ブルーオーシャンってどんな意味?レッドオーシャンとの違いや使い方を解説

ブルーオーシャンの意味とは ビジネス用語

「ブルーオーシャン」は、「競争相手のいない未開拓の市場」を表す用語です。

一方「レッドオーシャン」は、「競争相手の多い市場・分野」を表す用語です。

2つを比較すると「競争が激しいかどうか」の違いがあり、マーケティング用語としてよく使われます。

本記事では、「ブルーオーシャンとレッドオーシャン」の意味と使い方だけでなく、マーケティングにおいて頻繁に使用する用語についても解説します。

この記事を読むことで、Webマーケターとしての知識を1つ増やすことが可能ですよ。

1.「ブルーオーシャン」の意味

ブルーオーシャン(blue ocean)

意味:競争相手のいない未開拓の市場

「ブルーオーシャン」は、 「競争相手のいない未開拓の市場」を表すマーケティング用語です。

INSEAD(欧州経営大学院)のW・チャン・キム教授とレネ・モボルニュ教授の共著「ブルー・オーシャン戦略」の中で提唱されました。

直訳すると「ブルーオーシャン」は「青い海」という意味です。

「青い海」の「のどかで緩やかなイメージ」から、「競争相手のいない未開拓の市場」という意味が導かれました。

比較的新しいビジネス用語なので、この記事でしっかり意味や使い方を覚えていきましょう。

「競争相手のいない未開拓の市場」

「ブルーオーシャン」つまり 「競争相手のいない未開拓の市場」を見つけることは、ビジネス成功のカギとなります

競争が激しい業界ではライバルがたくさんいるため、ビジネスを成功させるのが難しいです。

そのため、競争相手が少ない「ブルーオーシャン」市場の開拓が重要です。

ただ、ライバルが少ない市場に参入できたとしても、すぐ模倣できる商品では後から参入してきたライバルに飲み込まれてしまいます。

簡単に真似できない商品・サービスを開発することが求められるでしょう。

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  • 「ブルーオーシャン戦略」の意味

    ブルーオーシャン戦略

    意味:競合がいない市場でビジネスをする戦略

    「ブルーオーシャン戦略」とは、「競合がいない市場でビジネスをする戦略」のことで、マーケティングに欠かせない戦略のひとつです。

    決して、楽して稼げる市場を発掘するのではなく、利益を挙げられる市場を見つけることが重要です。

    そのために、想定した顧客が求めるニーズを洗い出し、新しい商品やサービスを売るための戦略を立てる必要があります。

    2.「ブルーオーシャン」「ブルーオーシャン戦略」の使い方と例文

    「ブルーオーシャン」の存在は、長期の安定した利益獲得のためには無視できません。

    「ブルーオーシャン」をいかにビジネスに発展させるかを考えることが、マーケティングには必要です

    マーケティングの現場で使われる、用語「ブルーオーシャン」と「ブルーオーシャン戦略」の使い方について解説します。

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  • 「ブルーオーシャンを〇〇する」

    マーケティングの現場では、よく「ブルーオーシャンを〇〇する」という言い方をします。

    「ブルーオーシャン」は「未開拓の市場」なので基本的に見つけ出す必要があり、「創造する」「構築する」といった言葉と共に使われることが多いです。

    例文

    • ブルーオーシャンを創造し、AIシステムを搭載した新製品を売り出す。
    • 自らブルーオーシャンを構築することが、事業成功につながる。

    「ブルーオーシャン戦略を〇〇する」

    ブルーオーシャンを開拓するためには「ブルーオーシャン戦略」が必須です。

    「ブルーオーシャン」は、ただ探して見つけるだけでは利益になりません。

    「ブルーオーシャン」を開拓するための戦略を掲げ、それを実践していく必要があります。

    例文

    • 社長は、来期の事業計画の一つにブルーオーシャン戦略を掲げた。
    • ブルーオーシャン戦略の成功事例を検討する。

    ブルーオーシャン戦略の成功例

    「ブルーオーシャン戦略」を取って成功した企業の例を一部紹介します。

    会社名 成功事例
    ユニクロ 機能性衣料品「フリース」シリーズを低価格で売り出してヒット
    任天堂 子どもから大人までが扱えるゲーム機「Wii」を売り出してヒット

