「貫禄(かんろく)」の意味は?英語表現や語源、使い方まで解説

貫禄の意味とは ビジネス用語

貫禄(かんろく)の意味は、「身に備わった威厳のこと」です。

例えばあなたが「最近、貫禄がついてきましたね」と伝えたとします。

すると相手によっては、「それは、良い意味なのか、悪い意味なのか」と、あなたを勘ぐってしまうかもしれません。

そうならないようにも「貫禄」の正しい意味や使い方をマスターしていきましょう。

「貫禄」の意味や使い方、類語、対語、英語表現までを説明します。

1.「貫禄」の意味:身に備わった威厳のこと

貫禄

読み:かんろく

身に備わった威厳。身体・人格などから感じられる人間的重々しさ。

「貫禄」は、 身に備わった威厳や、からだつきや態度などから感じる人間的重みや風格のことです。

また現代では「肥えている」という、からかいの意味も含まれます。

語源は、中世以降の武士に使ったところから始まっています。詳しく説明しますね。

1-1.語源は「武士の値打ち」を表す語

「貫」は、中世以降に統一した、土地面積の表示に用いた単位のことです。

土地の広さではなく、租税となる米の収獲高を銭に換算して表したものです。

また「禄」は、官に仕えるものに与えられる給与のことです。

つまり「貫禄」とは、 領地の大きさや給与の額など武士の値打ちを表す語で、それらの多いものが「貫禄のある人」と言われていました。

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  • 1-2.現代は「肥えている」という意味合いも

    親しい友人の間柄で「貫禄ついてきたねぇ」とお腹を触ったりするシーンを見たことがあるかもしれません。

    そのように、 現代では「肥えている」という、からかいや、ばかにする意味合いで使うことも多くあります。

    そのため、あなたがそのような意味合いで伝えているわけではないのに、相手に変に受け取られることがあるので注意が必要です。

    2.「貫禄」の使い方と例文:人の成長や風格を称える

    「貫禄」は 人の成長や風格を称える意味で使います。例文をみていきましょう。

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  • 例文1.「貫禄がつく」

    若い男性に「貫禄がついた」という言葉を使うのは、褒め言葉です。ビジネスでも、以下のように使います。

    <例文>

    新入社員の頃はどうなるかと思っていたけど、だいぶ貫禄がついてきたな

    頼もしくなってきた、任せられるようになってきた、という意味を込めて、上司が部下へ高評価をする時に使います。

    例文2.「貫禄がある」

    若い男性にだけでなく、 堂々としている、佇まいに風格があるという意味で、以下のように使います。

    <例文>

    他社から引き抜きで来た部長は、うちに来てまだ日が浅いけど、貫禄があって頼もしい人だ

    人間的な重みを感じる方に向けて、尊敬の意味も込めて使います。

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  • 例文3.「貫禄十分だ」

    存在感に満ちている、威厳に満ちているという意味です。例えばビジネスでは、以下のように使います。

    <例文>

    彼のプレゼンテーションは貫禄十分で、聞く人がいつも感心している

    上司が部下を褒める時などに、使いますね。

    続いては、「貫禄」の間違った使い方を説明します。

    3.「貫禄」の間違った使い方に注意

    「貫禄」とは「肥えている」という、からかいや馬鹿にする意味でも使われています。

    そのため、使う相手を間違えると、信頼関係が損なわれることもありますので、要注意です。

    間違った使い方について、説明をしていきます。

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  • 3-1.女性に対しては使わない

    女性に対して「最近、貫禄がついてきたね」と使うのはNGです。

    最近では、「貫禄」は「威厳がある」という意味よりも「太っている」という意味で使われることが多いからです。

    「肥えてきた」という意味でとらなかったとしても 「オジサンっぽくなってきた」と捉えられる可能性もあります。

    そのような可能性を踏まえて、女性には「貫禄」という言葉を使わないことが懸命ですね。

    3-2.初対面の人にはあまり使わない

    初対面の人にも、使う人がいますが「この人は、自分の何を見て貫禄があると言うんだろう?」と勘ぐられます。

    貫禄の有無は、普段の物事に対する姿勢をみて判断するものだからです。

    そのため、初対面の人に使うならば、先程と同様に、「肥えている」「オジサンっぽい」というようなマイナスイメージで捉えられやすいので、注意しましょう。

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  • 4.「貫禄」の類語と例文:「風格」「威厳」「自負心」

