
三菱地所の平均年収は1,247万円です。
しかし、最初からそれほど高い給料なのか、30歳でいくらもらえるのかなど、年収の詳細を知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では三菱地所の平均年収について、不動産業界内での順位や年齢・役職別の年収など解説しています。
この記事を読んでいただければ、転職活動前に知っておくべき三菱地所の年収事情がすべてわかります。
ぜひ参考にしてください。
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1.三菱地所の平均年収は1,247万円
三菱地所の有価証券報告書(2019年3月期)によると、平均年収は1,247万円です。
ただ、ひと口に平均年収と言っても、同業他社との比較や年齢・職種・役職別ではどうなのか気になりますよね。
この章では、それらの内容について解説します。
年度別の年収推移
三菱地所の平均年収は、ここ数年ゆるやかな増加傾向にあります。
2014年度3月期 | 1,108万円 |
2015年度3月期 | 1,130万円 |
2016年度3月期 | 1,163万円 |
2017年度3月期 | 1,190万円 |
2018年度3月期 | 1,229万円 |
2019年度3月期 | 1,248万円 |
(参考:有価証券報告書)
常に1,100万円を超えているだけでなく、5年でおよそ150万円もアップしています。
今後も安定して高収入が期待できそうです。
30歳で1,000万円
下の表では、三菱地所での年齢別年収についてまとめています。
口コミ情報などを参考に算出しているため、あくまでも参考値としてご覧ください。
25〜29歳 | 850〜950万円 |
30〜34歳 | 900〜1,100万円 |
35〜39歳 | 950〜1,200万円 |
40〜44歳 | 1,100〜1,300万円 |
45〜49歳 | 1,200〜1,400万円 |
50〜54歳 | 1,300〜1,500万円 |
55〜59歳 | 1,300〜1,600万円 |
残業代や職種・役職などによって幅がありますが、おおむね30歳で1,000万円を越えています。
なお、新卒採用の初任給については、学歴別の初任給をご確認ください。
職種別の年収
三菱地所の職種は、主に「総合職」と「業務職」の2種類に分けられます。
- 総合職:将来の幹部候補でもあり、各種プロジェクトの中心となって業務を推進します。
将来的には高度なマネジメント業務を担ったり、高い専門性を発揮したりすることを期待されています。 - 業務職:総合職のサポート役として、幅広い分野で手助けを行います。
サポートとはいえ契約書の作成や社内調整など重要な役割を任されており、必要不可欠な存在です。
総合職の給与は高くても、業務職はそれほどではないのではというイメージがあるかもしれません。
業務職の採用サイトから募集要項を見ると、月給は24万円以上と書かれています。
しかし口コミ情報を見ると、業務職であっても入社後15年ほどで1,000万円を越えることがあるようです。
役職別の年収
口コミ情報などを参考に、役職別の年収を算出しました。
あくまで参考値としてご覧ください。
年次は目安ですが、おおむね課長クラスまでは年功序列で上がっていくようです。
一般社員 | 1〜3年目 | 600〜900万円 |
主任クラス | 3〜5年目 | 950万円前後 |
係長クラス | 5〜10年目 | 1,100万円前後 |
課長クラス | 10〜20年目 | 1,300万円前後 |
部長クラス | 20年目〜 | 1,800万円〜 |
不動産業界の中でもトップクラス
ここまで様々な角度から三菱地所の平均年収についてご紹介してきましたが、不動産業界全体で見た場合もかなりの高水準となっています。
不動産業界全体の平均年収は418万円
dodaの平均年収ランキングによると、「建設/プラント/不動産」業界の平均年収は418万円となっています。
三菱地所は1,247万円なので、同業界の中でもトップクラスの高水準ということがわかります。
不動産業界トップはヒューリックの1,636万円
プレジデントオンラインが公開している平均年収が高い”トップ500社”ランキングによると、不動産業界の平均年収トップは5位に入ったヒューリックの1,636万円でした。
ヒューリックは不動産賃貸業を主力事業として営んでおり、地価の高い銀座に数多くの物件を保有しています。
このため、売上高と比較して高収益であることが特徴です。
