「踏まえて」の意味と使い方!類語や英語表現を紹介【例文あり】

踏まえての意味とは ビジネス用語

「踏まえて」とは 「ある事柄を前提として」「予め考慮に入れて」を意味する言葉です。

そこで本記事では、「踏まえて」の意味や使い方の注意点、さらには類語や英語表現も紹介しています。

この記事を読んで「踏まえて」の使い方を知り、社会人らしく誰に対しても失礼が無いように説明や対応ができるようになりますよ。

ぜひ参考にしてみてください。

1.「踏まえて(ふまえて)」の意味

意味は「ある事柄を前提として」

踏まえて

読み;ふまえて

  1. ある事柄を前提として
  2. 予め考慮に入れて

「踏まえて」は、基本的に 「ある事柄を前提として」「予め考慮に入れて」を意味する言葉です。

そして、次の構成で成り立っています。

  • 動詞「踏まえる」の連用形「踏まえ」+ 接続助詞「て」=「踏まえて」

しかし、「踏まえる」の使い方によって意味が変わるので、使う際は文章の流れや前後の言葉の配置など留意することが必要です。

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  • 「踏まえて」の言語由来

    「踏」には元々「足を小刻みに上げ下ろす。ふみつける」の意味があり、その意味からビジネスには似つかわしくないとされる漢字です。

    しかし「踏まえて」には、その「踏」が使われています。

    それにも関わらず「踏まえて」がビジネスで使われている理由は、以下の「踏まえる」の意味が含まれているからなのです。

    踏まえる

    読み:ふまえる

    1. しっかりと確実に足でふみつける
    2. 支配下に取り込み、掌握する
    3. 判断の根拠とする
    4. 様々なことを思案し配慮する

    「しっかりと確実に足でふみつける」「支配下に取り込み、掌握する」は、「(地面の)上に立つ」と①の意味から派生したとされ「踏む」や、②の漢字があてられているのです。

    「判断の根拠とする」「様々なことを思案し配慮する」は、例えば「判断の根拠」を地面に例え 「その地面の上に立ち、思案し考察する」と解釈されたと考えられています。

    このように「踏」そのものは「足を小刻みに上げ下ろす。ふみつける」という意味であっても、「踏まえる」になると「しっかりした」「掌握する」などに転じた良い意味が多いのです。

    だから、「踏まえて」はビジネスの場での使用も問題がない言葉とされています。

    2.「踏まえて」の使い方と例文

    ここでは「踏まえて」の使い方を紹介します。

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  • 2-1.自身の行動に対しての「踏まえて」

    自身の行動に対して「踏まえる」を使うと、謙譲的な表現となります

    周囲に対し律儀な印象を与える事ができるのです。

    「踏まえて」を敬語的に使う場合は、自身にについて使うとかなり効果的になります。

    自分自身について、説明する時に「踏まえる」を使いましょう。

    例文
    これまで社内で培われた経験を踏まえて、やっと形にできるようになりました。

    2-2.「踏まえて」を使う時の注意

    相手に注意や確認を促したい時に「踏まえる」という言葉を使って説明すると、相手によっては「かなり上から目線であり、対応に誠意が感じられない」とされます。

    「踏む」の表現が「相手を踏む」と解釈される可能性があるのです。

    基本的には使うことを避けたい「踏まえる」ですが、どうしても使わざるを得ない場もあると考えるのが普通でしょう。

    そのような場において、目上や取引先に「踏まえる」の意味合いを伝えたい時は、次の言い換え表現を使う方が良いです。

    例文

    1. ご注意ください
      例文 ⇒以上の要点をご注意いただいたでのご選択をお願い申しあげます。
    2. ご確認ください
      例文 ⇒以上の要点をご確認いただいたでのご選択をお願い申しあげます。

    ビジネスでどうしても「踏まえて」と使う場合

    どうしても目上や取引先に「踏まえて」と使いたい場合には、次のような敬語を使い、表現すると良いでしょう。

    1. お踏まえ頂き
      例文 ⇒ 以上の要点をお踏まえ頂いた上でのご選択をお願い申しあげます。
    2. お踏まえになり
      例文 ⇒ 以上の要点をお踏まえになりご選択をお願いいたします。

    しかし、なるべく誤解や行き違いを避けたいと考えているなら、 「ご注意ください」「ご確認ください」等の言い換え表現推奨します。

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  • 2-3.「踏まえて」と「踏む」での誤用に注意

    「踏まえて」は、基本的に「ある事柄を前提として」「予め考慮に入れて」を意味する言葉です。

    しかし、かなり高い確率で陥ってしまう誤用表現も存在します。

    その誤用表現とは、同じ漢字を使う「踏む」です。

    踏む

    読み:ふむ

    1. 実際に経験する
    2. 決まったやり方に沿って行動する
    3. 前もって予想する

    つまり、次のような比較例文になります。

    「踏まえて」と「踏む」比較例文

    1. 踏まえて
      例文 ⇒これまでに至った前例を踏まえて
      意味 ⇒これまでに至った前例を基準にして
    2. 踏む
      例文 ⇒これまでに至った前例を踏む
      意味 ⇒これまでに至った前例と同じやり方をする

    上記の例文で例えるなら、「踏まえて」が「(前例を)考慮しつつ」に対し、「踏む」は「(前例と)同じやり方をする」と、前提に対する考え方が全く違いがあるのです。

    2-4.「踏まえて」を使った例文

    「踏まえて」を使った例文を紹介します。

    「踏まえて」を使った例文

    1. 以上を踏まえた上で
      例文以上を踏また上で、気になる点が複数あり今回の報告書に手を入れた
    1. 踏まえて考える
      例文 ⇒先輩からの指摘踏まえて考える、新人への指導方法
    1. アドバイスを踏まえて
      例文 ⇒皆からの貴重なアドバイスを踏まえて、何とか形にする事ができました。
    1. 反省を踏まえて
      例文 ⇒君は本当に反省を踏まえて行動しているのか?
    1. 踏まえつつ
      例文 ⇒過去の失敗を踏まえつつも、それでも先へ進めなければいけない

