「把握」の意味は?「把握」の使い方や類語・英語表現まで徹底解説!

把握の意味とは ビジネス用語

「把握」には「 しっかりつかむこと」と「 よく理解すること」の2つの意味があります。

ビジネスシーンでも「把握しました」「把握してもらっていいですか?」といったやりとりをすることがあるので、正しい使い方を身につけることが大切です。

そこで今回は、「把握」の意味や使い方、例文、類語、英語表現を解説していきます。

この記事を読んでいただければ、ビジネスシーンで「把握」を正確に使いこなすことができますよ。

ぜひ、最後までご覧ください。

1.「把握」の意味は「しっかりつかむこと」「よく理解すること」 

把握

読み:はあく

  1. しっかりつかむこと。
  2. よく理解すること。

「把握(はあく)」は「 しっかりつかむこと」「 よく理解すること」の2つの意味があります。

「把握」の「把(は)」は「にぎる」「つかむ」「とる」という意味の漢字です。

また、「把」には器物の柄(え)やハンドルという意味もあります。

2.「把握」の使い方と例文

把握の使い方

「把握」は「する」をつけて「 把握する」という形にして使います。

「把握」には「しっかりつかむ」と「よく理解する」の2つの意味があるので、しっかり区別しましょう。

日常的にはどちらの意味でも使われますが、特にビジネスシーンでは「よく理解する」の意味でよく使われているのです。

例えば以下のように使います。

<例文>

  • 会社で配られたこの資料の内容を把握しておく。
  • 彼女の話は大まかに把握できたが、細かいところはよくわからなかった。
  • 緊急自体が発生した時、誰にどういう役割があるのか把握しておかないと大変なことになる。

ここからは、「把握」を使った以下の3つの言葉について解説します。

それぞれ見ていきましょう。

2-1.把握力(はあくりょく)

「把握力(はあくりょく)」は「 ものごとを認識し、理解する力」という意味です。

特に多く使われているのが「状況把握力」という言葉で、「把握力」だけで使われることは少ないです。

ビジネスシーン以外では、「物理的に何かをつかむ力」という意味で使われており、工具やスポーツの分野でよく目にします。

例えば以下のように使われます。

<例文>

  • ビジネスマンにとって状況把握力を身につけることが大事だ。
  • 就活の面接では状況把握力や創造性、実行力などが評価基準となっている。
  • 足指把握力が平衡感覚に影響をもたらすので、スポーツでは重要な要素だ。

2-2.現状把握(げんじょうはあく)

「現状把握(げんじょうはあく)」とは「 現在の状況を認識し、理解する」ということです。

「現状把握」は工場の品質管理やコンサルティングの分野でよく使われる言葉です。

例えば以下のように使われます。

<例文>

  • 品質管理のためには、まず問題を明確化し、現状把握した上で、目標を設定することが大事だ。
  • 現状把握をするには、まず現場を調査、分析し、事実やデータを把握することから始める。
  • コンサルティングでは現状把握をすることが業務改善のファーストステップとなる。

2-3.把握反射(はあくはんしゃ)

「把握反射(はあくはんしゃ)」とは、「 赤ちゃんが、手や足になにかが触れると、それを握ろうとすること」を指す言葉です。

例えば以下のように使われます。

<例文>

  • 生まれてすぐの赤ちゃんだったので、把握反射で指を握ってきた。
  • 赤ちゃんの把握反射が弱いと感じるので、乳幼児健診で医師に相談してみることにした。
  • 赤ちゃんが成長するにつれて、把握反射が消えていった。
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  • 3.「把握しました」は正しい敬語ではない 

    「把握しました」は 正しい敬語ではないので、目上の人に対して使うと失礼になります。

    「把握」が失礼である理由は、丁寧な表現ではないからです。

    特に目上の人に対して使うと、「上から目線の言い方」に聞こえてしまうので失礼に当たります。

    わかりました」や「理解しました」という意味で目上の人に使うなら、「承知しました」が適切です。

    「承知」の「承」は、「承る(うけたまわる)」とも使われ、「 上の位にある人からの命令を受ける」という意味があるのです。

    そのため、目上の人に使う場合、「把握しました」よりも「承知しました」の方が適切な表現なのです。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 承知しました。それではよろしくお願いします。
    • 承知しました。それでは明日、お伺います
    • 承知しました。それでは失礼いたします。

    4.「把握」の類語は「得心(とくしん)」「納得(なっとく)」「掌握(しょうあく)」

    把握の類語

    ここからは「把握」の類語として以下の3つを解説します。

    それぞれ見ていきましょう。

    4-1.得心(とくしん)

    「得心(とくしん)」は「 よくわかって承知する」という意味です。

    「得心」に「心」という字が入っている通り、「心からよくわかる」という意味が含まれています。

    そのため「得心」は「把握」よりも理解や納得の程度が深い時に使うのが適切です。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 先生から説明を受けて、なるほどと得心した。
    • 最初は理解できなかったが、彼女から事情を聞くことで得心することができた。
    • 彼は理解できていないようだったが、こちらが説明をすると得心してくれたようだ。

    4-2.納得(なっとく)

    「納得(なっとく)」は「 他人の考えや行為を理解し、もっともだと認める」という意味です。

    「納得」には「納める(おさめる)」という字が含まれており、「心に納める」というニュアンスがあります。

    そのため、単に頭だけで理解するというより、心理的にも共感し、認めることができるという意味があるのです。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 不安げな表情を浮かべていた生徒は、先生の真摯な説明を聞くことで納得できたようだ。
    • 契約書の内容は納得がいかなかったが、営業担当者が丁寧に説明してくれた。
    • 彼には説明責任があるのだから、みんなが納得のいく説明をしてほしいと思う。

    4-3.掌握(しょうあく)

    掌握(しょうあく)」は「 手の中に握り持つこと」「 自分の思い通りにすること」という2つの意味があります。

    「掌握」は「手で握り持つ」という意味では「把握」と同じです。

    しかし、「掌握」は「把握」のように「理解する」という意味がないので、その点では異なります。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 会社で出世するなら、部下の人心を掌握する必要がある。
    • これまで野党だった政党が選挙で大勝し、政権を掌握した。
    • 人心掌握術について書かれた本を購入した。
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  • 5.「把握」の英語表現 

    把握の英語表現

    「把握」を英語で表現すると「 grasp」です。

    「grasp」は日本語の「把握」と同じように、「しっかりつかむ」と「理解する」の2つの意味があります。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • He grasp the way to give a good impression.(彼は好印象を与える方法を把握している)
    • We will grasp the circumstances in detail.(私たちはそれについて細かく状況を把握します)
    • I need to get a grasp on his attitude to work.(私は彼の勤務態度を把握する必要がある)

    まとめ 

    「把握」は「しっかりつかむこと」と「よく理解すること」という2つの意味があります。

    何かを物理的につかむということと、頭で何かを理解すということは全く異なるので、しっかり区別して使いましょう。

    ビジネスシーンでも「把握しました」と使うことがありますが、目上の人への敬語としては適切ではありません。

    目上の人に使うときは、「把握しました」ではなく「承知しました」を使うようにしましょう。

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