裁判官の年収は1,000万円超え?報酬の実態や勤務形態を解説

平均年収

裁判で最終的な判決を下す裁判官。

「裁判官の年収はどのくらいなんだろう?」と疑問に思っていませんか?

裁判官の年収は、600~1,000万円程度

重要な仕事であるため、年収もかなり高めです。

本記事では、裁判官の詳しい年収や報酬の実態について解説します。

勤務形態や将来性についてもチェックするので、ぜひ最後までご覧ください。

スポンサーリンク

1.裁判官の年収は600~1,000万円

刑事訴訟や民事訴訟において、証拠や当事者の主張を吟味し、最終的な判決を下す裁判官。

経験年数によって差がありますが、 裁判官の年収は600~1,000万円程度です。

日本人の平均年収は420万円前後なので、裁判官の年収は平均よりかなり高いといえます。

平均すると年収900万円前後

裁判官全体の年収を平均すると、900万円前後になります。

また、ボーナスを年間200万円とすると、月収は約58万円。

社会保険や税金を引いた手取りは、43~45万円程度です。

極端な贅沢をしなければ、十分余裕を持って生活できるでしょう。

  • スポンサーリンク

  • 年齢別年収一覧

    裁判官の年齢別の平均年収は、以下の通りです。

    20代 520~620万円
    30代 620~800万円
    40代 800~1,000万円
    50代 900~1,100万円
    60代 650~1,000万円

    どの年代においても、日本の平均年収を上回っています

    50代には平均年収が1,000万円を超えていることからも、裁判官は高収入な職業であると判断できますね。

    2.裁判官の報酬の実態

    この章では、 裁判官の報酬の実態について解説します。

  • スポンサーリンク

  • 等級別報酬一覧

    裁判官の月給は「 裁判官の報酬等に関する法律」によって決められています。

    等級別の報酬は、以下の通りです。

    • 簡易裁判所判事(十七号~一号):23万3,400円~81万8,000円
    • 判事補(十二号~一号):23万3,400円~42万1,500円
    • 判事(八号~一号):51万6,000円~117万5,000円
    • 高等裁判所官庁(東京以外):130万2,000円
    • 東京高等裁判所長官:140万6,000円
    • 最高裁判所判事:146万6,000円
    • 最高裁判所長官:201万円

