【季節別・月別】メールや手紙にすぐ使える!「時候の挨拶」文例集

時候の挨拶の意味の意味とは ビジネス用語

「時候の挨拶」とは、 「四季折々の気候に合わせた挨拶」です。

この「時候の挨拶」は、丁寧な手紙やメールを書く上で欠かせないものです。

本記事では、手紙の中でもビジネスレターを例に挙げ、その構成要素から、使い方、例文を分かりやすく紹介していきます。

また、「時候の挨拶」を使う上で、守るべき注意点もお伝えします。

しっかりとマスターして、相手に失礼のない丁寧なビジネスレターを書けるようになりましょう。

1.「時候の挨拶」とは?

四季折々の気候、その時々の陽気に合わせた挨拶

時候の挨拶

読み:じこうのあいさつ

意味:四季折々の気候、その時々の陽気に合わせた挨拶。

「時候」とは「四季折々の気候、その時々の陽気」を表す言葉です。

四季の豊かな国で暮らす日本人は、感受性豊かであり、古くから「季節を感じること」を大切しています。

その感覚は、現在でも廃れる事はなく、手紙の冒頭には必ずと言ってよいほど用いられるのが「時候の挨拶」です。

「時候の挨拶」は、「二十四節気(にじゅうしせっき)」に合わせて使い分けられます。

「二十四節気」とは、1年の四季を更に細かく24に細かく分けたものです。

中でも、「立春」や「夏至」「秋分」などの言葉は、現在でも一般的に使われています。

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  • 2.ビジネスレターの基礎知識

    「時候の挨拶」の説明をする前に、まずは一般的なビジネスレターを書く上で、大切な構成要素から見ていきましょう。

    2-1.一般的なビジネスレターの構成要素

    一般的なビジネスレターの場合、大きく分けて以下の6つの要素で構成されています。

    1. 前付( 日付、宛名、差出人)
    2. タイトル
    3. 前文(頭語、時候の挨拶、繁栄を喜ぶ言葉、日頃の感謝を伝える)
    4. 主文
    5. 別記(主文の他に書き添える)
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  • 2-2.時候の挨拶は「前文」に入れる

    「時候の挨拶」は、手紙の「前文」で使われます。

    例えば、取引先の人と打ち合わせを行う際には、いきなり本題には入らず、まずはお互い挨拶をしてから本題に入りますよね。

    それと同様に、手紙の場合でも、いきなり用件から書き始めるのではなく、まずは挨拶文から始め、その後用件に入るのがマナーです。

    手紙の前文で「頭語」「時候の挨拶」「繁栄を喜ぶ言葉」「日頃の感謝」を伝えた後に、本題に入るのです。

    実際には「時候の挨拶」は以下のように使われます。

    <例文>

    拝啓、陽春の候、貴社ますますご清栄のことと心からお喜び申し上げます。日頃は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

