
農林水産業者の協同組織によって設立された金融機関であり、国内最大規模の機関投資家でもある農林中央金庫の平均年収は622万円。(口コミを参考にした数値です)
就職ランキングで上位にランクインしたり、安定しているイメージがあったりするため、就職・転職活動をしている方に人気があります。
人気がある反面、「採用倍率が高い」「学歴の壁がある」という噂もよく聞かれます。
本記事では、農林中央金庫の月収・手取り・推定生涯年収のほか、年代別・職種別の平均年収や、採用情報・入社難易度も紹介します。
最後までお読みいただけば、農林中央金庫の年収実態や採用情報を把握することができるため、就職活動に活かせるでしょう。
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1.農林中央金庫の平均年収
平均年収
622万円
月収
51万円
手取り
41万円
「安定しているホワイト企業」というイメージのある農林中央金庫ですが、実際の給与や賞与の金額がどうなのか気になりますね。
この章では、農林中央金庫の平均年収・月収・手取り・生涯年収を紹介します。
※本章の年収は、「転職会議」(2021年3月25日時点)を参考に作成しています
※口コミをベースにしているため、実際の年収とは異なる可能性があります
平均年収は622万円
農林中央金庫の平均年収は、推定622万円(平均年齢32.9歳)です。
しかし、働く人のスキルなどによって、大きく差があると考えられます。
また、以下のように1,000万円前後の高年収を稼げる求人もあります。
(▼クリックして拡大)
(引用:マイナビAGENT|2021年3月25日)
(▼クリックして拡大)
(引用:doda|2021年3月25日)
仕事内容やスキル、経験などによって、年収1,000万円も夢ではありません。
月収は51万円程度
農林中央金庫の平均月収は、約51万円です。
【計算式】
年収622万円÷12ヶ月=約51万円
2019年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると日本人の平均月収は約36万円のため、農林中央金庫の月収は、平均より約15万円も高いです。
手取りは41万円程度
一般的に手取りのおおまかな金額は、額面に0.75~0.85を掛ければ求められます。
ここでは、0.75~0.85の中央である0.8を掛けて、農林中央金庫の手取り額を求めてみましょう。
農林中央金庫のおおよその手取り額は、約41万円です。
なお、2020年統計の総務省「家計調査」によると、1世帯当たりの1ヶ月の消費支出平均は233,568円でした。
そのため、手取りで約41万円あればゆとりある生活ができるでしょう。
推定生涯年収は2億7,368万円
定年は60歳というイメージが強いですが、厚生労働省の「令和2年「高年齢者の雇用状況」集計結果」によると、現在は99.9%の企業が65歳まで雇用確保措置を取っています。
新卒の22歳から65歳までの44年間農林中央金庫で働いたと仮定し、推定生涯年収を計算してみましょう。
【計算式】
年収622万円×44年=2億7,368万円
dodaによる「平均年収ランキング(生涯賃金・生涯年収の情報)【最新版】」(2019年9月~2020年8月)から算出すると、全国の平均生涯年収は約2億600万円であり、農林中央金庫の生涯年収は約7,000万円ほど高いです。
【年代別】農林中央金庫の年収
普通の企業は年功序列で徐々に賃金が上がっていくイメージがありますが、農林中央金庫も同様なのでしょうか。
この章では、農林中央金庫の初任給と年代別平均年収を見ていきましょう。
※本章では、農林中央金庫の初任給は農林中央金庫「新卒採用サイト」、農林中央金庫の年代別平均年収は「転職会議」(2021年3月25日時点)、全体の年代別平均年収は「doda」(2020年12月7日)を参考に作成しています
※口コミをベースにしている内容も含まれるため、実際の年収とは異なる可能性があります
新卒の初任給はどれくらい?
農林中央金庫は「総合職・特定職・地域職」の3つの職種で新卒社員を募集しています。
そして、初任給は学歴と職種によって変わります。
ここでは、2020年4月実績の初任給を見ていきましょう。
大学院卒の初任給は23万円
大学院卒は「総合職・特定職」の2つで募集しており、初任給はそれぞれ23万円。
厚生労働省による2019年の「学歴別にみた初任給」では、修士了の平均は23万8,900円でしたので、ほとんど同じ額です。
大卒の初任給は19万5,000~20万5,000円
大卒は「総合職・特定職・地域職」の3つで募集しており、初任給は下記のとおりです。
- 総合職・特定職…205,000円
- 地域職…195,000円
地域職より総合職・特定職のほうが初任給が高いのは、業務で専門性の高い仕事や責任の重い仕事が任されるからだと考えられます。
厚生労働省による2019年の「学歴別にみた初任給」では、学部卒の平均は21万200円でしたので、それほど大きな差はありません。
20代の平均年収は400万円
農林中央金庫の20代の平均年収は、約400万円です。
それに対して、20代全体の平均年収は348万円。
最高年収は500万円となっているため、若くして同年代よりも高年収を目指せます。
30代の平均年収は600万円
農林中央金庫の30代の平均年収は約600万円。
30代全体の平均年収は444万円のため、農林中央金庫は平均より約150万円年収が高いです。
2019年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると、年収600万円を超えている人は約20%しかいません。
また、最高年収800万円という口コミのデータもあります。
そのため、農林中央金庫の社員は30代の時点でかなりの高給取りといえます。
40代~の平均年収は1,000万円
40・50代ともなれば役職に就いている人も多いため、年収のピークを迎える人も多いです。
農林中央金庫の40代以上の平均年収は約1,000万円であり、全体の平均年収と大きく差をつけています。
また、30歳で年収1,000万円に到達する人もいるという声もありました。
さらに、最高年収1,300万円という口コミのデータもあります。
【職種別】農林中央金庫の平均年収
