「コンセプト」の意味とは?分かりやすい例文やテーマとの違いを解説

コンセプトの意味とは ビジネス用語

このレストランのコンセプトは「駅から1分の非日常空間」です。

昨今「コンセプト」という言葉は至るところで耳にしますよね。

「コンセプト」は「全体を通した基本的な考え方」を意味する言葉として日本でも定着しています。

企画を立ち上げる際に必要となる「コンセプト」ですが、「テーマ」と混同している方も多いでしょう。

そこで今回は「コンセプト」を使いこなすために、言葉の意味・使い方と例文・類語・英語表現をまとめてご紹介します。

似ているようで意味の異なる「テーマ」との違いも徹底的に解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.「コンセプト」の意味とは?

コンセプト(concept)

企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方

「コンセプト」は、「こうありたい」「こうしたい」という目的を意味するのではなく、 「全体を通した基本的な考え方」「はじめから終わりまでの一貫した考え方」を意味する言葉です。

1-1.英語の「concept」の意味

「コンセプト」は、英語の「concept」が語源となっています。

「concept」を直訳すると「概念」です。

「概念」を分かりやすく説明すると「物事の大まかな意味内容」を指します。

「全体を貫く基本的な観点・考え方」としての「コンセプト」を英語で表す場合も「concept」を使いましょう。

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  • 2.「コンセプト」の使い方・例文

    「コンセプト」は特に企画をする際に使われる用語です。

    企画や広告といったビジネスの現場では、その企画や商品をどのような考えの元に立案したのかという「考え方の軸」を説明するために用いられます。

    例えば、「ハワイがコンセプトのカフェ」は、外装やインテリアはもちろん、店名、ユニフォーム、メニューなどすべてにハワイ風の演出を施している、あるいはハワイ風に仕立てているということになります。

    「コンセプト」を決めるということは、企画を進める上での指針として機能するだけではありません。

    「このお店に行けば、こういう価値を提供してくれる」というお客にとっても明確なコンセプトを決めることは、その企画を成功に導く大事な要素のひとつとなるでしょう。

    2-1.商品・事業・デザインのコンセプト

    「コンセプト」という言葉は、「コンセプトを考える」という使い方が一般的です。

    商品・事業・デザインなどに「コンセプト」を用いる場合には、 「コンセプトにする」「コンセプトに決める」「コンセプトに採用する」といった言い回しがあります。

    <例文>

    • 新しい企画のコンセプトを考えましょう。
    • 今回のギャラリーの展示は熱帯雨林をコンセプトにしています。
    • 来年オープンするレストランは、「都会のグランピング」というコンセプトに決まりました。
    • 「暮らしを心地よく」というフレーズがコンセプトに採用された。
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  • 2-2.ブランドコンセプト(名詞+「コンセプト」)

    「コンセプト」は、名詞+「コンセプト」という形でも使われます。

    この場合は 「○○(名詞)」の基本的な思想・考え方という意味になり、以下のように使うことができます。

    <例>

    • ブランドコンセプト ⇒ そのブランドの製品全体に共通する思想
    • 製品コンセプト ⇒ 機能・デザインなど製品全体に用いた考え
    • 商品コンセプト ⇒ 機能・デザインなど商品全体に据えた考え 
    • デザインコンセプト ⇒ デザインの基本的な思想(方向性)として用いた考え

    2-2.コンセプトモデル(「コンセプト」+名詞)

    「コンセプト」は、「コンセプト+名詞」という形で使うことも可能です。

    「コンセプト○○(名詞)」と言えば、「メーカーの企業理念や経営方針を表した○○」という意味になり、以下のように用いることができます。

    <例>

    • コンセプトモデル ⇒ 試験的・実験的な取り組み、または新しい取り組み
    • コンセプトショップ ⇒ 小売業界における新規ビジネスなど企業の考えを据えた試験的な店舗
    • コンセプトカー ⇒ メーカーの今後の製品開発の姿勢・方針を表すモデルカー
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  • 3.「コンセプト」の類語・言い換え表現

