。
高校教師免許を取得し教員採用試験に合格する
教職課程のある学校で教職課程を修了することで、高校教員免許が取得できます。
免許を取得したら、公立高校に勤めたい場合は、各都道府県で実施されている教員採用候補者試験を受けます。
私立高校の教師の場合は、各高校の教員採用試験を受験します。
それぞれの試験に合格すれば、高校教師として働くことができます。
高校教師だけでなく、公務員全体の資格を得る方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。
将来性のある安定した職業
高校教師は、 長く勤めていけばいくほど右肩上がりに収入がアップするため、将来性のある職業です。
また、非常に安定した職業であると言えます。
特に、公立高校の場合は公務員なので、業績不振で退職を迫られたり、給与が大幅に下がったりということがありません。
私立高校の場合は、授業内容や生徒の成績によって、公立よりは評価がシビアな傾向にあります。
しかし、民間企業に比べればリストラや大幅な減俸というケースが少なく、安定していると言えるでしょう。
収入は高めだがハードな面も
平均に比べて高収入と言える高校教師ですが、業務内容はハードな面があります。
まず、 勤務時間が長いということが挙げられます。
実際に、朝は8時前に登校して授業の準備を行い、夜遅くまで部活の指導をする…という仕事内容で、1日12時間以上働いている高校教師が多くいます。
また、休日にも部活の指導やテストの採点など、時間外労働が多く発生します。
さらに、「子どもの将来を左右する仕事」であるため、精神的な負担やプレッシャーは非常に大きいです。
「高収入だから」「安定しているから」という理由だけではなく、自分なりの誇りや理念を持って、生徒の指導にあたる熱意が必要です。
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まとめ
高校教師の平均年収は約660万円と言われています。
世代別だと、20代で約350~400万円、30~40代で約500~600万円、50~60代で800~1,000万円以上です。
高校教師は30代から民間企業のサラリーマンより平均年収が高くなることが多く、高収入の仕事だと言えます。
公立と私立の教師の年収差は、それほど大きくありません。
性別や教科による給与の差もありませんが、女性は管理職が少ないため、統計上は男性より平均年収が低いです。
リストラや給与カットの心配が少ない高校教師は、将来性のある安定した職業です。
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