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「知っておいてほしい」や「覚えておいてほしい」という気持ちを伝いたいものの、適切な表現が思いつかない場合もあるでしょう。
そんな時に使える言葉に「ご承知おきください」があります。
しかし、「ご承知おきください」には気をつけなければならないことがあるため、使うには注意が必要です。
今回は、「ご承知おきください」の意味や使い方、例文などをご紹介します。
1.「ご承知おきください」の意味
「ご承知おきください」とは、 「あらかじめご理解ください」や「了承しておいてください」という意味の言葉です(引用:weblio辞書)。
「承知」には、「事情などを知ること」「依頼・要求などを聞き入れること」という意味があり、「ご~ください」という形式のため、尊敬語の表現です。
会話などの口頭で使用するだけでなく、注意事項が記載された書類や取扱説明書など何かを知らせるための書類・資料などにも多く使用されています。
また、「ご承知ください」と短縮することや「ご承認いただきたい」と言い換えることも可能です。
ただし、「承知」を謙譲語と捉える人がいることから、目上の人に使うのは避けたほうが良いでしょう。
2.「ご承知おきください」は目上の人には使用できない
「ご承知おきください」は尊敬語であり、丁寧な表現ではありますが、目上の人に使うと失礼になります。
「承知」とは、「わかる」や「知る」を謙譲表現にした言葉のため、へりくだるのが目上の人になってしまい、失礼な表現になってしまうからです。
目上の人に使うなら、別の表現に言い換える必要があります。
たとえば、「お含みおきください」や「ご了承ください」などに言い換えると良いでしょう。
参考:マイナビニュース
3.「ご承知おきください」の使い方・例文
「ご承知おきください」を使用した例文をご紹介します。
ビジネスの場面で使えるので、ぜひ覚えておきましょう。
例文1.「こちらの内容をご承知おきください」
一般的な使い方をする場合には、文末を「ご承知おきください」で結ぶのが良いでしょう。
相手に何かを「知ってもらいたい・理解してほしい」という場合に、「~をご承知おきください」という形式で使用します。
プレゼンや勉強会などで使用することが多いので、覚えておいて損はありません。
こちらから何かを説明するときに使用する例文です。
例文2.「ご承知おきのこととは存じますが~」
すでに相手が知っていると推測できる場合には、「ご承知おきのこととは存じますが」という表現を使います。
相手が知っている内容の場合、「ご承知おきください」とだけ伝えると、失礼になることがあるからです。
また、「きっと相手は知らないだろう」と思う内容でも、「ご承知おきのこととは存じますが」と言うことで相手を立てることができます。
4.「ご承知おきください」の類語
目上の人には「ご承知ください」が使用できないため、別の表現を使う必要があります。
ここでは、目上の人にも使用できる表現をいくつかご紹介します。
人間関係を良好に保つためにも、これらの表現を覚えておきましょう。
類語1.「お含みおきください」
「お含みおきください」は、「覚えておいてください」を丁寧な表現で表した言い方です。
「お含み置きください」は尊敬語のため、目上の人にも使用することが可能です。
「含み置く」には、ある状況を考慮に入れる、念頭に置く、という意味があります。
上司や目上の人に使うなら、こちらを使用しましょう。
類語2.「ご了承ください」
「ご了承ください」は、相手に何かを知っておいて欲しい場合に使用する言葉です。
シンプルな言葉のため使いやすく、身内や上司にも使えます。
しかし、社外や目上の人にはやはり「お含みおきください」のほうが丁寧で適切です。
まとめ
「ご承知おきください」の意味や使い方についてご紹介しました。
今回のポイントは、以下の3つです。
- 「ご承知おきください」は、相手に覚えて欲しいことがある場合に使用する
- 「ご承知おきください」目上の人には使用できない
- 目上の人には「お含みおきください」を使用するのがベスト
「ご承知おきください」を使用する場合には、これらを意識するようにしましょう。