「ご清聴ありがとうございました」はいらない?「清聴」の意味や英語も解説

ご清聴ありがとうございましたの意味とは ビジネス用語

「ご清聴ありがとうございました」は、「自分の話を聞いてくれた人に対する敬意」を表わし、締めの言葉として使われる言葉です。

ただし、「ご清聴」には同じ読み方を持つ「ご静聴」があり、曖昧に覚えていると失敗する可能性があります。

混同してしまうと、いらない言葉だと思いこんでしまい、相手に不信感を与えることになりますよ。

そこで今回は、「ご清聴ありがとうございました」の意味を説明し、正しい使い方や英語表現も解説していきます。

スピーチやプレゼンなどで活躍する表現ですので、ぜひ最後までご確認ください。

1.「ご清聴ありがとうございました」の意味

1-1.自分の話を聞いてくれた人に対する敬意

ご清聴ありがとうございました

読み:ごせいちょうありがとうございました

意味:自分の話を聞いてくれた人に対する敬意

「ご清聴ありがとうございました」は「自分の話を聞いてくれた人に対する敬意」を表わし、スピーチの締めの言葉として使用されることが多いです。

「ご(御)」と「清聴」はどちらも敬語ですが、間違った表現ではないので、そのまま「ご清聴」と使用して大丈夫です

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  • 2.「ご清聴ありがとうございました」の使い方と例文

    「ご清聴ありがとうございました」は、フォーマルな場面で使用することが多いです。

    そのため、使い方を間違えてしまうと、多くの人の前で恥を欠く可能性あるので、必ずチェックしましょう。

    「ご静聴ありがとうございました」の使い方を、以下2つのシーンに分けて説明します。

    1. 「スピーチ・講演」で使用する場合
    2. 「パワーポイント・プレゼン」で使用する場合

    それぞれの例文を紹介し、使い方を解説していきます。

    2-1.「スピーチ・講演」で使用する場合

    「ご静聴ありがとうございました」は、「スピーチ・講演」の締めの言葉として使用されます。

    聞いてくれた人に対する敬意を表すとともに、「スピーチ・講演の終了合図」としても活用されるのです。

    <例文>

    • これで、スピーチの終了とさせていただきますご清聴ありがとうございました
    • 本日の講演は以上になります。ご清聴ありがとうございました
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  • 2-2.「パワーポイント・プレゼン」で使用する場合

    「ご清聴ありがとうございました」は、「パワーポイント・プレゼン」の締めの言葉として使用されます。

    「パワーポイント・プレゼン」で使用する場合は、イラストと一緒に「ご清聴ありがとうございました」と最後に締めるのが多いです。

    <例文>

    • 私のプレゼンは以上となりますご清聴ありがとうございました
    • 検討のほどよろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました

    3.「ご清聴ありがとうございました」のイラスト・スライドがいらないケース

    「ご清聴ありがとうございます」は、場合によっては必要がないのをご存じでしょうか。

    しっかり理由も合わせて説明しますので、何となく使用している人は、この機会にご確認ください。

    「ご清聴ありがとうございました」がいらないケース・理由は、以下の通りです。

    1. 研究発表の場合は、質疑応答で締めた方がよい。
    2. わざわざ「ご清聴ありがとうございました」のスライド・イラストを準備すると、厚かましい印象を与えてしまう。

