「貼付(ちょうふ)」の読み方は?「貼布」や「添付」との違いも解説

貼付の意味とは ビジネス用語

「貼付」は 「貼り付けること」を意味しており、「ちょうふ」と読みます。

「はっぷ」や「はりつけ」と読んでしまいがちなので正しい読み方を覚えることが大切です。

本記事では読み方の他に、「貼付」の意味や使い方、「貼布」と「貼付」とはどう違うのか、類語や英語表現なども解説します。

この記事を読んでいただければ、ビジネスシーンでも頻繁に使用する「貼付」を使いこなすことができますよ。

1.「貼付」の意味と読み方

読み方は「ちょうふ」意味は「貼り付ける」

貼付

読み:ちょうふ

貼り付けること。

「貼付」は 「貼り付けること」という意味で、「ちょうふ」と読みます。

「貼付」と見るとつい「はりつけ」や「はっぷ」と読んでしまいそうになりますが、間違いなので気をつけましょう。

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  • 「貼布(ちょうふ)」と「添付(てんぷ)」との違い

    「貼付」とよく似た言葉に、「貼布(ちょうふ)」と「添付(てんぷ)」という言葉があります。

    「貼付」も「貼布」もどちらも貼り付けることを意味しますが、「貼布」は特に 「布上のものを貼り付ける」場合に使われるのです。

    例えば「貼布剤」とは打撲した時などに体を冷やすために貼る「しっぷ」のことを指しています。

    また「添付」とは 「書類などに何かをつけ添えること」を意味する言葉です。

    電子メールを使うときにファイルを相手方に送信するときは、「ファイルを添付する」とよく使いますよね。

    しかし「貼付」は電子メールでファイルを送信する場合には使われないので、その点は違うのです。

    紙の書類の場合は、 粘着剤などを使って貼り付ける場合は「貼付」、粘着剤ではなくクリップなどで添える場合は「添付」と使い分けましょう。

    2.「貼付」の使い方と例文

    「貼付」は「する」をつけて「貼付する」という形で使います。

    書類などに所定の写真や証明書を貼り付ける場合に「貼付する」と使われるのです。

    クリップなどで添えるのではなく、糊(のり)などの粘着剤を使って貼り付ける場合に「貼付」すると言うので、しっかり区別しましょう。

    例えば以下ように使われています。

    <例文>

    • 資格試験の受験票が送られてきたので、証明写真を貼付しなければならない。
    • 許認可の申請をするため、官公庁が指定するシートに証明書を貼付して提出する。
    • 納税申告の時期になったので、台紙に源泉徴収票を貼付する作業を始めた。
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  • 3.「貼付」の類語

    貼付の類語

    「貼付」の類語は3つあります。

    それぞれ見ていきましょう。

    3-1.接着(せっちゃく)

    「接着(せっちゃく)」とは 「物と物がぴったりとくっつくこと」を意味します。

    2つのものをくっつけることという意味では「接着」は「貼付」と同じです。

    「貼付」には剥がれないように粘着剤などではりつけるという意味があります。

    それに対して、「接着」は糊やガムテープなどの粘着剤そのものを使う場合に使用されるのです。

    例えば以下の例文のように使われます。

    <例文>

    • ダンボールをガムテープで接着する。
    • 紙に糊で接着する。
    • 粘着剤を使って割れた部分を接着した。

    3-2.粘着(ねんちゃく)

    「粘着」とは「 粘り気のあるものが他の物にぴったりくっつくこと」を意味します。

    2つのものが粘着剤などでくっつくという意味では「貼付」と「粘着」は同じです。

    しかし、「貼付」が書類などを対象にビジネスシーンで使われます。

    対して、「粘着」はビジネスシーンとは限らず、より広い意味で使われるので、ビジネスシーン以外に「くっついている」ことを表すなら「粘着」と使いましょう。

    例えば以下のような使い方がされます。

    <例文>

    • 粘着したテープを剥がした。
    • 靴の裏にガムが粘着した。
    • 壁にはテープが粘着した跡がついていた。

    3-3.固着(こちゃく)

    「固着」とは「物が他に物に固くくっつくこと」を意味します。

    物と物同士がくっつくという意味では「貼付」と「固着」は同じです。

    しかし、「貼付」は書類などに使われる言葉で、「固くくっつく」という意味はありません。

    何かと何かが「固くくっつく」とい表現するときは「固着」を使いましょう。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 貝が岩の上に固着していて剥がれない。
    • 粘着力の強力なガムテープが机に固着している。
    • エリートほどワンパターンな考え方に固着する。

    4.「貼付」に反対語はある?

