「既成事実」の正しい意味と使い方!シーンで変わる意味を詳しく解説

既成事実の意味とは ビジネス用語

「既成事実」は「認めなくてはいけない事実」という意味があり、 実際には違っていても周りからは事実として認められている事柄を表しています。

しかし「既成事実」といっても、状況によって指す事柄はさまざまに変わります。

そこで、本記事では「既成事実」の状況ごとに変わる意味や使い方、類語などを解説していきますね。

「既成事実」の正しい意味と使い方をマスターして、さまざまな場面で使いこなしましょう。

1.「既成事実」の意味

意味は、認めなくてはいけない事柄

既成事実

読み方:きせいじじつ

意味:認めなくてはいけない事実

「既成」には「すでに成り立っている」、「事実」には「実際に起きている出来事」という意味があります。

この2つの言葉が合わさることで、「すでに成り立っている出来事」、つまり「認めなくてはいけない事実」という意味になっているのです。

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  • 2.「既成事実」の3つの使い方と例文

    「既成事実」には次の3つの使い方があります。

    それぞれの使い方や意味について、例文と一緒に解説していきます。

    使い方1.恋愛編

    恋愛での「既成事実」は、主に「子供ができたこと」を表すことが多いです。

    さらに、付き合う前に体の関係を持つことで、交際や結婚へと相手を意識させることも「既成事実」と表現されます。

    そのため、恋愛での「既成事実」は交際や結婚など、 お互いの関係を進展させる事柄を指して使われています。

    <例文>

    • 既成事実を作って彼を逃さないようにする。
    • 交際へと進展するために、既成事実を作って外堀を埋めていく。

    使い方2.ビジネス編

    ビジネスシーンでの「既成事実」は、 「独断で仕事を進めること」を指して使われます。

    報告や意見を聞いている間に利益を逃しそうな場合、先に契約を交わし後からその旨を報告するのです。

    つまり、契約をすでに交わしているため功績を認めなくてはいけない状況を、「既成事実」と表しています。

    <例文>

    • 彼が既成事実を作ったことで、会社に大きな利益をもたらした。
    • 既成事実を作り、プロジェクトを円滑に進める。

    使い方3.「既成事実化」という表現方法

    「既成事実」を「既成事実化」と表現を変えると、「すでにある事柄を改めて事実として変化させる」という意味に変わります。

    「既成事実」とは違って、 0から事実を作り上げる必要がない点が大きく異なっています

    そのため、「既成事実」を作るよりも「既成事実化」のほうが手順や手間がかからないことが多いです。

    <例文>

    • このキャラクターを既成事実化して、当社の代表キャラクターにする。
    • 既成事実化することで、人事をスムーズに進ませる。

    3.「既成事実」の類語:「恒常化」「事後承諾」「現状追認」

    既成事実の類語

    「既成事実」の類語には次の3つが当てはまります。

    3つの類語それそれの意味や例文を解説していきますね。

    類語1.恒常化(こうじょうか)

    「既成事実」の類語として挙げられる「恒常化」には、「常にそうであると周囲が認める」という意味があります。

    「恒常」が「変化の無い一定のこと」を表しており、 当たり前だと認識される状態であることを表しているのです。

    <例文>

    • 彼がリーダーだという認識が恒常化されている。
    • 彼と付き合っていることが恒常化しているらしい。

    類語2.事後承諾(じごしょうだく)

    「既成事実」は 結果から現在の認識を変えるというニュアンスがあります。

    そこで、後から承諾を得る「事後承諾」も「既成事実」の類語として考えられます。

    「事後承諾」の場合、たとえ今承諾しなくても結果は変わらないという諦めから生まれるものです。

    外堀を埋めて事実だと認めさせるという「既成事実」とよく似た意味となっています。

    <例文>

    • あの会社との契約したことに対して事後承諾を得た。
    • 事後承諾を得れば良いので、先に話を進めていく。

    類語3.現状追認(げんじょうついにん)

    「現状追認」は「現在の状況を事実として受け入れること」を表す言葉です。

    「既成事実」と比べると主観的にな表現となっており、 自分が「既成事実」を受け入れる際に使用します

    <例文>

    • 彼は優秀なため、独断の行動を現状追認している。
    • 現状追認することで、スピード感のあるビジネスが可能になった。
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  • 4.「既成事実」の英語表現:「accomplished fact」「established fact」

    既成事実の英語表現

    「既成事実」の英語表現には以下の2つがあります。

    あなたの考えを的確に伝えるために、例文とともに表現方法を解説していきます。

    英語表現1.「accomplished fact」

    「既成事実」を英語で表す場合、事実を表す「fact」と達成したことを表す「accomplished」を用いた「accomplished fact」を使用します。

    すでに達成された事実という表現が「既成事実」と同様の意味を表しているのです。

    <例文>

    • I create an accomplished fact.「既成事実を作る。」
    • It is an accomplished fact.「それは既成事実です。」

    英語表現2.「established fact」

    確定したという意味のある「established」を用いて「established fact」と表すこともできます。

    「accomplished fact」と同様の意味を表していますので、どちらの表現を使用しても問題ありませんよ。

    また、「確定した」という意味合いが強い表現のため、 より強いニュアンスを伝えたい場合にのみ使用するのも効果的です。

    <例文>

    • This is an established fact.「これは既成事実だ。」
    • They all know an established fact.「彼らは皆既成事実を知っている。」

    まとめ

    「既成事実」は「周囲が認めなくてはいけない事実」を意味しており、最終的な結果を現在の事実で塗り替えるさまを表しています。

    そのため、「既成事実」は 事実と異なっていても、無理やり結果を変えてしまう力があります

    そこで、恋愛でもビジネスでも「既成事実」を作ることが、目的達成のためには重要なのです。

    マイナスイメージのある「既成事実」ですが、その性質を正しく理解しながら「既成事実」を有効活用してくださいね。

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