    「陽春の候(ようしゅんのこう」は「春の暖かくて陽気な季節になりました」という意味であり、3月中旬から4月中に使われる「時候の挨拶」です。

    ビジネスレターでは、このような「時候の挨拶」を、季節ごとに使い分けて用います。

    2-3.「時候の挨拶」を使う場合の注意点

    時候の挨拶を使う時に、気を付けておきたいポイントが2つあります。

    1. 相手の居住地の季節に合わせて使う
    2. 病気のお見舞いや、お悔やみの場合は使わない

    それでは、順に見ていきましょう。

    相手の居住地の季節に合わせて使う

    手紙で時候の挨拶を書く時には、「相手の住んでいる地域」の季節に合わせて書くと良いでしょう。

    例えば、梅雨の季節に、北海道の人に向けて手紙を書くとします。

    その場合、北海道には梅雨がないので「入梅の候」や「長雨の候」などを使わないようにします。

    そして、代わりに「梅雨」というイメージの無い「夏至の候」等を使うと良いでしょう。

    相手の居住地に合わせた「時候の挨拶」を使う事で、相手は「自分の事を思いながら手紙を書いてくれたのだな」と感じることでしょう。

    病気のお見舞いやお悔やみの場合は使わない

    病気のお見舞いや、お悔やみの手紙の場合には、「時候の挨拶」は使わず、すぐに本題に入ります。

    これは、「知らせを聞いて驚いて取り急ぎ筆を取った」という自分の気持ちを表すためです。

    お見舞いや、お悔やみの手紙に「時候の挨拶」を使うと、「普段通り、時間をかけてじっくり書いた」という印象を与えてしまいます。

    お見舞いや、お悔やみの手紙の場合には「時候の挨拶」は使わない、というマナーをしっかり覚えておきましょう。

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  • 3.【春】3・4・5月の「時候の挨拶」文例集

    3-1.3月の「時候の挨拶」

    3月は花見月とも言われ、たくさんの花が開花し始める季節です。

    下旬に向けて、少しずつ暖かくなっていく春のイメージを「時候の挨拶」で表現します。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    3月上旬 3月5日頃まで

    雨水

    (うすい)

    • 向春の候

    (こうしゅんのこう)

    • 三寒四温の候

    (さんかんしおんのこう)

    • 解氷の候

    (かいひょうのこう)

    • 梅花の候

    (ばいかのこう)

    • 早春の候

    (そうしゅんのこう)

    3月中旬 3月6日~3月20日頃

    啓蟄

    (けいちつ)

    • 軽暖の候

    (けいだんのこう)

    • 浅春の候

    (せんしゅんのこう)

    • 啓蟄の候

    (けいちつのこう)

    3月下旬 3月21日頃以降

    春分

    (しゅんぶん)

    • 春分の候

    (しゅんぶんのこう)

    • 春暖の候

    (しゅんだんのこう)

    • 春陽の候

    (しゅんようのこう)

    • 仲春の候

    (ちゅうしゅんのこう)

    3月の上旬は、春といえどもまだまだ寒さの残る季節です。

    2月下旬同様、春の足音が近づいてくるという意味の「向春」や「早春」といった言葉を使います。

    3月の中旬は「啓蟄(けいちつ)」と呼ばれ、冬をじっと過ごした虫たちが土の中から顔を出す季節です。

    日差しもだんだん暖かくなって来ますよね。

    春らしい暖かさがだんだんと近づいてくるイメージの「軽暖」や、春の初めという意味で「浅春」という言葉が使われます。

    3月下旬の「春分」の季節になると、暦上だけではなく「春の気候」を実感できる日も多くなってきます。

    その様子を「春陽」や「春暖」という言葉で表現するのです。

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  • 3-2.4月の「時候の挨拶」

    3月に徐々に咲き始めた花たちも、4月中旬にはピークを迎え花を楽しみ、新緑の季節へと移り変わっていきます。

    4月は、そんな暖かな様子を「時候の挨拶」で表します。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    4月上旬 4月4日頃まで

    春分

    (しゅんぶん)

    • 春分の候

    (しゅんぶんのこう)

    • 春暖の候

    (しゅんだんのこう)

    • 春陽の候

    (しゅんようのこう)

    • 仲春の候

    (ちゅうしゅんのこう)

    4月中旬 4月5日から4月19日頃

    清明

    (せいめい)

    • 桜花の候

    (おうかのこう)

    • 麗春の候

    (れいしゅんのこう)

    • 清和の候

    (せいわのこう)

    • 春爛漫の候

    (はるらんまんのこう)

    • 春風駘蕩の候

    (しゅんぷうたいとうのこう)

    4月下旬 4月20頃以降

    穀雨

    (こくう)

    • 晩春の候

    (ばんしゅんのこう)

    • 惜春の候

    (せきしゅんのこう)

    • 穀雨の候

    (こくうのこう)

    4月上旬は、3月下旬同様「春の暖かな気候」を「春陽」というや「春暖」という言葉で表現します。

    4月中旬は、の見ごろを迎える事や、清々しい空のイメージから、「桜花」や「清和」という言葉を使います。

    柔らかな春の雨が降る4月下旬は、田んぼや畑の準備に伴って「穀雨(こくう)」と呼ばれます。

    春もだんだんと終わりに近づいてくることから、「晩春」や、春を惜しむ「惜春」という言葉を「時候の挨拶」に含めるのです。

    3-3.5月の 「時候の挨拶」

    5月は若葉の色が美しく、爽やかで清々しい季節です。

    5月の「時候の挨拶」は、草木の様子や、これから夏に向かっていく様子を表現します。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    5月上旬 5月5日頃まで

