会社でよく聞く「ノルマ」の意味と使い方!「目標」との違いとは?

ノルマの意味とは ビジネス用語

会社で「今月のノルマは◯◯だ」という言葉を聞いて、「ノルマってどういう意味だろう」と思ったことはありませんか?

「ノルマ」とは「各自に課せられるやるべき仕事の量」という意味があり、ビジネス上でよく使われる言葉です。

新入社員にとっては、アルバイト時代には聞きなれない言葉のため戸惑うかもしれませんが、今後よく聞く言葉になるのでしっかり覚えておく必要があるでしょう。

今回はそんな「ノルマ」の意味や使い方、類語、例文、必要性などを詳しく解説します。

1.「ノルマ」の意味は「各自に課せられたやるべき仕事の量」

「ノルマ」には以下のような意味があります。

ノルマ

読み:のるま

意味: 一定時間内に果たすべき割り当てられた個人や集団への標準作業量、各自に課せられたやるべき仕事の量

「ノルマ」には「果たすべき」や「やるべき」などの「義務感」が発生する意味が含まれているため、マイナスな表現になります。

「義務感」のある仕事は、会社や組織にとってはとても重要なことであるため、絶対に達成しないといけないものです。

そんな意味を含んだ「ノルマ」が増えれば、それだけ1人にかかる仕事への負担も多くなるわけですから、あまり良い顔をする人はいないでしょう。

上司や先輩が「ノルマが増えた」などの報告を受けたときに嫌な顔をしているのは、負担が増えたことが原因と考えられます。

また、たとえ「ノルマ」を達成したとしても、それは「果たすべきもの」であるため、達成して当然という判断をされることが多いです。

そのため、「ノルマ」を達成しても、あまり評価されることはありません。

以上のことから「ノルマ」はマイナスな表現を含んだ意味を持つのです。

1-1.「ノルマ」の語源はロシア語

「ノルマ」は英語で表記すると「norma」なのですが、これは英語表記ではなくロシア語が語源になっており、ラテン転写文字で「norma」と表記されます。

この「norma」という言葉は、1939年から1945年まで続いた「第二次世界大戦」で捕虜になった日本人が、シベリア抑留者から教わり持ち帰ったことがきっかけです。

その後、捕虜になった日本人が解放され帰国後に広めたことで、今の「ノルマ」という言葉が生まれました。

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  • 2.「ノルマ」の使い方と例文

    前述したように、「ノルマ」はマイナスなイメージを持たれやすい言葉です。

    ですが、 「ノルマ達成おめでとう」「ノルマを達成して偉いね」「ノルマを達成したことに対して称賛」する場合は、マイナスなイメージにならない使い方となります

    ビジネス上ではよく使われるので、この記事でプラスになるような使い方を覚えてしまいましょう。

    2-1.「ノルマ」の具体的例文

    「ノルマ」は以下の例文のように使うことで、マイナスな表現を和らげることができます。

    <例文>

    • ノルマの達成おめでとう。
    • ノルマ達成にあなたは全力を尽くしていますね。
    • ノルマ達成は確かに大事だが、体を壊してまで達成することではない。

    反対に、以下のような例文は相手を不快に思わせる可能性が高いため、後輩や部下ができたときに使うのは控えましょう。

    <控えたほうが良い例文>

    • ノルマを達成できないなんて、今月なにをやっていたんですか?
    • ノルマ達成のために、君たちには休み返上で働いてもらいます。
    • 今月と先月のノルマの達成率に差がありますが、これはなにが原因なんですか?
    • プライベートよりも、ノルマ達成が優先です。
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  • 2-2.「ノルマ」と「目標」は意味も使い方も違う

