「邁進(まいしん)」の意味とは?「精進」との違いや類語を解説

ビジネス用語

「邁進」は、 「ひるむことなく突き進むこと」「まっしぐらに進んでいくこと」 という意味です。

「邁進」と似た表現に「精進」がありますが、厳密にはニュアンスが異なります。

この記事では、「邁進」の意味や使い方を確認して、「精進」との違いや類語、英語表現を紹介していきます。

新年の挨拶やビジネススピーチなど、フォーマルな場所で使用されることが多い表現のため、失礼のないように正しい使い方を覚えましょう。

1.「邁進」の意味と語源

意味|ひるむことなく突き進むこと

邁進

読み:まいしん

意味:ひるむことなく突き進む。まっしぐらに進んでいく。

「邁進」は、 「目的・目標に向かう態度」を肯定的な意味合いで表現することができます。

ただし、「邁進」は堅苦しい表現なので日常会話ではなく、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使用されることが多いです。

また、「邁」から部首を除いた「萬」の読み方は、「まん」と呼びます。

そのため、「邁進(まいしん)」を「まんしん」と読み間違えないようにしましょう。

例文

  • 両親の期待を背に自分の目的に向かって邁進します。
  • ついに新プロジェクト立ち上げに向けて邁進できます。
  • 今後も皆のご期待に添えるよう邁進して参ります。
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  • 語源|「邁」も「進」も”行く”を強調した表現

    「邁」と「進」には、それぞれ以下の由来があります。

    • 「邁」は、行く「過ぎゆく」「努める」の意味
    • 「進」は、「跡を踏みながら前に行くこと」「鳥のように速く進むこと」の意味

    「邁」と「進」には、どちらも「行く」という意味合いがあるため、「邁進」は ひるむことなく突き進む」「まっしぐらに進んでいく」のように、「行く」を強調する表現になります。

    2.「邁進」の使い方と例文

    邁進の使い方

    以下の3つのシーン別に「邁進」の使い方を紹介します。

    1つずつ見ていきましょう。

    新年・暑中見舞いのときに使う場合

    「邁進」は、新年の挨拶や暑中見舞いで使用することができます。

    下記の例文で用いている「いたす(致す)」という言葉は、「する」の謙譲語ですので、より相手に対してへりくだった態度を表現します。

    例文

    (新年の挨拶)

    • 本年もより一層仕事に邁進いたしますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

    (暑中見舞いの挨拶)

    • 厳しい暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。私は新天地で与えられた業務に、日々邁進しております。

    目上の人に使う場合

    「邁進」は、目上の人に対して使用することができます。

    下記の例文で用いた所存(しょぞん)という言葉は、「考えや意見」の意味を持つ敬語ですので、フォーマルな場面に適した表現だと言えます。

    例文

    • これからも、社業発展のために邁進していく所存です。
    • 今後も、皆様のご期待に添えるよう邁進して参ります。

    謝罪やお詫びのときに使う場合

    「邁進」は、 謝罪やお詫びで使うことができます。

    「邁進」は、日常会話ではあまり使われない堅苦しい表現ですので、相手に「誠意」を示す際に使用することができるのです。

    例文

    • 今後はこのようなことがないよう、サービスの改善・向上に邁進して参ります。
    • みなさまからの信頼を取り戻せるよう、邁進して参ります。
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  • 3.「邁進」と「精進」の違い

    精進

    読み方:しょうじん

    意味:一つのことに精神を集中して一生懸命努力すること。

    「邁進」と似た言葉に「精進」という言葉があるので、ニュアンスの違いを解説していきます。

    • 「邁進」は、「恐れずに突き進むこと」
    • 「精進」は、「一つのことに精神を集中して励むこと」

    元々「精進」は、「ひたすら仏道修行に励むこと」を意味し、 「苦しみから解放するために精神を集中させる」というのが本来の使い方です。

    そのため、「邁進」の場合は「目標に向かって邁進する」、「精進」の場合は「同じ過ちを犯さないように精進する」というように使い分けることが出来ます。

    つまり、「邁進」は「目標・目的」が具体的に説明される一方で、「精進」は「失敗・誤り」が具体的に説明されることが多いのです。

    例文

    • 今月も目標達成に向けて邁進します。(「目標・目的」が具体的に説明されている)
    • 同じ過ちを繰り返さないように精進します。(「失敗・誤り」が具体的に説明されている)

    4.「邁進」の類語

    邁進の類語

    「邁進」の類語は、以下の3つです。

    1つずつ見ていきましょう。

    類語1.「尽力(じんりょく)」

    尽力」には、 「ある目的のために、力を尽くすこと」という意味があります。

    「邁進」は自分の意思表明によく使われますが、「尽力」は相手の協力に対して使用されることが多いため、セットにして覚えておくとよいでしょう。

    例文

    • この度のプロジェクトの成功に伴い、皆様のご尽力に心から感謝を申し上げます。
    • この度はご尽力いただき誠にありがとうございます

    類語2.「専心(せんしん)」

    「専心」には、 「一つのことに集中する」という意味があります。

    四字熟語に「一意専心(いちいせんしん)」という言葉があり、「他に心を動かされることなく、一つのことに集中する」という意味があるので、さらに「専心」していることを相手に伝えることできます。

    例文

    • 何事にも専心する気持ちを忘れないでおこうと思います。
    • プロジェクトリーダーに選ばれたからには、一意専心で仕事に取り組んでいきたいと思います。

    類語3.「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」

    「勇往邁進」には、 「目標に向かって恐れることなく進むこと」「困難を恐れることなく、勇んで前進すること」という意味があります。

    「邁進」と「勇往」は、似た意味を持つ言葉ですので、「勇往邁進」は「強く邁進していくこと」を強調する四字熟語です。

    例文

    • 脇目も振らず、柔道に勇往邁進する所存です。
    • 新人には勇往邁進の姿勢を持って欲しいですね。
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  • 5.「邁進」の英語表現と例文

    邁進の英語表現

    「邁進」の英語表現は以下の2つです。

    それぞれについて、例文と合わせて詳しく解説していきます。

    よく使うのは「work toward」

    「work toward」は、 「~に向かって努力する」「~に向かって邁進する」という意味を持つ英語です。

    「邁進していきます」のように、意思表明を行う文章を構成する場合は「will」と合わせてご活用ください。

    例文

    I will work toward a goal.

    (目標に向かって、邁進していきます。)

    「push forward」を使うこともある

    「push forward」は、直訳で 「押しのけて前へ進む」「推進する」を意味する英語です。

    「work toward」と比較してみましょう。

    「forward」は「前の方へ」を意味する一方で、「toward」は「前に向かって」を意味するため、「push forward」は「邁進すること」をより強調した表現です。

    例文

    That politician pushed forward structural reforms.

    (あの政治家は、構造改革を邁進した。)

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  • まとめ

    「邁進」は、「ひるむことなく突き進むこと」「まっしぐらに進んでいくこと」 という意味です。

    「邁進」は、ビジネスシーンや新年の挨拶などで使われるため、敬語表現と一緒に使用するのがよいでしょう。

    前向きに取り組んでいく旨の意思表明ですので、物事の節目などで挨拶を求められた際に、ぜひご活用ください。

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