    穀雨

    (こくう)

    • 晩春の候

    (ばんしゅんのこう)

    • 惜春の候

    (せきしゅんのこう)

    • 残春の候

    (ざんしゅんのこう)

    • 穀雨の候

    (こくうのこう)

    5月中旬 5月6日~5月20日頃

    立夏

    (りっか)

    • 新緑の候

    (しんりょくのこう)

    • 若葉の候

    (わかばのこう)

    • 青葉の候

    (あおばのこう)

    • 薫風の候

    (くんぷうのこう)

    5月下旬 5月21日頃以降

    小満

    (しょうまん)

    • 万緑の候

    (ばんりょくのこう)

    • 向暑の候

    (こうしょのこう)

    • 薄暑の候

    (はくしょのこう)

    • 初夏の候

    (しょかのこう)

    5月上旬は、4月の下旬同様、春の終わりが近づく「晩春」や、春を惜しむ「惜春」という言葉を「時候の挨拶」に含めます。

    5月の中旬は「立夏」と呼ばれ、新緑の最も美しい季節なので、「新緑」や「若葉」「青葉」などを「時候の挨拶」で表現するのです。

    5月も下旬になると、葉の緑も濃くなり、だんだん夏の気候が近づいてきます。

    「万緑」という言葉で、緑の生い茂るイメージを表したり、「向暑」という言葉で夏に向けて段々と暑くなる様子を表します。

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  • 4.【夏】6・7・8月の「時候の挨拶」文例集

    4-1.6月の「時候の挨拶」

    6月は全国的に梅雨入りを迎える時期で、雨が続くうっとうしい季節です。

    そのような中でも、 「時候の挨拶」には、敢えて爽やかな表現を使います。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    6月上旬 6月5日頃まで

    小満

    (しょうまん)

    • 万緑の候

    (ばんりょくのこう)

    • 向暑の候

    (こうしょのこう)

    • 薄暑の候

    (はくしょのこう)

    • 初夏の候

    (しょかのこう)

    6月中旬 6月6日~6月20日頃

    芒種

    (ぼうしゅ)

    • 入梅の候

    (にゅうばいのこう)

    • 長雨の候

    (ながあめのこう)

    • 紫陽花の候

    (あじさいのこう)

    • 芒種の候

    (ぼうしゅのこう)

    6月下旬 6月21日頃以降

    夏至

    (げし)

    • 夏至の候

    (げしのこう)

    • 短夜の候

    (たんやのこう)

    • 梅雨晴れの候

    (つゆばれのこう)

    • 霖雨の候

    (りんうのこう)

    6月上旬は5月下旬同様、「万緑」という言葉で緑の生い茂るイメージを表します。

    また、「向暑」という言葉で夏に向けて段々と暑くなる様子を表現します。

    6月も中旬になると梅雨の季節に入るので「入梅」、他には雨の中綺麗に花を咲かせる「紫陽花」などを「時候の挨拶」で表現するのです。

    6月下旬の「夏至」は、暦の上では夏の折り返し地点です。

    梅雨も終わりに近づき、本格的な夏がやってくるので「夏至」や「梅雨晴れ」といった言葉を使います。

    4-2.7月の「時候の挨拶」

    7月に入ると段々と暑さが増し、下旬にはそのピークに近づいていきます。

    夏らしさを表現するため、 「時候の挨拶」には「暑い」というイメージの言葉が用いられます。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    7月上旬 7月6日頃まで

    夏至

    (げし)

    • 夏至の候

    (げしのこう)

    • 短夜の候

    (たんやのこう)

    • 仲夏の候

    (ちゅうやのこう)

    • 梅雨晴れの候

    (つゆばれのこう)

    • 霖雨の候

    (りんうのこう)

    7月中旬 7月7日~7月22日頃

    小暑

    (しょうしょ)

    • 猛暑の候

    (もうしょのこう)

    • 盛夏の候

    (せいかのこう)

    • 酷暑の候

    (こくしょのこう)

    • 冷夏の候

    (れいかのこう)

    7月下旬 7月7日~7月23日頃

    大暑

    (たいしょ)

    • 大暑の候

    (たいしょのこう)

    • 炎暑の候

    (えんしょのこう)

    • 酷暑の候

    (こくしょのこう)

