「満身創痍(まんしんそうい)」とは?類語や対義語、英語表現を解説

満身創痍の意味とは ビジネス用語

「満身創痍(まんしんそうい)」とは 全身が傷だらけで精神的に傷つき痛めつけられていること、病気で苦しんでいるさまを指します。

今回は、「満身創痍」の意味や正しい使い方を、例文と合わせてわかりやすく説明していきます。

類語や対義語、英語表現まで紹介しているので、記事を読み終えた頃には完璧に使いこなせるようになっているはずですよ。

1.「満身創痍」の意味

肉体的・精神的に傷つき、苦しんでいること

満身創痍

読み方:まんしんそうい

  1. 全身が傷だらけであること。
  2. 精神的に傷つき痛めつけられていること。
  3. 病気で苦しんでいる様子をあらわす。

「満身創痍」は、実際のからだの傷を表す場合と精神的な傷を表す場合があります。

加えて、病気で苦しんでいるさまを表すようになり、一般的に知られるようになりました。

病気とそれに伴う精神的な疲労に苦しんでいる時に使われます。

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  • 「満身創痍」の成り立ちとは

    満身創痍の成り立ちは以下の通りです。

    • 「満身」:からだ全身
    • 「創」:刃物などで受けた傷
    • 「痍」:切り傷

    からだ全身に傷を受けている様子だということが分かります。
    古典を出典とする故事成語ではなく、四字熟語として成り立っています。

    2.「満身創痍」の使い方と例文

    満身創痍の使い方

    特にスポーツ選手の報道で「満身創痍」という言葉は使われます。

    「満身創痍」という意味の中には体の故障や病気、精神的なプレッシャーなどが含まれます。

    ごく稀に、「満身創痍の体」という使い方がされますが、「満身」に体全身という意味が含まれているので、誤った使い方です。

    「満身創痍」の3つの意味ごとに例文を紹介します。

    それでは一つずつ、見ていきましょう。

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  • 全身が傷だらけであるときに使う

    <例文>

    ベテラン選手が故障を負いながらも試合に満身創痍で臨む。

    この場合、スポーツ選手などが、体の怪我や故障を負った体で、試合に望むときなどに使われます。

    精神的に傷つき痛めつけられているときに使う

    <例文>

    とある議員が不用意な発言によって精神的に追い詰められ、満身創痍になってしまった。

    この場合は、肉体的に痛めつけられるのではなく、精神的に痛めつけられるときに使われます。

    <例文>

    プレッシャーのなか新人選手が満身創痍で挑む。

    この場合は、新人選手がプレッシャーで押しつぶされそうになっているときなどに使うことができます。

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  • 病気で苦しんでいるときに使う

    <例文>

    がんの抗がん剤治療で満身創痍だ。

    この場合は、スポーツ選手など関係なく、病気にかかってしまった人が病状の悪化や治療によって苦しんでいる状態の人に対して使うことができます。

    続いては、「満身創痍」の類語となる四字熟語を紹介します。

    3.「満身創痍」の類語となる四字熟語

    満身創痍の類語

    「満身創痍」の類語となる四字熟語は以下の通りです。

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

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  • 類語1.「疲労困憊(ひろうこんぱい)」

    疲労困憊

    読み方:ひろうこんぱい

    疲れ切ってしまうこと。

    「満身創痍」とは違って傷ついているさまはありません。

    どちらかというと、疲れて弱り切っている様子を表します。

    <例文>

    連日の徹夜で疲労困憊して寝込んでしまった。

    類語2.「満身傷痍(まんしんしょうい)」

    満身傷痍

    読み方:まんしんしょうい

    からだ全身が傷ついているさま。

    「満身創痍」と「満身傷痍」は漢字もよく似ていますが、以下の違いがあります。

    満身

    予見できる時もあり、ある程度の覚悟を持って臨むことができる

    満身

    油断の結果であるため、ダメージが大きい

    つまり、「満身傷痍」は自分の油断によってダメージを受けている様子を表現しています。

    なお、ここでいうダメージは身体的なダメージを差すことが多いですが、精神的なダメージについてを表現することも多いのです。

    <例文>

    連敗続きで、満身傷痍のようだ。

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  • 類語3.「百孔千瘡(ひゃっこうせんそう)」

    百孔千瘡

    読み方:ひゃっこうせんそう

    1. 欠点や短所が数多くあること。
    2. ひどく傷だらけでボロボロのこと。

    「満身創痍」とは違って欠点や短所が数多くあるという意味を持ちます。

    「百」と「千」は数が多いことを表し、「孔」は穴、「瘡」は切り傷を指します。

    つまり、百の穴、千の切り傷を表します。

    <例文>

    病気治療の後遺症で百孔千瘡だ。

    類語4.「半死半生(はんしはんしょう)」

    半死半生

    読み方:はんしはんしょう

    ほとんど死にかかっていて、生死の境にいること。

    文字通り、半分死んでいて半分生きている状態を指します。

    「満身創痍」は傷だらけのさまを表しますが、「半死半生」はより深刻な状況だといえます。

    <例文>

    重病を抱えているので、発作が起これば半死半生の状態になってしまう。

    4.「満身創痍」の対義語

    満身創痍の対義語

    「満身創痍」の対義語は以下の通りです。

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    対義語1.「無病息災(むびょうそくさい)」

    無病息災

    読み方:むびょうそくさい

    病気せず、健康でいること。元気なこと。

    「無病」は病気にかかっていないこと、「息災」は災害や病気などの災いを除くという意味があります。

    転じて、健康で元気なさまをいいます。

    <例文>

    家族の無病息災を願ってお祈りをする。

    対義語2.「平穏無事(へいおんぶじ)」

    平穏無事

    読み方:へいおんぶじ

    変わったことがなく穏やかなさま。

    「平穏」には穏やかの意味があります。

    変わったことがないという意味の「無事」に「平穏」を添えて意味を強調しています。

    <例文>

    平穏無事に一年を終えられて喜ばしい限りだ。

    続いては、「満身創痍」の英語表現を解説します。

    5.「満身創痍」の英語表現

    満身創痍の英語表現

    最後に「満身創痍」の英語表現についてみていきましょう。

    直訳で「 having wounds all over one’s body

    「満身創痍」を表す英語は、「 having wounds all over one’s body」です。

    woundsは「外傷」という意味をもちます。

    つまり、直訳では「身体中に傷があること」となり、これが「満身創痍」を表現する英語として使うことができます。

    <例文>

    She played in the competition while covered all over with injuries.

    ⇒彼女は満身創痍でその競技に出場した。

    スポーツ報道では、怪我の総称として「injuries」を使います。

    まとめ

    「満身創痍」は全身が傷だらけで精神的に痛めつけられているさま、病気で苦しんでいるさまを表します。

    類語としては「疲労困憊」や「満身傷痍」などがあります。

    特に「満身創痍」と「満身傷痍」は似ているので、使い分けに気を付けましょう。

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