「妙案」の意味とは?名案・良案とはどう使い分けるの?

妙案の意味とは ビジネス用語

「妙案」は 「誰も思いつかないような案」「すばらしい案」という意味です。

「妙案」と聞いて、「名案」や「良案」とどう違うのだろう、と疑問に思ったことはありませんか?

何となく意味が分かっているだけでは、「妙案」を使う際に、相手との間にニュアンスの違いが生まれる可能性があります。

そこで、今回は「妙案」の正しい意味や使い方、「名案・良案」との違い、さらに類語や英語表現についても詳しく解説するので、参考にしてみてください。

1.「妙案」の意味とは

まずは、「妙案」の読み方と意味を紹介します。

妙案

読み:みょうあん

  1. 非常に良いアイデア、すばらしい考え
  2. その人しか思い浮かべることができない独特な、目新しいアイデア

「妙案」は 「妙」と「案」に分解することができ、それぞれの漢字の意味は以下の通りです。

  • 【妙】⇒美しい・奥深い・極めて巧みなもの・細かい・普通と違う様
  • 【案】⇒考え・思いつき・計画・思慮

「妙」は「女」に「少ない」と書き、「美しい女性は数少ない」という意味で「普通と違う」ニュアンスで用いられます。

例えば、「あの人は妙な人だね」は、「あの人は変わってるね(普通じゃない)」という意味です。

同じく「妙案」という場合も、「変わっている案」という意味があります。

しかし、この場合は 「普通じゃなく素晴らしい」というポジティブなニュアンスです。

2.「妙案」の使い方

「妙案」は 「普通と違って素晴らしいアイデア」というようにポジティブな意味で用いられます。

自分の考えにも相手の考えにも使うことができます。

しかし、目上の人などには「妙案が浮かびました」のような使い方はしません。

なぜなら、「普通じゃ考えられない素晴らしい案」というように、自分の案を褒めている印象を与えるからです。

では、以下で「妙案」を使った例文を確認してみましょう。

  1. 同僚の案は、妙案だなと思った。
  2. 我ながら妙案だな、と頭の中で思った。
  3. 考えても考えても、妙案は思いつかなかった。
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  • 2-1.「妙案」と「名案」「良案」の使い分け

    「名案」と「良案」意味は、以下の通りです。

    【名案】:評判のよい案・すばらしい案

    【良案】:優れている案・すばらしい案・いい案・十分な案

    「名案」の「名」は「名誉・名人」という言葉で使われる通り、位の高い様子がうかがえます。

    「良案」の「良」には、「優れている・いい・十分」という意味合いがあります。

    では、「妙案」と「名案」「良案」との違いは以下の表にまとめていますので、確認してみて下さい。

      妙案 名案 良案
    意味 普通では思い浮かばないような素晴らしい案 素晴らしい案 優れている案・十分な案
    ニュアンス ポジティブ ポジティブ ポジティブ
    違い 独特+素晴らしい 素晴らしい 十分+素晴らしい

    このように「妙案」は、「素晴らしい」を超えて、「独特・普通ではない」ような案に対して用います。

    一方、独特性はないが「それはいい考えだ!」というような「良い案」「素晴らしい」のニュアンスでは「名案」の方が適切です。

    また、何かを解決する際などに「上手くいくと思われるほど十分に素晴らしい」という場合には、「良案」を使います。

    では、以下の例文で「妙案」と「名案」「良案」の違いを確認してみましょう。

    1. 君の案は誰も思い浮かばなかった。実に妙案だよ。
    2. 君の案は名案だよ。
    3. この中だったら、君の案が良案じゃないかな。

    2-2. 「妙案」は目上の人にも使える

    「妙案」は、上司などの目上の人にも使うことができます。

    例えば、上司がある案を教えてくれた時「それは、妙案ですね。」と言うことができます。

    ただし「妙案」は、 「普通では思い浮かばないほど良い案」というニュアンスがあり、頻繁に使うとごまをすっているようにに聞こえるので注意しましょう。

    また、謙譲語丁寧語とともに目上の人に尋ねる場合は、「妙案がございましたら」「妙案をいただきたく存じます」というフレーズを使います。

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  • 3.「妙案」の類語・言い換え表現

    「妙案」の類語には、以下の言葉があります。

    1. 裏技
    2. 解決法
    3. 良いアイデア

    では、それぞれの用語を詳しく見ていきましょう。

    類語1. 「裏技」

    「裏技」は、以下の意味があります。

    1. みんなに知られているものではない方法
    2. 一般的な方法よりも、手っ取り早くうまくいく方法

    「裏技」は、 一般的な方法ではないが何かを成功させるための良い手段というニュアンスです。

    ただし、フォーマルシーンでは相手に対して「何か裏技をご存知ですか」などという言い方はしません。

    場合によっては「裏をかくような方法」「正当法ではないやり方」と聞こえてしまうため、聞こえが悪いですね。

    では、「裏技」を使った例文で使い方を確認していきましょう。

    1. 裏技を使うとこのステージも簡単にクリアできるよ。
    2. 私の会社は、5年かけて培った裏技を持っている。
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  • 類語2.「解決法」

