「場末」は「ばまつ」ではなく「ばすえ」!意味や使い方・類語を解説

場末の意味とは ビジネス用語

「場末」は「ばすえ」と読み、「繁華街や都心から離れたところ」という意味です。

バーやスナック、ホステスといった、酒場関係の言葉に対して限定的に用いられていれます。

本記事は「場末」の正しい読み方だけでなく、使い方や例文、類語や言い換え表現、英語も解説していきます。

この記事を読んで、あなたも「場末」という語を適切に使いこなせるようになりましょう。

1.「場末」の意味

1-1.繁華街の中心から離れたところ

場末

読み:ばすえ

意味:繁華街の中心から離れたところ。都心から外れたところ。

「場末」とは繁華街の中心や都心から離れたところにある何かを修飾する用語です。

バーやスナック、ホステスといった酒場関係の言葉に対して限定的に用いられていれます

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  • 1-2.「ばまつ」と読むのは間違い

    「場末」の読み方は「ばすえ」であり、「ばまつ」ではありませんので、よく注意しましょう。

    似たような読み間違いとして「世も末」がありますが、こちらも読み方は「よもすえ」であって「よもまつ」ではありません。

    「末」という漢字は普段よく使われるのが「文末」「月末」「年末」など「まつ」と読むことが多いので、「場末」も「ばまつ」と読んでしまうというミスが多いです。

    知らないで「ばまつ」と読んでしまうと恥をかいてしまうので、しっかりと正確な読み方を覚えましょう。

    2.「場末」の使い方と例文

    場末の使い方

    「場末」を使った言葉は、酒場関係の会話や文章で使われます。

    ここでは、場末を使った言葉を4つ紹介します。

    1. 場末のホステス:場末のスナックやキャバクラに在籍している女性
    2. 場末の女:ホステスなどの水商売に従事している女性
    3. 場末のスナック:客があまり来ないスナック、古びた感じのスナック
    4. 場末感:都市の中心から外れた寂れた感じや、賑やかさを失った感じ

    2-1.場末のホステス

    「場末のホステス」とは、場末のスナックやキャバクラに在籍している女性のことを指しています。

    対義語は「銀座のホステス」や「六本木のホステス」といった都心のホステスです。

    都心のホステスに比べて見劣りするといった場合に使うことがあります。

    <例文>

    メイクがケバケバしく、あれではまるで場末のホステスだ。

    2-2.場末の女

    「場末の女」は「場末のホステス」とほぼ同じ意味です。

    つまり単に「女」というだけでホステスを意味していることになり、これは「場末」を知らない人からすると奇妙に思えます。

    しかし、「場末」が慣例的に酒場に対して使用されるため、「場末の女」といえば、ホステスなどの水商売に従事している女性を指していることになるのです。

    <例文>

    銀座の女に比べると、場末の女は化粧も洋服も見劣りする。

    2-3.場末のスナック

    「場末のスナック」は、 客があまり来ないスナック、古びた感じのスナックを指すときに使われます。

    あくまでも「感じ」なので、「場末のスナック」という言葉そのものに「お客さんが少ない」という意味があるわけではありません。

    例えば以下のように使われることもあります。

    <例文>

    食べ物も美味しくない場末のスナックなのに、なぜこんなに人気があるのだろうか。

    2-4.場末感

    「場末」は「場末の」と形容詞的に使用されることが最も多いですが、後ろに「感」をつけることで「場末感」と使うこともあります。

    「場末感」は、 都市の中心から外れた寂れた感じや、賑やかさを失った感じを表現しています。

    実際に「場末感」を使った例文としては以下のようなものがあります。

    <例文>

    このお店は駅前にあるのに、お客さんが少なく、場末感がある。

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  • 3.「場末」の類語・言い換え表現

    場末の類語

    「場末」には、似たような表現があるので、ぜひ覚えておきましょう。

    どれも似ているとはいえニュアンスが異なるので、文脈や場面によって使い分けられるようになるといいですね。

    ここでは以下の5つを紹介します。

    1. 出外れ:最も外側の領域
    2. 町外れ:町の外れ
    3. 陋巷(ろうこう):狭くて汚い路地や、貧しくてむさ苦しい裏町
    4. 裏町(うらまち):表通り(市街の主要な道路)の裏側にある町
    5. 辺境:中央から遠く離れた国境や地域

