「拝受」の正しい使い方は?意味・例文・類語・英語表現を解説!

拝受の意味とは ビジネス用語

「拝受(はいじゅ)」は「つつましく受け取る」という意味の謙譲表現です。

「つつましい」は遠慮深くて動作・態度が控えめな様を表すので、「拝受」は目上の人に敬意を払いながら物品を受け取るという意味になります。

「~を拝受いたしました」「拝受の御礼まで」といった表現は、ビジネスシーンでは日常的に使われていますよね。

今回は、その「拝受」の意味と正しい使い方、そして類語や英語表現も解説いたします。

しっかりと理解して、ビジネスシーンでスマートに使いこなしましょう。

1.「拝受」の意味とは?

意味|つつしんで受け取ること

拝受

読み:はいじゅ

意味:つつしんで受け取ること

「拝受」の語源は、二つの漢字の意味を知ると分かります。

  • 【拝】:おがむこと 
  • 【受】:受け取ること

「拝」という漢字には、目上の人に敬意を払う謙譲の意味があり、「受」には「受け取る、受領する」という意味があります。

すなわち、 「拝受」は「つつしんで受け取る」という意味になります。

続いて、「拝受」の正しい使い方と例文をご紹介します。

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  • 2.「拝受」の正しい使い方と例文

    そもそも「拝受」という言葉は、日常生活の中ではなくビジネスシーンで使われます。

    相手に敬意を表した比較的堅い表現であり、メールや書類・資料などを受け取った時に「受け取りました」という意味で使う言葉です。

    「拝受」の使い方を確認した上で、例文に倣って実際に活用してみましょう。

    2-1.「拝受」は謙譲表現

    「拝受」は「受け取る」「受領する」の謙譲表現です。

    謙譲語は「自分を下げて相手を立てる」ときに使う「自分がへりくだる」表現。

    目上の人に対して使う言葉ですので、部下や後輩に対して使うことは出来ないので注意しましょう。

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  • 2-2.「拝受」を使った例文

    「拝受」を使った例文には以下のようなものがあります。

    <例文>

    • 先ほど貴社からのメールを拝受しましたご連絡いただきありがとうございます。
    • 本日、送付いただきました商品を拝受いたしました
    • 資料が届き次第、拝受いたします

    「拝受いたしました」は、ビジネスメールで頻繁に使われる「よろしくご査証ください」という一文に対する返事としても相応しい表現です。

    また、確実に受け取ったという事実を強調したい場合には「確かに」を加えましょう。

    <例文>

    送付いただきました資料を確かに拝受いたしました

    先方から送付されたものを受け取ったという事実を報告する場合、ビジネスメールでは以下のような表現を使います。

    <例文>

    • 本日、御社の商品が弊社に届きました。
      詳細については別途ご連絡いたします。
      取り急ぎ拝受の御礼まで
    • 今回は弊社の商品でご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
      先ほど弊社に届きましたので、再度こちらで確認させていただきます
      まずは拝受のご報告まで

    2-3.「拝受」の間違った使い方

    「拝受」を正しく使うためにも、間違われやすい使い方もご紹介します。

    こちらから送ったものが先方に無事に届いたかを確認する場合には、「拝受」を用いることはできません。

    • ×:~を拝受いたしましたか。
    • ×:~は拝受されましたか。

    正しくは、以下のような言い回しを使いましょう。

    • ○:~をお受け取りになりましたか。
    • :~はお手元に届きましたか。

    また、謙譲表現はあくまで自分の行為をへりくだって表す言葉ですから、以下のような使い方はしないので注意しましょう。

    • ×:「部長、ご拝受お願いします」
    • ×:「資料を送りますので拝受してください」

    相手の行為に対しては「お受け取りください」などの尊敬語を用いるようにしましょう。

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  • 2-4.「拝受いたしました」は二重敬語?

