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「知見」とは、 「物事に対して、しっかりとした考えがある」という意味です。
「知見を広げる」「知見を深める」のように使われているのをよく耳にするでしょう。
今回は、「知見」の意味や使い方、類語などをご紹介します。
「知見(ちけん)」
一覧表
忙しい人のために「知見」の一覧表を用意しました。
▼各項目をクリックすると詳しい解説を読むことができます。
意味 | 物事に対して、しっかりとした考えがあること |
使い方 | 知見を広げる・知見を得る・知見を深める など |
類語 | 見識・博識・蘊蓄(うんちく) など |
1. 「知見」の読み方と意味
物事に対して、しっかりとした考えがあること
「知見」の「知」は「知識」、「見」は「実際に見る」という意味です。
これらの漢字を組み合わせると、 「実際に見たり聞いたり、経験しながら知識を得ること」を指します。
2. 「知見」の使い方と例文
「知見」の使い方と例文をご紹介します。
今回は3つの例文をご紹介しましょう。
知見を広げる
「知見を広げる」とは、「自分の知識や経験の範囲をより広げる」という意味です。
文字通り「見聞を広げること」を意味し、新しい知識や経験を増やすことを表しています。
具体的な例文は、以下の通りです。
- 知見を広めるために、講演会に参加する
- 知見を広めるきっかけになる
知見を得る
「知見を得る」とは、 「今まで持っていなかった知識を得る、経験を積む」ことを指します。
実際に自分の目で見て知ったことや、自分の体験によって得た知識のことを意味しています。
具体的な例文を確認していきましょう。
- 知見を得るために、読書をする
- 新しい知見を得る
知見を深める
「知見を深める」とは、「1つの物事に対して、 専門的に知識・経験を得ていく」という意味を持っています。
物事をより掘り下げて理解し、知識を増やすことを表します。
別の言い方をするなら、熟知・精通などが当てはまります。
具体的な例文は以下のようなものがあります。
- 知見を深めるには、時間がかかる
- 専門分野の知見を深める
3.「知見」の類義語の意味の違い
「知見」と「経験」の違い
「知見」と「経験」は同じ意味の言葉ではありませんが、意味が似ています。
「知見」は「体験から得られた学び」というニュアンスを含んでいて、「経験」は「実際に体験すること」です。
「知見」と「経験」の例文の違いを見ていきましょう。
- 「大阪城についての知見がある」
→自分の言葉で語れる知識・経験がある - 「大阪城に行った経験がある」
→実際に行ったという事実がある
「知見」と「知識」の違い
「知見」と「知識」は、基本的に違う意味の言葉です。
「知見」は、「知識」と「経験」を繋げることで得た自分の考えのことで、「知識」は、ただ知っていることを表します。
つまり、経験していなくても、書物などを見て知っていることも「知識」に当てはまります。
「知見」と「知識」を同じ文脈で使ってみると、ニュアンスの違いがわかるでしょう。
- 「世界遺産についての知見がある」
→自分の言葉で語れる知識・経験がある - 「世界遺産についての知識がある」
→暗記して知っている
4. 「知見」の類語・言い換え表現
ここから、「知見」の類語・言い換え表現を解説していきます。
類語 「見識」
「見識」とは、 「分別がついている」「本質のある考えを持っている」という意味の言葉です。
見識の例文と意味は、以下の通りです。
- 見識ある大人
→常識のある、物事の善悪を適切に判断できる - 高い見識を持つ人に依頼したいと思う
→物事の本質を捉えることができる
「知見」と「見識」の使い分け
「知見」は「考えのこと」で、 「見識」は「能力のこと」です。
2つの使い分けは、以下の通りです。
- 「知見」:知識と経験から得た考え
- 「見識」:知識と経験から得た、物事の本質を捉えることができる能力
まとめ
「知見」は、 「物事に対して、しっかりとした考えがある」という意味の言葉です。
類語の「見識」や、ニュアンスが異なる「経験」や「知識」とも共通点はありますが、違いを理解して使い分けましょう。