「お伺いいたします」は間違い!「お伺いします」の正しい意味と使い方

お伺いしますの意味とは ビジネス用語

仕事を続けていると、お客の元へ出向く機会が訪れることがあります。

出向く前にはお客様へ前もって出向く旨を伝える必要がありますが、その時に「お伺いします」を使用する必要があるでしょう。

しかし、 「お伺いします」の正しい意味を理解していないと、おかしな文章や発言になってしまうことがあるため注意が必要です

そうならないために、今回は「お伺いします」の正しい意味と使い方・同義語や英語表現などを解説したいと思います。

1. 「お伺いします」の意味

「お伺いします」は、「行く」「訪ねる」「訪問する」を謙譲語にした「伺う」に丁寧表現の「お」をつけた表現になります。

目上の方やお客様の元へ訪れる場合に使用されることが多いです

また、「聞く」「質問する」といった意味もあり、「〜様にお伺いします」と一言添えてから質問に入るといった使い方もできます。

どちらもよく使用する意味であるため、社外とのやりとりが多い方は覚えておきたい表現です。

1-1. 「お伺いします」の使い方【例文で解説】

「お伺いします」の使い方を例文を交えて解説します。

複数紹介しますので、お客様とのコミュニケーションを行う方は参考にしてください。

「〜時にお伺いします」

お客様の元へ訪れる時間を指定する場合に使用する表現です。

これによって、 時間の指定を丁寧な表現で自発的に行うことができます。

ただし、会話の中でいきなりこの表現を使用するのはNGです。

「〜時でよろしいでしょうか」と最初にお聞きして、お客様が了承してから「それでは〜時にお伺いします」

というようにステップを踏んでから使用するようにしましょう。

「お伺いしてもよろしいでしょうか?」

この例文には2つの意味があります。

「訪ねてもよろしいですか?」と「お聞きしてもよろしいですか」の2パターンです。

前者の場合は、お客様の元へ訪れたい場合に許可をもらうために使用します。

了承が得られた場合には、「〜時にお伺いします」と繋げることも可能です。

後者の場合は、お客様に質問をする場合にしようされます。

「質問をお伺いしてもよろしいでしょうか?」のように使用しましょう。

「〇〇様からお話は伺っております」

「〇〇さんから話は聞いています」を丁寧な表現で言い換えたものになります。

お客様の知人や関係者から事前に話を聞いた場合に使用することが可能です。

「お聞きしております」でも通じますが、「伺う」を使用したほうがより丁寧でしょう。

ただし、自分の身内から話を聞いた場合には使用することができません。

例えば、上司から話を聞いた場合には「上司の〇〇から話は聞いております」と言い換えるようにしてください。

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  • 2. 「お伺いします」の間違った使い方

     

    「お伺いします」は使い方が難しく、間違った使い方をしてしまう方が多いです。

    ここでは、「お伺いします」の間違った使い方を紹介するので、使用できないパターンもよく覚えておいてください。

    2-1. 「お伺いいたします」は間違った表現

    「お伺いいたします」には「お伺い」と「いたします」が合わさった表現になっていますが、これでは二重敬語になってしまいます。

    「お伺い」にはすでに謙譲語が含まれており、「いたします」も謙譲語であるため、使用してはいけません。

    「お伺いします」は「します」が丁寧語であるため、使用することが可能です、

    「お伺いいたします」を使いそうになった場合には「お伺いします」と言い換えるようにしましょう。

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  • 2-2. 「お伺いさせていただきます」も間違った表現

    「お伺いさせていただきます」も「伺う」と「いただく」の2種類の謙譲語が存在するため二重敬語になってしまいます。

    さらに「お伺い」「させて」「いただく」と3単語も連続しており、いささかくどさを感じさせるため使用は控えるべきでしょう。

    こちらも「お伺いします」を使用するのが適切でしょう。

    <二重敬語とは>
    二重敬語とは、一つの語に敬語が2種類存在する敬語のことです。
    「丁寧語+尊敬語」などの違う種類の敬語を使用することは可能ですが、「謙譲語+謙譲語」のような同じ種類の敬語は使用してはいけません。

