「三つ子の魂百まで」の正しい意味と使い方!似た意味のことわざも解説

三つ子の魂百までの意味とは ビジネス用語

「三つ子の魂百まで」は、 「幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。」を意味します。

よく耳にする言葉ですが、意外と正しい意味をしっかり理解していない人も多いかもしれません。

そこで、本記事では「三つ子の魂百まで」の意味や使い方、間違えやすいポイント、類語、同じ意味として使う英語表現まで、詳しくそして分かりやすく解説していきます。

「分かって使える言葉」を一つずつ増やしていって、言葉の引き出しを増やしていきましょう。

1.「三つ子の魂百まで」の意味

幼いころの性格は年をとっても変わらない

三つ子の魂百まで

読み:みつごのたましいひゃくまで

幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。

ここで言う「三つ子」とは「幼い頃、幼少期」という意味で、「魂」は「性格、気質」の事を指します。

生まれながらに備わったその人のもともとの気質は、年をとっても変わることはないという事を表現する時に使う言葉です。

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  • 「三つ子の魂百まで」の由来は源氏物語

    「三つ子の魂百まで」という言葉の由来は「源氏物語」から来ていると言われています。

    「源氏物語」といえば、誰もが知っている平安時代に紫式部が書いた歴史的にも有名な書物です。

    その中の一説に以下のような文章があります。

    筆取る道と碁(ご)打つこととぞ、あやしう『魂』のほど見ゆるを、深き労なく見ゆるおれ者も、さるべきにて、書き打つたぐひも出来れど。

    (引用:第四章 光る源氏の物語 光る源氏世界の黎明)

    これは「書を書いたり、囲碁を打つ事は、練習を積み重ねたように見えない人でも、持って生まれた才能で上手にこなすことができる。」という意味です。

    この「生まれ持ったものが、その後の人生に大きく影響する」という所が「三つ子の魂百まで」のことわざの元になっていると言われています。

    2.「三つ子の魂百まで」の使い方と例文

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  • 使う対象となる人の幼少期の事を知っている際に使う

    「三つ子の魂百まで」のことわざは、主には以下の2つの場合で使います。

    • 使う対象となる人の幼少期の性格を知っている
    • 使う対象となる人の幼少期の様子を現在の姿から想像する

    実際にはどのように使うのか、以下例文で確認してみましょう。

    <例文>

    • 今は職人になった彼は、小さい頃から手先が本当に器用な子だった。三つ子の魂百までというのは本当だ。
    • 三つ子の魂百までと言うが、あの子の気の強い性格は子供の頃からきっと変わらないのだろう。
    • 三つ子の魂百までと言う通り、私の趣味はサッカーや野球などアウトドアなものばかりだ。