農林中央金庫の平均年収が高いことはわかりましたが、職種別に見た場合はどうなのでしょうか。
この章では、農林中央金庫の2つの職種の年収をピックアップして紹介します。
※本章は、「転職会議」(2021年3月25日時点)を参考に作成しています
※口コミをベースにしているため、実際の年収とは異なる可能性があります
金融専門職の年収は676万円程度
農林中央金庫の金融専門職の平均年収は676万円。
2019年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は436万円のため、比較すると約240万円高いです。
口コミによれば、年収(特に賞与)は高い水準と感じているようです。
20代後半
その他の金融関連職
【良い点】
給与制度はいわゆる年功序列型であり、年齢を重ねていくにつれて上昇していく。一定年齢までくると上昇幅が増えるイメージ。水準は平均より高いと思っており、特に賞与水準についてはかなり高いレベルにあると認識している。(後略)
営業職の年収は660万円程度
農林中央金庫の営業職の平均年収は、660万円。
日本の平均年収と比較すると約224万円高いです。
口コミでも、年収には不満がないという声が見られましたが、時には不平等と感じこともあるようです。
2.農林中央金庫の採用情報
就職活動・転職活動をしている人は、農林中央金庫の年収情報のみならず、採用に関することも気になりますよね。
この章では、農林中央金庫の入社難易度や募集に関する情報を紹介します。
求める人物像
農林中央金庫は農林業などをされている方々のメインバンクとして、資金・経営の両面でサポートしていくことが求められます。
だからこそ、地域社会への貢献やチャレンジ精神について意識しなければなりません。
キャリア採用においては、以下のような人材を求めています。
(前略)
農林水産業、あるいは地域社会に貢献したい方というのが、求める人材像としては最初に挙げられます。また、グローバルに大きな仕事をしたいという方、これまでの経験・知見を活かして新しいことにチャレンジしたいという方、組織としての目標達成に向けて主体的・能動的に働きたいという方、そういった方々が仲間に加わってくださることを私たちは切望しています。
(後略)
(引用:人事メッセージ)
採用大学においては、大部分を「高学歴・エリート」のイメージがある学校が占めています。
大学院 |
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大学 |
|
(参考:農林中央金庫 正社員|マイナビ2022)
名門大学以外からも、採用者が出ており、学歴だけが見られるというわけではないようです。
募集職種と仕事内容
農林中央金庫の「新卒採用サイト」「キャリア採用サイト」によれば、それぞれ3つの職種を募集しています。
- 総合職…4フィールド(食農・リテール・投資・コーポレート)にて、企画立案・折衝判断・総括管理などに従事
- 特定職…事務・ITにかかる企画立案・総括管理などの業務
- 地域職…4フィールド(食農・リテール・投資・コーポレート)にて、フロントからバックまで幅広い業務に従事
(参考:新卒採用サイト|農林中央金庫)
仕事内容は、営業やJAのサポートなど幅広いです。
【農林中央金庫の仕事例】
総合職(法人営業)
(引用:doda|2021年3月25日時点)
地域職
(▼クリックして拡大)
(引用:マイナビ転職|2021年3月25日)
また、「高年収=激務」というイメージがあるかもしれませんが、以下の口コミのように、ホワイトな職場環境だと考えられます。
20代後半
その他の金融関連職
ワークライフバランス・残業の口コミ
【良い点】
部署にもよるが、基本的に20時以降の残業は暗黙的に禁止されているため労働時間的にいわゆる激務という環境ではない。(後略)
待遇・福利厚生
農林中央金庫の「新卒採用サイト」「キャリア採用サイト」によれば、待遇は下記の通りです。
給与 |
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休日休暇 |
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社会保険 |
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待遇・福利厚生 |
|
※採用される部署によって異なります
このように、待遇は充実しています。
入社難易度
農林中央金庫は、安定しており待遇も良いため先述のように人気がある企業です。
しかし人気がある分、入社難易度が高いと感じる人が多いようです。
農林中央金庫に入社したい場合、下記のような書籍を参考にするなどして入念な対策を取る必要があります。
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(引用:doda)
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(参考:doda)
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まとめ
農林中央金庫の年収に関する特徴は、以下の通りです。
- 平均年収は622万円
- 月収は約51万円
- 手取りは約41万円
- 推定生涯年収は約2億7,368万円
- 大学院卒の初任給は23万円
- 大卒の初任給は19万5,000~20万5,000円
- 20代の平均年収は410万円
- 30代の平均年収は600万円
- 40代~の平均年収は1,000万円
- 金融専門職の年収は676万円程度
- 営業職の年収は660万円程度
現在、農林中央金庫では総合職・特定職・地域職の3つの職種で募集がされており、入庫後は営業やJAのサポートなど幅広い仕事に従事します。
また、待遇や福利厚生は充実している傾向にあります。
入社難易度は高いと思われるため、農林中央金庫への就職を検討している場合はプロである転職エージェントの力を借りれば心強いでしょう。
この記事が、農林中央金庫に興味がある方の参考になれば幸いです。
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