「稀有」の意味・読み方とは?「稀有な人」の使い方や類語も解説!

稀有の意味とは ビジネス用語

「稀有(けう)」は、 「とてもめずらしいこと」「不思議であること」「とんでもないこと」を意味する言葉です。

ニュースや新聞などでよく使用されますが、「きゆ」と間違った読み方をしたり、正しい意味を理解してなかったりする人も多い言葉です。

そこで今回は、「稀有」の詳しい意味や使い方を、例文を踏まえながらわかりやすく解説していきます。

「稀有」の類語や英語表現も紹介しますので、読み終わる頃には完璧にマスターしているはずです。ぜひ参考にしてみてください。

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1.「稀有」の意味・読み方・語源とは

稀有

読み:けう、きゆう

  1. とてもめずらしいこと。
  2. 不思議であること。
  3. とんでもないこと。

「稀有」は、「けう」と一般的に読みますが、「きゆう」と読んでも間違いではありません。

また、「稀有」には複数の意味があり、全て肯定的な意味合いを含む言葉です。

1-1.「稀有」と「希有」は同じ意味

「稀有」と「希有」は、 どちらも「きゆう」と読み、「とてもめずらしいこと」という意味を持つ言葉です。

ただし、「稀有」の「稀」は常用漢字ではないため、「希」の方が日常的に使用されることが多いです。

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  • 1-2.「稀有」の語源

    「稀」と「有」には、それぞれ以下の由来があります。

    1. 「稀(け)」は、「まれであること」「めずらしいこと」の意味。
    2. 「有(う)」は、「存在すること」「持っていること」の意味。

    「稀」は、「希」に「まれであること」の意味があり、「稀」も同じように「まれであること」を意味します。

    「有」は、「右手」と「肉」を意味する象形文字から成り立ち、転じて「存在すること」「持っていること」を意味しています。

    したがって、「稀有」は「存在がまれであること」を意味することから、 「とてもめずらしいこと」「不思議であること」「とんでもないこと」などを意味するようになりました。

    2.「稀有」の使い方と例文

       

    「稀有」の意味について確認したので、次は具体的な使い方と例文を紹介していきます。

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  • 2-1.「稀有」の使い方

    「稀有」の主な使い方は、「稀有な~」「稀有な人」などが挙げられます。

    「稀有な~」の後には、「ヒト・モノ・事」など、あらゆるものを対象にとることができるのです。

    「稀有な人」と使う場合は、主に「才能・能力・感性」などを褒める際に使用されます。

    2-2.「稀有」の例文

    「稀有」が使われる場面は主に3つありますので、それぞれに合わせた例文を解説していきます。

    では、順番に確認していきましょう。

    「とてもめずらしいこと」

    「とてもめずらしいこと」で使用する場合は、 日常との比較を混ぜると、「稀有であること」をよりよく伝えられます。

    また、「偶然会う」という意味をもつ「遭遇(そうぐう)」という表現と一緒に使用することで、さらに意味合いを強調することができるのです。

    <例文>

    • サバンナの奥深くで、日常生活では経験したことのない、稀有な出来事に遭遇した。
    • オーロラとは、いつもより日照時間が短い日にしか見れない、稀有な現象である。

    「不思議であること」

    「不思議であること」という意味は、古語としての意味合いであり、 現代ではあまり使用されません。

    「不思議であること」は、「めずらしいこと」に言い換えても成立することが多いので、迷った時は「めずらしいこと」の意味で読みとりましょう。

    <例文>

    • あの会社は、不況期なのにもかかわらず、業績を伸ばし続けている稀有な存在だ。
    • 彼は、人の心を読むという、稀有な才能を発揮している。

    「とんでもないこと」

    「とんでもないこと」という意味は、古語としての意味合いであり、 現代では使用されません。

    「稀有なり」という古語は、「おもいがけず」の意味合いを含む言葉ですので、否定的な物事に対しても使われていましたが、現代では肯定的にしか使用されませんので、注意してください。

    <例文>

    • 友人が急逝したと、稀有なる連絡が届き、呆然としている。
    • 昔の友人との稀有なる巡り合いに、涙を流しながら抱き合った。

    続いては、「稀有」と「杞憂」の違いについて解説していきます。

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  • 3.「稀有」と「杞憂」の混同に注意

    「稀有」は「杞憂」という表現とよく混同されるので、違いを解説します。

    「稀有」と「杞憂」の違いは、以下の通りです。

    1. 「稀有(けう)」
      ⇒「とてもめずらしいこと」「不思議であること」「とんでもないこと」
    2. 「杞憂(きゆう)」
      ⇒「不必要に心配をすること」