    このように 「三つ子の魂百まで」は、「幼い頃の性格や行動は変わらない」という事を表現するのにピッタリの言葉です。

    3.「三つ子の魂百まで」よくある間違い

    次は、「三つ子の魂百まで」の、意味の捉え方としてよくある以下の2つの間違えやすいポイントについて確認していきましょう。

    • 三つ子=三人兄弟ではない
    • あくまでも生まれつきの気質を表す言葉

    それぞれ見ていきましょう。

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  • 3-1.三つ子=三人兄弟ではない

    「三つ子」の部分を「三歳児」と年齢を限定していたり、また「三人兄弟」と思っていたり、と間違って覚えてしまっている場合がありますが、これは間違いです。

    このことわざにおいての「三つ子」とは「幼少期の子供」という意味で、物心がついた幼い子供の事を指します。

    「物心がつくのは、だいたい3歳前後だろう」という事から、その頃の幼児期の年頃の事をいうのです。

    また「三つ子」を「三人兄弟」と勘違いしてしまうと、「三人兄弟の性格が大人になっても変わらない」という風に、まったく意味の違う言葉になってしまいます。

    「三つ子」=「物心がつく頃の幼い子供」という事をしっかり頭の中に入れておきましょう。

    3-2.あくまでも生まれつきの気質を表す言葉

    「三つ子の魂」は、あくまでも「生まれつきの性格や気質」という意味で、「幼少の頃に覚えた習い事」という意味ではありません。

    勘違いをしてこの言葉を使っている人は、以下の例文のように、間違ってこのことわざを使ってしまいます。

    ×:あの子は小さい時からピアノを習っている。三つ子の魂百までというから大きくなってもきっと上手にピアノを弾くだろう。

    この様に、「小さい時に習得した事は大人になっても忘れない」という意味では使わないので注意しましょう。

    「三つ子の魂」=「生まれ持った性格」という事をしっかりと覚えておきましょう。

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  • 4.「三つ子の魂百まで」の類語

    「三つ子の魂百まで」に似たことわざが、他にもいくつかあります。

    それが以下の3つです。

    • 雀百まで踊り忘れず
    • 噛む馬はしまいまで噛む
    • 病は治るがクセは治らぬ

    似たことわざなので、類語として使えるものの意味が少し違いますので、それも合わせて解説します。

    それぞれのことわざの意味と使い方を詳しく見ていきましょう。

    4-1.「雀百まで踊り忘れず」

    雀百まで踊り忘れず

    読み方:すずめひゃくまでおどりわすれず

    意味:幼い時に身に着けた習慣や、若い時に覚えた道楽はいくつになっても直らないというたとえ。

    「雀百まで踊り忘れず」は、「小さい時に身に着けてしまった習慣は大人になってもなかなか改まらない」という意味で使うことわざです。

    雀は、地面をピョンピョンと飛び跳ねるように移動します。この様子が踊っている様に見える事、そして、その歩き方が生涯変わらない事から来たことわざです。

    小さい時に身に付いた芸は、ずっと忘れないという意味でも使われる事がありますが、一般的には良い意味ではあまり使われません。

    以下例文で確認してみましょう。

    <例文>

    彼は小さい時から箸の持ち方が悪かったので、大人になって直そうと思ってもなかなか直らない。雀百まで踊り忘れずとはこの事だ。

    このように、「三つ子の魂百まで」は、「生まれつきの性格が大人になっても変わらない」という意味で使われる言葉なのに対して、「雀百まで踊り忘れず」は、「小さい頃からの悪い習慣は大人になってもなかなか直らない」という意味で使います。

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  • 4-2.「噛む馬はしまいまで噛む」

    噛む馬はしまいまで噛む

    読み方:かむうまはしまいまでかむ

    意味:人を噛む癖のある馬は、死ぬまで噛むという事から、悪い癖はなかなか直らないことのたとえ。

    このことわざは、 「三つ子の魂百まで」と同じように、幼い頃からの気性や癖が大人になっても変わらないという意味で使われます。

    人を噛む癖のある馬は、死ぬまで噛む癖が直らないという所からきたことわざで、良い習慣については使わず、悪い習慣に対してのみ使われます。

    実際にどのように使われるか、適切ではない例文も交えて確認してみましょう。

    <例文>

    〇:噛む馬はしまいまで噛むというけれど、彼は昔から時間いルーズだ。

    ×:あの子はいつも早起きだ。噛む馬はしまいまで噛むというけれど本当だなあ。

    このように、「噛む馬はしまいまで噛む」は、良い習慣に対しては使われません。

    「悪い癖はなかなか直らない」という意味で使いましょう。

    4-3.「病は治るがクセは治らぬ」

    病は治るがクセは治らぬ

    読み方:やまいはなおるがくせはなおらぬ

    意味:病気は治療次第で治るが、身についた癖を治すのは難しいということ。

    このことわざは「噛む馬はしまいまで噛む」と同じように、「 身に着けてしまった悪い習慣はなかなか直らない」という意味で使います。

    例文で確認してみましょう。

    <例文>

    〇:病は治るがクセは治らぬというけれど、彼は昔から時間いルーズだ。

    ×:あの子はいつも早起きだ。病は治るがクセは治らぬというけれど本当だなあ。

    このように、「病は治るがクセは治らぬ」は「噛む馬はしまいまで噛む」と全く同じ意味で使う事ができることわざです。

    5.英語にもある?同じようなことわざ

    英語にも「三つ子の魂百まで」と同じ意味のことわざがあります。

    それが以下の3つです。

    <例文>

    • The child is father of the man.

       (子どもは大人の源)

    • Best to bend while it is a twig.

       (小枝のうちに曲げるのが一番良い)

    • The leopard can not change his spots.

       (ヒョウは身体の斑点を変えることはできない)

    3つとも、「三つ子の魂百まで」と同じく、「小さい頃の姿は大人になっても変わらない」、という意味で使われることわざが、英語表現です。

    使う場面の少ない英語表現かもしれませんが、覚えておくといざというとき役にたちますよ。

    まとめ

    「三つ子の魂百まで」は 「幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。」という意味をもつことわざです。

    幼い頃の性格が、今の性格にどう影響しているか表現できるので、良い意味でも悪い意味でも使えるということを知っておきましょう。

    「三つ子」=「物心ついた幼い子供」、「魂」=「性格、気質」だという事をしっかり理解して、このことわざを使ってくださいね。

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