最終更新日:2020/06/25
「感銘を受ける」という言葉は、テレビのインタビューや就職活動中の面接などでもよく耳にする言葉です。
実際に就活中面接官から質問されたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
「感銘を受ける」という意味には、「忘れられないほど深く感動した」という意味があります。
本記事では、「感銘を受ける」の意味や使い方だけでなく、就活時の面接で押さえておきたい「感銘を受ける」を使ったポイントについてわかりやすく解説していきます。
「感銘を受ける」の意味をしっかり理解し、使い方を間違えないようにしましょう。
1.「感銘を受ける」の意味
「感銘を受ける」の意味は以下の通りです。
2.「感銘を受ける」の使い方と例文
では実際に「感銘を受ける」を使った例文を見ていきましょう。
使い方
例1:スポーツ選手の言葉に深く感銘を受けた
例2:進路で迷っている時に言われた、恩師の言葉に感銘を受けた
例3:あの本からは感銘を受けた
この例文では、スポーツ選手の言葉や恩師の言葉、本の内容に感銘を受けたことが分かります。
「感銘を受けました」だけでは、何に感銘を受けたのかがわからないので、 「誰(もしくは何)」の「何(もしくは内容)」に対して心が深く突き動かされたのか明確にすると相手にも伝わりやすいですよ。
就活時の使い方
「感銘を受ける」という言葉は、就活など面接の際にもよく使われるフレーズの一つです。
では実際に就活時の使い方を見ていきましょう。
就活で良く聞かれる「感銘を受けた〇〇は?」のポイント
就活の面接などでよく聞かれる「感銘を受けた〇〇は?」という質問、どういう質問が多いのか確認していきましょう。
- 感銘を受けた本は?
- 感銘を受けた映画は?
- 人生で感銘を受けた言葉は?
「感銘を受けた○○は?」でよくある質問は上記の通りです。
「感銘を受けた本」を聞かれた場合には、漫画や雑誌は基本的にNGです。またうろ覚えのものや、うまく説明できないような内容のものも避けるようにしましょう。
面接時に「感銘を受けた本」として本として、たとえば以下のような本を紹介してみるといいですよ。
- 「聞く力」/阿川佐和子著
- 「活きる力」/稲盛和夫
- 「人を動かす人になれ」/永守重信
阿川佐和子さんの「聞く力」は、累計170万部を突破しており、ビジネスにも通じる「聞く力」を養うことができます。
稲盛和夫さんの「活きる力」は、稲盛和夫さんが学生向けに行った講演セミナーを再構成した本であり、仕事における姿勢やハングリー精神を学ぶことができます。
永守重信さんの「人を動かす人になれ」は、ビジネスにおける人の育て方や人を動かすノウハウを学ぶことができます。
このように面接時に、有名な経営者の本や、社会人として生きる上で役に立つ内容が載っている本を話してみるといいでしょう。
あまり本を読む習慣がない人は、面接前に1冊読んでおくと安心です。
3.「感銘を受ける」の類語
「感銘を受ける」と同じような意味を持つ類語は以下の通りです。
- 魂を揺さぶられる
- 胸を震わせる
- 心打たれる
- 感化される
使い方
では実際に「感銘を受ける」の類語を使った例文を3つ見ていきましょう。
上記の例文は全て、「感銘を受ける」に言い換えることができます。
感動する度に「感銘を受ける」ばかりを使うとボキャブラリーがないように思われるので、類語も上手に活用していきましょう。
4.「感銘を受ける」を英語で言うと
「感銘を受ける」を英語で表すと 「be impressed」 になります。
「impress」には「印象づける」「感銘を与える」「感動させる」という意味があります。
「impress」だと、印象や感銘を与える方になってしまうので「感銘を受ける」という意味にするには「be impressed」にする必要があります。
実際に例文で確認していきましょう。
例1:I was impressed by this book.(私は彼の本に感銘を受けた)
例2:Impress a person favorably.(人に好印象を与える)
「be impressed」にすることで「感銘を受ける」というように、受動的な意味になるので自分が感銘を受けた時には「I was impressed」を使用しましょう。
まとめ
「感銘を受ける」には「忘れられないほど強く感動する・深く印象に残る」という意味があります。
人生の価値観を変えるほどの感動を表す言葉なので、あまり頻繁に使ってしまうと逆に浅はかな印象を与えてしまう可能性があります。
「感銘を受ける」には類語も多いので、浅はかな印象を与えないためにも、使い方や使う場面をしっかり使い分けていきましょう。