    「解決法」の意味は、 「問題に対する答えをだす方法」です。

    「妙案」の場合は、誰も思いつかないような素晴らしい案に対して使います。

    一方、「解決法」は「誰も思いつかないようなもの」である必要はなく、目の前の問題をおさめるためのものです。

    では、「解決法」を使った例文を紹介します。

    解決法を知っているから、慌てなくて大丈夫だ!

    類語3.「良いアイデア」

    「良いアイデア」は、 「他よりも、比較的良いひらめき」という意味で「良案」と似ています。

    「良いアイデア」と「良案」を置き換えても、違和感なく意図を伝えることはできますが、正確には以下のような違いがあります。

      アイデア
    ニュアンス その場でひらめいたもの ひらめいた瞬間から使える形にまで時間をかけて練ったもの

    微妙なニュアンスの違いですが、ぱっと頭に浮かんだものをアイデアと呼び、時間をかけて練ったアイデアが案です。

    では、以下の例文で「良いアイデア」の使い方を見てみましょう。

    1. 何か良いアイデアが思いついたかな?
    2. たった今、良いアイデアが浮かびました。
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  • 4.「妙案」の反対語

    「妙案」の対義語には、以下の用語があります。

    1. 愚案(ぐあん)
    2. 凡案(ぼんあん)

    では、それぞれの用語を詳しく見ていきましょう。

    反対語1.「愚案」(ぐあん)

    「愚案」は、 「愚かな案・馬鹿げた案」という意味があります。

    「愚案」の「愚」には、「ばかばかしい・くだらない」と言った意味が含まれており、否定的なニュアンスです。

    目上相手やビジネスシーンにおいては、「愚案」は使わないように注意しましょう。

    なぜなら、相手に対して使うと、「案」だけではなく相手自体を否定したように聞こえるからです。

    では、例文で「愚案」の使い方を紹介します。

    1. 提出した案が却下されてしまった。愚案だったかな。
    2. 思ってはいけないことだが、上司の案を愚案だと思ってしまった。
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  • 反対語2.「凡案」(ぼんあん)

    「凡案」は、 「誰でも思いつくような案・他と比べ際立っていない案」という意味です。

    「愚案」と比較すると、馬鹿にしたニュアンスはそれほど感じられません。

    しかし「凡案」からは、「つまらない」というニュアンスが受け取れるため、目上の人などに対しては失礼な表現となります

    では、「凡案」の例文を以下で確認しましょう。

    1. 私の案が採用されなかったのは、この案が凡案だったからかな。
    2. いくら考えても、凡案しか思いつかない。

    5.「妙案」の英語表現

    「妙案」は、次のような英語で表現することができます。

    1. brilliant idea(plan)(立派な案・計画)
    2. unique idea(plan)(ユニークな案・計画)
    3. excellent idea(plan)(素晴らしい案・計画)

    「良い案」として good idea なども使えますが、 「妙案」の「普通を超えている」というニュアンスを表したい時は、上で紹介したようなややオーバーな表現を使うと良いでしょう。

    また、「妙案が浮かぶ」や「妙案を思いつく」は以下のフレーズを使います。

    1. hit on A(Aを思いつく)
    2. come up withA(Aが頭に浮かぶ)

    では、以下の例文で単語とフレーズを合わせた表現を確認していきましょう。

    1. I hit on a brilliant idea in the bath.(お風呂で妙案を思いついた。)
    2. I come up with an unique plan about the next party.(次回のパーティについて、妙案が浮かんだよ。)
    3. Your excellent idea will make the event succeed.(君の妙案は、イベントを成功させるだろう。)

    まとめ

    「妙案」は「その人しか思い浮かべることができない独特な、すばらしいアイデア」という意味です。

    「妙案」の意味を知ったうえで、上司から「それは妙案だね。」と言ってもらえたら嬉しいですね。

    逆に、相手への褒め言葉として「妙案」を使う際は、お世辞ととられる可能性があるので頻繁に使いすぎないようにしましょう。

    「妙案」や「名案」「良案」のニュアンスをしっかり使い分けることで、周りの人からも「正しい日本語を使っていて感心だ」と思ってもらえるでしょう。

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