「バッファ」の意味とは?シーン別に使い方を解説!類語・英語表現も

バッファの意味とは ビジネス用語

「バッファ」は余裕・ゆとりという意味でよく使われるビジネス用語です

他にも「仲介人」「保存領域」という意味がありますが、ビジネスの場に限って使われることが多いので、社会人になって初めて聞いた時には混乱するかもしれません。

ここでは「バッファ」の意味や使い方を詳しく解説していきます。

ビジネスをスムーズに進めるために「バッファ」は必要不可欠な存在なので、正しく理解しておきましょう。

1.「バッファ」の意味

緩衝材

バッファ

  1. 衝撃を和らげる緩衝材
  2. 余裕・ゆとり
  3. 仲介人
  4. 保存領域

バッファの元々の意味は「衝撃を和らげる緩衝材」です。

鉄道の接続部分に、車両どうしが衝撃を受けないよう付けていた装置を「バッファ」と言います。

この「間に入って衝撃を和らげる緩衝材」という本来の意味が転じ、ビジネスで独自の意味を持った言葉として使われるようになりました。

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  • 余裕・ゆとり(ビジネス用語)

    ほとんどの場合、「 バッファ」という言葉は「余裕・ゆとり」というビジネス用語として使われています。

    以下の例文では「バッファ」が「時間的なゆとり」という意味を表しています。

    仲介人(ビジネス用語)

    「緩衝材」の意味が転じて、 「バッファ」が「人間関係を円滑にするための仲介人」という意味で用いられることもあります。

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  • 保存領域(IT用語)

    IT業界では「バッファ」は「保存領域」「コンピューター内で一時的にデータが記憶される部分」という意味の専門用語になります。

    「バッファー」というように読まれることも多々あります。

    コンピューターが処理しきれないデータは、調整や整合のために一時的に「バッファ」に保存されるので、データを処理する上での「緩衝材」となる部分とも言えます。

    本来の意味を理解しておくと、IT用語としての「バッファ」のイメージも掴みやすいですね。

    2.「バッファ」の使い方

    ここでは、最もよく使用される「余裕・ゆとり」という意味での「バッファ」の使い方を解説します。

    使い方は以下の2つです。

    それでは1つずつ見ていきましょう。

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  • 在庫・納期・予算・人員に対して使う

    「バッファ」の対象としてよく使われるのが、在庫・納期・予算・人員です。

    以下のように在庫・納期・予算・人員に「余裕・ゆとりを持たせる」「予備を備えておく」という意味で、ビジネスの場面ではよく使われます。

    <例文>

    • バッファを見て発注することが大切だ。【在庫】
    • スケジュールには十分バッファをとっている。【納期】
    • バッファを持った見積もりなので、多少原価がオーバーしても大丈夫です。【予算】
    • 3人では不安なので、バッファを持って4人配置しよう。【人員】

    「とる」「見る」「持つ」「ある」と一緒に使う

    「余裕・ゆとり」という意味の「バッファ」は「とる」「見る」「持つ」「ある」という動詞と共に使われます。

    また、「仲介人」という意味で「バッファ」が使われる場合は「なる」という動詞と一緒に使われることもあります。

    <例文>

    • 予算にバッファとりすぎるのも考えものだ。
    • バッファ見ていたので、早めに納品ができた。
    • スケジュールにバッファ持たせていれば、もう少し楽に仕事ができていた。
    • 配布資料のバッファは十分にあるので心配いりません。
    • 私がバッファになって、2社間の交渉を進めます。【仲介人】
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  • 3.「バッファ」のシーンに合わせた例文

    さらに、シーンに合わせた例文を見て「バッファ」の使い方を身につけましょう。

    以下3つのシーンに合わせた例文を紹介します。

    それでは1つずつ見ていきましょう。

    上司に報告するシーン

    「バッファ」をよく使うのは案件の在庫・納期・予算・人員について上司に報告するシーンです。

    以下の例文のように、 自分が「余裕を持ちたい」「予備を確保したい」と思っているものに対して「バッファ」を取りたい、と上司に報告しましょう。

    <例文>

    • バッファを見て、8月納品ではなく9月納品で取引先に伝えたいと思っています。
    • バッファ在庫があるので、在庫切れの心配はありません。
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  • 後輩や協力会社に指示するシーン

    また、後輩や協力会社に指示する時にも「バッファ」を使うことができます。

    「バッファ」は顧客の前で使う言葉と言うよりも、社内や協力関係にある会社の間など内輪でよく使う表現です。

    「バッファ」があることを顧客の前で言ってしまうと、「予算削減のためにバッファは取らないで欲しい。」「最短で納品してくれ。」と返されてしまいかねません。

    <例文>

    • バッファのあるスケジュールを作成してね。
    • 念のため、バッファを見て1000個で発注お願い致します

    IT業界で使われるシーン

    IT業界でも「バッファ」はビジネス用語としての側面に加え、前述したように「保存領域」という意味の専門用語として使われます。

    予備の保存領域

    「バッファ」の意味は「予備の保存領域」なので、主にハードディスクなどの記憶装置について話す時に登場します。

    <例文>

    ハードディスク内のバッファ領域が不足している。

    その他の専門用語

    他にも「バッファ」は別の言葉とくっついて、独自の専門用語として使用されます。

    • バッファオーバーフロー:バッファよりも大きなデータを書き込むことで元々あったデータが破壊されてしまうこと。バッファオーバーランと同義。
    • バッファアンダーラン:バッファ領域に書き込まれるデータが不足し、記録エラーになること。
    • バッファリング:予備の保存領域に一時的に保存しておく行為のこと。

