「ラテラルシンキング」とは?正しい意味と活用方法を解説!

ラテラルシンキングの意味とは ビジネス用語

「ラテラルシンキング」とは「水平思考、様々な視点から解決策を生むテクニック」のことです。

企画開発が中心の会社などでは、常に新しく斬新なアイデアや解決策が求められますが、なかなか簡単に生み出せません。

「ラテラルシンキング」は、そんな現状を変えるために必要とされるテクニックです。

今回は「ラテラルシンキング」とはなにか、その意味、他の考え方との違い、鍛える方法について解説します。

1.「ラテラルシンキング」の意味

1-1.意味は「水平思考、様々な視点からみること」

ラテラルシンキング

読み:らてらるしんきんぐ

意味:様々な視点から考え、解決策を生み出すこと、水平思考

「ラテラルシンキング」は「水平思考、様々な視点で考え、解決策を生み出すこと」を指す言葉です。

会社やプライベートで問題が起きると、普通は決められたマニュアルを参考に解決策を生み出しますが、「ラテラルシンキング」は新しい解決策を生み出すことを言うのです。

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  • 1-2.「ラテラルシンキング」の特徴

    「ラテラルシンキング」には、常識や固定概念を最初から無視する、という特徴があります。

    常識、固定概念、決められた枠組みをまったく参考にしないため、いままでにない新しい思考を生み出すことができるという考えです。

    しかし、新しい考え方というのは、実行に移すのにそれなりの覚悟が必要です。失敗する可能性もつきまとう、かなりハイリスクな思考でもあります。

    2.「ラテラルシンキング」の特徴と他の思考との違い

    「ラテラルシンキング」とよく間違えられる言葉に、以下の2つがあります。

    • ロジカルシンキング
    • クリティカルシンキング

    どちらも、「ラテラルシンキング」とは特徴が異なるため、それぞれ見ていきましょう。

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  • 2-1.「ロジカルシンキング」との違い

    ロジカルシンキング

    読み:ろじかるしんきんぐ

    意味:論理的思考、決められた枠組みに当てはめて解決策を生み出す技法のこと

    ロジカルシンキング」は「決められた枠組みの中で解決策を生み出す思考」のことです。

    枠組みの中で情報を整理し、深く掘り下げることで1つの結論を生み出せますが、イレギュラーな問題には対応しづらい特徴もあります。

    「ラテラルシンキング」とは、「枠組みの中で考えるかどうか」、「結論の数」に違いが出ているのです。

    2-2.「クリティカルシンキング」との違い

    クリティカルシンキング

    読み:くりてぃかるしんきんぐ

    意味:批判的思考、固定概念

    「クリティカルシンキング」は、常識をもとに「本当にこれでいいのか」と批判的な視点をもつ思考のことです。

    批判的な視点を持つことで、常識や固定概念とは違った解決策を生み出せますが、こちらもイレギュラーな問題には対応しづらい特徴があります。

    「ラテラルシンキング」とは、「常識や固定概念を前提に考えるかどうか」に違いが現れるため、別の思考として扱われるのです。

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  • 2-3.「ラテラルシンキング」と他の思考は組み合わせると良い

    思考の方法に違いはありますが、それぞれの強みを組み合わせることで、より良い結論を生み出すことができます。

    組み合わせの順番としておすすめなのが、「ラテラルシンキング(水平思考)」→「ロジカルシンキング(論理的思考)」→「クリティカルシンキング(批判的思考)」です。

    「ラテラルシンキング」で色々な視点から解決策を生み出したあと、「ロジカルシンキング」で常識や枠組みのなかにあてはめ、情報を整理します。

    これらの方法だけでも、充分に整理された成功率の高い結論が生まれますが、さらに「クリティカルシンキング」を用いて批判的な視点で見直すことで、より結論の精度があがるのです。

    安全性と精度が高い結論を生み出したい場合は、3つの思考を組み合わせて考えてみましょう。

    3.「ラテラルシンキング」用いた問題解決のための3ステップ

    「ラテラルシンキング」を用いて結論を出すためには、以下の3つのステップが重要です。

    • 前提を疑い、無視する
    • 今までとは違う視点で考えてみる
    • 他の思考と組み合わせてみる
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  • ステップ1.前提を疑い、無視する

    「ラテラルシンキング」では、「常識や枠組み」を疑い、それらを無視することで新たな視点を導きやすくするのです。

    ここでいう「前提」とは、世間一般の「常識や枠組み」を指します。

    例えば、出された出来事に対して、まず「本当にそれでいいのか」という風に疑います。

    そうすることで、視点が固まらず、「ラテラルシンキング」な発想へと繋がっていくのです。

    ステップ2.今までとは違う視点で考えてみる

    次は、物事を違う視点から考えてみましょう。

    ステップ1で考えられた「前提」とはまったく違った視点で問題に向き合います。

    このステップで大事なのは、「前提」をしっかり理解していることです。

    いわゆる問題に対する常識や枠組みを理解していると、違う視点を考えやすくなり結論が出るスピードも格段に上がります。

    例えば、売れない商品があるという問題が起こった時、解決のための「前提」と「違う視点」の考えとして、以下のようなものが挙げられます。

    前提:値下げをする

    違う視点①:特典を付けて高級感をだし、逆に値上げしてみるのはどうか?

