「労う」は目上の人に失礼?意味や「労をねぎらう」の使い方も解説!

労うの意味とは ビジネス用語

昨日は息子の志望校合格を労って、家族で食事をしたんだ。

「労う(ねぎらう)」は、 「苦労などに対して慰め、感謝をすること」という意味です。

日常的にも耳にすることが多い言葉ですが、相手によっては失礼な表現になってしまう場合があるので注意が必要です。

そこで今回は「労う」の意味、使い方、類語表現、さらに英語表現まで詳しく解説していきます。

1.「労う」の意味

「労う」の読み方と意味を紹介します。

労う

読み:ねぎらう

苦労などに対して慰(なぐさ)め、感謝をすること

「労う」は、 相手が一生懸命苦労してきたことや、達成の難しいことを達成した時などに使います。

1-1.「労をねぎらう」とは

労(ろう)をねぎらう」には、 「功績や苦労に対して感謝をすること、慰めること」という意味があります。

「ねぎらう」の漢字は「労う」です。

しかし「労を労う」と書くと同じ漢字が2回続いてしまい紛らわしいため、「ねぎらう」は平仮名表記されることが多いです。

「労」と「ねぎらう」には、それぞれ以下の意味があります。

  • 【労】⇒骨折り、苦労、努力
  • 【ねぎらう】⇒感謝する、称える

「労う」だけでも「苦労に対して慰める」という意味がありますが、「労をねぎらう」はより感謝や慰めの気持ちが強く表れた表現です。

「労をねぎらう」は、以下の例文のように使われます。

<例文>

  • 後輩がインターハイで優勝したと聞き、労をねぎらいに駆け付けた。
  • 弟が志望校に合格したので、家族で労をねぎらった
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  • 1-2.「労う」と「労(いた)わる」の違いとは

    「労わる」の意味は以下の通りです。

    【労わる】⇒弱い立場の人に同情して優しくする、苦労を慰める、大事に世話をする

    「労う」と「労わる」には、以下の違いがあります。

      労う 労わる
    意味 苦労などに対して慰め、感謝をすること
    • 弱い立場の人に同情して優しくする
    • 苦労を慰める
    • 大事に世話をする
    ニュアンス 必ずしも行動は必要ない 行動として慰めや感謝を表すことが多い
    対象 同等または下の立場の人 立場の弱い人(お年寄りなど)

    「労う」は自分と同じ、または下の立場の人に対して慰めや感謝の気持ちを表すことが多いです。

    一方「労わる」はお年寄りなどの立場の弱い人に対して、実際に行動として優しく接したり、苦労を慰めることが多い言葉です。

    「労う」と「労わる」は、以下のような例文で使われます。

    <例文>

    • 母の日だけではなく、いつも母を労(ねぎら)いたいものだ。
    • 祖父が体調を崩したので、病院へ行って祖父を労(いた)わった

    2.「労う」の使い方

    労うの使い方

    「労う」は、以下のようなフレーズで使われます。

    1. ~を労う
    2. 労いの

    「労う」は、相手への苦労に感謝するだけでなく、自分に対しても使うことが可能です。

    しかし目上の人に対して「労う」を使うと、偉そうと捉えられてしまうことがあります。

    相手に使う場合は、 自分と同じか下の立場の人に対して使うようにしましょう。

    では、「労う」を用いた例文を紹介します。

    <例文>

    • 志望校に合格したので、3年間の自分の努力を労いたい
    • 同僚が転勤をするので、今までの労いの言葉を考えている。
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  • 2-1.目上の人にも使える労いの言葉

    「労う」は目上の人に対しては、上から目線で失礼な表現です。

    目上の人に使いたい場合は、以下のような言葉に変えて使ってみましょう。

    1. お疲れ様です
    2. 勉強させていただきました
    3. 感謝します

    ①の「お疲れ様です」は、相手の苦労に対して使う言葉です。

    本来は「労う」のように、目上の人に対して失礼な表現とされていました。

    しかし、現代では挨拶替わりにも使われており、苦労を慰める場面では使いやすい言葉です。

    また 「ご苦労様です」を使う人がいますが、これは目上の人には使えません

    「ご苦労様」には「よく頑張ったな」のような意味合いが含まれるので、目上の人に対して失礼にあたります。

    目上の人への労いの言葉を、以下の例文で見てみましょう。

    <例文>

    • 北海道への出張、お疲れ様でした。お疲れだと思いますので、ゆっくり休まれてください。
    • 今回の会議では、非常に勉強させていただきました
    • 資料作りを手伝っていただいて、感謝します

    3.「労う」の類語表現

    労うの類語

    「労う」には、以下のような類語表現があります。

    では、それぞれの類語について詳しく見てみましょう。

    3-1.慰労(いろう)

    「慰労」は、 「苦労を労うこと、苦労を慰めること」という意味です。

    「慰労」は頑張ってきたことに感謝を表すだけではなく、体調の悪い人に対しての慰めの言葉にもなります。

    「慰労会」という言葉がよく使われますが、これは「頑張って残した成績や日頃の苦労に対して、お疲れ様と感謝する会」を指します。

    では「慰労」を用いた例文を、以下で確認してみましょう。

    <例文>

    • 部長が春に退職されるので、慰労会を開こう。
    • 試合で頑張った選手たちを慰労する。

    3-2.称(たた)える

    「称える」は 「優れていることを褒めること」という意味です。

    「労う」のように「苦労を慰める」という意味合いは含みません。

    「頑張ったね」「さすがだね」という意味合いを伝えたい時に、以下の例文のように「称える」が使われます。

    <例文>

    • 今月の会議では、佐藤さんの営業成績が称えられた。
    • 田中教授の業績を称えて、賞状が贈られた。
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  • 4.「労う」の英語表現

    労うの英語表現

    「労う」を英語で表現したい場合は、以下の単語を使ってみましょう。

    1. thank:ありがとう
    2. appreciate:感謝する
    3. praise:称える

    ①や②は「苦労などに対して感謝する」という意味合いで使う単語です。

    「thank」より「appreciate」の方が、よりフォーマルな表現です。

    では、それぞれの単語を使った例文を以下で確認してみましょう。

    <例文>

    • Thank you so much for your effort.
      (日頃の努力に大変感謝します。)
    • Thank you for helping us to move.
      (引っ越しの手伝いをしてくれて、ありがとう。)
    • I appreciate that you work so hard.
      (熱心に働いてくれるから、感謝しているよ。)
    • You should appreciate your mother for making lunch everyday.
      (お母さんが毎日お弁当を作ってくれることに感謝した方がいいよ。)
    • I praise you for getting high scores.
      (高得点を採ったことを称えるよ。)
    • I got the word of praise from my boss.
      (上司からお褒めの言葉をいただいた。)

    まとめ

    「労う(ねぎらう)」は、 「苦労などに対して慰め、感謝をすること」という意味です。

    「労う」はポジティブな意味合いの言葉ですが、目上の人に対して使うと「偉そう」と思われてしまうので注意しましょう。

    目上の人に労いの言葉をかけたい場合は、今回紹介したように「お疲れ様です」「感謝します」などの言葉を使います。

    「労い」はビジネスシーンでもよく使う言葉なので、相手に合わせた言葉選びを心がけましょう。

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