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トヨタの平均年収は「有価証券報告書」（2020月3月31日現在）によると、865万円です。
しかし、トヨタの平均年収は、年齢や役職、職種などによって異なります。
そこでこの記事では、年齢・職種・役職別の年収、デンソーといったグループ関連会社の年収、ホンダなどを含めた競合他社比較ランキングなどを解説しましょう。
本ページを読んでいただければ、就職・転職前に知っておきたい年収事情がわかりますので、ぜひ参考にしてください。
※トヨタ自動車のコロナへの対応に関しては、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について」「当社拠点におけるコロナウイルス感染者発生状況」をご覧ください。各種サポート活動なども行っています。（2021年4月9日時点）
１．トヨタ自動車の平均年収は865万円！年収ランキングも紹介
公表している「有価証券報告書」によると、2020月3月31日現在、トヨタの平均年収は8,658,711円です。
世界でも有名な自動車メーカーに相応しい年収額と言えるのではないでしょうか。
また、国税庁の「令和元年分 民間給与実態統計調査」による日本の平均年収は「436万円」であり、比較すると倍近く差があります。
ここでは、そんなトヨタの平均年収推移や上場企業内での年収ランキングなどを紹介します。
近年の平均年収推移は800万円以上を維持
トヨタの近年の平均年収推移は、以下の通りです。
| 年度 | 平均年収 |
|---|---|
| 2013年度 | 794万円 |
| 2014年度 | 838万円 |
| 2015年度 | 851万円 |
| 2016年度 | 852万円 |
| 2017年度 | 831万円 |
| 2018年度 | 851万円 |
| 2019年度 | 865万円 |
（参考：有価証券報告書・四半期報告書 アーカイブズ｜TOYOTA）
2013年度から2019年度までの推移をみると、安定した年収を保っていることがわかります。
また、2014年度以降、平均年収800万円以上をキープしています。
2020年の自動車世界販売台数1位
2020年の自動車世界販売台数において、トヨタ自動車は1位です。
2019年は、フォルクスワーゲンに次ぎ、世界販売台数2位でした。
公式サイトの「販売・生産・輸出実績」によると、2020年の世界販売台数は9,528,438台になっており（ダイハツ工業と日野自動車含む）、5年ぶりにナンバーワンです。
つまり、日本国内だけでなく、世界規模で見てもトップクラスの会社と言えます。
上場企業中の年収ランキングは232位
2021年4月現在の「Ullet」のデータによると、上場企業約3,800社中、トヨタの年収額は232位と上位10％以内をキープしています。
キーエンスや三菱商事などと比較した場合、落ち着いた数値ではありますが、それでも800万円以上です。
なにより従業員数70,000万人の平均と考えると、全体的に見てハイアベレージを記録しているとわかります（トップ20位中であれば、一番多くても三菱商事の約6,000人）。
自動車会社の年収ランキングを知りたい方は、本記事の「７．トヨタの年収は低い？ホンダなどを含む競合他社比較ランキング」をご覧ください。
２．【年代別】トヨタ自動車の平均年収！35歳でどれぐらい？
トヨタ自動車の平均年収は、年代によってどれぐらい異なるのでしょうか。
口コミの結果を参考にすると、以下のような年代別平均年収です。
| 年代 | 平均年収 | 最高年収 | 国内の平均値 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 410万円 | 550万円 | 264～369万円 |
| 30代 | 550万円 | 700万円 | 410～445万円 |
| 40代 | 700万円 | 900万円 | 476～499万円 |
| 50代 | 900万円 | 1,200万円 | 518～525万円 |
（参考：転職会議｜2021年4月9日）
※口コミによる結果のため、実際の年収とは異なる可能性があります
（参考：令和元年分 民間給与実態統計調査｜国税庁）
どの年代も、国内の平均値より高年収の傾向にあります。