    違う視点②:商品のPR方法に関しては問題はなかったのか

    違う視点③:商品をシリーズ化、キャラクター化してみるのはどうか

    以上のように「前提」をもとに逆の視点で考えてみることや、「前提」をまったく無視するのもありです。

    もちろん、どのような視点で見るかによって結論は変わるため、生み出す結論は何個でても構いません

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  • ステップ3.他の思考と組み合わせてみる

    最後に「ラテラルシンキング」で生み出した結論を「ロジカルシンキング」や「クリティカルシンキング」と組み合わせます。

    常識や枠組みの外で生み出された結論を、再び枠組みの中にに当てはめると、安全性が高まり、「クリティカルシンキング」を用いて見直すと、誤りを見つけることができるからです。

    より正確な問題解決が必要な場合、他の思考と組み合わせて結論を出すことは必須になります。

    日ごろから他の思考と組み合わせるクセをつけてしまいましょう。

    3-1.例題からみる「ラテラルシンキング」を用いた解決策の生み出し方

    ここで、具体的な例題をもとに「ラテラルシンキング」を用いた解決策の生み出し方を見てみましょう。

    以下の例題は、「ラテラルシンキング」を鍛えるためによく使われるため、ぜひ挑戦してみてください。

    「ロジカルシンキング」との違いがわかると、より「ラテラルシンキング」の思考を身に着けやすくなりますよ。

    <例題>

    13個のオレンジを3人で均等に分ける方法を考えてください。

    この例題を「ロジカルシンキング」を用いて考えると、主に以下の2つのような結論が出ます。

    1. 4個ずつ分け、残り1個を3等分する
    2. 13個すべての重さをはかり、重さ基準で均等に分ける

    一方、「ラテラルシンキング」を用いた場合の結論は、主に以下の2つです。

    1. ミキサーでオレンジジュースにして、3等分する
    2. 種を植える

    「ロジカルシンキング」でこの例題を考えた場合、常識や枠組みは「数や重さで均等に分けなければいけない」という点です。

    当然、オレンジを均等に分けるという問題ですから、先ほど紹介した結論が間違っているわけではなく、もっとも一般的といえます。

    一方、「ラテラルシンキング」で生み出した解決策は、常識や枠組みを疑い無視しているため、数や重さで均等に分けることをしていません。

    「ジュースにする」という結論は、まさに数や重さにとらわれていない、新たな視点から生み出されたものです。

    4.「ラテラルシンキング」を鍛える3つの方法

    「ラテラルシンキング」の鍛え方を3つ紹介します。

    • 問題集をひたすら解く
    • 自分以外の視点で物事を見てみる
    • 「こうなればいいのに…」が本当にできる方法を考えてみる

    この方法で鍛えると、「ラテラルシンキング」の思考力が上がるので、ぜひ試してみてください。

    方法1.問題集をひたすら解く

    「ラテラルシンキング」を手取早く鍛えたい場合は、問題集を解くと良いです。

    問題集は書店、ネット通販で売られていますし、ネットにも色々な例題が載っているため、簡単に手に入れることができます。

    ただし、「ラテラルシンキング」の例題を解くときは、答えを出す意識は持たないように。

    「ロジカルシンキング」と違い、色々な視点で結論を出すため、答えは複数あることがほとんどです。

    問題集に載っている答えは、あくまで結論の1つにすぎません。

    問題集を解くときは、 常識や枠組みを理解して、それらを無視した思考ができているかどうかに目を向けましょう。

    方法2.自分以外の視点で物事を見てみる

    自分以外の視点で物事を考えることは、「ラテラルシンキング」を鍛えるうえで、非常に重要です。

    物事を考えるときは、ほとんどが自分を視点の中心に置いています。

    自分中心の視点だけで見ることは、自分の中の常識や枠組みにあてはめて考えていることと同じです。

    その状態では「ラテラルシンキング」を鍛えることができません。

    日ごろから、物事を「親や彼女だったら…」「まったく関係のないあの人なら…」のように、第三者の目線で考えるクセをつけましょう。

    方法3.「こうなればいいのに…」が本当にできる方法を考えてみる

    「こうなればいいのに…」という願望を中心に、実際に叶えるにはどうしたら良いか考えることも、「ラテラルシンキング」を鍛える方法の1つです。

    常識的に考えてみると実現が難しそうなものでも、「なにかと組み合わせてみる」「部分的に変えてみる」という思い切った発想をすると、案外実現可能になることがあります。

    例えば「ゲーム&ウォッチ」という、子どもから大人まで楽しめるゲーム機は、まさに「ラテラルシンキング」を用いた思考から生み出された商品です。

    当時発売されたこのゲーム機は、発案者が新幹線の中で、暇つぶしに電卓のボタンで遊んでいる大人を見たことがきっかけ。

    発案者は「暇つぶしにできる小型のゲーム機があればいいのに…」という願望を軸に、電卓会社と提携し、小型液晶画面の中で動く「ゲーム&ウォッチ」を開発したのです。

    「電卓」と「暇つぶし」と「遊び」を組み合わせるという思い切った発想と言えます。

    以上のように、願望を軸に発想をめぐらせてみると「ラテラルシンキング」を鍛えることができるのです。

    まとめ

    「ラテラルシンキング」は「水平思考、様々な視点で解決策を産み出すテクニック」のことを指します。

    同じような言葉で、「ロジカルシンキング」や「クリティカルシンキング」がありますが、これらとは思考の過程が違うため、意味が混同しないようにすることが重要です。

    しかし、この3つの言葉は、組み合わせて使うことで精度の高い結論を生み出すことでき、ビジネス上では非常に役に立ちます。

    ぜひ「ラテラルシンキング」の意味と考え方を理解し、新たな発想を生み出すテクニックを身につけましょう!

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