    • 三伏の候

    (さんぷくのこう)

    7月上旬は、6月下旬同様、ここから本格的な夏がやってきます。

    それゆえ「夏至」や「梅雨晴れ」といった言葉を使って「時候の挨拶」を表現します。

    7月の中旬の「小暑」は、だんだんと暑さが増してくるという意味です。

    「時候の挨拶」には、「大変暑い」という事を表現する「猛暑」「盛夏」「酷暑」という言葉が使われます。

    7月の下旬は「大暑」といい、1年の中でも厚さがピークに達します。

    「時候の挨拶」でも、「燃えるように暑い」ということを表す「炎暑」などという言葉が使われます。

    4-3.8月の 「時候の挨拶」

    8月に入ると「立秋」を迎えて、暦の上では秋になります。

    上旬から下旬になるにしたがって「暑い」を表す言葉から、だんだん涼しさや、秋の訪れを感じる「時候の挨拶」になります。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    8月上旬 8月7日頃まで

    大暑

    (たいしょ)

    • 大暑の候

    (たいしょのこう)

    • 炎暑の候

    (えんしょのこう)

    • 酷暑の候

    (こくしょのこう)

    • 三伏の候

    (さんぷくのこう)

    8月中旬 8月8日~8月22日頃

    立秋

    (りっしゅう)

    • 残暑の候

    (ざんしょのこう)

    • 納涼の候

    (のうりょうのこう)

    • 晩夏の候

    (ばんかのこう)

    • 暮夏の候

    (ぼかのこう)

    • 季夏の候

    (きかのこう)

    8月下旬 8月23日頃以降

    処暑

    (しょしょ)

    • 秋暑の候

    (しゅうしょのこう)

    • 納涼の候

    (のうりょうのこう)

    • 早涼の候

    (そうりょうのこう)

    • 初秋の候

    (しょしゅうのこう)

    8月の上旬は、7月の下旬同様一番熱い時期ですから、「時候の挨拶」でも「非常に暑いこと」を表します。

    8月の中旬は、「立秋」と呼ばれます。

    実際にはまだまだ暑く、夏真っ盛りとも言えますが、暦の上では秋になります。

    「だんだんと涼しくなってくる」という意味で、「残暑」や「晩夏」などの言葉が使われます。

    8月の下旬は「処暑」といい、朝晩はぐんと涼しくなり秋の気配がしてくるので、「早涼」や「初秋」といった言葉が使われます。

    5.【秋】9・10・11月の「時候の挨拶」文例集

     5-1.9月の「時候の挨拶」

    9月になると、気候も徐々に涼しくなってきて、過ごしやすくなってきます。

    上旬から下旬に向かって、涼しい秋から、少し寒い秋の風といったように「時候の挨拶」も変わっていきます。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    9月上旬 9月7日頃まで

    処暑

    (しょしょ)

    • 秋暑の候

    (しゅうしょのこう)

    • 納涼の候

    (のうりょうのこう)

    • 早涼の候

    (そうりょうのこう)

    • 新秋の候

    (しんしゅうのこう)

    • 孟秋の候

    (もうしゅうのこう)

    • 新涼の候

    (しんりょうのこう)

    • 初秋の候

    (しょしゅうのこう)

    9月中旬 9月8日~9月22日頃

    白露

    (はくろ)

    • 秋涼の候

    (しゅうりょうのこう)

    • 爽秋の候

    (そうしゅうのこう)

    • 涼風の候

    (りょうふうのこう)

    • 白露の候

    (はくろのこう)

    • 秋晴の候

    (しゅうせいのこう)

    9月下旬 9月23日頃以降

    秋分

    (しゅうぶん)

    • 秋冷の候

    (しゅうれいのこう)

    • 秋分の候

    (しゅうぶんのこう)

    • 秋晴の候

    (しゅうせいのこう)

    9月の上旬は、8月の下旬同様、朝晩はぐんと涼しくなり秋の気配がしてくるので、「早涼」や「初秋」などの言葉を使います。

    9月の中旬は「白露」といい、本格的な秋が到来するため、涼しい秋や秋晴れの爽やかな空を「秋涼」「秋晴」などで表現するのです。

    9月の下旬になると、秋も深まり風にも冷たさが出てくるので「秋冷」というような言葉を使います。

    5-2.10月の「時候の挨拶」

    10月になると肌寒くなり、いよいよ秋の気配を感じます。

    そして、下旬に向かっては、紅葉が一層綺麗な季節を迎えますね。

    「時候の挨拶」では、「秋」「冷」「霜」などを用い、その寒さを表現するのです。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    10月上旬 10月7日頃まで

