最終更新日:2020/09/02
未経験や無資格でも働くことが可能な調剤薬局の給料は、年収にして250万円から300万円です。
給料が安い理由は、無資格未経験でも働ける、給料が安くても働きたい人が多いからです。
つまり人気職種な訳ですね。
もし給料をアップしたいなら、調剤報酬請求事務専門士1級を取得したり、別の薬局に転職する方法があります。
この記事では、正社員だけでなくパートやアルバイト、また派遣といった働き方も可能な調剤薬局事務の給料、給料アップの方法について、詳しくご紹介します。
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1.調剤薬局事務の年収は250万円から300万円
調剤薬局事務の平均年収は300万円です。
ただし、年齢や薬局のある地域ごとに、金額には違いがあります。
まずは一般的な平均年収と年齢別の平均年収をそれぞれ見ていきましょう。
調剤薬局事務の平均年収は300万円
調剤薬局事務の平均年収は300万円です。
調剤薬局事務は、薬局やドラッグストアに付属する調剤薬局の増加と共に誕生した、比較的新しい職種です。
そのため、長く働いているベテランスタッフが少なく、給与の実績が低いのが現状です。
また女性が採用されることが多い仕事ですが、結婚や妊娠、出産では退職せざるを得ないため、給与が伸びないことも年収の低さにつながっています。
調剤薬局事務の年齢別平均年収
調剤事務薬局は年齢によっても年収が変わります。
働いている人は、比較的幅広い年齢層に分布していて退職後に働く人もいます。
在籍数の多い年齢層と給料の関係を分かりやすく表で見てみましょう。
今回は正社員の年収をご紹介します。
<調剤薬局事務の年収と月収>
年齢 | 年収 | 平均月収 |
---|---|---|
20歳~24歳 | 171万円 | 10.7万円 |
25歳~29歳 | 213万円 | 13.3万円 |
30歳~34歳 | 234万円 | 14.6万円 |
35歳~39歳 | 267万円 | 16.7万円 |
40歳~44歳 | 300万円 | 18.8万円 |
45歳~49歳 | 336万円 | 21.0万円 |
年収はボーナス年4ヶ月分を含んだ額です。
年齢が上がると共に、給料も少しずつ上がっていっているのが分かります。
実際の手取りは、この金額から保険料などが引かれた額となります。
2.調剤薬局事務の給料は雇用形態で変わる
調剤薬局事務の雇用形態は、正社員だけでなくパートやアルバイト、派遣社員など様々です。
正社員にはボーナスがありますが、パートやアルバイト、また派遣社員にはボーナスがありませんので、その分給料は下がります。
今回は3つの雇用形態別に、給料はどう違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
正社員:手取り月20万円
正社員の月収は、年齢や薬局のある地域などによって違いがありますが、16万円から20万円の間で、平均は20万円となっています。
比較的残業の少ない仕事ですが、残業の多い薬局では残業代を入れると20万円を超えることもあります。
正社員の場合、毎月の給与から雇用保険や健康保険などが引かれるため、実際に受け取る手取りは平均16万円ということになります。
パート・アルバイト:平均時給800円
調剤薬局事務のパートやアルバイトの時給は、平均して800円です。
厚生労働省が定めている「地域別最低賃金」では、東京都が985円、最も低い鹿児島県で761円と地域差があります。
調剤薬局事務の時給はこの最低賃金とほぼ同額です。
調剤薬局事務では短期間で辞める人が多いことから、時給は上がりにくい傾向にあります。
派遣社員:時給1,500~1,800円
派遣社員の時給は、1,500円~1,800円が平均です。
派遣会社の場合は、経験者が派遣されることも多く、仕事内容は正社員と変わりませんが、時給換算での支給となりますのでパートやアルバイトよりは高めです。
ただし勤務状況によっては、雇用保険や健康保険に加入することも可能なので、そうなると手取りの給料は保険料を差し引かれた額となります。
このように調剤薬局事務の給与は、他の職種に比べて低めです。
なぜ調剤薬局事務の給料は安いのか、その理由について、次でご紹介します。
3.調剤薬局事務の給料が安い理由
調剤薬局事務は、先にご紹介したように、正社員でも比較的年収が低い仕事です。
そのためせっかく働きたいと考えても、給料の安さに悩んでしまうということもありますよね。
なぜ調剤薬局事務の給料は低いのか、その理由について2つのことをご紹介します。
無資格未経験でも働くことが可能なため
調剤薬局事務は、国家資格など資格が必要な仕事ではありません。
パソコン入力など、事務関係に必要な知識と技量があれば問題ありません。
ただし、レセプト(医療報酬の明細書)をパソコンで入力し打ち出す仕事なので、薬に対する専門知識は必要となります。
