「暗喩(隠喩)」の意味と例文!その他の比喩表現や英語も解説!

暗喩(隠喩)の意味とは ビジネス用語

比喩は分かるけど、暗喩ってどういう意味だろう」

「暗喩(隠喩)」は、 「〜のような」という言葉を使わずに、物事に例える表現技法です。
※暗喩と隠喩は同じ意味です。

反対に、「〜のような」という言葉を使った表現を「直喩(明喩)」と言います。

直接的に物事に例えるのを直喩といい、例えをほのめかしているのが暗喩です。

そして比喩とは、「直喩」や「暗喩」などを総称した言葉です。

本記事では、「暗喩」や「直喩」の意味を詳しく解説しながら、例文も紹介していきます。

さらに、英語表現や、その他の比喩表現である「換喩(かんゆ)」や「提喩(ていゆ)」についても解説していきます。

1.「暗喩」の意味:「〜のような」を使わずに物事に例える表現技法

暗喩(隠喩)

読み方:あんゆ(いんゆ)

「〜のような」という言葉を使わずに、物事に例える表現技法

「暗喩」は比喩表現の一つで、 「〜のような」という言葉を使わずに、物事に例える表現技法です。

「暗喩」という言葉そのものを使った例文を紹介します。

<例文>

  • 暗喩は相手に伝わらないこともある。
  • 彼の暗喩は読解が難しい

1-1.「暗喩(隠喩)」の語源

「暗喩」は、「はっきりと表さずに、それとなく物事に喩(たと)えること」を表現する言葉として生まれました。

「暗喩」の「暗」は、「暗に」という言葉があり、「はっきりと表さない、それとなく」という意味があります。

そして「暗喩」の「喩」は、「喩える」という言葉があり、「物事を分かりやすく説明するために、似ていることや具体例に置き換えて話す」という意味があります。
(「例える」と同じ意味です。)

  • :はっきりと表さない、それとなく
  • :物事を説明するために、似ていることや具体例に置き換えて話す

この2つの言葉を合わせた言葉が「暗喩」ということですね。

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  • 1-2.暗喩(隠喩)の技法を用いた例文

    「暗喩」の技法を用いた例文を紹介します。

    <例文>

    • 彼女は天使だ。
    • 彼は現代の魔術師だ。

    このように、「〜のような」という言葉を使わずに似ているものに置き換えて説明するのが「暗喩」です。

    次は、「暗喩」の反対の比喩表現である「直喩」について説明します。

    2.直喩(明喩)の意味:「〜のような」を使って、物事に例える表現技法

    直喩(明喩)

    読み方:ちょくゆ(めいゆ)

    「〜のような」という言葉を使って、物事に例える表現技法

    「直喩(明喩)」は比喩表現の一つで、 「〜のような」という言葉を使って、物事に例える表現技法です。

    「〜のような」の他にも、「まるで〜だ」も「直喩」の表現ですね。

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  • 2-1.直喩(明喩)の語源

    「直喩(明喩)」は、「喩(たとえ)が直接的で、はっきりしていること」を表現する言葉として生まれました。

    「明喩」の「明」には、「はっきりしていること」という意味があります。

    • :はっきりしていること、誰にも分かるように明白であること
    • :物事を説明するために似ていることや具体例に置き換えて話す

    この2つの言葉を合わせた言葉が「明喩(直喩)」ということですね。

    2-2.直喩(明喩)の技法を用いた例文

    直喩を用いた例文を紹介します。

    <例文>

    • 彼の周りはいつも笑顔で溢れている。彼はまるで太陽のような存在だ。
    • 彼が怒った時の顔はまるで鬼のようだ

    このように、「まるで〜のようだ」という表現を使ったのが「直喩」です。

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  • 3.「暗喩(隠喩)」と「直喩(明喩)」の英語:「metaphor」「simile」

    「暗喩」と「直喩」の英語は、以下の通りです。

    • 暗喩:metaphor(メタファー)
    • 直喩:simile(シマリー)

    今回は上記の単語ではなく、暗喩や直喩を英語で表現するにはどうすればいいか、について解説してきます。

    「暗喩」の場合は、「He is a demon」のように、そのまま名詞と名詞を繋げればOKです。

    「直喩」の場合は、「like」や「as」を使うことで、「〜のような」という表現ができます

    「暗喩」と「直喩」の表現を使った英文を紹介していきます。

    3-1.「暗喩」の技法を用いた英文

    「暗喩」の技法を英語で表現するには、そのまま名詞と名詞を繋げましょう。

    「暗喩」の例文を紹介します。

    <例文>

    • She is an angel.
      (彼女は天使だ。)
    • He is a modern magician.
      (彼は現代の魔術師だ。)
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  • 3-2.「直喩」の技法を用いた英文:「like」「as」