35歳であれば、400～700万円程度の年収を目指せると予想できるでしょう。
実際、20～30代の「給与に満足している」「ボーナスもわるくない」といった口コミも散見されます。
30代
工務
（前略）ボーナスの一回あたりでもらえる金額も他社・同級生と比較しても高いと感じます。サラリーマンでは当たり前かもしれませんが、減給が基本的にないことと、昇給のレベル感(上がり幅)が他社の大企業と比較してもかなり大きいと感じます。入社したてと10年以上経った今、友達と比較しても差が大きいです。
40代～50代になると、役職についている社員も多く、主任や課長といった役職別の年収を知りたい方は、「４．【役職別】トヨタ自動車の平均年収｜主任・基幹職・幹部職」をご覧ください。
３．【職種別】営業・ディーラーなどのトヨタ自動車の平均年収
トヨタ自動車の平均年収は、職種によっても大きく異なります。
口コミの結果を参考にすると、次のような職種別平均年収です。
| 職種 | 平均年収 | 平均残業時間 |
|---|---|---|
| 営業 | 563万円 | 月21.8時間 |
| 経営管理 | 634万円 | 月29.4時間 |
| 経営企画・事業開発 | 745万円 | 月21.5時間 |
| マーケティング・企画 | 731万円 | 月28.6時間 |
| システム開発（制御系） | 607万円 | 月30.2時間 |
| 機械関連 | 643万円 | 月25.2時間 |
| 電気・電子関連 | 633万円 | 月22.2時間 |
| 半導体関連 | 646万円 | 月27.5時間 |
（参考：転職会議｜2021年4月9日）
※口コミによる結果のため、実際の年収とは異なる可能性があります
平均年収600～700万円台の職種が多いため、どの仕事も高年収を目指せる傾向にあるでしょう。
また、これらの数値はあくまでも平均値であり、実際にはもっと高い年収になっている方も少なくありません。
例えば以下のディーラーの求人では、年収例として800万円以上を提示しています。
（引用：リクナビNEXT｜2021年4月9日）
また、以下のような「予定年収～1,400万円」としている求人も少なくありません。
（引用：doda｜2021年4月9日）
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４．【役職別】トヨタ自動車の平均年収｜主任・基幹職・幹部職
トヨタでは担当から部長までの役職があり、昇進して上位の役職に就くことで年収も高くなります。
トヨタの年収について知るなら、役職ごとの年収について知っておきましょう。
口コミを参考にすると、主任の場合、年収1,000万円程度を目指せるようです。
20代後半
経営企画
（前略）差がつくのは主任に上がれるタイミング、基幹職(課長以上)に上がるタイミング。目安として、入社9年目ぐらいで主任に昇格し、1000万＋αぐらい。（後略）
課長になれば年収1,300万円になれる、部長で2,000万円、という口コミもあります。
20代後半
物流、購買、資材調達
（前略）
一年目 350万
二年目 450万
三年目 500万
四年目 650万
五年目 750万
六年目 800万
七年目 850万
主任 1000万
課長 1300万
（後略）
20代後半
経営企画
（前略）10年目主任で1000万円レベルと、時給換算すると非常によい待遇。より高給な会社はハイリスクなプロフェッショナル職か総合商社くらいかと。また、40歳前後で管理職になると、1300万円レベルになり、そこからは狭き門ながら、部長で2000万レベルまで可能性としてはある。（後略）
以上の結果をまとめると、次のような役職別年収目安となります。
【トヨタの役職別の推定年収】
- 主任：1,000万円程度
- 課長級（基幹職）：1,300万円程度
- 次長・部長・常務理事・常務役員（幹部職）：2,000万円程度
※口コミよる結果のため、推定年収として参考にしてください
部長などの幹部職まで昇進できれば、おおよそ日本トップクラスの給与所得者となれるでしょう。
５．高卒・院卒などトヨタ自動車の学歴による年収の差とは
トヨタでは年齢や職種、役職だけでなく、学歴によっても年収が異なります。
ここからはトヨタの学歴による年収の違いについて見ていきましょう。
