最終更新日:2019/06/25
「of course」は、 「もちろん」という意味です。
「もちろん」という返答は日常会話でも、頻繁に使います。
しかし毎回「of course」を使うのは味気ないので、色々な表現も覚えておきたいですよね。
そこで今回は「of course」の意味や使い方、その他の「もちろん」の表現、「course」を含むイディオムについて詳しく紹介していきます。
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1.「of course」の意味:もちろん
「of course」の読み方と意味を紹介します。
of course
読み:オフコース
もちろん
「course」は「進行、成り行き」という意味です。
これに「of(所属を表す)」が着くことで、「その進行に沿って、成り行きのままで」というニュアンスになります。
「成り行きのままで」という意味合いから、相手への同意などに使う「もちろん」という意味になりました。
1-2.「of course not」とは:もちろんそんなことはない
「of course not」の意味は、以下の通りです。
of course not:もちろんそんなことはない
「~ではないですよね?」と否定の確認の意味で質問されたりした時に、「もちろん違いますよ」という意味で使います。
ただし 「Would you mind~?(~してもいいですか?)」と聞かれた時には、「もちろんいいですよ!」という肯定の意味になります。
「Would you mind~?」は「~するのを気にしますか?」という意味です。
そのため「もちろん気にしませんよ=いいえ、気にしませんよ」という返答になり、「of course not」と否定形を使います。
「of course not」を用いた例文を、以下で見てみましょう。
<例文>
- You didn’t my cake, right?-Of course not!
(僕のケーキを食べなかったよね?-もちろん食べてないよ!) - Would you mind if I come to your house tomorrow?-Of course not!
(明日お家に伺ってもよろしいですか?-もちろんです!)
2.「of course」の使い方
同意、許可する際に使う
「of course」は「もちろん」という意味で、以下のようなシーンで使います。
- 同意
- 許可
では、それぞれのシーンでの使い方を見てみましょう。
2-1.同意の「of course」
同意の際の「of course」はポジティブな表現にもネガティブな表現にもなります。
例えば「You cooked this, right?-Of course!(これは君が作ったんだよね?-もちろん!)」と言う場合は、相手にポジティブな印象を与えます。
しかし相手に対して否定の同意を行う際は、失礼になってしまうことがあるので注意が必要です。
例えば「You weren’t here last night, were you?(昨晩ここに居なかったよね?)」と聞かれて、「Of course, I was!(もちろん居たよ!)」と返事をするとします。
この場合は相手の思っていたことを、 「当たり前」のように否定したニュアンスが感じられます。
そのため、相手にとってはやや不快感を抱く場合もあるでしょう。
このような場合は「Ah, actually, I was.(あー、実は居たよ)」のような控え目な否定文に変えてみましょう。
同意の「of course」を使った例文を紹介します。
<例文>
- Your party was amazing! Thank you for inviting me. – Of course!
(パーティーは素晴らしかったよ!招待してくれてありがとう!-もちろんさ!) - Your sister is here to see you. – Of course, she is. She took my lunch box this morning.
(妹さんが来てるよ。-もちろんそうだろうね。お弁当を間違って持って行っちゃったんだから。)
2-2.許可の「of course」
許可を示すシーンで使う「of course」は、 前向きなポジティブな意味合いです。
例えば「Can I eat dinner with you?(夜ごはんを一緒に食べてもいいかい?)-Of course!(もちろん!)」のように、歓迎の気持ちを表す時に使います。
「of course」を用いた例文を、以下で更に見てみましょう。
<例文>
- Could you borrow your notebook? – Of course!
(君のノートを借りてもいいかい?-もちろんだとも!) - I would like to order this without cheese. – Of course.