    秋分

    (しゅうぶん)

    • 秋冷の候

    (しゅうれいのこう)

    • 紅葉の候

    (こうようのこう)

    • 秋雨の候

    (しゅううのこう)

    • 秋分の候

    (しゅうぶんのこう)

    • 秋晴の候

    (しゅうせいのこう)

    10月中旬 10月8日~10月22日頃

    寒露

    (かんろ)

    • 秋冷の候

    (しゅうれいのこう)

    • 錦秋の候

    (きんしゅうのこう)

    • 紅葉の候

    (こうようのこう)

    • 寒露の候

    (かんろのこう)

    • 夜長の候

    (よながのこう)

    • 秋麗の候

    (しゅうれいのこう)

    10月下旬 10月23日頃以降

    霜降

    (そうこう)

    • 紅葉の候

    (こうようのこう)

    • 錦秋の候

    (きんしゅうのこう)

    • 霜降の候

    (そうこうのこう)

    10月の上旬は、爽やかな風の中にも少しだけ冷たさを感じる「秋冷」や「秋雨」という言葉を使います。

    中旬の「寒露」の季節になると、「夜長」や「錦秋」を用いて、日が短くなってくることや、紅葉の色づきを表現するのです。

    10月の下旬には「霜降」の季節を迎え、霜が降りる程冷たい日もある事から「霜降」を使います。

    5-3.11月の 「時候の挨拶」

    11月は秋から冬へ移行する時期です。

    少しずつ木枯らしが吹き始め、冬を予感する季節になりますね。

    「時候の挨拶」では、 秋の深まりや寒さを表現します。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    11月上旬 11月6日頃まで

    霜降

    (そうこう)

    • 晩秋の候

    (ばんしゅうのこう)

    • 錦秋の候

    (きんしゅうのこう)

    • 深秋の候

    (しんしゅうのこう)

    • 暮秋の候

    (ぼしゅうのこう)

    • 霜降の候

    (そうこうのこう)

    11月中旬 11月7日~11月21日頃

    立冬

    (りっとう)

    • 向寒の候

    (こうかんのこう)

    • 初霜の候

    (はつしものこう)

    • 菊花の候

    (きっかのこう)

    • 冷雨の候

    (れいうのこう)

    • 時雨の候

    (しぐれのこう)

    11月下旬 11月22日以降

    小雪

    (しょうせつ)

    • 向寒の候

    (こうかんのこう)

    • 霜寒の候

    (そうかんのこう)

    • 霜秋の候

    (そうしゅんのこう)

    11月上旬は、まだまだ秋の気配が残っているので、時候の挨拶に「秋」という言葉が使われます。

    その後、中旬になってくると「寒」「冷」「霜」などの寒さを表す「時候の挨拶」が増えてきます。

    そして、いよいよ下旬になれば「向寒」「霜寒」などの言葉で寒さを表現するのです。

    6.【冬】12・1・2月の「時候の挨拶」文例集

    6-1.12月の「時候の挨拶」

    12月は1年の終わりであり、師走(しわす)を迎えます。

    「冬」や「雪」などの言葉が「時候の挨拶」に使われるようになり、下旬に向けては「歳末」などの年末を表す言葉を使用するのです。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    12月上旬 12月6日頃まで

    小雪

    (しょうせつ)

    • 師走の候

    (しわすのこう)

    • 初冬の候

    (しょとうのこう)

    • 初雪の候

    (はつゆきのこう)

    • 猛冬の候

    (もうとうのこう)

    • 季冬の候

    (きとうのこう)

    12月中旬 12月7日~12月21日頃

    大雪

    (たいせつ)

    • 師走の候

    (しわすのこう)

    • 大雪の候

    (たいせつのこう)

    • 霜寒の候

    (そうかんのこう)

    12月下旬 12月22日以降 冬至(とうじ)
    • 冬至の候

    (とうじのこう)