高卒・大卒の平均年収の違い
高卒と大卒では配置場所が異なっており、公式採用ページの「高校生向けリクルートサイト」によると、高卒の場合、基本的には工場勤務となります。
大卒の場合は、幹部候補となるため、その分年収も上がりやすくなり、高卒よりも年収が高い傾向にあります。
ただし以下の口コミのように、工場勤務と言えども、他の企業の年収に比べると非常に高い額が予想されます。
大卒と大学院卒の初任給の違い
トヨタの学歴別の初任給は、次の通りです。
| 職種 | 初任給 |
|---|---|
| 事務職・技術職（総合職） |
|
| 業務職（一般職） |
|
| 国内平均 |
|
（参考：採用情報｜TOYOTA）
（参考：令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況：1 学歴別にみた初任給｜厚生労働省）
事務職・技術職（総合職）であれば、国内平均と同等の初任給を期待できます。
事務職・技術職（総合職）は、企画職や研究職なども担う仕事だからこそ、初任給の段階でも高いと予想できるでしょう。
業務職の場合、一部の領域で活躍を期待される仕事のため、事務職・技術職（総合職）とは異なった初任給となっているようです。
６．デンソーも高い！トヨタ自動車のグループ関連会社の平均年収
トヨタ自動車だけではなく、トヨタのグループ会社・子会社の平均年収も知りたくないでしょうか。
トヨタのグループ会社は、主に以下の企業です。
- 豊田自動織機
- 愛知製鋼
- ジェイテクト
- 豊田通商
- アイシン精機
- デンソー
- トヨタ紡織
- 東和不動産
- 日野自動車
- ダイハツ工業
- トヨタホーム など
この章では、トヨタのグループ関連会社の平均年収を解説していきます。
ジェイテクト：696万円
「有価証券報告書（2020年3月期）」によると、ジェイテクトの平均年収は696万円程度です。
ジェイテクトは、ヤマザキマザックやDMG森精機・オークマと並ぶ日系四大工作機械メーカーの一つです。
アイシン精機（現：アイシン）：709万円
「有価証券報告書（2020年3月期）」によると、アイシン精機（現：アイシン）の平均年収は709万円程度です。
アイシン精機はトヨタグループの自動車部品メーカーで、フランスのプジョーにも部品を供給しています。
投資者にとって投資魅力の高い会社が選定される「JPX日経400」にも選ばれている、安全性の高い優良企業の一つです（輸送用危機）。
デンソー：797万円
「有価証券報告書（2020年3月期）」によると、デンソーの平均年収は797万円程度です。
デンソーは「日本電装株式会社」として創業して以来、トヨタを中心としたメーカーに自動車部品を製造・販売してきた会社です。
豊田自動織機：810万円
「有価証券報告書（2020年3月期）」によると、豊田自動織機の平均年収は810万円程度です。
豊田自動織機は、繊維機械の製造のほか、自動車関連部品の生産も行なっています。
また同社は、次のような実績を誇っているグローバル企業です。
- 「カーエアコン用コンプレッサー」などが世界シェアNo.1
- 54年連続でフォークリフト国内販売台数No.1 など
（参考：豊田自動織機早わかり｜豊田自動織機）
豊田通商：1,100万円
「有価証券報告書（2020年3月期）」によると、豊田通商の平均年収は1,100万円程度です。
豊田通商は総合商社であり、自動車・金属・機械・石油・保険などを取り扱っています。
日本が誇る「7大商社」の一つとしても有名です。
利益に結びつきやすい商社だけあり、トヨタ自動車より高い平均年収額を誇ります。
７．トヨタの年収は低い？ホンダなどを含む競合他社比較ランキング
2019～2020年の国内の自動車業界において、トヨタ自動車の平均年収はトップです。
| 順位 | 社名 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1 | トヨタ | 865 |
| 2 | ホンダ | 816 |
| 3 | 日産自動車 | 810 |
| 4 | いすゞ自動車 | 776 |
| 5 | 三菱自動車工業 | 731 |
| 6 | スズキ | 691 |
| 7 | マツダ | 664 |
| 8 | 日野自動車 | 653 |
