「一概に」の意味とは?「一概には言えない」の正しい使い方を解説

一概にの意味とは ビジネス用語

「一概に」は、 「いちがいに」と読み、「細かな差異を気にしないで一様に扱うさま」を表す言葉です。

「一概に」は否定を意味する言葉とセットで用いられることが多く、最もよく見られる表現は「一概には言えない」という言い方です。

普段意識されることは少ないですが、「一概には言えない」という表現は、相手の主張に反論するときに使う場合と、自分の主張を和らげるために使う場合があります。

ここでは、「一概に」の意味や使い方を見た後、よく使われる「一概には言えない」の使い方を場面別に、例文を交えて解説します。

「一概に」の類語や英語表現についても解説しますので、ワンランク上のビジネスコミュニケーションの参考にしてください。

1.「一概に」の意味

細かな差異を気にしないで一様に扱うさま

一概に

読み方:いちがいに

意味:細かな差異を気にしないで、一様に扱うさまを表す言葉

「一概に」という言葉は、 「すべて同じに」「ひっくるめて」といったニュアンスを持ちます。

例えば「一概に良いとは言えない」という場合は、「細かく見ると違いがありすべて同じではない」つまり、「全部が良いわけではない」という意味となります

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  • 「一概」の意味は「強情なこと」

    一概

    読み方:いちがい

    意味:強情なこと

    「一概」と「一概に」は「に」があるかないかの違いですが、意味も使い方も全く違いますので注意が必要です。

    「彼は一概です。」と言えば、「彼は強情で、自分の意見を無理矢理押し通す人だ。」という意味です。

    2.「一概に」の使い方と例文

    「一概に」は否定する言葉とセットで用いられ、「例外もありうる」「別の見方もある」という意味合いの表現として使われます

    最もよく見られる表現は「一概には言えない」ですが、ほかの表現も見てみましょう。

    <例文>

    • 一概に彼らの意見を非難することもできない
    • 流行によっても大きく左右されるため一概には言えない
    • 一概に無価値であるなどと考えてはいけない
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  • 3.「一概には言えない」の使い方

    「一概には言えない」は、「すべてがそういう訳ではない」という意味ですが、この表現を使う場面は2つあります。

    1. 相手の主張に対する反論として用いる場合
    2. 自分の言いたいことを少し和らげる場合

    なお、「一概には言えない」の「は」を除いた「一概に言えない」という表現も見かけますが、同じ意味であり、使い方も同様です。

    「一概には言えない」と「一概に言えない」を区別する必要はなく、どちらを使っても構いません

    3-1.相手に反論するときの使い方

    相手から一方的な主張をされ、「そうとも限らない、別の見方もある」と反論したい場合に、「一概には言えない」と言うことが出来ます。

    相手の主張の穴をつくにあたって、例外を指摘するのはディベートの場では普通のことです。

    ただ、「一概には言えない」だけで止めてしまうと、建設的な議論にはなりません。

    「一概には言えません。しかし…」といったように、「こういう見方、考え方もある」ということを必ず説明しましょう。

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  • 3-2.自分の主張を和らげるための使い方

    自分の主張に対して、あまり強い印象を相手に与えたくない場合に、「一概には言えないが」と最初に断っておくと良いでしょう。

    「これから言う自分の主張には当然例外もあり、別の見方も出来ると思うが、自分はこのように考える。」と伝えることができます。

    このような使い方は、相手の反論に予防線を張る意味でも効果的です。

    主張としてはやや弱くなりますが、相互に良好なコミュニケーションを維持したい場合にも有効的な表現です。

    別の見方をすれば、最初に「一概には言えないが」と断っておくことで、続けて大胆な提案や主張が出来るということもあります。

    3‐3.「一概には言えない」とセットで使う言葉

    「一概には言えない」という表現は、 それだけで用いることは少なく、前後にセットで使う言葉が重要になります。

    下記の例文を参考にしてください。

    <例文>

    • 一概にそうとも言えないが、あなたの主張にも一理ある。
    • そうすることが一概に悪いことだとは言えない
    • お金があることが幸せだとは一概には言えない
    • 今の時点で、何が一番需要なのかは一概には言えない状況にある。
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  • 4.「一概に」の類語表現

    「一概に」の類語表現としては、「必ずしも」、「あながち」などがあります

    「一概に」には、以下のような類語表現があります。

    • 必ずしも
    • あながち

    どちらも「一概に」と言い換えが可能ですが、微妙な差もありますので、注意しましょう。

    類語1.必ずしも

    必ずしも

    読み方:かならずしも

    意味:絶対そうだというわけではない

    「必ずしも」は、ある条件に対する結果や評価などが決まっているわけではない、例外も存在するということを意味する表現です。

    基本的には「一概に」と同義と考えてよく、同じように否定語とセットで使います。

    <例文>

    • 彼は必ずしも幸せではない
    • 必ずしも誰にでも出来るわけではない
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  • 類語2.あながち

    あながち

    意味:そうとばかりは言えない

    「あながち」は、「強く決めつけることに反対する」という意味合いを持っています。

    「必ずしも」と同様に、「あながち」も否定語とセットで使われます。

    しかし、「一概に」や「必ずしも」のように、「Aだからといって、Bではない」といったケースには使われません。

    以下のような文章は間違った使い方です。

    【間違い】

    金持ちだからといって、あながち偉いとは限らない。

    この場合は、「あながち」ではなく、「金持ちだからといって、必ずしも偉いとは限らない。」と表現すると良いでしょう。

    <例文>

    • その事故はあながち彼女だけの責任ではない
    • 彼女の言うことはあながち間違っていない

    5.「一概に」の英語表現

    「一概に」の英語表現は「sweepingly」です

    <例文>

    • That can’t be said sweepingly.

    (それは一概に言うことができない。)

    • I cannot sweepingly say that it was a bad thing.

    一概には悪い事とは言えない。)

    「一概には言えない」というよりも「○○とは必ずしも言えない」というニュアンスで以下のような表現を用いることもあります。

    • not always true(必ずしも真実ではない)
    • there are exceptions(例外がある)

    まとめ

    「一概に」は、 「細かな差異を気にしないで、一様に扱うさま」を表す言葉です。

    否定の意味を持つ語尾とセットで用いられることが多く、「一概には言えない」という言い回しが最もよく使われる表現だと言えるでしょう。

    「一概には言えない」は、相手の主張に対して反論的に使う場合と、自分の主張を少し和らげるために使う場合とがあります。

    「一概に」の正しい使い方をしっかりと理解し、ビジネスの場でのコミュニケーションスキルをアップさせましょう。

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