    「拝受」と「いたしました」を組み合わせても二重敬語にはなりません。

    「拝」自体にすでに目上の人に敬意を払う謙譲の意味があるため、更に「いたす」をつけるのは二重敬語にあたるという意見もあります。

    しかし、「いたす」は謙譲語ですから、謙譲表現に謙譲語をプラスしても二重敬語にはなりません。

    「拝受いたしました」は「拝受しました」よりも丁寧な表現であり、ビジネスシーンにおいて活用することができる言い回しです。

    例文を参考に、ビジネスシーンで自然に使えるように練習しましょう。

    3.「拝受」の類語・言い換え表現

    「拝受」の類語には以下のような言葉があります。

    • 受領(じゅりょう)
    • 頂戴(ちょうだい)
    • 受信(じゅしん)
    • 賜る(たまわる)

    意味と例文を順に確認していきましょう。

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  • 類語1.受領(じゅりょう)  

    受領

    意味:金品を受け取ること

    <例文>

    • 送付して頂いた研究資料を本日受領いたしました。

    「受領いたしました」は丁寧な表現ですが、「拝受いたしました」の方がより丁寧な上にへりくだった言い回しと言えます。

    また、同じ「領」を使った言葉に「領収」がありますが、こちらは金銭の受け取りのみに使われる言葉ですので覚えておきましょう。

    類語2.頂戴(ちょうだい)

    頂戴

    意味:目上の人からいただくこと。また「もらう」のへりくだった言い方。

    <例文>

    • よりお手紙を頂戴いたしました。

    「頂戴」は日常会話だけでなく、ビジネスメールや手紙などにも用いられる謙譲語です。

    「拝受」は物を受け取る際に使われますが、「頂戴」は物を頂く際だけでなく、「お時間を頂戴してよろしいでしょうか。」「お心遣いありがたく頂戴いたします。」といったようにも使われます。

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  • 類語3.受信(じゅしん)

    受信

    意味:他からの通信を受け取ること

    <例文>

    • 御社からのメールを確かに受信いたしました。

    「受信」は主にメールやFAXなどを受け取った場合に使います。

    「拝受」には、相手への敬意を持って受け取るというニュアンスですが、「受信」という言葉自体に敬意は含まれません。

    ビジネスシーンで使う際には「いたす」などをプラスして使いましょう。

    類語4.賜る(たまわる)  

    賜る

    意味:目上の人からもらう。いただく。

    <例文>

    「賜る」は「もらう」の謙譲語です。

    日常生活では使う機会はありませんが、来賓の方などがいる改まった場でのスピーチの際に、相手に敬意を持って御礼を言う際によく使われます。

    「拝受」は、物理的な物を受け取る際に使われますが、「賜る」は、「ご愛顧を賜り」「ご指導・ご鞭撻を賜りますよう」といったように何かしらの恩恵を受ける際に用いられます。

    最後に、「拝受」を英語で使う場合の表現をご紹介します。

    4.「拝受」の英語表現

    「受け取る」という英語表現には以下のようなものがあります。

    1. to get
    2. to accept
    3. to receive

    「get」はカジュアルなシーンで使う表現ですから、ビジネスメールではほとんど使いません。

    「accept」はビジネスシーンでも頻繁に使われますが、主に要求を受け入れたり、金銭の受け取る際に用いられます。

    この中で、日本語に「拝受」に当たる表現は「receive」です。

    <例文>

    • I have received your email.

            (メールを拝受しました。)

              (メールを確かに拝受しました。)

    また、日本語の「拝受いたしました」に相当する、より丁寧な言い回しもありますので覚えておきましょう。

    <例文>

    • I acknowledged receipt of your letter.

            (お手紙を拝受いたしました。)

    まとめ

    「拝受」は、相手から渡されたものを「つつしんで受け取る」という意味の謙譲表現です。

    「拝受いたしました」は、日本人らしい丁寧で謙虚な言い回し。

    多用するのはNGですが、ここぞという時に重要な取引先や目上の人に対して自然と使えると良いですね。

    ぜひ「拝受」という言葉をビジネスシーンで活用してください。

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