| 9 | SUBARU | 640 |
（参考：有価証券報告書）
平均年収800万円台になっているのは、トヨタとホンダ、日産自動車だけです。
なぜトヨタがナンバーワンになっているのか確認するために、2019～2020年の3社の売上高も見ておきましょう。
| 順位 | 社名 | 売上高 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 1 | トヨタ | 299,299億円 | 74,132人 |
| 2 | ホンダ | 99,590億円 | 25,379人 |
| 3 | 日産自動車 | 98,788億円 | 22,717人 |
（参考：有価証券報告書）
自動車業界の売上高・従業員数のTOP3は、平均年収TOP3と同じです。
「１．トヨタ自動車の平均年収は865万円！年収ランキングも紹介」で紹介した通り、トヨタはグローバル企業で世界的な知名度も高いため、今後も国内の自動車業界ランキングにおいて、トップクラスの位置をキープすると予想できるでしょう。
８．トヨタ自動車に転職する上で知っておくべきポイント
ここからはトヨタに転職する上で知っておくべきポイントとして、以下2つを解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
異業種から転職することも可能
トヨタは、異業種からの転職をすることも可能です。
なぜなら、以下のようにキャリア採用ページにも記載されているからです。
（前略）
トヨタでは、同業種はもちろん、異業種で活躍された方々も積極的に採用しており、既に異業種から転職された方々が多数活躍されています。
（引用：キャリア採用情報｜TOYOTA）
そのため、異業種だからといって転職を諦める必要はありません。
ただし応募する職種と類似したスキル、マッチした能力が求められるため、どんな人でも簡単に転職できるとは限らないでしょう。
女性を積極的に採用している
トヨタは、女性を積極的に採用しています。
実際、女性活躍に関して、次のような目標を掲げています。
- 女性管理職数：2014年時点に対して、2025年に4倍、2030年に5倍
- テレワーク・在宅勤務の利用者数：2025年時点で全社員の50％以上 など
（参考：女性活躍推進の取り組み｜TOYOTA）
また現在でも、保育費補助など様々な制度を充実させており、女性が働きやすい環境となっています。
そのため、男性だけでなく女性にもトヨタへの転職をおすすめできます。
９．トヨタ自動車に転職するなら転職エージェントの利用がおすすめ
トヨタの仕事は、自動車や関連部品・用品の設計及び製造、販売事業、金融事業、住宅設計、情報通信事業など事業内容は多岐に渡ります。
そのため、転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
「doda」では、トヨタの「平均年収」や「働いている社員のリアルな口コミ」も掲載しているので、ぜひ参考してくださいね。
（参考：トヨタ自動車株式会社の求人・中途採用・転職情報｜doda）
2020年12月3日時点で、トヨタ自動車の求人を73件掲載しているので、掲載が終了する前に登録しておきましょう。
新着求人に早めにエントリーすれば、他の転職希望者と差をつけることができますよ。
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まとめ
トヨタは日本を代表する企業であり、世界規模でも有名な自動車メーカーです。
トヨタの平均年収は「865万円」であり、国内の平均よりも高いですが、ダントツで高いというわけではありません。
しかし、トヨタは誰もが憧れる企業であり、働くモチベーションは年収以外にもたくさんあります。
世界トップクラスの自動車メーカーで働きたいという夢がある方は、トヨタ自動車に転職してみてはいかがでしょうか。
※トヨタ自動車のコロナへの対応に関しては、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について」「当社拠点におけるコロナウイルス感染者発生状況」をご覧ください。各種サポート活動なども行っています。（2021年4月9日時点）
20代
現場
給与、ボーナス等については文句無く高い水準だと思います。（後略）