「猛省」の意味は?ビジネスでの使い方と詳しい例文を解説

猛省の意味とは ビジネス用語

「猛省」(もうせい)は深く反省するという意味です。

自身を振りかえって、至らなかった点を改善したいという気持ちを、強調して表現しています。

この記事では、ビジネスでの使い方から「反省」などの類語との違いや類語・対義語・英語まで例文とともに紹介します。

1.「猛省」の意味と語源

猛省

読み:もうせい

意味:深く反省すること

自分自身の行いを振り返って深く反省すること

「猛省」は自分の行いをかえりみて、改善すべき点がないか考えることを言います。

自分のしたことを、深く後悔するという気持ちも含まれます。

「猛」には、「荒々しい」「激しい」という意味があり、「省」には、「自分の心のなかを注意してみる」という意味があるためです。

ビジネスでは、二度の繰り返すことの許されないほどの大きなミスや失態を犯してしまったときに使います。

例文

  • 顧客に対し無責任な言動をした2人には、猛省を促したい。
  • 日々の怠慢を猛省して、今後は業務に励む所存です。
  • 今回の件を猛省し、問題点と改善点をレポートにまとめてほしい。
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  • 猛省一挙は誤用

    四字熟語で、「猛勢一挙」(もうせいいっきょ)という言葉があります。

    「猛勢一挙」は、「勢いよく一気に動くこと」という意味です。

    「猛勢一挙」の「猛勢」は「猛省」と読み方は同じですが、意味は全く異なります。

    「猛省一挙」は漢字の使い方の誤りになりますので、注意しましょう。

    例文

    猛省一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。

    引用:『走れメロス』太宰治 著

    2.「猛省」のビジネスでの使い方と例文

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  • 「猛省」する場合:「猛省しております」

    自分が深く反省する場合は、「猛省しております」という表現ができます。

    主語が、自分の場合に使います。

    仕事上、重大なミスをしてしまったときにのみ使うようにしましょう。

    例文

    この度の手配漏れの件につきまして、猛省しております。

    「猛省」を相手に促す場合:「猛省を願います」

    相手に深く反省してほしい場合は、「猛省を願います」と表現します。

    二度と同じミスが起きないように、改善してほしいというニュアンスが含まれています。

    上司が部下に改善を求める場合や、自分や自分の会社が顧客である際、取引先に対して改善を求める場合などに「猛省を願います」が使われます。

    例文

    今回起きたこの不祥事について、猛省を願います。

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  • 3.「猛省」と「反省」の違い

    後悔する気持ちの深さが異なる

    「猛省」と「反省」は、両方とも「自分の行いをかえりみて、改善すべき点がないか考えること」という意味です。

    「猛省」と「反省」の違いは、後悔する気持ちの深さにあります。

    「猛省」の方が、より深く後悔し、重大に受け止めているという意味になります。

    ほんの少しの小さなミスであれば、「反省」という言葉を使うのが適切です。

    例文

    • 担当者にも、猛省を促しておきます。
    • パソコンの電源を切り忘れて退社してしまい、反省しています。
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  • 4.「猛省」の類語と例文

    猛省の類語

    「猛省」の類語には、以下の4つが挙げられます。

    例文とともに紹介します。

    類語1.自省

    「自省」(じせい)は、漢字が示すとおり「自分の行いを反省する」という意味になります。

    後悔する気持ちの深さは「猛省」よりは浅く、「反省」と同じ程度です。

    「自省を促す」「自省を求める」「自省しております」といった風に使われます。

    例文

    彼の日頃の勤務態度については、自省を促したい。

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  • 類語2.内省

    「内省」(ないせい)は、自分自身をかえりみてよく考えるという意味です。

    「内省したい」「内省を行う」といった風に使われます。

    「猛省」は、自ら進んで行うことも、相手に求めることもできます。

    一方、「内省」は、自ら進んで行うことのみを表現するため、「内省を促す」や「内省をお願いしたい」と表現することはありません。

    この点が、「猛省」との大きな違いになります。

    例文

    しばらく内省してから、これからどうするかを決めようと思います。

    類語3.自責

    自責」(じせき)は、「自分を責め、反省する」という意味です。

    自分を責めずにいられない気持ちを「自責の念に駆られる」と表現することがあります。

    「自責」も「内省」と同じく自発的に行う行為であるため、「自責を促す」という言い方はしません。

    「猛省を促す」と言える「猛省」と「自責」とは、ここに違いがあります。

    例文

    自責の念に駆られ、謝罪の手紙を何通も書いた。

    類語4.悔悟

    「悔悟」(かいご)は、「自分の行いを悔いてさとること」という意味です。

    「悔悟の涙」「悔悟の念」といった風に使われます。

    「猛省」が自身をかえりみる意味が強いのに対し、「悔悟」は後悔の意味が強い言葉になります。

    例文

    自分が母にした行いを悔悟し、彼女は涙を流した。

    5.「猛省」の対義語と例文

    猛省の対義語

    「猛省」の対義語には以下の2つが挙げられます。

    例文とともに紹介します。

    対義語1.高慢

    「高慢」(こうまん)は、「うぬぼれて、相手をみくびること」を言います。

    高慢な態度をとる人を見下すときに使う「高慢ちき」という言葉があるように、「高慢」は、多くの場合、否定的な文脈で使われます。

    例文

    高慢な態度は、人を遠ざけるのでやめておいた方がいい。

    対義語2.慢心

    「慢心」(まんしん)は「思い上がること」という意味です。

    自分を心の中で自慢したり、実際以上に高く評価することを言います。

    「慢心」も「高慢」と同じく、否定的な意味で使われます。

    例文

    慢心が仕事のミスを誘うので、常に謙虚な姿勢を保つようにしたい。

    5.「猛省」の英語表現と例文

    猛省の英語表現

    よく使われるのは「reflect on ~ seriously」

    「猛省」するを英語で表現するときによく使われるのが、「reflect on ~ seriously」です。

    「seriously」をつけなければ、単に「反省する」という意味になります。

    「reflect」は、(光など)「を反射する」というのが本来の意味です。

    「reflect on」の後ろに、反省したい出来事や事実を入れることで、その出来事を「振り返ってよく考える」という意味にすることができます。

    例文

    I reflected on the fact that indicate my fault seriously.

    私の短所を示すその事実について猛省した

    「take a hard look at ~」を使うこともある

    「猛省」に当てはまる英語表現としては、「take a hard look at ~」も使われることがあります。

    「take a hard look at oneself」のように、「at」の後ろには多くの場合、「私自身」や「彼自身」といった「○自身」が付きます。

    「take a hard look at」は直訳すると「~を厳しく見る」という意味になり、転じて「猛省する」という解釈になっています。

    例文

    He had take a hard look at himself for his behavior toward the customer.

    (その顧客に対する自身の振舞いについて、彼は猛省した。)

    まとめ

    「猛省」は自分の行いをかえりみて、改善すべき点がないか考えることを言います。

    自分のしたことを、深く後悔するという気持ちも含まれます。

    「猛省」と「反省」は、両方とも「自分の行いをかえりみて、改善すべき点がないか考えること」という意味ですが、「猛省」の方が、より深刻に事態を受け止めているという意味になります。

    「猛省」の正しい意味と使い方をマスターして、ビジネスに生かしていきましょう。

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