    参考:e-Gov法令検索-裁判官の報酬等に関する法律

    最初は月給23万円

    新人は、まず「判事補十二号」として働きはじめます。

    月給は、23万3,400円。

    裁判官といえども、 最初から高収入を得られるわけではありません

  • スポンサーリンク

  • 最高裁判所長官になると月給200万円以上

    等級の中で、もっとも月給が高いのが「最高裁判所長官」。

    月給は、201万円となっています。

    推定年収は、4,000万円以上です。

    40歳で年収1,000万円を超える人もいる

    等級が上がるに応じて昇給が見込める裁判官は、40代で年収1,000万円を超えている人もいます。

    等級が上がるにつれて責任も重くなるため、その分報酬が高くなるのです。

    また、裁判が始まる前には資料を十分読み、準備を整える必要もあります。

    責任重大かつ事前の準備も大変な職業なので、高額な年収にも納得ですよね。

  • スポンサーリンク

  • 3.裁判官の勤務形態

    この章では、 裁判官の勤務形態について解説します。

    残業代は出ない

    裁判官には、決まった勤務時間がなく、個々の裁量で執務にあたります。

    労働時間が決められておらず残業という概念がないため、残業代は発生しません。

    また 「裁判官の報酬等に関する法律」においても、残業に関する規定はありません

  • スポンサーリンク

  • 裁判前には準備が必須

    裁判に対する準備を行うことも重要な仕事のひとつ。

    自分が担当する裁判の前には、証拠の調査をしたり資料を読み込みます

    開廷は平日なので土日に裁判が行われることはありませんが、準備のため土日に仕事をするケースも多いようです。

    遅刻は厳禁

    裁判官が遅刻をすると、裁判を行うことができずに延期となってしまいます。

    2014年には、名古屋家裁岡崎支部で裁判官が寝坊して遅刻。

    審判が延期されたことが全国ニュースとなりました。

    裁判関係者に迷惑がかかることはもちろん、裁判官である自身の信用にも大きく関わるため、裁判官の遅刻は厳禁とされています。

    令状当番は交代制

    刑事事件で逮捕や家宅捜査をするためには、裁判官が発行する「逮捕状」「捜索令状」などの令状が必要。

    令状の請求は365日24時間いつあるかわからないため、いつでも令状を発行をできるよう「令状当番」が設けられています。

    令状当番となった裁判官は、令状の請求に備え、裁判所や自宅で待機します。

    令状当番は交代制となっており、担当となる頻度は月に1~2回程度です。

    4.裁判官を目指す方法

    この章では、 裁判官になる方法について解説します。

    裁判官になるまでのステップは、以下の通りです。

    ステップ1.司法試験に合格する

    裁判官になるには、 司法試験に合格する必要があります

    司法試験のおもな受験資格は、以下の通りです。

    • 大学卒業後、法科大学院を修了する
    • 予備試験に合格する

    法科大学院を修了していない場合、予備試験に合格することで受験を資格を得ることが可能。

    予備試験は年齢や学歴問わず、誰でも受験することができます。

    司法試験についてさらに詳しくチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。

    法務省:司法試験

    また、 予備試験を含めた司法試験の最終合格率は3~4%

    かなり難易度の高い試験であり、数年かけて合格を目指す人も多いです。

    ステップ2.司法修習を受ける

    司法試験に合格したあとは、1年間の司法修習を受けます。

    司法試験に合格したとしても、司法修習を受けなければ裁判官・検事・弁護士になることはできません。

    また、 司法修習の最後には「司法修習生考試」があり、修習中した成果を確認されます

    司法修習生考試に合格し、審査をパスすると裁判官になることが可能。

    なお、法曹である裁判官・検事・弁護の中でも、裁判官はとくに責任が重い職業であるため、試験の成績や教官からの評価も重要な審査基準となります。

    ステップ3.判事補として経験を積み「判事」を目指す

    晴れて裁判官になったあとは「未特例判事補」として、働きます。

    未特例判事補として働く間は、一人で裁判を行うことは不可能。

    判事補としての仕事を5年間以上経験し、最高裁判所から指名されると「特例判事補」となり、単独で裁判を行えるようになります。

    さらに、判事補として10年以上の経験を積むと「判事」へと昇格

    判事補から判事になるまでには、長い時間がかかります。

    5.裁判官の仕事はAIに奪われる?

    この章では、 裁判官の将来性について解説します。

    「AIのほうが公平な判断ができる」といわれている

    近年さまざまな職業が「AIに仕事を奪われるのでは?」といわれていますが、裁判官も例外ではありません。

    「 過去の判例データをAIに学習させれば、より公平な判断ができるとといわれているのです。

    また、「感情を持たないAIだからこそ、冷静で客観的なジャッジを下すことが可能」といった意見もあります。

    AIにはバグの危険性がある

    「AIのほうが公平な判断ができる」といわれている一方で、バグの危険性が指摘されています。

    コンピュータプログラムの一種であるAIには、いつでもバグ(誤り)が発生する可能性があります。

    人の人生を左右する裁判でバグが発生することは、断じて許されません

    そのため、「AIに判決を任せるのは不可能だ」という意見も多いです。

    また、「AIだからといって、本当に公平なのか」「AIが人を裁くのは倫理的に問題があるのではないか」という指摘も少なくありません。

    近年中にAIに仕事を奪われる可能性は低い

    現憲法で定められている 裁判官に関する条文は「人間であること」を前提としており、AIに裁判官になる権利はないと考えられます。

    さらに、過去の判例をデータベース化し実用可能なAIが開発されるまでには、まだまだ時間がかかると推測できます。

    遠い未来ではAIが裁判に参加している可能性もありますが、今後十数年間で裁判官の仕事がAIに奪われることはないでしょう。

    6.ちなみに、あなたの”推定年収”はいくら?

    少しだけ話がそれますが、自分自身の「推定年収」がいくらなのかも気になりませんか?

    ミイダス」というサービスを使うと、200万人の年収データと転職実績データを元に、あなたの推定年収を計測することができます。

    約20の質問に答えていくだけで、「◯◯万円」という形であなたが本来貰うべき年収を打ち出してくれるので、試してみると面白いですよ。

    推定年収の計測は無料ですし、測定は3分ほどでサクッと終わります。

    また、推定年収の測定が終わった後、簡単な会員登録を済ませておけば「年収に見合った企業からのオファー」も確認可能です。

    ▼会員登録で企業からのオファーを確認できる

    登録だけ済ませておくと、随時あなたの年収やスキルに見合った企業からオファーが届くので、自分の市場価値を把握するのにも役立ちますよ。

    せっかくなので、裁判官の平均年収「600~1,000万円」に自分の推定年収が達しているか、確認してみてくださいね。

    \3分ほどで測定できます/

    ミイダスはアプリ版もある

    アプリをダウンロードしておけば、電車の待ち時間など、ちょっとした隙間時間を使って年収診断を行えます。

    忙しい人は、今のうちダウンロードだけでも済ませておくのがおすすめですよ。

    アプリのダウンロードはこちら!

    まとめ

    裁判官の年収は、600~1,000万円程度です。

    日本の平均年収をはるかに上回っていますが、 裁判官は重責を担う職業

    ときに人の人生を左右する裁判官の年収が高いのは、ある意味「当然」といえるでしょう。

    裁判官になるのは決して簡単なことはではありませんが「社会に役立ちたい」「やりがいを感じたい」という方は、司法試験に挑戦してみてはいかがでしょうか?

  • 3分で分かる!転職サービス診断

    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

    最適度0%
  • 自分に最適な転職サイトを探すなら

    新着記事