「重ね重ね」の意味と正しい使い方は?誤用も合わせて紹介!

重ね重ねの意味とは ビジネス用語

「重ね重ね」は、 「何回も同じことを繰り返すさま」「念を入れて言うさま」を意味する言葉になります。

ただし、「重ね重ね」は忌言葉と呼ばれ、冠婚葬祭では使用できませんので、注意が必要です。

そこで今回は、「重ね重ね」の意味を説明し、さらには正しい使い方も紹介していきます。

1.「重ね重ね」の意味

「重ね重ね(かさねがさね)」の意味は、以下2つです。

  1. 「何回も同じことを繰り返すさま」
  2. 「念を入れて言うさま」

元になっている「重ねて」は、「同じことを繰り返す」という意味を持つ副詞です。

したがって、「重ね重ね」は「重ねて」の繰り返し表現になるので、 「強く念を入れる」という意味になります。

2.「重ね重ね」を使い方と例文

重ね重ねの使い方

「重ね重ね」の意味ついて紹介しましたので、次は具体的な使い方・例文を紹介していきます。

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  • 2-1.「重ね重ね」の使い方

    「重ね重ね」の使い方には、主に以下2つの使い方があります。

    1. 「重ね重ね」+「~する(動詞)」
    2. 「重ね重ねの~」+「物事(名詞)」

    一般的に使用されることが多いのは、「重ね重ね~する」という口語表現です。

    「重ね重ね」は、 「重ね重ね~申し上げます」のように、後に続く動詞は「敬語表現」に直して多用されます。

    一方で、「重ね重ねの~」という表現は、主に文語的な表現です。

    例えば「重ね重ねの警告」「重ね重ねの謝罪」といった様に、後に続く名詞に「念を入れた」という意味合いを含ませることが出来ます。

    2-1.「重ね重ね」の例文

    「重ね重ね」の例文を、以下のシーン別に紹介していきます。

    「重ね重ね」は、ビジネスメールの定型文としても使用できるので、ぜひ参考にしてください。

    「お礼・祝福」シーン

    「重ね重ね」は、 「今まで述べた感謝の気持ちをさらに重ねて」という意味なので、冒頭から使うのは良い使い方ではありません。

    したがって、「お礼・祝福」で使われる「重ね重ね」は、締めの言葉として使用されることが多いです。

    <例文>

    (非常に頼りになった相手に対して)

    ⇒「さらなるご活躍を願いながら、重ね重ねお礼申し上げます」

    (出向・転職の相手に対して)

    ⇒「ご栄転重ね重ねお祝い申し上げます」

    「お願い・対応」シーン

    提案・対応などの意思表示をする際は、「重ね重ね」を使用すると「しつこい」印象を与える可能性があります。

    そのため、 申し訳ありませんが」「恐縮ですが」などのように、間を置いた表現と同時に用いることが秘訣になります。

    <例文>

    (取引先・上司に対して提案をする際)

    ⇒「重ね重ね申し訳ありませんが、ご検討のほどよろしくお願いします。」

    (取引先・取引相手への対応する際)

    ⇒「重ね重ね恐縮に存じますが、今回の契約は見送りとさせていただきます。」

    「お詫び・謝罪」シーン

    「重ね重ね」を「お詫び」として用いる場合は、具体的にどのような「迷惑」を繰り返してしまったのか明示することによって、相手方によりよく「謝罪」の意図を伝えることが出来ます。

    また、ご迷惑をかけた相手に 「二回以上連絡を取る」場合でも、「重ね重ね」という言葉を使うことが出来ます。

    <例文>

    (相手方に、2回以上迷惑をかけてしまった際)

    ⇒「サービスに問題があり、また対応が遅れてしまったことについて、重ね重ね謝罪を申し上げます。」

    (相手方に不便・不都合が生じてしまった際)