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  • 「剥がれて離れる」という意味の「剥離(はくり)」

    「貼付」は「はりつける」という意味なので、 反対語は「剥がす」という言葉です。

    二字熟語では「剥がれて離れる」という意味の「剥離(はくり)」 という言葉が「貼付」の反対語です。

    「剥離」には「剥がして離れる」という意味があり、「貼ってくっつける」という意味の「貼付」とはまさに反対の行為を指しています。

    <例文>

    • 道路の舗装が剥離し、車両が通行止になった。
    • 網膜が剥離し、視力が低下した。
    • 体育館の床が剥離して事故が起こってしまった。

    また、「剥離」は「接着」や「粘着」など他の類語の反対語でもあるのです。

    ちなみに、「剥離」と似た言葉に「乖離(かいり)」という言葉があります。

    ただ「乖離」は「貼付」の反対語にはならないのです。

    なぜなら、「乖離」は気持ちや関係が離れることを意味しているからです。

    物と物が剥がれたという意味ではなく、「貼付」の反対語としては使えないので注意しましょう。

    5.「医療・看護」「交通」分野での「貼付」

    「貼付」という言葉をよく使う以下の2つの分野を紹介します。

    1. 医療・看護分野
    2. 交通分野

    それぞれ見ていきましう。

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  • 5-1.医療・看護分野では「薬をつける」という意味で使う

    医療・看護分野では「湿布を貼付する」という意味で使い、ここでの「貼付」は「薬をつける」という意味があります。

    また医療・介護分野には、 皮膚に直接貼り付けて治療する「貼付剤」という薬があり、以下の4種類が主にあります。

    1. パップ
      薬効成分を含ませた泥状または糊状の発布剤のこと。
    2. プラスター
      プラスチック製フィルムに薬剤を伸ばしたもので、剥がれにくい特徴がある。
    3. テープ
      「プラスター」よりもさらに薄型で、経皮吸収される特徴がある。
    4. パッチ
      薄くてシール状になった小型の貼付剤のこと。

    例えば以下ように使われます。

    <例文>

    • 私は怪我をした部分に貼付剤を塗った。
    • 貼付剤を使ったことで、皮膚のかぶれや痒みといった副作用が生じてしまった。
    • 看護師さんが打撲跡に貼付剤を塗ってくれた。

    5-2.交通分野には「貼付式路面標示材」がある

    交通分野では「貼付式路面表示材」という道具の名称として使われています。

    「貼付式路面標示材」とは、「 道路に直接貼り付けることでドライバーの注意を喚起するための標示」のことです。

    道路を見ると白や黄色で線が引いてあるのがわかりますが、その線が「貼付式路面標示材」で、車線の位置などを確認するのに役立ちます。

    他にも「止まれ」など文字を書くことができるので、交通安全に欠かせない道具なのです。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 貼付式路面標示材があったおかげで、夜間でも安全運転できた。
    • 駐車場の貼付式路面標示材を見ながらゆっくりと車を動かした。
    • 雨天で視界が悪くなり、さらに貼付式路面標示材が途切れていて車線がわかりにくかった。
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  • 6.「貼付」の英語表現

    貼付の英語表現

     「貼付」は英語にすると、 名詞形だと「pasting」、動詞形だと「paste」があります。

    「paste」には「糊(のり)で貼る」という意味があるため、「貼り付ける」という意味の「貼付」の英語として使えるのです。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • He pastes two sheets of paper together.(彼は二枚の紙を貼付する)
    • I paste paper on the wall.(私は紙を壁の上に貼付する)
    • A court execution officer pastes foreclosed paper.(執行官が差し押さえの紙を貼付する)

    まとめ

    「貼付」とは「はりつける」という意味で、「ちょうふ」と読みます。

    「貼付」は糊などの粘着剤などで貼り付けることなので、紙の書類になにかを添えたり、ファイルと一緒にメールを送信するときの「添付」とは区別する必要があります。

    ビジネスシーンでは頻繁に使用する言葉なので、 「貼付」の読み方と他の類語との使い分けはしっかりできるようにしましょう。

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