「倣う」の意味とは?使い方・例文・類語・英語表現まで紹介!

倣うの意味とは ビジネス用語

「倣う」は「ならう」と読み、 ある対象を手本として行動するという意味です。

同じ読み方の「習う」はよく聞いても、「倣う」はあまり聞かないですよね。

ここでは、「倣う」の意味や使い方、例文、英語表現まで紹介していきます。

1分くらいで読めるので、ぜひ参考にしてください。

1. 「倣う」の意味:ある対象を手本として、行動すること

倣う

読み方:ならう

  1. ある対象を手本として、行動する
  2. 真似る
  3. 習慣にする
  4. 慣れ親しむ

ある対象を手本として行動することを意味します。

「習慣にする・慣れ親しむ」という意味もあるように、広い意味をもっている言葉です。

2. 「倣う」の使い方と例文

「倣う」の具体的な例文は、以下の通りです。

  • マニュアルに倣って、企画書を送ってください。(マニュアルの手順通りに)
  • Cさんに倣って、業務を進めてください。(Cさんのやり方を見ながら、同じように)
  • 競合他社の戦略に倣って、我が社も方向転換することにした。(競合他社の戦略を我が社も取り入れる)
  • 伝統に倣った技術が外国人を魅了する。(伝統を引き継いでいる技術)

このように、「手順通りに」「同じように」「取り入れる」「引き継ぐ」という意味で使われることもあります。

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  • 2-1. 「右に倣う」とは?

    右に倣う

    読み:みぎにならう

    1. すでにある見本に従う
    2. 自分の頭で考えずに、周りの人の真似をする

    「右に倣う」は、自分の周りにあるもの(いる人)に倣う・合わせるという意味です。

    良い意味でも、悪い意味でも使うことができます。

    そのため、相手に対して「右に倣う行動だね」と言うのは、褒めているのか・けなしているのかが分からないので、使わない方がいいです。

    また、「右に倣う」を「右に習う」と表現するのは間違いでなので、要注意です。

    <例文>

    右に倣う行動をすることは、日本人の長所であり、短所でもある。

    由来

    「文章を書くときに、 右にある手本を見て、同じように書く」というのが由来です。

    例えば、小学生の時の漢字ドリルをイメージすると分かりやすいです。

    もう1つ、「右側に自分より地位の高い人がいて、その人を真似る」という由来もあります。

    2-2. 「顰み(ひそみ)に倣う」とは?

    顰みに倣う

    読み:ひそみにならう

    1. 善し悪しを考えずに、むやみに人のまねをする
    2. 「うまくいったのは、人のまねをしたからである」と謙遜する様子

    「顰みに倣う」は、「善し悪しを考えずに、むやみに人のまねをする」という意味です。

    また、「うまくいったのは、人のまねをしたからである」と謙遜する時にも使います。

    ちなみに、 「顰み」は「しかめっ面(眉間にシワを寄せた顔)」という意味です。

    <例文>

    • 顰みに倣うばかりでは、何も身につかない。(善し悪しを考えずに、人のまねをしているだけでは、何も身につかない)
    • 先輩の顰みに倣ったことで、営業スキルが上がった。(営業スキルが上がったのは、先輩のおかげである)

    由来

    「顰みに倣う」は、 中国の書物『壮子』にある話が由来になっています。

    簡単にまとめると、次のような話です。

    1. 美しい女が病気で苦しんでいるときに、眉間にシワを寄せていた(顰み)
    2. 醜い女は、その様子を美しいと思った
    3. だから、醜い女はその様子を真似して町に出た
    4. そうすると、醜い女は皆に気持ち悪がられた

    このことから、「善し悪しを考えずに、むやみに真似をすること」を「顰みに倣う」と表現するようになりました。

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  • 2-3. 「模倣」とは?

    摸倣

    読み:もほう

    意味:ある対象を真似ること

    「摸」は「型・手本」、「倣」は「真似る」という意味です。

    2つを合わせて、「型・手本を真似る」という意味になります。

    <例文>

    • 摸倣はしていないが、偶然似ている作品になってしまった。
    • 成功者の摸倣をすることで、新しい視点を得る。

    3. 「倣う」と「習う」の違い

    習う

    読み:ならう

    1. 教わる
    2. 知識や技術を身につけようとする

    「習う」の例文は、以下のようなものがあります。

    • 海外の方から英語を習う。(海外の方から英語を教わる)
    • 幼い頃からピアノを習っている。(ピアノを教わる)
    • 習うは一生(いくつになっても学ぶことがある・学び続けなければならない)

    このように、「習う」には「学ぶ」というニュアンスがあります。

    一方、「倣う」には「学ぶ」というニュアンスはありません。

    つまり、「倣う」と「習う」の違いは、「学ぶ」というニュアンスがあるか・ないかです。

    続いて、「倣う」の類語を紹介していきます。

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  • 4. 「倣う」の類語と例文

    倣うの類語

    ここでは、「倣う」の類語を解説していきます。

    1つずつ見ていきましょう。

    類語1. 「真似る」

    真似る

    読み方:まねる

    意味:ある物や人と同じような仕草・行動をする

    「真似る」は、 「コピーする」というニュアンスが強いです。

    <例文>

    • ゴリラの真似をしたら、妹が笑ってくれた。
    • まず真似ることから、はじめよう。

    類語2. 「則る」

    則る

    読み方:のっとる

    意味:ある規則(手本)に従う

    「則る」は、 「従う」というニュアンスが強いです。

    また、「則る」は「倣う」に言い換えることができますが、より意味を限定している「則る」の方が、正式な文書・契約には適しています。

    <例文>

    • マニュアルに則って業務を進める。
    • 法律に則って、処理する。

    類語3.「 準ずる」

    準ずる

    読み:じゅんずる

    1. ある規則に従う
    2. 同等に扱う

    「準ずる」には、「ある規則に従う」のほかに 「同等に扱う」という意味もあります。

    一方、「倣う」には「同等に扱う」という意味はないので、要注意です。

    <例文>

    • 今年新しくした当社規定に準ずる
    • 正社員に準ずる給料制度(正社員と同じ給料制度)

    5. 「倣う」の英語表現

    倣うの英語表現

    「倣う」を英語で表現する時によく使われるものに、次の2つがあります。

    • emulate(尊敬するもの・立派な物を見習う)
    • follow(人の行動・規則に従う)

    具体的な例文は、以下の通りです。

    • I emulate what my mother used to do for my family.(私は、かつて母が家族のためにしてくれたことに倣って行動します)
    • He followed the bylaw of his company.(彼は、会社の規約に従った)
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  • まとめ

    「倣う」は、手本として真似をすることです。

    その他にも、「手順通りに」「取り入れる」のように広い意味で使うことができます。

    そして、その意味を限定したものが、類語の「則る」「準ずる」などです。

    例えば、正式な文章・契約では、広い意味の「倣う」よりも、意味を限定している「則る」「準ずる」などを使うことが多いです。

    状況に応じて、使い分けてくださいね。

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