    「直喩」の技法を英語で表現するには「like」や「as」を使いましょう。

    「as ~ as 」は「〜と同じくらい~」の意味を表すので、現実の比較だけではなく、「言葉の例え、比喩」として用いられることも多いです。

    「直喩」の例文を紹介します。

    • Your smile is like sunshine.
      (君の笑顔はまるで太陽のようだ。)
    • I slept like a log last night
      (昨日の夜は丸太のように眠ったよ。)
    • She is as cold as ice.
      (彼女は氷のように(態度が)冷たい。)
    • I’m as free as a bird today.
      (今日は鳥のように自由だ。)

    4. その他の比喩表現の使い方と例文:擬人法、換喩、提喩

    比喩表現は、「暗喩」や「直喩」の他にも以下の3つがあります。

    1. 擬人法(ぎじんほう)
    2. 換喩(かんゆ)
    3. 提喩(ていゆ)

    「換喩」と「提喩」は、「暗喩」の一種です。

    順に解説していきます。

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  • ① 擬人法(ぎじんほう)

    擬人法

    読み方:ぎじんほう

    人間ではないものを、あたかも人間であるかのように表現すること

    「擬人法」とは、 「人間ではないものを、あたかも人間であるかのように表現すること」です。

    「喩」という言葉は付いていませんが、「擬人法」も比喩の一種です。

    例えば、「笑う」や「歌う」という行動は、人間がするものですが、物事に使うこともありますよね。
    「鳥が歌う」や「木が笑う」などといった言葉も耳にしたことがあるでしょう。

    「擬人法」の例文を紹介します。

    <例文>

    • 空が泣いている
      (雨が降っている)
    • 今日は投手の球が走っている
      (投手の調子が良い。キレが良い)

    空は泣きませんし、球そのものも走りませんよね。

    このように人間以外のものを、あたかも人間のように表現することを「擬人法」といいます。

    ② 換喩(かんゆ)

    換喩

    読み方:かんゆ

    英語:metonymy(メトミニー)

    隣接するものを、それと関係の深いもので表現する方法

    換喩は、 「隣接するものを、それと関係の深いもので表現する方法」で、「暗喩」の一種です。

    隣接関係を紐付ける時に使います。
    ※隣接関係:近くにあるもの、またはその言葉を聞いて近くだと連想するもの

    少しわかりにくいと思うので、例文をもとに解説していきます。

    <例文>

    • 一升瓶を飲み干した
      一升瓶に入っているお酒を飲み干した。)
    • 自転車がパンクした。
      自転車のタイヤがパンクした。)
    • 黒板を消す。
      黒板に書いてある文字を消す。)

    例文のように、 関係の深い隣接しているものに言い換える表現のことを「換喩」といいます

    3つ目の例文の場合、黒板そのものを消すことはできませんが、「黒板を消す」という言葉で「文字を消す」ことが分かりますよね。

    このように「黒板=黒板に書いてある文字」というような関係を表す時に使います。

    普段何気なく使っている言葉も、よく考えてみると「換喩」になっていることが分かりますよね。

    ③ 提喩(ていゆ)

    提喩

    読み方:ていゆ

    英語:synecdoche(シネクドキ)

    1. 部分的なことで全体を表す(下位概念で上位概念を表す)、またはその逆
    2. カテゴリーに含まれる個別要素を表す

    「提喩」とは、 「部分的なことで全体を表す、またはその逆」を表す技法 で、「暗喩」の一種です。

    「提喩」も少しわかりにくいので、例文をもとに解説していきます。

    <例文>

    • お茶でもどうですか?
      お茶・コーヒーなど
      →お茶という下位概念で、飲み物という上位概念を表す。
    • 会場へ行くはある?
      交通手段
      →交通手段という上位概念を、下位概念である足で表す。
    • 見に行きましょう。

      →花というカテゴリーに含まれる桜を表す。

    例文のように、「上位概念(全体)を下位概念(部位)で表すこと、またはその逆のこと」を「提喩」といいます。

    「提喩」と「換喩」はよく似ており、間違いやすいです。

    そこで、以下に違いをまとめます。

    • 換喩:隣接するものを表す時に使う。
      例:一升瓶(に入っているお酒)を飲み干した。
    • 提喩:上下関係を表す時に使う。
      例:会場へ行く足(交通手段)はある?

    「提喩」も、隣接しているものを表す時に使う表現ですが、上下関係がある場合に使うということですね

    まとめ

    今回は「暗喩(隠喩)」や「直喩(明喩)」、その他の比喩表現について解説しました。

    • 暗喩(隠喩): 「〜のような」という言葉を使わずに、物事に例える表現技法
    • 直喩(明喩):「〜のような」という言葉を使って、物事に例える表現技法
    • 換喩:隣接するものを、それと関係の深いもので表現する
    • 提喩:部分的なことで全体を表す、またはその逆

    それぞれ、普段何気なく使っている表現技法ですよね。

    「直喩」は、「〜のような」という言葉を使っているので、ものに例えていることが相手に伝わりやすいです。

    反対に「暗喩」の場合は、「〜のような」という言葉を使わないので、相手に伝わらない可能性もあります。

    そのため、多用はせずに使い方には注意したいですね。

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