(これをチーズ抜きで頼みたいんですが。-もちろん大丈夫ですよ。)
3.【シーン別】「もちろん」:カジュアルシーン、フォーマルシーン
「もちろん」という意味の英語表現は、「of course」以外にも多く存在します。
以下で、カジュアルシーンとフォーマルシーンで使える「もちろん」のフレーズを見てみましょう。
3-1.カジュアルに使える「もちろん」:「sure」「why not」「you bet」
日常会話などのカジュアルなシーンで使える「もちろん」には、以下のようなものがあります。
【もちろん】
- sure
- why not
- you bet
①の「sure」は「その通り、確かだ」という意味合いを含んだ「もちろん」です。
「of course」は「もちろん当たり前だ」というニュアンスが強い表現ですが、 「sure」の場合はより相手に同調したフレーズです。
②の「why not」は、「なぜnoと言う必要があるの?もちろんokだよ」という意味を持ちます。
相手から控え目な質問や依頼を受けた時に、よく使います。
③の「you bet」は最もカジュアルな表現で「bet(賭け)ても平気なほど自信がある、もちろんだ」という意味です。
日常会話の中でも、家族や特に親しい友人に対して使います。
では、それぞれの表現を用いた例文を見てみましょう。
<例文>
- Could you please finish this by tomorrow?-Sure.
(明日までに、これを終わらせてくれますか?-もちろんです。) - I would like to come with you, if you are okay.-Why not!
(君さえよければ、一緒に行きたいんだけど。-もちろんさ!) - Are you doing to the graduation party?-You bet!
(卒業パーティーに行く?-もちろんだ!)
3-2.フォーマルに使える「もちろん」:「certainly」「absolutely」「definitely」
ビジネスなどのフォーマルなシーンでは、以下のような「もちろん」の表現を使いましょう。
【もちろん】
- certainly
- absolutely
- definitely
①の「certainly」の形容詞は、 「certain(確信して、確かな)」です。
そのため「certainly」は「もちろん確かだよ、その通り」という意味があります。
②の「absolutely」は形容詞 「absolute(絶対的な)」から派生した英語で、「絶対その通り、もちろん」のように相手への強い肯定を示します。
③の「definitely」は形容詞 「definite(明確な)」から派生した単語で、「絶対そう、もちろん確かだ」というニュアンスです。
それぞれの表現は、以下の例文のように使います。
<例文>
- Would you visit your customer for followup?-Certainly.
(フォローアップのためにお客さんを訪問する予定はありますか?-もちろんです。) - Could you join the team for next project?-Absolutely!
(次期プロジェクトに参加してくれませんか?-もちろんですよ!) - Do you trust your president of your company?-Definitely!
(社長を信頼している?-もちろんだとも!)
4.「course」を含むイディオムを3つ紹介
「course」を含むイディオムには、以下のようなものがあります。
- a matter of course:当然のこととして
- in course of time:そのうち、やがては
- in the course of :~のうちに
どれも 日常的に耳にする機会のある表現なので、「of course」と合わせて覚えておきましょう。
それぞれのフレーズは、以下の例文のように使います。
<例文>
- It is a matter of course to take care of your little sister.
(妹の面倒を見るのは、当然のことだろう。) - Having a gun was taken as a matter of course before.
(昔は、銃の所持は当然のこととして捉えられていた。) - If you work hard, you will succeed in course of time.
(一生懸命やっていれば、やがては成功するよ。) - He’ll notice how crazy he is in course of time.
(彼も、そのうち自分のおかしさに気づくさ。) - I asked her to finish this paper in the course of the day.
(彼女には、今日のうちにエッセイを終わらせろと頼んだんだけどな。) - He left the room in the course of the meeting.
(彼は会議中に席を外した。)
まとめ
「of course」は、 「もちろん」という意味です。
相手に許可を示す際の「of course」は、ポジティブな印象が受け取れます。
しかし相手の言ったことに対して、「of course」を用いて否定する際は「当然だけど」というニュアンスが含まれます。
そのため相手に失礼な表現になることもあるので、「actually(実は)」などの控え目な表現を使いましょう。
「もちろん」という言葉は日常生活でも頻繁に使うフレーズです。
毎回「of course」ばかりを使わなくていいように、今回紹介した「もちろん」の表現も合わせて覚えておきたいですね。