「頭が下がる」の意味は?「頭が上がらない」との違いや類語を例文で解説

頭が下がるの意味とは ビジネス用語

「頭が下がる」って「頭が上がらない」と同じ表現じゃないの?

「頭が下がる」は、 相手に対して深く感心する、尊敬の念を持ったときに使える表現ですが、「頭が上がらない」という表現を同じように使っていませんか。

そこで今回は、「頭が下がる」の詳しい意味や使い方、類語、対義語、英語まで例文を見ながら分かりやすく解説していきます。

「頭が下がる」本来の意味を知って正しく使うことで、相手への尊敬の念を伝えることができますよ。

1.「頭が下がる」の意味とは

相手に対して深く感銘を抱き、尊敬の念をもっているという意味

頭が下がる

読み:あたまがさがる

  1. 「感服する」とは、相手に対して深く感心すること
  2. 「敬服する」とは、深く感心して尊敬の念をもつこと

「頭が下がる」は古くから、相手に対して深く感銘を抱き、尊敬の念をもっているという言葉として使われてきました。

頭を下げる行為に「お辞儀」がありますが、このお辞儀には相手に対して敬意を表す意味があります。

このことから、相手に対して感心したり尊敬の念をもったりしたときに「頭が下がる」という表現を使うようになったのです。

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  • 2.「頭が下がる」と「頭が上がらない」の違い

    「頭が下がる」と「頭が上がらない」は同じようなニュアンスと思われますが、実際は異なる意味をもちます。

    間違った使い方をしないように以下で解説していきます。

    2-1.「頭が上がらない」は負い目を感じるときに使う

    同じような意味をもつ言葉と解釈しがちですが、2つの言葉には違いがあるのです。

    • 「頭が下がる」 ⇒ 感心・尊敬の念をもつ
    • 「頭が上がらない」 ⇒ 負い目を感じる

    感心・尊敬の念をもつ「頭が下がる」に対して、「頭が上がらない」は 負い目を感じるときに使う言葉です。

    同じ意味として使われがちですが、まったく違う言葉であるということを認識しておきましょう。

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  • 2-2.「頭が下がる」との使い分け

    A

    〇君は努力家でいつも勉強して頑張っているので、頭が下がります

    B

    〇君にお金を借りているので、いろいろ不満があるけれど頭が上がりません

    Aは、相手に対して尊敬の念をもっているため、「頭が下がる」を使います。

    一方Bは、相手に負い目を感じているため、「頭が上がらない」を使うとよいでしょう。

    3.「頭が下がる」の使い方と例文

    「頭が上がらない」との違いを知ったところで、「頭が下がる」の詳しい使い方について紹介します。

    どんなときに使うべきか、実際に使う例文を見てみましょう。

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  • 3-1.「頭が下がる」の使い方

    「頭が下がる」は、以下のように言葉を付け足して使います。

    ①頭が下がります

    ②頭が下がる思い

    ③頭が下がる人

    どの言葉も 相手に対して感心・尊敬の念を伝えるときに使えます。

    それぞれの使い方について例文を見ていきましょう。

    3-1.「頭が下がります」

    「頭が下がる」に「ます」を加えた丁寧語で「頭が下がります」という使い方があります。

    直接相手にいったり、日常会話において「頭が下がる対象」をとりあげたりするときに使いましょう。

    • どんなときでも周囲に目を配って気遣う部長の姿に、頭が下がります。(尊敬します)
    • 困難でも立ち向かう彼の姿に、頭が下がります。(感心します)
    • 仕事に対して真面目に取り組む彼女の姿勢は、本当に頭が下がります。(感心します)
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  • 3-2.「頭が下がる思い」

    「頭が下がる」に「思い」を足して、 相手に感心・尊敬する思いを伝える際に「頭が下がる思い」という使い方があります。

    • 彼の努力は、頭が下がる思いです。(尊敬する思い)
    • 仕事に励む彼女の姿勢に、頭が下がる思いです。(感心する思い)
    • いろいろお世話になったことを考えると、ただただ頭が下がる思いです。(感謝する思い)

    上記の例文のように、尊敬のあまりに「感謝する」といったニュアンスも含むことがあります。

    また、「頭が下がる思い」は、「頭が下がります」より丁寧にした表現ですが、「頭が下がる思いでいっぱいです」はより相手に対して感心・尊敬の念を伝えるときに向いています。

    3-3.「頭が下がる人」

    「頭が下がる人」はお辞儀をする人を指しているわけではなく、「 感心する・尊敬できる人」を指したり、表現したりするときに使います。

    • 今の職場の上司はみな尊敬できる人たちだが、中でも直属の上司は頭が下がる人だ。(尊敬できる)
    • シングルマザーのあの人はいつも笑顔で、他のお母さんよりも頭が下がる人である。(感心する)
    • 些細なことでも幸せに感じれる人は頭が下がる人だと思う。(尊敬できる)