    研究発表の場合は、「ご清聴ありがとうございます」より「質疑応答を受け付けます」と締めます。

    なぜなら、研究発表は難しい言葉を使用することがあるので、理解を深めるために「質疑応答の時間」をとるのが一般的だからです。

    また、パワーポイントの締めのスライドに、「ご清聴ありがとうございました」を準備するのも控えた方が良いでしょう。

    なぜなら、「ご清聴ありがとうございました」は口頭で伝える言葉であり、文章にすると厚かましい印象を与えるからです。

    代わりに、発表した内容のまとめ・総括などを提示することで、相手に「発表の終了」を伝えることができます。

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  • 4.「ご清聴」と「ご静聴」の違い

    「ご清聴」には「ご静聴」と、同じ読み方をする漢字があります。

    ただし、「ご清聴」と「ご静聴」は似て非なる言葉ですので、混同しないように気をつけましょう。

    「ご清聴」と「ご静聴」の違いは、以下の通りです。

    1. 「ご清聴」は、自分の話を聞いてくれた人に対する敬意。
    2. 「ご静聴」は、静かにしてよく聞くこと。

    「ご清聴」と異なり、「ご静聴」には「敬意」が含まれていないため、目上の人に対して使うのは間違いです。

    「ご静聴」は、会場が騒々しい時に「静かにしてください」の意で使用され、「静粛(せいしゅく)」と同じ意味を持っています。

    そのため、「ご静聴ありがとうございます」より「ご静聴願います」が使い方として正しいです。

    意図せずタイプミスをする時があるので、使用の際には十分気を付けてください。

    <例文>

    まだ話はおわっていないので、ご静聴願います。

    5.「ご清聴ありがとうございました」以外の締めの言葉

    「ご清聴ありがとうございます」は敬意を表す言葉のため、 話の内容が含まれていません

    そのため、しっかり相手に内容を伝えるためには、他の締めの言葉を覚えておく必要があります。

    「ご清聴ありがとうございました」以外の締めの言葉は、以下の通りです。

    1. なにとぞよろしくお願い申し上げます。
    2. ご理解の上ご容赦いただきますようお願い申し上げます。
    3. ご歓談下さい。

    それぞれの使い方について、例文と一緒に解説していきます。

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  • 関連語1.なにとぞよろしくお願い申し上げます

    「なにとぞよろしくお願いします」は、相手に「お願い・依頼・相談」を求める際に、締めの言葉として使われます。

    「なにとぞ」は漢字で「何卒」と表記され、「相手に対して強く願う気持ち」を表現する言葉です。

    <例文>

    迷惑をおかけすることもあると思いますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます

    関連語2.ご理解の上ご容赦いただきますようお願い申し上げます

    「ご理解の上ご容赦いただきますようお願い申し上げます」は、相手に「確認・了承・許可」を求める際に、締めの言葉として使われます。

    物事が現在進行形で進んでいる際、「事前の確認」として活用されることが多いです。

    <例文>

    お忙しいところ申し訳ありませんが、ご理解の上ご容赦いただきますようお願い申し上げます

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  • 関連語3.ご歓談下さい

    「ご歓談下さい」は「打ち解けて、語らうこと」を意味し、忘年会・歓迎会・披露宴などで使用されます。

    食事・お酒が準備されている席では、準備されている料理が冷めないように、早めにスピーチを切り上げるのがマナーです。

    <例文>

    料理が準備できましたので、どうぞご歓談下さい

    6.「ご清聴ありがとうございました」の英語表現と例文

    「ご清聴ありがとうございました」などの締めの言葉は、万国共通で使用されます

    ビジネスシーンでは海外の人と接する機会もありますので、ぜひこの機会に確認しておきましょう。

    「ご清聴ありがとうございました」の英語表現は、以下の通りです。

    1. Thank you for listening
    2. Thank you for your attension

    それぞれについて、例文と合わせて解説していきます。

    英語1.「Thank you for listening」

    「Thank you for listening」は「ご清聴ありがとうございました」を意味し、締めの言葉として使われます。

    「聞く」を意味する英語には、「listen」と「hear」がありますが、違いは以下の通りです。

    1. 「listen」は、「集中して聞く」の意。
    2. 「hear」は、「自然に耳に入る」の意。

    したがって、「ご清聴ありがとうございました」は「listen」を使うのが正しい使い方です。

    <例文>

    Thank you for listening to my longish speech.
    (長くなりましたが、ご清聴ありがとうございました)

    英語2.「Thank you for your attension」

    「Thank you for attension」は「ご清聴ありがとうございました」を意味し、締めの言葉として使われます。

    「attension」は「注目」を意味するため、「注目するほど熱心に~してくれて」を表現できるのです。

    そのため、「attension」は「ご清聴・ご清覧」どちらの文脈でも使用することができます。

    <例文>

    Thank you for your attension and time.
    (ご清聴・ご清覧ありがとうございました)

    7.「ご清聴ありがとうございました」の中国語・韓国語

    英語は公用語として使用できますが、身近なビジネスでは中国・韓国の方と取引することが多いです。

    相手側の母国語を一言添えるだけでも、相手が受け取る印象は大きく変わりますので、ぜひ中国語・韓国語も確認してみてください。

    「ご清聴ありがとうございました」の中国語・韓国語は、それぞれ以下の通りです。

    1. 中国語の場合「謝謝你的聆聽」
    2. 韓国語の場合「경청해 주셔서 감사합니다」

    それぞれについて、例文と一緒に意味を解説していきます。

    中国語.「謝謝你的聆聽」

    「謝謝你的聆聽」は「ご清聴ありがとうございました」を意味し、カタカナで「シェシェ ニーダ リンティン」と発音します。

    発音記号があるピンイン表記にすると、「Xièxiè nǐ de língtīng」となりますので、参考にしてください。

    <例文>

    到此结束、謝謝您的聆聽
    (以上です。ご清聴ありがとうございました)

    韓国語.「경청해 주셔서 감사합니다」

    「경청해 주셔서 감사합니다」は「ご清聴ありがとうございました」を意味し、カタカナで「キョンチョンへ ジュショソ カムサハムニダ」と発音します。

    「경청」は「傾聴(けいちょう)」を意味し、「감사합니다」が「ありがとうございました」を指すので、分けて覚えましょう。

    <例文>

    그럼, 이만 줄이겠습니다. 경청해 주셔서 감사합니다.
    (これで終わりです。ご清聴ありがとうございました。)

    まとめ

    「ご清聴ありがとうございました」は、「自分の話を聞いてくれた人に対する敬意」を表わし、締めの言葉として使われる言葉です。

    混同される「ご静聴」は、否定的に捉えられる可能性があるので、漢字の使い間違いには注意しましょう。

    ビジネスシーンでは、外国語でのスピーチを求められることがあるので、ぜひ紹介した定型文をご使用ください。

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