    「稀有」と「杞憂」は、明らかに異なる意味を持つ言葉ですが、同じ読み方をすることができるため、間違いが多い言葉です。

    例えば、「必要以上に心配をしているだけのこと」を「稀有にすぎない」と言い表している人がいますが、これは正しくありません。

    この場合、「杞憂にすぎない」という表現が正しいので、間違えた使い方をしないように気をつけてください。

    このように「稀有」と「杞憂」は、どちらも「きゆう」と読むことから、誤用表現が広まっているので、変換ミスや文章を構成する際には注意してください。

    <例文>

    彼女が浮気しているかどうか頭を悩ませていたが、杞憂に過ぎなかった

    4.「稀有」の類語と対義語

    稀有の類語

    「稀有」の例文と使い方を確認したので、次からは類語と対義語を解説していきます。

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  • 3-1.「稀有」の類語

    「稀有」の類語は、以下の2つです。

    それぞれの類語について、例文と一緒に意味を解説していきます。

    「稀少(きしょう)」

    「稀少」は、 「きわめてまれであり、数が少ないこと」を意味する言葉です。

    「稀有」が「希有」に変換できるように、「稀少」を「希少(きしょう)」と変換しても、間違いではありません。

    <例文>

    この宝石は、同じ種類の宝石よりも透度が高いため、稀少なものである。

    「希代(きだい)」

    「希代」は、 「めったに見られないこと」「非常に変わっていること」を意味する言葉です。

    「希代」は「稀有」と異なり、「希代の悪人」「希代のなまけ者」のように、否定的な意味合いでも使用することができます。

    <例文>

    アルカトラズ島の刑務所では、希代の悪人達が収監されている。

    3-2.「稀有」の対義語

    「稀有」の対義語は、以下の2つです。

    それぞれの対義語について、例文と一緒に意味を解説していきます。

    「凡庸(ぼんよう)」

    凡庸」は、 「平凡であり、とりえのないこと」を意味する言葉です。

    「凡」と「庸」は、どちらも「普通なこと」という意味合いを含むので、「凡庸」は「平凡であること」を強調する言葉になります。

    <例文>

    彼は、よい意味でも悪い意味でも目立つことのない、凡庸な性格の持ち主だった。

    「人並み(ひとなみ)」

    「人並み」とは、 「世の中の人たちと同じ程度であること」を意味する言葉です。

    「人並み」は、「人の能力」などを対象にとるので、人以外の物事を対象にする場合は「月並み」という表現が適しています。

    <例文>

    プロのスポーツ選手ほどではないが、人並みの運動はできる。

    続いては、「稀有」の英語表現について紹介していきます。

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  • 5.「稀有」の英語表現

    稀有の英語表現

    最後に、「稀有」の英語表現を紹介していきます。

    「稀有」は以下の英単語で言い表すことができます。

    1. rare
    2. unusual

    それぞれについて、例文と合わせて解説していきます。

    5-1.「rare」

    「rare」は、 「まれな」「めったにない」を意味する英単語です。

    「rare」は「稀有」と同じように、「質が優れている」「高価である」など、肯定的な意味合いを含む英単語になります。

    <例文>

    I was lucky to see a rare bird.

    (珍しい鳥を見ることができて幸運だった。)

    5-2.「unusual」

    「unusual」は、 「ふつうでない」「異常な」「まれな」を意味する英単語です。

    「unusual」は、「普通である」を意味する「usual」に、否定を意味する「un」が頭についた言葉ですので、「ふつうでない」といった意味合いが強い言葉になります。

    <例文>

    It’s unusual to have a snow in Osaka.

    (大阪で雪が降るのはまれなことだ。)

    まとめ

    「稀有」は、 「とてもめずらしいこと」「不思議であること」「とんでもないこと」を意味する言葉です。

    「稀有」は、「けう」の他に「きゆう」と読むことができますが、同じ読み方をする「杞憂」とは全く異なる意味のため、混同しないように注意しましょう。

    褒め言葉として使用できますので、機会があればぜひ活用してみてください。

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