ちなみに上記ランキングで、三菱地所は33位にランクインしており、不動産業界だけでなく日本企業全体でもトップクラスだとわかります。
三井不動産の平均年収は1,263万円
三菱地所と同じく不動産開発業をメイン事業とする総合ディベロッパーが、三井不動産や住友不動産、野村不動産です。
それぞれ最新の有価証券報告書によると、平均年収は下記のようになっています。
三井不動産 | 1,263万円 |
住友不動産 | 662万円 |
野村不動産ホールディングス | 1,022万円 |
三菱地所の年収は、総合ディベロッパーの中では三井不動産に次いで2番目に高いことがわかります。
ちなみに住友不動産の平均年収が低いのは、従業員構成に契約社員などの総合職よりも年収の低いスタッフが多く含まれているためです。
2.三菱地所の年収に関する口コミ情報
ここまで三菱地所の平均年収は高水準であることをご紹介してきましたが、実際に社員・元社員はどう感じているのか、気になりますよね。
そこで、社員・元社員の年収や勤務条件に関する口コミ情報をまとめました。
給与・ボーナス
財務・会計関連職
残業代はきちんと支払われてるうえ、ボーナスも多くもらえる。仕事の規模に比例して、一人一人の裁量が非常に大きくなるため、部署によって休日出勤が多いところもあるが、全体的にワークライフバランスは取れているように感じる。
(引用:産経新聞)
給与水準については、他社よりも高いと感じている人がほとんどのようです。
「給料を求めるなら満足できる社風」「同年代、他社と比較しても高い部類」という声もありました。
実際に平均年収が1,000万円を超えていることも考えると、三菱地所に転職した場合、賃金面の不満はほとんどないと考えられます。
実際に、就職四季報プラスワンの「給料が高く新卒が辞めない会社ランキング」では、映えある第1位に輝いています。
福利厚生・ワークライフバランス
三菱地所の福利厚生は、他企業と比較しても充実しています。
おもな制度は下記の通りです。
- 社宅・寮:独身社宅、転勤者用社宅、転勤帰任者用社宅
- 諸手当:家族手当、住宅補助費、通勤費全額支給
- 諸制度:住宅取得援助、企業年金、社員持株会、共済会、社内預金、各種社会保険、ベビーシッター費用助成など
特に住宅補助や社宅など、住環境に関するものが充実しています。
採用サイトには具体的な金額について記載がありませんが、口コミのなかには「入社10年目までは、家賃の9割を会社が補助してくれる」と書かれているものもありました。
労働時間・残業時間
代理店営業
先方都合等で、年に数回休日出勤することがありました。残業については極端に多くはなく、繁忙期こそ残業は続きましたが、それ以外では定時に退社することも多かったです
(引用:PRTIMS)
三菱地所は、かつては激務というイメージが強い企業でしたが、現在は部署や時期によって残業時間が多くなるケースもあるものの、就業時間は徹底的に管理されており、極端な長時間労働はほとんどなくなっているようです。
2016年には従業員が心身ともに健康で最大限のパフォーマンスを発揮することを目的に、「健康経営宣言」が制定されました。
全社フレックス勤務制度のほか、時間単位有給休暇制度・テレワーク制度なども導入され、働きやすい職場づくりへの取り組みがトップダウンで進められています。
実際に「三菱地所グループサステナビティ」の公表データとして、グループ4社平均残業時間が20.29時間と、それほど多くないことがわかります。
3.三菱地所のグループ会社の平均年収
三菱地所には200社近い連結子会社があり、三菱地所グループを形成しています。
このうち中心となる2社の年収についてまとめました。
三菱地所プロパティマネジメント
三菱地所プロパティマネジメントは、オフィスビルや商業施設の管理・運営を行う三菱地所グループの中核企業です。
平均年収は公開されていませんが、口コミ情報によると510万円前後となっています。(参考:転職会議)
残業代や住宅手当、独身社宅寮、家族手当などが支給されるため、可処分所得も多くなりそうです。
一方で、三菱地所からの出向者と比較して不満を感じる方も少なくないようです。
三菱地所レジデンス
三菱地所レジデンスは、三菱地所、三菱地所リアルエステートサービス、藤和不動産の3社の住宅事業を統合して2011年に誕生した会社です。
特に分譲マンションブランドの「ザ・パークハウス」シリーズが広く知られています。
平均年収は公開されていませんが、中途採用における初年度の想定年収は事務系総合職で400〜600万円とされています。
4.三菱地所の転職・採用情報
三菱地所への転職を考えるにあたって、採用情報もチェックしておきましょう。