    IT業界で働いていないと上記のような専門用語に触れることはないかもしれませんが、IT業界の顧客と接する業種なら知っておいて損はありません。

    続いて、バッファの類語と例文を説明します。

    4.「バッファ」の類語と例文

    「バッファ」の類語は以下の2つの言葉です。

    「バッファ」の言い換えとして覚えておきましょう。

    類語1.クッション

    「余裕・ゆとり」という意味の「バッファ」は「クッション」と言い換えることができます。

    元々の「バッファ」の意味が「緩衝材」なので、「クッション」のイメージと一致していますね。

    <例文>

    ワンクッション見て、納期は6ヶ月後に設定しています。

    類語2.サポート役

    「仲介人」という意味で使われる「バッファ 」の類語は「サポート役」です。

    話す相手によっては「バッファ」と言わず「サポート役」と言った方が正しく伝わる場合もあります。

    <例文>

    後輩だけでは緊急時の対応に困るので、私がサポート役になります。

    5.「バッファ」の英語表現・例文

    「バッファ 」を英語にするとどんな表現になるのか、ここでは例文とともに紹介します。

    英語では以下の2つの言葉で表すことができます。

    それでは1つずつ紹介していきます。

    「緩衝材・保存領域」として使う場合は「buffer」

    「バッファ 」は英語から来ており、“buffer”と綴ります。

    日本語の「バッファ 」と同じ 「緩衝材」「保存領域」という意味から「〜をかばう、守る」という動詞にもなります。

    また、「老いぼれ」という罵り言葉としても使われることがあります。

    <例文>

    • The child was a buffer between the arguing parents.
      (その子供は口論している両親の間を取り持った。)
    • The buffer overflowed. 
      (バッファがオーバーランしてしまいました。)
    • He is such a silly old buffer!
      (彼は愚かな老いぼれだ!)

    「余裕・ゆとり」としたい場合は「have enough〜」

    「余裕・ゆとり」という意味の「バッファ 」を英語で使いたい時には 、”have enough〜”(十分に〜を持っておく)という表現が適切です。

    海外の取引先にメールをする時は、“buffer”よりも、“have enough”を使う方が正しく意図が伝わります。

    <例文>

    • You should alway have enough budget to cover anything that could go wrong or may change.
      (万一の失敗や変更に対応できるよう、常に予算にはバッファを持っておくべきだ。)
    • We have enough time to prepare for next project.
      (次のプロジェクトの準備のために時間にバッファを持たせています。)

    6.【補足】バッファを持って仕事をするには?

    ポイントは用心深さとスケジュール管理

    バッファを持つことは仕事をする上でとても大切で、そのためには以下の2点が不可欠です。

    • 用心深い想像力を持つこと
    • スケジュール管理は余裕を持たせること

    バッファは在庫・納期・予算・人員について使われると前述しましたが、どれも足りなくなるとビジネスが回らなくなってしまうものですね。

    そのため、「もしかしたら在庫が足りなくなるかもしれない」「もしかしたら他の作業で予算が取られるかもしれない」ということを 日頃から用心深く想像することが、バッファを持つためのカギとなります

    また、余裕を持たせたスケジュールを組み、常にその締め切りまでに仕事を終わらせることを徹底しましょう。

    バッファは日々の仕事を計画する上でも大切です。

    計画を立ててもその通りにならない、ということが続く場合、スケジュール管理にバッファが足りていません。

    そうすることで、仕事の質が向上します。

    バッファを持つことのメリット4つ

    では、なぜバッファを持っておくと仕事の質が向上するのでしょうか?

    ここではバッファを持つことのメリットをご紹介します。

    緊急事態が起きても対応できる

    予測不可能な緊急事態が起きても、十分な予算と納期を確保しておけば対応することができます。

    もしバッファが全くないと、納期に間に合わず予算もオーバーしたりと取引先の信頼を失うことになりかねません。

    早めに納品できた時に評価してもらえる

    バッファを見たスケジュールをあらかじめ伝えておくことで、 早く納品できた時に「締め切りよりもこんなに早く終わらせてくれた」「仕事が早い」と評価してもらうことができます

    「仕事が早い」と社内で定評のある人は、実は仕事が早いのではなくバッファの設定が上手い、ということもよくあります。

    確認作業を十分に行うことができミスが減る

    納期にバッファを持っておくと、 確認作業に時間をあてることができます。

    急いで仕上げたものはミスが見受けられますが、締め切りまでに十分時間があると何度も見直しができます。

    そのおかげで、「ミスが少ない」「仕事が丁寧だ」という評価につながります。

    こだわったりチャレンジすることができる

    提案資料の作成やデザイン系の作業など、「一旦終わらせてから質を高めていく」という仕事でバッファを持っておくと、こだわって仕上げることができます。

    また、プロジェクトの予算にバッファを持っていると新しいテクノロジーを用いたり、料金が高く質の高い協力会社に頼むことができたりと、色々なことにチャレンジすることができます。

    バッファをうまく持たせることができると、こだわりやチャレンジによって仕事がさらに楽しくなります。

    まとめ

    「バッファ」の元々の意味は「緩衝材」ですが、それが転じてビジネスの場面では「余裕・ゆとり」「仲介人」「保存領域」と様々な使われ方をしています。

    「バッファ」の使い方をマスターすると上司への報告や後輩への指示がスムーズになるだけでなく、「バッファ」を意識して働くことで質の高い仕事をすることができます。

    ぜひ、「バッファ」を持つことを習慣付けてください。

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