    「貫禄」には類語がいくつかあります。

    ここでは、 普段使う類語の知識として、知っておいた方が良い3つの言葉を厳選して紹介していきます。

    1. 風格(ふうかく)
    2. 威厳(いげん)
    3. 自負心(じふしん)

    では、順番に解説していきます。

    類語1.「風格(ふうかく)」

    風格

    読み:ふうかく

    その人の言動や態度に現れ出てくる品格

    「風格」とは、 その人の、品格や独特のおもむきが感じられるさまを意味します。

    「貫禄」とも近い意味ですが、「品格」の方が、気品があるというスマートなイメージとして捉えられやすく、女性にも使いやすい単語です。

    <例文>

    彼女の立ちふるまいは、品格を感じさせるものがある。

    類語2.「威厳(いげん)」

    威厳

    読み:いげん

    厳かでいかめしいこと。 

    「威厳」とは、 近寄りがたいほど堂々としておごそかなことを意味します。

    こちらも貫禄と同じような意味ですが、どっしりして落ち着いているさまを表現する際には、貫禄を使うのが良いでしょう。

    逆に、近寄りがたいくらいの佇まいを感じる場合は、威厳をつかうのが良いです。

    <例文>

    父親としての威厳を保つために、息子の親への反抗を叱った

    類語3.「自負心(じふしん)」

    自負心

    読み:じふしん

    自分の才能や仕事について自信を持ち、誇りに思う心。

    自負心」とは、自分の才能や仕事について自信と誇りを持つ心のことをいいます。

    「貫禄」が身に備わった威厳ならば、「自負心」は、貫禄をつけるための精神鍛錬といった意味合いが強いです。

    また、自分に「貫禄」という言葉は使いませんが、「自負心」は自分に使う場合もあります。

    <例文>

    私は、DNAに関して、世界でも最先端の研究をしている自負心があります。

    続いては、「貫禄」の対義語と例文を説明します。

    5.「貫禄」の対義語と例文:「軽率」「浅はか」「粗雑」

    「貫禄」の対義語には、どのようなものがあるでしょうか?

    「貫禄」の対義語は、以下の3つです。

    1. 軽率(けいそつ)
    2. 浅はか(あさはか)
    3. 粗雑(そざつ)

    人間的重みや風格がなく、薄っぺらく場当たり的な意味合いで対となっています。

    では、順番に解説していきます。

    対義語1.「軽率(けいそつ)」

    軽率

    読み:けいそつ

    物事を深く考えずに軽々しく行うこと

    「軽率」とは、 言動に慎重さを欠くさまのことです。

    行動や言動に対して使うことが多いです。

    人間的な重みがあって風格がある「貫禄」とは逆の意味になります。

    <例文>

    部下を指導する立場でありながら、軽率な発言を大変失礼しました

    対義語2.「浅はか(あさはか)」

    浅はか

    読み:あさはか

    思慮が足りず、深みがないさま。

    「浅はか」とは、 物の考え方などが浅く、おろかなさまをいいます。

    考え方に対して使用することが多いです。

    考えが深く、佇まいに風格がある「貫禄」とは逆の意味になります。

    <例文>

    私が上司に意見したことは、浅はかな考えからでした。

    対義語3.「粗雑(そざつ)」

    粗雑

    読み:そざつ

    細かい点にまで注意がゆきとどかず、あらっぽくていいかげんなこと。

    「粗雑」とは、 いいかげんで大ざっぱなことをいいます。

    存在感があり威厳に満ちていて、細かい点まで神経をはっている「貫禄」とは逆です。

    <例文>

    商品を粗雑に扱わないこと。商品にも人の心は反映されるから

    6.「貫禄」の英語表現

    「貫禄」の英語表現を見てみましょう。

    英語表現では 「貫禄」は、presense(存在感)といった単語に置き換えることが可能です。

    <例文>

    • a man of great presence.
      貫禄のある人)
    • He has gained a lot of presence lately.
      (近ごろ随分と
      貫禄がついてきた)

    まとめ

    「貫禄」とは、「身に備わった威厳」のことです。また現代では肥えたという意味でも使うことがあるので、 特に女性に対して使うことは注意しましょう。

    ビジネスでも使うことがある単語ですから、正しい使い方や語源を理解しながら、ぜひ表現の幅を広げてくださいね。

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