「デリカシー」の正しい意味は?デリカシーのない人の特徴も紹介

デリカシーの意味とは ビジネス用語

「デリカシーがない」という言葉をよく耳にしますが、何となく意味は掴めるものの、自分が思っている意味が正しいか不安に感じませんか?

「デリカシー」は、繊細さや気配りといった意味を持ちます

「デリカシー」は日常的にもよく使われる言葉ですが、正しいニュアンスや使い方を間違っていると、いざ使った時に恥ずかしい思いをしてしまいます。

そこで今回は、知ってそうで知らなかった「デリカシー」の言葉について、意味や使い方、類語や英語表現を詳しく解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

1.「デリカシー」とは

「デリカシー」は、英語の「デリケート(繊細な)」の名詞形で「 繊細さ/気配り/配慮」といった意味を持ちます。

よく「デリカシーが無い人」などと聞くことがあると思いますが、この場合は「 配慮に欠けている人/繊細さが足りない人」という意味でネガティブなニュアンスが含まれています。

1-1.「デリカシー」と「マナー」の違い

「デリカシーがない」というニュアンスに似た表現で、「マナーがなっていない」という言葉が使われます。

どちらも否定的なニュアンスを含み、批判の表現ですが「デリカシー」と「マナー」は別のものなのでここで確認しておきましょう。

  • デリカシー ⇒ 配慮や気配り
  • マナー   ⇒ 最低限の礼儀作法

つまり、「デリカシー」は、これといった決まりはないけれど、自分で周りのことを見ながら気配りなどを行う、行動することです。

一方「マナー」は、こうしないといけない、こうした方が良いという作法がある程度決まっているもののことを指します。

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  • 1-2.「デリカシー」の知られざるもう1つの意味

    「デリカシー」が「繊細さ」という意味と説明しましたが、じつは「デリカシー」には「 珍味」「 ごちそう」という意味もあります。

    日本語では「デリカシー」を「珍味」として使う例はあまりないので、「デリカシーが無い」が「ごちそうが無い」と間違えることはないと思います。

    しかし、英語での「デリカシー」には日本人の知らない意味も隠れているので、文脈や雰囲気から意味を読み取ることが必要です。

    2.「デリカシー」の使い方と例文

    デリカシーの使い方

    「デリカシー」の使い方で一番多いのは、「 デリカシーが無い」という使い方です。

    先ほども紹介した通り、日本語での「デリカシー」は「気配り」というニュアンスがほとんどですので、間違っても「珍味/ごちそう」と間違わないようにしてくださいね。

    では、どのように使うのかを例文を通して確認してみましょう。

    例文1.:あなたの発言はデリカシーに欠けていると思います。

    例文2.:デリカシーを持って人と接することを心がけましょう。

    人に配慮が足りないよと言いたい時や、人から指摘される場面で良く聞くフレーズです。

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  • 3.気を付けよう!「デリカシー」がない人の特徴

    デリカシーがない人の特徴

    「デリカシーがない」と注意されたら、やはりショックですよね。

    いつでも相手には失礼のない心配りをしたいものです。

    そこで、一般的に「デリカシーが無い」と思われる人の特徴を確認しておきましょう。

    主に指摘されやすい特徴は以下の通りです。

    自分が気づかないうちに「デリカシー」に欠けた言動をとっていないかチェックしてください。

    3-1.特徴1.空気が読めない人

    特に大人数でいる時や、集団行動をしている時などは周りの空気や雰囲気を敏感に感じることが大切です。

    自分のことばかりが気になったり、自分のことだけに集中している人は、周りの空気に全く気付かず小さな変化に気が付けません。

    その結果、 集団行動において足を引っ張ったり、誰かに迷惑をかけてしまったりします

    また、2人などの少人数でいる時も、相手の空気を読めないと、 悪気はないのに相手を傷つける言葉を言ってしまうことがあります。

    その場合、雰囲気を悪くしたり、相手を退屈させてしまったりして「デリカシー」がないなと思われてしまいます。

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  • 3-2.特徴2.思ったことをすぐに口にする人

    思ったことをすぐに口にしてしまう人は、意外に多いですよね。

    自分では悪気が無くても、ついつい口が開いてしまって余計なことをいってしまった!という経験をしたことがあるのではないでしょうか?