    上記のように使えますが、頭が下がる人だとややこしく感じさせてしまうため、「感心できる人、尊敬できる人」と言った方が伝わりやすいでしょう。

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  • 4.「頭が下がる」を使うときの注意点

    「頭が下がる」の使い方について紹介しましたが、「頭が下がる」を使うときには、気をつけなければいけない点があります。

    1. 「頭が下がる」は目上の人には使わない
    2. 「頭が下がる」は繰り返し使わない

    それぞれなぜ注意しなければいけないのかについて解説しましょう。

    4-1.「頭が下がる」は目上の人には使わない

    「頭が下がる」は 目上の人には使わないほうが無難です。

    「頭が下がる」には、感心する・尊敬するといった意味を含むため、目上の人を褒める表現になってしまい、適切ではありません。

    なので、相手に対して尊敬の念を表すには、「お勉強させていただきます。」などを使うようにしましょう。

    目上の人の話を、同僚や部下に話すときには「頭が下がる」と使えます。

    4-2.「頭が下がる」は繰り返し使わない

    「頭が下がる」は 何度も繰り返し使ってはいけません。

    相手に尊敬の気持ちを表現したい気持ちはわかりますが、 何回も使うことでかえって印象を悪くしてしまいます。

    どうしても「頭が下がる」を使いたい場合は、ニュアンスを変えるなど工夫して使うようにしましょう。

    5.「頭が下がる」の類語

    先程のご説明で「頭が下がる」は繰り返し使えない…では、どんな言い換えがあるのだろう。そう思いますよね。

    「頭が下がる」の類語は以下の3つがあります。

    1. 「恐れ入る(おそれいる)」
    2. 「尊敬する(そんけいする)」
    3. 「感銘する(かんめいする)」

    それぞれの意味と例文を紹介しましょう。

    類語1.「恐れ入る」

    恐れ入る

    読み:おそれいる

    1. 自分の悪い点・相手の行為に対して恐縮する
    2. 相手の実力に圧倒される

    「恐れ入る」は 相手の行動や実力があまりにも優れており、すっかり感心してまいったと思うことです。

    「到底かないません」という気持ちがこめられており、謝罪・感謝の場面で使うことができます。

    「恐れ入る」例文

    1. 恐れ入りますが、お飲み物のご注文はいかがなさいますか?
    2. この度はありがたいご教示を賜り、まことに恐れ入ります
    3. お忙しい中、恐れ入ります

    1は「飲み物の準備をしますので、お手数をおかけしますが注文宜しくお願いします。」といった謝罪・確認の意味合いで使います。

    2は相手に対してひどく感銘し、感謝の気持ちを表している文章です。

    3はビジネスメールなどで多く用いられ、「ほかの業務で忙しいところすいません。」といった謝罪と確認を意味します。

    類語2.「尊敬する」

    尊敬する

    読み:そんけい

    1. 相手の行動に対して敬うこと
    2. 動作・状況などを高める言い方

    相手の行動などに対して好意的な印象をもつことであり、そうなりたいと願う意味も含めます。

    同じような言葉に「憧れ」がありますが、「あんな風になれたらいいのに」といった願望で使う言葉です。

    「尊敬する」は、「すばらしい」「偉い」といった気持ちを相手に対して抱くことであり、その結果、「そうなりたい」と「憧れ」の気持ちを抱くことにつながります。

    「尊敬する」例文

    • いつもテキパキと仕事をこなしている〇〇さんを尊敬します
    • 社長の成し遂げた業績には尊敬の念を抱いております。

    相手の行動に対して「すばらしい」と思えることが尊敬を意味し、少しでもそうなりたいと願うのです。

    また、目上の人に対しては、「尊敬の念」という言葉を使うと、より丁寧で相手を敬う言葉になります。

    類語3.「感銘する」

    感銘する

    読み:かんめい

    優れたものに対して、深く感動をする

    「感銘する」とは、 優れたものに対して、深く感動をするという意味として使われます。

    「感心した」は目上の人が目下の人に対して使う言葉であり、目上の人に使うときは「感銘を受けました」といった表現をしましょう。

    「感銘する」例文

    • 恩師の言葉に感銘を受け、自分の考えを見直すきっかけとなりました。
    • 一冊の本に強く感銘を受けました。

    本の著者に対して、深く感動をしたという意味で「感銘する」といった使い方ができます。

    6.「頭が下がる」の対義語

    「頭が下がらない」の類語が分かったところで、対義語について紹介します。

    「頭が上がらない」の反対語を意味する対義語は以下の2つです。

    1. 軽蔑する
    2. 見下す

    それぞれの意味と例文を紹介しましょう。

    対義語1.「軽蔑する」

    軽蔑する

    読み:けいべつ

    自分よりも劣っている・卑しいものに対して使う言葉

    自分がしてほしくないことや社会的モラルに反する行為をした人に対して抱く気持ちです。

    突き抜けて優れている相手に尊敬の念をもつ「頭が上がらない」に対して、「こうなってはいけない」といった戒めの意味も含めています。

    「軽蔑する」の例文

    • 貧乏だからといって他人を軽蔑してはいけません。
    • 彼は決して他人を軽蔑しません。
    • 窃盗罪で捕まった彼を軽蔑します。

    相手に対して自分よりも下であると判断したときに使う言葉です。

    相手が社会的モラル違反や不快にさせるような行為をした場合、「軽蔑する」気持ちをもつのが人間の心情でしょう。

    対義語2.「見下す」

    見下す

    読み:みくだす

    あなどって人を馬鹿にして見ること

    相手が自分よりも劣っていると判断して、小馬鹿にする態度や考え方を指します。

    「見下す」の例文

    • いつも彼女は私を見下しています。
    • 見下すような冷笑を浮かべています。

    どちらも相手に対してよい印象をもたず、あざけて馬鹿にした態度を示すための言葉です。

    冷笑とは本来の笑顔ではなく、しらけて笑う・あざ笑う意味として使います。

    まとめ

    「頭が下がる」とは、 相手の行動に対して尊敬・感謝の意味をもち、「自分もそうなりたい」と願う気持ちも含まれます。

    頭を下げてお辞儀をする姿勢が語源とされます。

    相手のすばらしい行動に自分もいつかなれるように、前向きな気持ちで日々精進していきましょう。

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