    いずれの例文も「 何かしらの前提となる部分があり、それを元に行動している」意味を含んでいます。

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  • 3.「踏まえて」の類語表現

    踏まえての類語

    ここでは、「踏まえて」の6個の類語表現を紹介します。

    「踏まえて」類語表現の例文

    1. 根拠にする
      意味 ⇒物事が存在するための理由
      例文 ⇒ 次のフェイズに進むやめその数字を根拠にする「Aプロジェクト」
      置き換え ⇒ 次のフェイズに進むやめその数字を踏まえての「Aプロジェクト」
    1. 前提とする
      意味 ⇒ ある物事が成立するための、導入となる条件
      例文 ⇒Bさんのアイディアを前提とするあの企画書は、どうも社内精査をクリアしたらしい。
      置き換え⇒Bさんのアイディアを踏まえてのあの企画書は、どうも社内精査をクリアしたらしい。
    1. 考慮する
      意味 ⇒ 物事を、多方面でよく考えること
      例文 ⇒ Cさんの事情を考慮すると、突然の異動も止む無しか。
      置き換え ⇒ Cさんの事情を踏まえてと、突然の異動も止む無しか。
    1. 加味する
      意味 ⇒ ある事象の上にさらにつけ加えること
      例文 ⇒ セミナー参加者のアンケート結果を加味して、次の開催日を決める。
      置き換え ⇒ セミナー参加者のアンケート結果を踏まえて、次の開催日を決める。
    1. 基づく
      意味 ⇒ 拠り所とする
      例文 ⇒ 結果に基づく次のフェイズへの考察。
      置き換え  ⇒ 結果に踏まえて次のフェイズへの考察。
    1. 注意する
      意味 ⇒ 気をつけること、気をくばること
      例文 ⇒ 最近のDさんの不穏行動が目立つので注意していた。
      置き換え⇒ 最近のDさんの不穏行動が目立つことを踏まえていた。

    いずれの類語も 「踏まえて」と置き換えても違和感が無い点が特徴的です。

    3-1.「踏まえて」と「鑑みて(かんがみて)」の違い

    「踏まえて」とよく比較される言葉に「鑑みて(かんがみて)」があります。

    「鑑みて」の意味と読み方は、次の通りです。

    鑑みる

    読み:かんがみる

    1. 見本や手本を元に考えて
    2. 他と比べながら考えて

    「踏まえる」は「ある事柄を前提として」「予め考慮に入れて」を意味する事に対して「鑑みて」の意味は 「見本や手本を元に考えて」「他と比べながら考えて」になります。

    例文で比較してみましょう。

    「踏まえて」と「鑑みて」比較例文

    1. 踏まえて
      例文 ⇒これまでに至った前例を踏まえて
      意味 ⇒これまでに至った前例を基準にして
    2. 鑑みて
      例文 ⇒これまでに至った前例を鑑みて
      意味 ⇒これまでに至った前例を比較し参照して

    「前例を基準にして考える」が「踏まえて」であり、「前例を比較参照して考える」が「鑑みて」になるのです。

    例文からわかるように「基準にする」か「参照にする」の違いがあるので、同じ意味として使わないようにしましょう。

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  • 4.「踏まえて」の英語表現

    踏まえての英語表現

    最後に「踏まえて」の3つの英語表現を紹介します。

    それぞれ説明していきます。

    4-1.based on 〜

    「based on〜」は「 〜に基づく」を意味する英語慣用句です。

    「based」とは、「基礎や根拠」を意味する「base」の過去形「基づいた」になります。

    「〜に、~の上に」を意味する「on」が後ろに付くことで「〜に基づく」となり、転じて「踏まえて」と解釈されるのです。

    例文

    • Based on the your opinion
      意味 ⇒ あなたの意見を踏まえて

    ちなみに「以上を踏まえて」等の英語表現は次のようになります。

    例文

    • Based on the above
      意味 ⇒ 以上を踏まえて
    • Based on these
      意味 ⇒ これらを踏まえて

    4-2.on the basis of 〜

    「on the basis of 〜」は「 〜に基づいて」を意味する英語慣用句です。

    「basis」とは「基礎」や「根拠」を意味するし、「on the basis of 〜」を直訳すると「〜の基礎の上に」となり、転じて「踏まえて」と解釈されます。

    例文
    on the basis of the her competence
    意味 ⇒ 彼女の能力を踏まえて

    4-3.in accord with〜

    「in accord with〜」は「 〜と一致して」を意味する英語慣用句です。

    「in accord」には「一致する」という意味があり、後ろに「〜と一緒に」を意味する「with〜」がつくことで「〜と一致して」となり転じて「(〜と)踏まえて」と解釈されます。

    例文
    in accord with in that area tradition
    意味 ⇒ その地域の伝統を踏まえて

    まとめ

    「踏まえて」は 「ある事柄を前提として」「予め考慮に入れて」の意味がある言葉です。

    今回は「踏まえて」の意味を知ることで、ビジネスの場では言葉一つの使い方でも、細かい意味合いを含んだ考慮が必要であることを知りました。

    「踏まえて」の正しい使い方を把握し、社会人らしく滞りなく周囲に不快を与えない説明ができるようになりましょう。

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