    こういう場合、笑ってごまかしたりすぐに謝れる関係ならまだいいものの、フォーマルな場面や大事な場面だと、無かったことにするのは非常に難しいですよね。

    1度の失敗でも「なんてデリカシーのない人なんだ」と思われてしまいます。

    思ったことは、相手を傷つけることではないか、どのような言い方をしたらいいかなどを 頭で整理してから発言するように気を付けたいですね

    3-2.特徴3.私生活に足を踏み込み過ぎる人

    私生活に足を踏み込み過ぎて「デリカシー」に欠けていると思われる人は、自分では相手に興味があって聞いているだけという場合も多いので、無自覚な人が多いです。

    例えば、「どれくらいお給料をもらっているの?」など他人のお金の話をするのは、デリカシーのない発言です。

    また、「2人目はいつ頃予定しているの?」などの質問も、興味があってこそしてしまいがちですが、「家庭の事に首を突っ込まないでほしい」と感じる人も少なくありません。

    私生活に関係することを話したり聞いたりする時は、 相手と自分の距離感をしっかり確認してから慎重に聞くのがよいでしょう。

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  • 3-2.特徴4.自分の話が多い人

    高学歴の人や自分に自信のある人に多いのが、ついつい自分の話ばかりをしてしまうタイプです。

    相手から聞かれてもいないのに長々と自分の話をしてしまう人は、相手を退屈させてしまったり、「私には興味がないのかな?」と感じさせてしまったりすることがあります。

    いくら自分に自信があっても「デリカシーがない人だな」と思われたらショックですよね。

    自分以外の話にも興味を持ちながら、相手への配慮を忘れずにしたいものですね。

    4.「デリカシーがない」の類語

    デリカシーがないの類語

    「デリカシー」は「配慮のある/思いやりのある」といった意味なので、「デリカシーがない」と言いたい時は「 無配慮の」「 無神経の」といった類語で言い換えをすることができます。

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  • 4-1.無配慮の

    これは「 気持ちを考慮せず行動するさま/よく考えないさま」という意味があります。

    時に「不配慮の」という用語を使っている人がいますが、「不配慮」という言葉は正しくは存在せず、誤用なので間違えないように気を付けましょう。

    「無配慮の」のいう言葉は以下のようなフレーズで使います。

    例文1.君の発言は無配慮だったよ。

    例文2.自分のことだけをするのは実に無配慮だと思います。

    このように「デリカシーが無い」とそのまま入れ替えても違和感のない使い方をします。

    4-2.無神経の

    「無神経の」は、「 物事への配慮が足りないさま/感覚が鈍い」という意味があります。

    細かいところにまで目が行き届きすぎて気にしすぎる正確を「神経質(神経が張り過ぎている)」などと表しますが、「無神経」な人は、物事を感じる神経が「無い」状態なので、人への配慮が足りないというニュアンスです。

    例文1.彼は人の気持ちを考えようとしないから、無神経だ。

    例文2.無神経な人は人から疎まれやすい。

    5.「デリカシー」を英語で言いたい

    デリカシーの英語表現

    「デリカシー」はもともと英語からきているので、 delicacy と表記します。

    「デリカシーが無い」といいたい時は、 without delicacy lack of delicacy という表現もできますが、英語の「デリカシー」には「珍味/ごちそう」という意味も含まれているので文脈から意味を判断する必要があります。

    例文1.She is a person without delicacy. (彼女はデリカシーのない人だ。)

    例文2.This food is a Japanese delicacy. (この料理は日本の珍味だ。)

    このように例文1では日本人の良く使う「無配慮である」という意味なのに対し、例文2では「珍味」という意味で使われます。

    delicacy 以外のワードで「デリカシーがない」と表現したい場合には、 insensitive(無神経な) tactless(デリカシーに欠ける)という用語も多用されます。

    例文でフレーズを確認してみましょう。

    例文1.It was insensitive of you to talk like that. (あんな風に話したのはデリカシーに欠けていたね。)

    例文2.His tactless remarks make people tired. (彼のデリカシーに欠けた発言が人をうんざりさせる。)

    日本語でも「デリカシーが無い」などの表現は、目上の人などにはめったに使いませんが、英語でも上司などにこのような発言をすると失礼に値するので気を付けてくださいね。

     

    ◆「デレカシーが無い」の英語表現まとめ

    • delicacy
    • without delicacy
    • insensitive
    • tactless

     

    まとめ

    「デリカシー」は、配慮や気配りといった意味がありましたね。

    社会に出てからは特に大切になる人間関係の築き方。

    そんな時に必要不可欠になるのが、他人にしっかり配慮ができる「デリカシー」を持つことです。

    「デリカシー」が欠けていると、知らぬ間に相手を不快にさせてしまうことがあります。どんな人とも上手に付き合っていけるように、「デリカシー」を持った言動を心がけましょう。