「今日も今日とて」とは?「とて」の意味や正しい使い方・類語を解説

今日も今日とての意味とは ビジネス用語

「今日も今日とて」とは、「今日もいつもと変わらない」という意味の言葉です。

映画やアニメ、歌詞の中で度々目にする表現ですよね。

「今日とて」は「今日といっても」を略した言葉です。日常会話ではあまり使われないので、正しい意味や使い方はわからないのではないでしょうか。

そこで本記事では、「今日も今日とて」の詳しい意味や使い方、類語表現などを、例文を見ながらわかりやすく解説していきます。

1.「今日も今日とて」の意味

今日も今日とて

読み:きょうもきょうとて

今日もいつもと変わらず、同じであるという表現。
過去の時点と変わることがない様子。

「今日も今日とて」とは、いつもと変わらない様子を表しています。

特に過去の時点と比較して、今日も変わらないという、過去と現時点を比較しているところに力点が置かれています。

おそらく多くの人が疑問に思うのは「今日も今日とて」の「とて」がどのような意味なのか、ということではないでしょうか。

普段会話するときや文章を書くときに「とて」なんて使いませんから、字面だけ見てもどのような意味なのか推測しにくいですよね。

そこで、次に「今日も今日とて」の「とて」の意味について解説します。

1-1.「とて」の意味は?

「とて」はもともと古文の中で使われていた表現で、以下に示すように、大きく分けると格助詞、接続助詞、係り助詞の3つの用法があります。

  • 格助詞:引用を表す。〜といって。〜と思って。
  • 接続助詞:打ち消し、反語。あることが順当や予想に反することを表す。〜といっても。
  • 係り助詞:ある事実が、例外ではなく他の一般的な場合に含まれていることを表す。〜だって。〜でも。

「今日も今日とて」で使われている「とて」とは、係り助詞的な用法です。

例えば、数学の勉強を毎日することを自分に課している人が「今日も今日とて数学を勉強した」と言ったとしましょう。

毎日数学の勉強をすることを自分に課しているわけですから、もし数学の勉強を休んだらその日は「例外的な日」だということになります。

したがって「今日も今日とて数学を勉強した」とは、今日という日を、「勉強を休むことで例外的な日にしていない」ということを表しているのです。

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  • 2.「今日も今日とて」は良い意味?悪い意味?

    「今日も今日とて」は、そもそも良い意味なのか悪い意味なのか疑問に思う人も多いです。

    これまでも説明してきたように、「今日も今日とて」とは「今日もいつもと変わらない」といった意味なので、この表現自体に良いニュアンスも悪いニュアンスもありません。

    とはいえ、「今日も今日とて」はポジティブな使い方もできればネガティブな使い方もできるので、次から具体的な例文で確認してみましょう。

    3.「今日も今日とて」の使い方と例文

    「今日も今日とて」の使い方を知るなら、実際の例文と一緒に確認すると理解しやすいです。

    ポジティブな使い方とネガティブな使い方の両方をご紹介するので、ぜひ覚えてくださいね。

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  • 3-1.「今日も今日とて」の例文

    まずはポジティブでもネガティブでもない、ニュートラルな例文をご紹介します。

    • 今日も今日とて学校に行く
    • 今日も今日とて宿題をする。
    • 今日も今日とて満員電車で通勤する。

    このように良い意味でも悪い意味でもなく、毎日の日課的な行動を表現する場合に使うことができます。

    3-2.「今日も今日とて」のポジティブな使い方

    次に、「今日も今日とて」のポジティブな使い方をご紹介します。

    • 今日も今日とて良い日だった。
    • 今日も今日とて給食が美味しかった。
    • 今日も今日とて好きな人を見られて幸せだった。

    「今日も今日とて」は楽しいことや幸福なことを表現するときに使うこともできます。

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  • 3-3.「今日も今日とて」のネガティブな使い方

    最後に、「今日も今日とて」のネガティブな使い方をご紹介します。

    • 今日も今日とて憂鬱な日だった。
    • 今日も今日とて先生に怒られた。
    • 今日も今日とてお腹が痛い。

    「今日も今日とて」は沈鬱や気持ちや嫌なことを表現するときにも使うこともできます。

    続いては、「今日も今日とて」の類語や言い換え表現を解説していきます。

    4.「今日も今日とて」の類語・言い換え表現

    今日も今日とての類語

    「今日も今日とて」には、以下のような類語・言い換え表現があります。

     