    実用衣料品の生産販売を展開する「ユニクロ」は、「フリース」の開発によって「ブルーオーシャン」の開拓に成功しました。

    その後も顧客が求める潜在価値を見出し、自家発熱するインナー「ヒートテック」、発汗性・防臭性に優れた「シルキードライ」などを開発し、次々ヒットさせています。

    また「任天堂」は複雑で高度な操作を必要とするゲームが、次々と世に送り出されている中、操作しやすいリモコンが特徴の「Wii」を販売しました。

    「Wii」の開発スタッフは、キム教授とモボルニュ教授の「ブルー・オーシャン戦略」を呼んで、着想を得たのだそうで、見事ヒット商品になっています。

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  • 3.「レッドオーシャン」の意味

    レッドオーシャン(red ocean)

    意味:競争相手の多い市場・分野

    「ブルーオーシャン」の対義語は「レッドオーシャン」です。

    「レッドオーシャン」の意味は「競争相手の多い市場・分野」となり、企業同士の競争が激化している市場のことを指します。

    「レッドオーシャン」の意味と使い方についても知っておきましょう。

    「競争相手の多い業界・市場」

    「レッドオーシャン」つまり「競争相手の多い業界・市場」で戦うことはビジネスにおいて非常に難しいです。

    競合他社が多いため価格競争に陥り、薄利多売の状況になる可能性があるためです。

    確実に需要があり、新しいブルーオーシャンの市場を開拓する手間はなくなるものの、複数の競合と違う「独自性」を見出して、商品・サービスを展開していく必要があるでしょう。

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  • 「レッドオーシャン戦略」

    「ブルーオーシャン戦略」と同様に「レッドオーシャン戦略」も存在します。

    「レッドオーシャン戦略」は、既存の自社サービス・製品の売り上げ拡大を狙う戦略手法のことです。

    先にも説明したように、競合他社と差別化を図り、「独自性」を見出してシェアを拡大していく必要があります。

    また「レッドオーシャンの中からブルーオーシャンを開拓する」という手法を取ることも可能です。

    例えば格安SIMはスマホ業界という「レッドオーシャン」から生まれた「ブルーオーシャン」の分野です。

    独自性を見出す手法については様々ありますので、あえてレッドオーシャンを選択する選択肢もあることを知っておくと良いでしょう。

    4.「レッドオーシャン」の使い方と例文

    「レッドオーシャン」の意味について理解したところで、次に「レッドオーシャン」の使い方と例文を説明します

    「レッドオーシャン」は競合が高く、価格競争が起きやすい市場ではあるものの、確実に需要のある業界です。

    下記のような利用方法ができますので、例文と共に覚えておきましょう。

    例文

    • レッドオーシャンの業界でこれ以上やっていくのは厳しい。
    • レッドオーシャンに勝ち抜くために、自社のブランディングを強化する。
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  • 5.「ブルーオーシャン」のメリット・デメリット

