「目論見」の由来や意味とは?語源から知る事で使い方を習得しよう

目論見の意味とは ビジネス用語

「目論見」は 「計画を立てること・計画内容・考え」という意味です。

ビジネスでは、よく目にする「目論見」という言葉ですが、正しい意味を知らないと「目論見」を使って恥ずかしい思いをしてしまうこともあります。

そこで、今回は「目論見」の意味、使い方や類語、英語表現を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

1.「目論見」の意味

まず、「目論見」の読み方と意味を以下で紹介します。

目論見

読み:もくろみ

何かを実行するために計画した案・考え

「目論見」は 「目論む(もくろむ)」の名詞形で、「目論む」には以下の意味があります。

【目論む】⇒意図する・計画する

「目論む」と聞くと、良からぬことを考えているネガティブなニュアンスを思い浮かべやすいですね。

しかし、「目論む」「目論見」は、何かを達成しようとして計画したり、何かを実現するための考えといったポジティブなニュアンスで使われることも多いです。

1-1.「目論見書」とは?

ビジネスシーンでは耳にすることも多い「目論見書」とは、 投資における業界用語で、株式会社が株式などを応募したり売ったりする際に交付する資料を指します。

「目論見書」には、その株式会社の事業内容などが詳しく記載されており、株式を買いたいという人が会社のことを知るために必要です。

つまり、会社の事業内容、これからの事業展開・計画内容が書かれており、株主となる人はその内容を読み、会社を信用するかどうかを決めます。

投資の世界以外でも、企画計画のことを「目論見書」と言うケースもあります。

この場合は、「計画書・計画内容」と言う意味で用いられていますが、基本的には一般的な企画書などで用いる機会は少ないです。

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  • 1-2.「目論見」の由来

    「目論見」の由来は、囲碁用語です。

    囲碁では、対戦中に自分の石の広さを図るために 目を計算することを「目算(もくさん)」といい、この行為を「目論む」と呼びます

    この目を計算して先を読む「目論む」が、「何かを実現するために先に計画すること・考えること」となりました。

    そして、「目論む」が変化して名詞形の「目論見」ができたのです。

    2.「目論見」の使い方

    「目論見」は使い方によっては、良くも悪くも受け取れる言葉です。

    「目論見通り」「目論見を立てる」「目論見がある」と言ったフレーズで使われます。

    では、以下でネガティブなニュアンスとポジティブなニュアンスに分けて「目論見」の使い方を詳しく解説していきます。

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  • 2-1.ポジティブな「目論見」の使い方

    ポジティブなニュアンスでは 「何かを達成するための計画」「目標に向かった立案」と言った意味で使われます。

    何かを達成したいと思った時には、だいたいの予想や計画を立てて筋道を立てることが大切です。

    最終的なゴールに行きつくまでのレールを「目論見」として、以下の例文のように表します。

    1. 君の目論見通りに企画は大成功となったね。
    2. 最終的に試合に勝てるように、目論見を立てる。

    2-1.ネガティブな「目論見」の使い方

    ネガティブなニュアンスで使う際には、 何か良からぬことや悪巧みを計画している時です。

    「あいつは何か目論んでいる」というようなフレーズで使われる時は、「何か悪巧みを考えている」といったニュアンスが受け取れます。

    では、ネガティブなニュアンスでの「目論見」の使い方を以下の例文で確認してみましょう。

    1. 息子が久しぶりに連絡をよこしたのは、何か目論見があってのことに違いない。
    2. 彼女の奇妙な行動には目論見がありそうで怖いな。
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  • 3.「目論見」は「企み」ではない!

    「目論見」と同義で使われる用語の1つに「企み(たくらみ)」があります。

    「企み」の意味は以下の通りです。

    【企み】⇒自分の望む方に物事を進めるよう企てること

    では、以下の表で「目論見」と「企み」の違いを確認しましょう。

      目論見 企み
    意味 何かを実現するための計画・考え 希望通りに物事を進めるための企て
    ニュアンス ポジティブまたはネガティブ ネガティブ

    このように、「目論見」はポジティブなニュアンスでも使うのに対し、「企み」はネガティブな意味のみで使われます。

    そのため、ネガティブな文章では「目論見」と「企み」を置き換えることが可能ですが、ポジティブな文では「企み」は適切な用語ではありません。

    それでは、以下のネガティブな例文を比較して「目論見」と「企み」のニュアンスを確認していきましょう。

    【ネガティブ】

    1. 彼は最近異常に優しい。何か目論見があるに違いない。
    2. 彼は最近異常に優しい。何か企みがあるに違いない。

    これは「目論見」でも「企み」でも違和感なく意味が通じます。

    では、ポジティブな例文ではどうでしょうか。

    【ポジティブ】

    1. 彼女は将来の夢に向けて目論見を立てた。
    2. 彼女は将来の夢に向けて企みを立てた。

    ①では良い意味だと分かりますが、②では将来の夢が悪いものに聞こえますね。

    このように「企み」は、ネガティブな場合でしか用いません。

    4.「目論見」の類語

    目論見の類語

    「目論見」の言い換え表現には、以下の言葉があります。

    4-1.計画

    「計画」は、 「何かを行うために筋道を立てること」という意味です。

    「計画」も「目論見」と同じく、ポジティブなニュアンスにもネガティブなニュアンスにも使うことができます。

    例えば「良からぬ計画を立てている」のフレーズでは、何か悪いことを企てている印象がありますが、「君の計画は素晴らしい」と言えばポジティブな内容として受け取れますね。

    では、以下で「計画」を使った例文を見てみましょう。

    1. 目標達成のために計画を立てるのは良いことだよ。
    2. 君の計画では、上手くいかないと思うけど。

    4-2.腹積もり(はらづもり)

    「腹積もり」は、 「これから行うことのだいたいの予定や計画」という意味です。

    「腹積もりでいる」「腹積もりだ」というフレーズで使います。

    「腹積もり」も「目論見」と同じく、ポジティブ・ネガティブ両方の意味で用いることができます。

    では、以下の例文で「腹積もり」の使い方を確認していきましょう。

    1. 将来は夫の家の墓に入る腹積もりでいる。
    2. これから事業展開を試みる腹積もりだ。
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  • 5.「目論見」の英語表現

    目論見の英語表現

    「目論見」を英語で表現したい場合には、以下の単語が使えます。

    1. plan(計画・予定)
    2. project(計画・案・プロジェクト)

    plan も project も頻繁に使われる単語で、良いニュアンス・悪いニュアンスどちらにも使用できます。

    plan は単なる計画を指す場合が多いのに対し、project は周りの人を巻き込んだ大掛かりなものをイメージさせる用語です。

    大掛かりな「目論見」の際は project を使うと、よりニュアンスが伝わりやすいでしょう。

    では、それぞれの単語を使った例文を紹介していきます。

    1. The event was successful as you planned.(君の目論見通り、イベントは大成功だったね。)
    2. I have a big project for graduation party.(卒業パーティに向けて大きな目論見があるんだ。)

    まとめ

    「目論見」は、「 何かを実行するために計画した案・考え」といった意味です。

    ビジネスで「目論見書」と使う際は、一般的に投資業界の専門用語として使われます。

    また、一般的に「目論見」を使う際は、ネガティブなニュアンスだけではなく、ポジティブなニュアンスでも使用します。

    由来や類語を理解し、シーンに応じて正しく使っていきましょう。

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