    それぞれ順番に紹介していきます。

    3-1.出外れ

    「出外れ」とは 「最も外側の領域」を意味しています。

    「場末」が「繁華街や都市の外れ」を限定的に意味するのに対して「出外れ」は「町や村の外れ」を意味するのです。

    そのため「場末」と比べると、より広い意味があることがわかります。

    また、町や村だけでなく、以下のような多様な表現ができることも特徴です。

    <例文>

    • この小さな店は町の出外れにあった。
    • 村の出外れに小川がある。
    • 商店街を出外れたところに病院がある。

    3-2.町外れ

    「町外れ」とは、文字通り 町の外れにあることを意味しています。

    「出外れ」には「町や村の外れ」という意味があると説明しましたが、実際にはあまり使われません。

    町の外れを意味するなら、「町外れ」の方がよく使われます。

    「場末」に寂れた感じや賑やかさを欠いたニュアンスがあるのに対して、「町外れ」にはそのようなニュアンスはありません。

    <例文>

    • 二人で一緒に町外れの丘に行った。
    • 坂の上の町外れのところに、少し古びた本屋があった。
    • 都心に勤務していたが、突然町外れにある事業所に異動を命じられた。

    3-3.陋巷(ろうこう)

    「陋巷」とは、 狭くて汚い路地や、貧しくてむさ苦しい裏町(うらまち)を意味しています。

    そのため、「陋巷」にはネガティブなニュアンスがあるので、その点では「場末」と似ていると言えます。

    しかし、「陋巷」とは路地や裏町といった場所を表しているので、酒場やホステスを形容する「場末」とはその点で異なっています。

    <例文>

    • 彼はこの陋巷で生まれ育った。
    • この陋巷には貧しい人々が住んでいる。
    • 野心に溢れた若者は陋巷の出身だった。

    3-4.裏町(うらまち)

    「裏町」とは 表通り(市街の主要な道路)の裏側にある町のことを指しており、町に限定している点で「場末」とは異なります。

    また、「裏町」は必ずしも繁華街や都市から離れているわけではないことも、「場末」とは異なっています。

    そのため、「裏町」には表通りでは営業していないお店も並んでいることから、転じて 「表舞台には現れない」といったネガティブな意味があります。

    そのような哀愁漂うニュアンスから、演歌によく使われている言葉でもあります。

    例えば鳥羽一郎の『裏町』や美空ひばりの『裏町人生』のように、人生そのもののを表す隠喩として演歌のタイトルにも使われています。

    <例文>

    • あの店は裏町の一番奥にあった。
    • 裏町にある賃貸住宅に住むことにした。
    • 私はこれまで裏町人生を歩んできた。

    3-5.辺境(へんきょう)

    「辺境」とは、 中央から遠く離れた国境や地域のことを意味しています

    そのため、中央から離れたという点では「場末」と共通していますが、「場末」のように繁華街から離れたという意味はありません。

    「場末」が繁華街や酒場といった言葉と一緒に用いられるのに対して、「辺境」は国や地域に対して用いられる点も異なっています。

    <例文>

    • この村は東部の辺境にあった。
    • 日本はアジアの辺境にある。
    • 旅の途中で立ち寄った辺境に地。

    4.「場末」の英語表現と例文

    場末の英語表現

    「場末」を表す英語表現には以下のようなものがあります。

    • outskirts
    • a place far away from the business center
    • suburban

    これらの表現の中でも、 最もよく使われるのが「ourskirts」です。

    では、実際に例文を見てみましょう。

    • The outskirts of Tokyo are being opened up.(東京の場末がだんだんと開ける)
    • There was a place far away from the business center.(そこは場末だった)
    • I live in suburban apartment house.(私は場末の賃貸住宅に住む)
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  • まとめ

    「場末」とは「繁華街や都心から離れた場所」という意味であり、読み方は「ばまつ」ではなく「ばすえ」です。

    スナックなどの酒場やホステスなどを形容する言葉であるため、使用する場面はとても限定的で、普段あまり使う機会は少ないかもしれません。

    しかし、 居酒屋のレビューなどお酒に関係する文章では、頻繁に目にする表現でもあります。

    類語や言い換え表現とのニュアンスの違いを意識しつつ、自在に使いこなせるようになるといいですね。

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