    「ブルーオーシャン」にはメリット・デメリットがあります。

    マーケティングを成功させるためには、どちらも把握しておくことが大切です。

    それぞれ説明していくので、1つ1つ確認していきましょう。

    メリット1.高付加価値をつけることができる

    「ブルーオーシャン」の開拓に成功すれば、商品やサービスに高付加価値をつけることが可能です。

    高付加価値商品は、できるだけ高い値段で販売されるため、多くの利益を企業にもたらします。

    競争相手のいない「ブルーオーシャン」なら、顧客の取り合いは起こらないため、価格を上げても顧客の購買意欲は削がれません。

    例えば、企業が新しい商品やサービスを提供しようとする時、競争相手がひしめき合っている「レッドオーシャン」だと、顧客の取り合いになってしまいますよね。

    そんな中で、他社よりもより良いサービスを提供するためには、開発費をつぎ込む必要があります。

    同時に価格競争も起こるので、企業は思うように利益を得ることができません。

    つまり、企業が十分な利益を出して事業を成功させるためには、「競争相手がいない、未開拓の市場」の開拓がキーポイントです。

    メリット2.長期成長の足がかりになる

    「ブルーオーシャン」の開拓は、企業の長期成長の足がかりになります。

    競争相手のいない「ブルーオーシャン」で成功すれば、一定の顧客数を継続して獲得でき、ブランド力もアップするため、長期的な利益に繋がるからです。

    また、「ブルーオーシャン」で得た利益を資金源に、新たな商品・サービスの開発も可能です。

    このように「ブルーオーシャン」の開拓がうまくいけば、利益を得るサイクルが生まれます。

    デメリット1.適切なマーケティング・PRが必要

    「ブルーオーシャン」で成功するためには、適切なマーケティング・PRが必要です。

    企業は、「ブルーオーシャン」で提供する商品やサービスに高付加価値をつけたいと考えます。

    その価値が適正であると訴えていくためには、営業努力だけでは不十分です。

    優れた商品・サービスを世の中に浸透させるためには、マーケティングとPRの戦略をしっかりと立て、コストをかける必要があるのです。

    デメリット2.模倣されやすい

    「ブルーオーシャン」を開拓した企業は、他社から模倣される可能性があります。

    他社の追随を許さない、圧倒的に差別化された商品・サービスばかりが、「ブルーオーシャン」を開拓するわけではないからです。

    他社は、ビジネスモデルをまねたり既存の商品に付加価値をつけたりして、市場に参入してくるでしょう。

    このように、ブルーオーシャン戦略をとる企業は、競合他社による模倣に注意せねばなりません。

    6.「ブルーオーシャン」以外のマーケティング用語

    「ブルーオーシャン」の用語について説明したので、最後に「ブルーオーシャン」以外に頻繁に使うマーケティング用語について解説していきます。

    これを機に複数のマーケティング用語についても理解を深めていきましょう。

    ペルソナ(persona)

    ペルソナ(persona)

    意味:架空の人物を設定したユーザー像

    「ペルソナ」とは、「架空の人物を設定したユーザー像」のことで、サービス・商品を売る時の理想の人物です。

    元々は心理学で利用されていた言葉で、「仮面を被った人格」「外的人格」という意味があります。

    マーケティングでは、ターゲット層の軸がブレないように商品・サービスを作り上げていきたいので、「ペルソナ」を設定することは非常に重要です。

    例文

    • ターゲット層をより明確にしたいので、ペルソナをしっかり設定する。

    コモディティ化(commodification)

    コモディティ化(commodification)

    意味:高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下すること

    「コモディティ化」とは、「高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下すること」で、価値の高かった商品が一般的な商品になってしまうことです。

    基本的には他社と差別化できていた「機能性」「品質性」「ブランド力」のどれかが損なわれることで発生し、市場価格が落ちるため価格競争に発展します。

    コモディティ化が起こらないようにするために、商品・サービスの差別化戦略は非常に重要です。

    例文

    • ブルーオーシャンからレッドオーシャンに代わり、コモディティ化が起きた。

    フィードバック(feed back)

    フィードバック(feed back)

    意味:結果に対して、実際に行動した人や会社に対して伝え返すこと

    「フィードバック」とは、「結果に対して、実際に行動した人や会社に対して伝え返すこと」です。

    フィードは英語で「feed」、バックは「back」と表し、FBと省略されることもあります。

    例えば、部下が上司に書類の確認を依頼し、上司が修正をかけるケースが該当します。

    基本的に評価する側が、評価される側の成長を促すときに利用する言葉だと覚えておきましょう。

    例文

    • フィードバックを元に次の改善に繋げる。

    リマインド(remind)

    リマインド(remind)

    意味:思い出させる・思い起こさせる

    リマインド」とは「思い出させる・思い起こさせる」という意味を持っており、英単語「remind」を語源としたビジネス用語です。

    日本語でいうと「念押し」という意味合いで、例えば少し先に設定した飲み会に対して、前日に「予定通り参加できるかどうか」を確認するために連絡を入れることがあります。

    リマインドができるビジネスマンは「気配りができる人」だと評価されるので、仕事ができる人のスキルの1つだと言えるでしょう。

    例文

    • 会議の前日にリマインドでメールを送る。

    まとめ

    「ブルーオーシャン」は、「競争相手がいない、未開拓の市場」を表す用語です。

    一方「レッドオーシャン」は、「競争相手の多い市場・分野」を表す用語です。

    マーケティングの観点で、長期の安定した利益を得るには、この「ブルーオーシャン」の開拓がカギとなります。

    メリットとデメリット、成功例などを知り、「ブルーオーシャン」開拓の可能性を探っていきましょう。

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