    「ノルマ」はよく「目標」と混同されがちなのですが、この2つの言葉は意味も使い方も違います。

    まずは「目標」の意味を見てみましょう。

    目標

    読み:もくひょう

    意味:そこに行き着くように外れないように目印とするもの、行動を進めるにあたって実現・達成をめざすもの

    「目標」には「実現・達成を目指すもの」という意味があり、自分から主体的に作ることを指しています。

    したがって、「目標」と「ノルマ」の違いは「義務感があるか、主体的であるか」になるのです。

    また「ノルマ」とは違い「目標」は「義務感」が発生しないため、使い方も変わります。

    「ノルマ」はマイナスの表現で使われることがありますが、「目標」はプラスの表現で使われることが多いです。

    会社でも、「全体で1日これくらい売り上げる」という「目標」と「1人1日これくらい売り上げる」という「ノルマ」では「目標」の方がプラスなイメージになりますよね。

    以上のことより、「ノルマ」と「目標」では意味と使い方が違うのです。

    例えば「目標」は以下のように使われます。

    <例文>

    • 夢ができたら、それに向けた目標を立てよう。
    • 目標は自分を成長させるための1つの手段だ。
    • 目標ができたらそこに向けて頑張ることが大事だ。
    • 今月全体の売り上げは、先月と同じくらいに目標設定しよう。

    3.「ノルマ」の類語を2つ紹介

    「ノルマ」には類語があり、本記事では以下の2つを紹介します。

    1. 課題
    2. 割り当て

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

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  • 類語① 「課題」

    「課題」には以下のような意味があります。

    課題

    読み:かだい

    意味: 題や問題を与えること。その課せられた、与えられた題・問題

    「課題」は「ノルマ」と同様に「課せられたもの、与えられたもの」であり「主体的に自分で作るもの」ではありません。

    また「課題」は「その人が今後修正すべき部分、能力的に未熟な部分」の意味としても使われ、「ノルマ」と同じようにマイナスなイメージになってしまいます。

    つまり「課題」も「ノルマ」も「マイナスなーイメージを与える言葉」という点で類語として扱われるのです。

    「課題」の使われ方の例文は以下を参考にしてください。

    <例文>

    • 今回のプロジェクトは工程を組む段階において課題が生まれた。
    • これが明日までの課題です。終わらせてきてください。
    • 今シーズンは課題を残したまま終わる結果となった。
    • 課題克服のためにやるべきなのは、日々の努力を怠らないことだ

    類語② 「割り当て」

    「割り当て」も「ノルマ」の類語として扱われ、以下のような意味があります。

    割り当て

    読み:わりあて

    意味:割り当てられること、割り当てられたもの。それぞれに任されたもの。

    「割り当て」も「ノルマ」と同じように「割り当てられた、任された」のように受け身の意味合いで使われています。

    仕事の場合、「作業を割り当てられること」は当然ですが、割り当てられてプラスなイメージを持つことはありませんよね。

    また作業の量が多いほど、1人にかかる負担は大きくなるため、マイナスなイメージに変わりやすい言葉でもあるのです。

    以上のことから、「割り当て」も「マイナスなイメージを与える言葉」という点で類語として扱われます。

    「割り当て」の使い方は、以下の例文を参考にしてください。

    <例文>

    • 作業の割り当てに偏りが見られる。
    • 割り当てられた仕事は、その日のうちに終わらせることが基本だ。
    • こなすことができる仕事量と、個人の能力をしっかり見極めて、割り当てを決める
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  • 4.ビジネスに「ノルマ」は必要か

    「ノルマ」は人によってはプレッシャーとなり、その人本来の力を発揮しづらくさせてしまうことがあるため、1人1人に絶対必要なものではありません。

    たとえば「今月のノルマは多く定めたので、全員必ず達成するように。達成しない人がボーナスが減るかもしれない」と極端なことを言われたとします。

    人によっては、この声掛けがやる気を起こすきっかけになるかもしれませんが、人によっては「ボーナスが減るかもしれない」という怖さに変わる人もいるのです。

    逆に「ノルマ」がないほうが、のびのびと営業ができ成績が伸びる人もいます。

    つまり、「ノルマ」は必ずしも全員に必要なものではないのです。

    もし社内で達成したいことがあるなら、「全体の目標」として掲げ全員で向かっていく方が、会社と個人の両方にとってストレスフリーとなるでしょう。

    まとめ

    「ノルマ」とは「各自に課せられるやるべき仕事の量」のことを指します。

    ビジネスシーン、特に営業の仕事では必ずと言っていいほど使われる言葉です。

    ビジネス上で「ノルマ」使うとき、よく「目標」と同じ意味として使われがちですが、「ノルマ」と「目標」は意味が違うため、混同しないように注意しましょう。

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