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「業が深い(ごうがふかい)」には、 「欲深い」「運が悪い」という意味があります。
欲深い・運が悪いという意味で使う為、通常良い場面や状況では使わない言葉です。
そこで、今回は「業が深い」の正しい意味や使い方、類語まで詳しく解説していきます。
1.「業が深い」の意味と語源
欲が深い・運が悪い
「業が深い」は欲深い・運が悪いの意味で使います。
この「業が深い」は、「前世の欲深さによる罪深い行いにより、多くの報いを受けているさま」というのが本来の意味です。
現在は「欲深さによる罪深い行いの部分」と「多くの報いを受けている」という部分が転じて、 「欲深い」「運が悪い」と言う意味で用いられます。
前世が関係している?「業が深い」の語源
「業が深い」の語源は、仏教用語の「業(カルマ)」です。
「業(カルマ)」とは、「前世で行った悪行の報い」を意味します。
つまり、「業が深い」とは、「前世で多くの罪深い事をして、その悪行の報いを現世で多く背負っている」というのが正しい意味です。
2.「業が深い」の使い方と例文
ネガティブな意味合いで使われる
「業が深い」は、「欲深い」「運が悪い」の意味で使う為、ネガティブな意味合いで用いられる言葉です。
基本的には、 「〇〇は業が深い」の形で使い、〇〇の中には人物を入れます。
「業が深い」の例文を見ていきましょう。
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彼女は、業の深さが顔に現れている。
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人間とは、業の深い生き物である。
使う対象は基本的に人物に対して使いますが、①の例文の様に、「業が深い顔つきをしている」など表情に対しても使う事があります。
また、個人ではなく、②の例文の様に、哲学的に「人間」全体を主語として使う事も多いのが特徴です。
3.「業が深い」の類義語とは
「業が深い」は、普段使われる事が少ない難しい表現である為、相手によっては伝わらない可能性がある言葉です。
余計な誤解を生まない為にも、正しい表現は覚えておくのが良いでしょう。
ここでは、「業が深い」と合わせて覚えておきたい類義語を解説していきます。
「業が深い」の類義語は、以下の2つです。
それぞれの類語について、例文と一緒に意味を解説していきます。
罰が当たる
「罰が当たる」は、 悪事に対する報いを被ると言う意味です。
悪い行いに対する神仏の懲らしめを受ける。悪事に対する応報を被る。「神罰が下る」や「仏罰を蒙る」などとも言う。
(引用:weblio辞書)
例文:悪い事ばかりしていると、罰があたるぞ
「罰が当たる」は、「業が深い」の「前世で多くの罪深い事をして、その悪行の報いを多く背負っている」に近い意味を持っています。
両者の違いは、「業が深い」は運が悪いという意味合いで使われるのに対して、「罰が当たる」は本人の意思で悪事を行っているという点です。
本人の言動が原因で報いを受けている時には、罰が当たるを使うようにしましょう。
強欲
「強欲」は、 あくどいほど欲が張っている事を意味する言葉です。
非常に欲深いさま、度を越した欲張り、を意味する表現。
際限なく、何が何でも、自分の欲望を満たそうとするさま。
「悪徳」としてネガティブなニュアンスで用いられることが多く、また「異常」や「醜悪」といったニュアンスを込めて用いられることも多い。
(引用:weblio辞書)
例文:彼は気が強くて強欲な男だ。
「強欲な」は、「業が深い」と比べるとストレートな表現です。
単に欲深いだけでなく「あくどい」と言う形容詞が付いている為、「業が深い」よりも強い表現でもあります。
欲深さを強調したい際には、「業が深い」よりも「強欲な」を使うのが適切です。
まとめ
「業が深い(ごうがふかい)」は、 「欲深い」「運が悪い」という意味を持つ言葉です。
「前世の罪深さにより、多くの報いを受けているさま」と言う、本来の意味から転じる形で用いられています。
ネガティブな意味を持つ言葉なので、使う場合には正しい使い方をするように心がけましょう。