新卒採用のほか、中途採用の採用実績やおすすめの転職エージェントについてご紹介します。
新卒採用
三菱地所の新卒採用では、毎年30名前後が採用されています。(参考:三菱地所、就職四季報)
2019年度 | 38人 |
2018年度 | 35人 |
2017年度 | 33人 |
2016年度 | 28人 |
2015年度 | 33人 |
応募者数は公表されていませんが、かなりの狭き門であることは間違いありません。
秋と冬にインターンも開催されているため、積極的に挑戦することが近道になりそうです。
学歴別の初任給
2019年4月の新卒初任給実績は、以下の通りです。
学部 | 月給26万円 |
院了 | 月給30万円 |
初任給の時点で、一般的な企業よりも高水準であることがわかります。
中途採用
三菱地所では、不定期でキャリア採用(中途採用)を実施しています。
2019年度はすでに締め切られていますが、その際の募集要項では、下記の応募資格が設定されていました。
2001年~2016年の間に四年制大学を卒業した方(左記期間に大学を卒業後、大学院を修了した方を含む)で、2019年4月時点で社会人経験が3年以上ある方
一方で、新しい発想を持った人財を求めるべく「不動産業務に関する経験は不問」とされています。
採用実績
三菱地所の中途採用では、採用予定人数は定まっていないようです。
Q.採用予定は何人ですか?
A.予定人数は定めていません。
(引用:三菱地所「採用情報FAQ」)
そこで三菱地所のHPで公開されている「人事関連データ」を参考に、過去の実績をまとめました。
2017年度 | 2名 |
2016年度 | 6名 |
2015年度 | 4名 |
2014年度 | 5名 |
2013年度 | 4名 |
ここ数年では4〜6名、2017年度はわずか2名という狭き門になっています。
もともと離職率1%以下と低く人数を確保する必要がないため、優秀な人材を慎重に採用していることがうかがえます。
副業として働く道もある
三菱地所では、新たな収益源の確保と活力ある職場づくりの一環として、新事業の立ち上げを推進しています。
その流れを受けて、2019年からは社員の副業を解禁するだけでなく、新事業を中心とした一部事業で副業・兼業人材の公募を実施しました。
初回の公募は転職サイト「ビズリーチ」上で実施されています。
興味のある方は登録しておくと、次回の情報をいち早く入手できるかもしれません。
中途採用で三菱地所を目指すならJACリクルートメントがおすすめ
三菱地所への転職活動は、募集期間中に採用サイトからプレエントリーするところからスタートします。
しかし上記の通り、三菱地所の中途採用人数は限られており、十分な対策を練る必要があります。
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転職に関するアドバイスだけでなく、非公開求人に関する情報を入手できるかもしれませんね。
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5.転職で年収を上げるなら『doda』を利用しよう
(引用:doda)
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「doda」をおすすめする理由の一つでもありますが、dodaには186万人の年収データを元に、自身の推定年収を測定できる機能があります。
(参考:doda)
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転職エージェント「doda」とは
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(引用:doda)
なお、キャリアアドバイザーの相談は一切お金がかかりません。
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まとめ
三菱地所は日本を代表する総合不動産会社であり、平均年収も1,248万円と国内トップクラスです。
- 平均年収はここ数年ゆるやかな増加傾向にある
- 大卒初任給は260,000万円と、平均よりも高い水準
- 30歳で1,000万円を越えることもある
- 住宅手当や社宅など住環境に関する福利厚生が手厚い
さらに、大企業でありながら現状に甘んじることなく、定期昇給の廃止、成果主義の導入、副業・兼業人材の受け入れなど優秀な人材を集める工夫を数多く行っています。
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