    「コンセプト」には、「概念」「理念」といった類語があります。

    また、同じ意味だと間違って認識されることの多い言葉が「テーマ」です

    それでは「コンセプト」の類語と、「テーマ」との違いを順に説明していきます。

    3-1.概念(がいねん) 

    概念

    読み:がいねん

    物事の大まかな意味内容。

    「概念」は、堅い印象の言葉ではありますが、日常会話の中では「既成概念を打ち破る」「共通概念を持っている」といったように使われますね。

    本記事で解説している「コンセプト」の「全体を貫く基本的な観点・考え方」という意味よりは、 「物事や言葉の意味・定義、あるいは考え方、常識、理解」といったニュアンスで使われることが多いです。

    「概念」という言葉で「コンセプト」を言い換える場合は、製品設計の基本構想を意味する「設計概念」という表現を使用すると良いでしょう。

    <例文>

    • 今後の発展のために、既成概念を打ち破る革新的な商品開発が求められている。
    • 今回の車体設計では、既存の車種には見られない新しい設計概念が採用されている。
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  • 3-2.理念(りねん)

    理念

    読み:りねん

    ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。

    「理念」はビジネスシーンでは頻繁に見聞きする言葉です。

    「企業理念」や「経営理念」といった言葉には馴染みがあることでしょう。

    「コンセプト」を言い換える際には、「事業や開発などの基本となる考え方」という意味合いを持たせ「基本理念」という表現も出来ますが、相手に堅い印象を与える可能性もあります。

    <例文>

    • わが社は地域社会の発展に貢献することを企業理念としています。
    • 私たちが行う事業活動のすべては、社名の由来でもある「感謝の気持ち」という基本理念に基づいています。

    3-3.似たようでニュアンスの違う「テーマ」

    テーマ(theme) 

    行動や創作などの基調となる考え。主題。

    同じ意味のように思える「コンセプト」と「テーマ」ですが、その違いははっきりしています。

    ある企画をする場合、 「テーマ」は「企画の前提」であり、一方「コンセプト」は、テーマをどんな方向性で進めていくのかという指針になる「企画の骨組み」と言えるでしょう。

    「テーマ」というお題に対し、どんな切り口を加えるのかを考え「コンセプト」を決めるという流れになり、すなわち「コンセプト」は「テーマ」という前提がある上で確定する考え方というわけです。

    尚、日本語では「テーマ」と言いますが、英語の「theme」の発音はスィームやシィームに近い音となりますので注意して使いましょう。

    <例文>

    • 今日の会議のテーマは何ですか?
    • この展示会のテーマは「平和」だ。
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  • 4.「コンセプト」の英語表現・例文

    「コンセプト」を英語で表記すると「concept」となります。

    「○○のコンセプトは~です。」と言いたい場合は、「The concept of ○○ is ~.」とシンプルに表現できます。

    「concept」を使った例文には以下のようなものがあります。

    <例文>

    • The concept of this tour is enjoying a relaxing trip.
      (このツアーのコンセプトはゆっくり旅を楽しむことです。)
    • We displayed a concept car named the Transition at the event.
      (わが社はそのイベントで「トランジション」というコンセプトカーを展示した。)
    • We propose the concept of the product.
      (私たちはその商品のコンセプトを打ち出す。)

    まとめ

    カタカナ語として日本でもすっかり定着している「コンセプト」という言葉。

    英語で「概念(がいねん)」を意味する「コンセプト」ですが、分かりやすく説明すると「基礎となる考え方」と言えるでしょう。

    「主題」を表す「テーマ」に対し、「コンセプト」は「はじめから終わりまでの一貫した考え方」という意味を持っています。

    混同されがちな「コンセプト」と「テーマ」の違いをしっかりと理解し、正しい使い方を知ることで、ビジネスシーンにも活用できること間違いなしです。

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