    • 歳晩の候

    (さいばんのこう)

    • 歳末の候

    (さいまつのこう)

    12月の上旬は、冬の始まりを予感させる「初冬」「季冬」などの言葉を使います。

    本格的な冬が到来する中旬は、雪が降るくらい寒いイメージを「霜寒」や「大雪」で表現するのです。

    12月の下旬は、「冬」という言葉はもちろん、「歳晩」や「歳末」という言葉で、1年の締めくくりの季節であることを表現します。

    6-2.1月の「時候の挨拶」

    1月は、新しい年をスタートさせる上で、1年の中でも大切な月です。

    また、冬真っただ中の寒い季節でもあります。

    1月の「時候の挨拶」では、「新しい年が明けた喜び」や「寒い」というイメージのある言葉が使われます

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    1月上旬 1月4日頃まで

    冬至

    (とうじ)

    • 新春の候

    (しんしゅんのこう)

    • 初春の候

    (しょしゅんのこう)

    • 迎春の候

    (げいしゅんのこう)

    1月中旬 1月5日~1月19日頃まで 小寒(しょうかん)
    • 小寒の候

    (しょうかんのこう)

    • 厳寒の候

    (げんかんのこう)

    • 寒風の候

    (かんぷうのこう)

    1月下旬 1月20日頃以降

    大寒

    (だいかん)

    • 酷寒の候

    (こっかんのこう)

    • 大寒の候

    (だいかんのこう)

    • 降雪の候

    (こうせつのこう)

    • 大寒のみぎり

    (だいかんのみぎり)

    1月の上旬には、新しい年が明けた晴れ晴れとした気持ちを「時候の挨拶」で表現します。

    また、1月の中旬から下旬に向けては、どんどん寒さが増していきます。

    「時候の挨拶」」では、少し肌寒いという意味の「小寒」から、ものすごく寒い「酷寒」へと言葉が変化します。

    6-3.2月の「時候の挨拶」

    2月は、1年の中で寒さの最も厳しい季節ですが、2月4日頃には立春を迎えます。

    上旬から下旬に向かって、 少しずつ春らしいイメージの言葉を使って「時候の挨拶」をします。

    区分 期間 二十四節気 時候の挨拶
    2月上旬 2月3日頃まで

    大寒

    (だいかん)

    • 晩冬の候

    (ばんとうのこう)

    • 酷寒の候

    (こっかんのこう)

    • 大寒の候

    (だいかんのこう)

    2月中旬 2月4日から2月18日頃

    立春

    (りっしゅん)

    • 残寒の候

    (ざんかんのこう)

    • 立春の候

    (りっしゅんのこう)

    • 余寒の候

    (よかんのこう)

    • 春寒の候

    (しゅんかんのこう)

    • 残雪の候

    (ざんせつのこう)

    2月下旬 2月19日頃以降

    雨水

    (うすい)

    • 向春の候

    (こうしゅんのこう)

    • 三寒四温の候

    (さんかんしおんのこう)

    • 解氷の候

    (かいひょうのこう)

    • 梅花の候

    (ばいかのこう)

    • 早春の候

    (そうしゅんのこう)

    2月の上旬頃の「大寒」の「時候の挨拶」には、「大変寒い」という意味の「酷寒」という言葉が使われます。

    また、「晩冬」とは「冬の終わりが近づく」という意味の言葉です。

    2月中旬は、寒さに加えて暦の上では春になってくるので「残雪」や「立春」という言葉を使います。

    2月下旬は、寒さと温かさを繰り返しながらだんだんと気候も暖かくなってくる季節です。

    春の足音が近づいてくるという意味の「向春」や「早春」といった言葉が、「時候の挨拶」に用いられます。

    まとめ

    「時候の挨拶」は、 手紙の前文に用いる「四季折々の気候、その時々の陽気に合わせた挨拶」です。

    「時候の挨拶」を添えることは、丁寧な手紙やメールを書く際にとても大切なマナーです。

    ただし、病気のお見舞いやお悔やみの場合は「時候の挨拶」は使いませんので注意が必要です。

    また、手紙を送る相手が住む場所の季節に合わせることも覚えておくと良いでしょう。

    季節や気候に合わせた「時候の挨拶」を知り、正しい手紙の書き方と共に身につけましょう。

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