「虎子(こし)」の意味や読み方は?「虎子」を含むことわざや由来を解説!

虎子の意味とは ビジネス用語

「虎子」の読み方は、「こし・こじ・とらこ・まる」です。

「虎子」は、 「虎の子」という意味の他に、「便器」という意味があります

本記事では、「虎子」の意味や由来を詳しく解説していきます。

また、「虎子」を含むことわざである「虎穴に入らずんば虎子を得ず」や「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」についても解説します。

1.虎子の意味

虎子

読み方:こし・こじ・とらこ・まる

意味:

  1. 虎の子供
  2. 便器
  3. 虎の子(大切なもの)

「虎子」の読み方は、「こし・こじ・とらこ・まる」と様々です。

そして、 読み方によって意味も変わります

「こし・こじ」の場合は「虎の子供」や「虎の子」の意味を表し、「まる」と呼んだ場合は便器という意味になります。

「とらこ」についてはあまり読まない読み方ですが、この場合は「虎の子供」を意味します。

意味1.虎の子供・虎児

「虎子」の1つ目の意味は、漢字の通り 「虎の子供」です。

この場合の読み方は、「こし」でも「こじ」でも問題ありません。

  • スポンサーリンク

  • 意味2.便器、おまる

    「虎子」の2つ目の意味は「便器」で、この場合の読み方は「虎子(まる)」です。

    ではなぜ、「虎子」と書いて「まる」と読むのでしょうか。

    それは、中国の携帯便器「虎子」に、日本の用を足すという意味の動詞「放(ま)る」を当てたのが由来です。

    日本には、「おまる」という携帯用の便器があります。
    これは「放(ま)る:用を足す」という、動詞からできた名前です。

    そして、中国にも「虎子」という携帯用の便器がありました。

    この中国の「虎子」という漢字に、日本の「放(ま)る」という読み方を付けたのが、由来となっています。

    ちなみに、中国でなぜ携帯用の便器のことを「虎子」と書くのかについては、その形状が虎の子に似ているからと言われています。

    2.「虎の子」の意味と由来と例文

  • スポンサーリンク

  • 2-1.「虎の子」の意味:手放さない大切なもの

    「虎子」の3つ目の意味は「虎の子」で、 「手放さない大切なもの」という意味を持ちます

    読み方は「とらのこ」です。

    では、なぜ「虎の子」は、「大切なものを表すたとえ」として使われているのでしょうか。

    2-2.「虎の子」の由来:虎の親は子供をとても大切にして可愛がる

    「虎の子」が「手放さない大切なもの」という意味を表すのは、 虎の親は子供をとても大切にして育てるからです。

    虎はとても危険な動物ですが、母親は母性愛が強く、子供をとても大切にして可愛がります。

    虎にとって、子は手放したくない大切なものなのです。

    そして、そんな虎を見て、手放したくない大切なものを「虎の子」と表現するようになりました。

  • スポンサーリンク

  • 2-3「虎の子」の例文

    「虎の子」の例文を紹介します。

    <例文>

    • 彼はあの絵は虎の子のように大事にしている。
    • どうしてもお金が必要で、虎の子である父の遺物を売却した。

    3.「虎子」を含むことわざの意味や由来

    ここでは、「虎子」という言葉が使われる2つのことわざを紹介していきます。

    1. 虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得ず
    2. 虎子(こし)地(ち)に落ちて牛を食らうの気(き)あり

    順に解説していきます。

  • スポンサーリンク

  • 3-1.虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得ず

    虎穴に入らずんば虎子を得ず

    読み方:こけつにいらずんばこじをえず

    危険を冒さなければ、望むもの・成功は得られない

    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、 「危険を冒さなければ、望むもの・成功は得られない」という意味です。

    読み方は「いらずんば」ですので、「はいらずんば」と読まないように注意しましょう。

    また、虎子は「こし」でも「こじ」でも問題ありませんが、「こじ」の方が一般的です。

    「虎穴」は虎の穴のような危険な場所を表したもので、「虎子」は虎の子のような大切なもの、望むものを表しています。

    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の由来

    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、中国発祥の言葉で、 武士が仲間の士気を高めるためにかけた言葉です。

    以下はそのエピソードを要約したものです。

    漢の使者である班超(はんちょう)は、自分を含む36人で鄯善国(ぜんぜんこく)に友好を結びに行った。

    初めは鄯善国に歓迎されていたが、次第に扱いが悪くなってきた。

    不思議に思った班超だが、そこで別国である北匈奴(きたきょうど)の使者が100人以上来ていたことを知る。

    班超は「どうやら鄯善国は、気が変わって北匈奴と友好を結ぶつもりらしい。このままでは北匈奴の奴らに我らがやられるかもしれない」と考えた。

    こっちは36人であっちは100人、普通にやりあえば負けるのは当然。しかし夜襲であれば可能性はある。

    そう考えた班超は、仲間たちに「虎穴に入らずんば虎子を得ず、北匈奴を夜襲して皆殺しにしよう。」と仲間に声をかけた。

    このようなエピソードがあって、班超は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と仲間たちに言いました。

    この時、「虎穴」と「虎子」は以下を表したものです。

    • 虎穴:危険なところ:北匈奴の集団の中
    • 虎子:大切なもの:自分たちの命、北匈奴と友好を結んだ時の利益

    班超はこの時、 「危険なところに行かないと、自分たちの命は助からないし、鄯善国は友好を結んでくれない。」ということを仲間に言うために、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と表現したのです。

    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の例文

    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の例文を紹介します。

    <例文>

    • 虎穴に入らずんば虎子を得ず。リスクを取らずして得られるものは少ない。
    • 虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。このままでは倒産するかもしれないので、リスクを犯して新規事業に乗り込もう。

    3-2.虎子(こし)地(ち)に落ちて牛を食らうの気(き)あり

    虎子地に落ちて牛を食らうの気あり

    読み方:こしちにおちてうしをくらうのきあり

    才知の優れたものは、幼少時よりその一部が表れている

    「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」は、 「才知の優れたものは、幼少時よりその一部が表れている」という意味です。

    例えば、有名なサッカー選手の子供が2歳の時からドリブルが上手だった場合などに使う表現です。

    「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」の由来

    「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」は、 「虎の子供は生まれた時から牛を食うほど荒い気性を持っている」ことからできた表現です。

    「地に落ちて」は、「この世に生まれて」という意味です。

    虎は生まれてすぐでも、虎である一部(気性の荒さ)が表れているということを表した表現です。

    「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」の例文

    「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」の例文を紹介します。

    <例文>

    プロサッカー選手の子供は2才で既に両足でドリブルをしている。まさに虎子地に落ちて牛を食らうの気ありだね。

  • スポンサーリンク

  • まとめ

    今回は「虎子」について解説しました。

    虎子は以下の3つの意味があります。

    1. 虎の子供
    2. 携帯用の便器・おまる
    3. 虎の子(手放したくない大切なもの)

    現在は、2番目と3番目の意味でよく使われています。

    読み方が少し複雑なのでややこしいですが、便器の場合は「まる」、その他は「こし・こじ」と読むことを覚えてくと分かりやすいです。

    「虎の子」と書いて大切なものを表現するというのは、知っていないとわからない表現ですよね。

    なので、例えば「この1,000円は虎の子で・・・」といった言葉を耳にした時に意味が分かるよう覚えておきましょう。

  • 3分で分かる!転職サービス診断

    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

    最適度0%