    2-3. 「お伺いします」は実は正しい表現

    先ほども述べましたが、「お伺いします」は二重敬語になります。

    しかし、「お伺いする」を丁寧な表現にしているだけであるため、使用することが可能です。

    「お伺い」「します」の2単語で完結しているため、言いやすいのもポイント。

    使用する表現は丁寧さを損なわない程度に短く簡潔にすることが大切です。

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  • 3. 「お伺いします」の同義語

    お伺いしますの類語

    「お伺いします」にも同義語が存在します。

    場面によってこれらと使い分けるのも良いでしょう。

    ぜひ覚えておきましょう。

    3-1. 「訪問いたします」

    「訪れます」を使用するのは、ビジネスでは少々丁寧さに欠けます。

    かと言って「訪れいたします」は変な表現です。

    そのような場合に「訪問いたします」が使用できます。

    その他にも、「お訪ねします」なども使用可能です。

    ただし、 訪問させていただきます」二重敬語になるため使用できません。

    どの表現もそうですが、二重表現は控えましょう。

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  • 3-2. 「参ります」

    「参ります」も「お伺いします」の同義語になります。

    「お伺いします」や「訪問いたします」との大きな違いは、 敬意をはらう相手がいない場合でも使用することができる点です。

    「伺う」を使用する場合には、伺った場所にお客様が存在していなければ使用することができません。

    例えば、お客様が「〜に行ってほしいと」お願いされた場合に「了解いたしました。〜に伺います」と返答することはできない…といった感じです。

    この場合には「了解いたしました。〜に参ります」とするのが正しい表現になります。

    3-3. 「赴かせていただきます」

    「赴く(おもむく)」には、何か目的を持って行くという意味があります。

    こちらもビジネスで使用することが可能であり、「〇〇が〜日に赴きます」のように使用可能です。

    「赴く」は尊敬語や謙譲語に変換しても形が変化しないため、 謙譲表現は「赴かせていただきます」で大丈夫です

    少し長めの表現ですが、「お伺いします」の代わりになることを覚えておくと良いでしょう。

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  • 4. 「お伺いします」の英語表現

    お伺いしますの英語表現

    お客様は日本人とは限りません。

    時には外人の方や海外の企業の方とのやりとりが発生することもあるでしょう。

    そのような場合に英語表現を覚えておけば、いざと言う時に役立ち、社内での評価も上がると思います。

    覚えておいて損は無いでしょう。

    4-1. 「後ほど伺います」は「I will see you later」

    「後ほど伺います」を英訳すると、 「I will see you later」になります。

    「伺う」以外にも、「行く」や「参る」、「赴く」もこの英文がしよう可能です。

    英語表現が必要になった場合には覚えておきましょう。

    ただし、時間を指定する場合が多いため、この後紹介する英文の方が使用頻度は高いかもしれません。

    4-2. 時間指定の場合は「I will be there at ~」

    例えば、13:00に伺い場合には、 「I will be there at 13:00」となります

    文章で伝える場合には、「at 13:00」のように数字表記でも問題はありません。

    また、日付を指定する場合には文末に「on 月 日付」をつけましょう。

    「I will be there at 13:00 on September 20」(9月20日の13:00分にお伺いします。)

    まとめ

    今回の内容で覚えて欲しいのは、以下のポイントです。

    • 「お伺いします」は謙譲語であり、「行きます」「訪れます」といった意味がある。
    • 「お伺いします」には「聞く」や「質問する」といった別の意味もある。
    • 「お伺いいたします」や「お伺いさせていただきます」は謙譲語が二重になるため使用できない。
    • 「訪問いたします」や「参ります」も使用可能。「参ります」はお客様が存在していなくても使用可能。
    • 英語で「◯月□日〜時にお伺いします」は「I will be there at 〜 on ◯ □」と表現する。

    「お伺いします」を使用する場合はこれらを意識しましょう。

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