     

    類語や言い換え表現を知っておくと、「今日も今日とて」の使い方について理解するのに役立つはずです。

    それでは、具体的な例文とともに確認していきます。

    4-1.「明けても暮れても」

    「明けても暮れても」とは、太陽が登ったり沈んだりする様子を表しています。

    太陽が登ったり沈んだりするのは、毎日起こることを表現したもので、その意味だけ取り出せば「今日も今日とて」と変わりません。

    ただ「今日も今日とて」と異なるのは、「明けても暮れても」とは、太陽が登ったり沈んだりする様子を表す比喩的な表現であるということです。

    また、太陽が登ってから沈むまでという1日の中の出来事を表すことで、1日中何かをしているという状態を表すのに向いている表現です。

    例えば、以下のような例文が考えられます。

    • 明けても暮れても野球の練習をし続けた。
    • 明けても暮れても仕事に没頭した。
    • 明けても暮れても研究テーマのことを考えていた。

    4-2.「来る日も来る日も」

    来る日も来る日も」は、毎日同じことが繰り返される状態を表しています。

    「来る日も来る日も」は、毎日同じことを繰り返しているのに目標が達成されない、といったネガティブなことを表すのに向いている表現です。

    そのため、あまりポジティブな使い方がされることはなく、その点で、ポジティブな使い方もネガティブな使い方もされる「今日も今日とて」とは異なると言えます。

    例えば以下のような例文が考えられます。

    • 来る日も来る日も研究に没頭した。
    • 彼が現れるのを来る日も来る日も待ち続けた。
    • 私は来る日も来る日も痛みに耐え続けた。

    4-3.「ルーティーン」 

    ルーティーンとは英語の「routine」をカタカナにしたもので、「毎日の決まった仕事」「日課」を表しています。

    ルーティーンは例文として使われるよりも、決まった語と組み合わせることで定型的な表現として使われます。

    もっともよく使われる定型表現が以下の2つです。

    • ルーティーンワーク
    • ルーティーンを組む

    4-4.「相も変わらず」 

    「相も変わらず」とは、毎日同じことが続くというよりも、 過去のある時点と現在との相似を表しています。

    そのため、30年前ぶりに再会した人に対しても「相も変わらず」と使うことができるので、毎日継続して同じことが起こることを表現する「今日も今日とて」とはその点で異なります。

    例えば以下のような例文が考えられます。

    • 久しぶりに再会したが、相も変わらず明るい男だった。
    • この街は相も変わらず寂れていた。
    • 彼と10年ぶりに会ったが、相も変わらず若々しかった。

    4-5.「代わり映えのしない」

    「代わり映えのしない」は「相も変わらず」と非常によく似た表現で、過去のある時点と現在との相似を表しています。

    ただ「代わり映えのしない」は、 いつもと変わらないことに対して退屈であるという使い方をすることができます。

    その点で「相も変わらず」や「今日も今日とて」とは異なっていると言えます。

    例えば以下のような例文が考えられます。

    あの出来事があった後も、代わり映えのしない日々を送っていた。

    以前来た時と代わり映えのしない景色が広がっていた。

    代わり映えのしない日々を送っていたが、彼女と出会ってから毎日楽しくなった。

    4-6.「ワンパターンな」 

    ワンパターンとは、英語の「one pattern」をカタカナにしたものです。

    和製英語であるため、 英語にはこのような表現はないことに注意しましょう。

    パターンとは「型」の意味なので、「型がひとつである」という意味が転じて、「同じ型が繰り返されている」という使い方がされています。

    「今日も今日とて」のように毎日の繰り返し、日課といった時間的な継続のニュアンスはありません。

    例えば以下のような例文が考えられます。

    • 相手チームの攻撃方法はワンパターンだった。
    • 彼の女性の口説き方がワンパターンである。
    • 先生の喩えはいつもワンパターンだ。
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  • まとめ

    「今日も今日とて」は古文の中で使われていた表現なので、日常的な会話や文章の中で使用されることは少ないです。

    しかし、「今日も今日とて」という表現が映画やアニメ、歌詞といった創作物の中で度々使用されることからもわかるように、独特の文学的な効果があることは事実です。

    そのため「今日も今日とて」は 格好いい表現や素敵な表現をしたい時に使用するのがおすすめです。

    特別な表現をしたい時のために、ぜひ「今日も今日とて」を使いこなせるようにしましょう。

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