こちらの問題も、薬局ごとに置かれている薬には違いがありますので、入社してから教えてもらえれば問題ありません。
さらに採用されやすい人材となるためには、資格関連の会社で販売されている教材や、ハローワークなどでおこなわれている研修を受けるといいでしょう。
給料が安くても働きたい人が多いから
調剤薬局事務は、女性にとって働きやすい仕事であることから、給料が安くても応募が殺到します。
女性にとって人気である理由は、以下の4つです。
- 接客が多い
- 資格が不要
- 事務経験がある人やパソコン作業ができる人は採用されやすい
- 再就職しやすい
特に女性の場合、男性と違って結婚や夫の転勤などで、知らない土地で生活することも多く、また仕事をしたいと考えた時に仕事が見つけにくいことが多くあります。
特に出産で退職して、子育てが落ち着いた時に、再び仕事をしようと考えた場合にレジ打ちやコンビニ店員といった仕事しかない、ということがよくありますよね。
調剤薬局事務は、以前に仕事をしたことがあると、「経験者」として採用されやすい仕事です。
そういったことから、結婚や出産を見越して、調剤薬局事務として経験を積み、退職したあとにまた再就職するという人が増えているのです。
社会復帰を考える主婦におすすめの資格については、「資格を取りたい主婦の方必見!社会復帰に役立つ資格6選」も参考にしてみてくださいね。
4.調剤薬局事務で給料アップを目指す方法
調剤薬局事務がこれから広く認知されていけば、給与が見直される可能性もありますが、それをただ待っているだけでは何も変わりませんよね。
調剤薬局事務としてこれからも働き続けたい、また認定資格を取って働いてみたい、と考えているあなたのために、現状を変えるためにすぐできる2つのことをご紹介します。
調剤報酬請求事務専門士1級を取得する
調剤報酬請求事務専門士とは、2年ごとに更新される調剤報酬改定に対応し、的確な算定や説明ができる、調剤報酬のエキスパートです。
他の資格と違い、履歴書に正式に記載できる「専門士」の資格です。
1級から3級まであり、1級は合格率が15%~20%と難関であることから、資格を取得すれば資格手当が付く、採用される薬局の範囲が広がるといったメリットがあります。
2年ごとに更新の必要がありますが、調剤薬局事務としてキャリアを積むことを考えているなら、ぜひチャレンジしたい資格です。
詳しく知りたい方は、調剤報酬請求事務専門士検定協会の公式サイトをご覧ください。
またキャリアアップする方法として、「医療事務」の資格を取ることもおすすめです。
調剤薬局事務の場合は、調剤薬局のみが就職の場ですが、医療事務の資格があれば、病院の受付などもできるので、仕事の幅が広がります。
「医療事務の給料や手取りを公開!転職や給料アップにおすすめの資格も」もぜひ参考にしてみてくださいね。
別の薬局に転職する
調剤薬局事務の給料は、薬局ごとに違いがあります。
例えば、大きなチェーン店が多くあるドラッグストアに付属している調剤薬局なら、他の薬局より給料は高くなります。
経験がほとんどない場合は、どうしても給料は低くなってしまいますが、ある程度経験を積んでいて実績もあるのであれば、もっと給料の高い薬局で働くことも考えましょう。
薬剤師などの専門職に比べれば、どうしても調剤薬局事務の給料は低くされてしまう傾向にありますが、薬剤師のサポートなど調剤薬局事務の仕事は重要です。
安い給料で我慢せず、転職エージェントを利用して納得のいく給料で働くようにしましょう。
転職エージェントは、どういった職場で働きたいのか、また自分に合った職場はどんなところか、自分一人では解決できない悩みに相談に乗ってくれます。
さらに豊富な転職先の情報を持っているので、「転職に失敗したらどうしよう」という不安に悩まされることもありません。
調剤薬局事務は人数が少ない職場だけに、転職先は慎重に選びたいというあなたも、安心して相談してみましょう。
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まとめ
調剤薬局事務の平均年収は300万円です。
手取りが約200万円と考えると、ボーナスがあっても他の業種と比べると低めの給料であることが分かります。
女性が多く採用される仕事であり、資格がなくてもできる仕事であるため、給与面では優遇されにくい現状にある調剤薬局事務の仕事ですが、社会復帰を目指す主婦には人気の仕事です。
調剤薬局事務をする場合、調剤報酬請求事務専門士の資格を目指す、また働きながら「調剤報酬請求事務技能認定」「調剤事務管理士」といった民間資格を取得するなどして、キャリアを身につけましょう。
また薬局によって、調剤薬局事務の給与には違いがあります。
今の薬局の待遇に不満がある場合には、より良い待遇の薬局を探し、転職することをおすすめします。
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