    ⇒「当方のミスにより、全体の進行が滞ってしまったことを、重ね重ねお詫び申し上げます。」

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  • 3.「重ね重ね」の注意点

    ここから「重ね重ね」を使うにあたっての、2つの注意点を見ていきましょう。

    それぞれ解説していきます。

    3-1.「重ね重ね」の誤用 

    「重ね重ね」のよくある間違いとして、2つのケースがあります。

    1. 初めて物事を伝える際
    2. 親しい間柄の場合

    「重ね重ね」は、言葉の通りに「繰り返し」の意味があるので、 初めて物事を伝える際は使用することが出来ません。

    また、「重ね重ね」は「堅苦しい表現」ですので、親しい間柄の相手に対して、日常的に使用しません。

    「重ね重ね」は、ビジネスシーンにおける「敬語表現」として使用されることが多いので、日常シーンでは「何度も」と言い換える方がよいでしょう。

    3-2.「重ね重ね」は忌言葉 

    「重ね重ね」は「忌言葉(いみことば)」と呼ばれ、 「災いが降りかからないように言うことを慎む言葉」の一つです。

    「忌言葉」とは、以下の4点のいづれかに当てはまる言葉です。

    1. 「不幸」を連想させる言葉
    2. 「別れ」を連想させる言葉
    3. 「再び」を連想させる言葉
    4. 重ね言葉

    上記に当てはまる言葉は 、冠婚葬祭のシーンで使用することはできません。

    なぜなら、結婚式・披露宴の場において、「重ね言葉」「再び」を連想させる言葉は「再婚」を想像させる言葉のため、失礼に当たるからです。

    また、葬式・告別式の場では、「不幸」や「別れ」を連想させる言葉は、一般的に縁起が悪い言葉ですので、直接的な表現は控える必要があります。

    4.「重ね重ね」の類義語

    重ね重ねの類語

    「重ね重ね」の類義語は、以下の3つです。

    1. 心から
    2. 重々
    3. 度々

    「重ね重ね」は使う際の注意点がありますが、類義語は日常的に使用しやすい言い換え表現ばかりです。

    それぞれ解説していきます。

    4-1.「心から」の意味

    「心から」は、 「本当の気持ちで言動がなされる様」を意味します。

    「重ね重ね」では「念を入れる」のに対し、「心から」では「気持ちを入れる」ですので、多少ニュアンスが異なります。

    <例文>

    お忙しい所、お見舞いに来て下さり、心から感謝を申し上げます。

    4-2.「重々」の意味

    「重々(じゅうじゅう)」は、 「何度も」「十分に」「念を入れて」といった意味があります。

    頻出するフレーズに重々承知しております。」があり、こちらは「十分に知っていること」を意味する対応表現です。

    ただし、「重ね重ね」には「十分に」という意味はありませんので、間違わないようにしましょう。

    <例文>

    ご多忙なのは重々承知していますが、早めに連絡下さるようお願いします。

    4-3.「度々」の意味

    度々(たびたび)」は、 「同じことが繰り返し起きている様」を意味します。

    「重ね重ね」と異なり、「念を入れる」ではなく 「回数を繰り返していること」を強調する際に用いられる表現です。

    そのため、「度々」は「重ね重ね」よりも、日常的なコミュニケーションで使用しやすい言葉になります。

    <例文>

    度々すみませんが、内容に不備がありましたので、確認の後再送をお願いします。

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  • 5.「重ね重ね」の英語表現

    重ね重ねの英語表現

    最後に、「重ね重ね」の英語表現を紹介していきます。

    「重ね重ね」の英語は、以下の2つです。

    それぞれの英語について、例文と一緒に意味を解説していきます。

    5-1.「over and over」

    「over and over」は、直訳で 「何度も」という意味があります。

    日本語と同じように、「over」という言葉を繰り返すことによって、意味合いを強調する役割があります。

    また、謝罪の際には、「bother(悩ませる)」といった動詞と一緒に使うのがいいでしょう。

    <例文>

    I’m sorry to bother you over and over.

    (重ね重ね申し訳ありません。)

    5-2.「repeatedly」

    「repeatedly」は、直訳で「繰り返し」という意味があります。

    「repeatedly」には、「度々」と同じように 「回数を強調する」意味合いが含まれています。

    そのため、「重ね重ね」を厳密に表現する際は、「over and over」を使用してください。

    <例文>

    Sorry for contacting you repeatedly.

    (繰り返し連絡をして申し訳ありません。)

    まとめ

    「重ね重ね」は「何回も同じことを繰り返すさま」「念を入れて言うさま」を意味し、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で、「敬語表現」と一緒に使われます。

    しかし、「重ね重ね」を代表する忌言葉は、冠婚葬祭で使用すると失礼に当たるので、注意が必要です。

    一方で、相手に念を入れて「情報・感情」を伝える際には重宝する表現ですので、ぜひご活用ください。

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