最終更新日:2020/06/02
I recently went to watch the movie that everyone talks about.
(みんな話題にしている映画を、最近見に行ったの。)
「recently」は 「最近、近ごろ」という意味です。
「最近」を表す英語は「recently」以外にも、「lately」「these days」「nowadays」があります。
ニュアンスの違いを理解していないと、どの表現を使ったらいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は「recently」の意味、使い方、類語表現とニュアンスの違い、対義語について詳しく紹介していきます。
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1.「recently」の意味:最近、近ごろ
「recently」の読み方と意味を紹介します。
recently
読み:リーセントリー
最近、近ごろ
「recently」は 副詞なので、動詞や形容詞を修飾します。
例えば「I recently went to the new mall」の場合は、「最近、新しいモールに行ってみたんだ」という意味です。
1-1.「recent」とは:形容詞
「recently」の 形容詞は「recent」となり、以下のような意味があります。
【recent】⇒最近の、新しい
形容詞は名詞を修飾する語なので、名詞の前に置きます。
例えば「近年の、近年になって」の場合は「recent」の位置は、名詞「years」の前なので、「in recent years」です。
「recent」を用いた例文を、以下で見てみましょう。
<例文>
- Could you show me the recent date?
(近年のデータを見せてくれますか?) - Did you already try the recent item?
(もう最新の商品試してみた?)
2.「recently」の使い方:現在完了形または過去形で使う
「recently」は「最近、近ごろ」という意味で、つい最近起こったことに対して使います。
現在完了形と過去形で使うのが一般的で、現在形や未来形では用いません。
例えば現在形で「I buy a book recently(最近、本を買う)」のような使い方は間違いなので注意しましょう。
「recently」は副詞なので文頭、文中、文末のどこにでも置くことができます。
文頭で「recently」から文を始める場合は「Recently,」とコンマを付けて使いましょう。
コンマは「recently」の先からが本文であることを、読者に教える役割があります。
「recently」は、以下の例文のように使います。
<例文>
- The package was arrived here recently.
(その荷物は、最近届いたものですよ。) - The note is the one I wrote down words I recently learned.
(そのノートは、最近覚えた単語を書いたものです。) - My brother recently has smoked.
(兄は近ごろタバコを吸っている。) - I heard you got fat recently, but you didn’t at all!
(最近太ったって聞いたけど、全然そんなことないじゃない!) - Recently, my dad planned the family trip.
(最近、お父さんが家族旅行の計画を立てていたよ。)
3.「recently」の類語:「lately」「these days」「nowadays」
「recently」の類語表現には、以下のようなものがあります。
- lately:最近、近ごろ
- these days:このところ
- nowadays:近年は、現在は
どれも「recently」と似た意味ですが、それぞれ微妙に違いがあります。
以下の表で確認してみましょう。
対象 | 文法 | |
recently | 過去に起こったこと | 現在完了形、過去形 |
lately | 過去から現在まで続いていること | 現在完了形、現在進行形 |
these days | 過去と比較した現在のこと | 現在形、現在進行形 |
nowadays | 「these days」と同じだが、よりフォーマル | 現在形、現在進行形 |
「recently」は過去のある時点の出来事に対して使います。
「lately」は、過去のある時点から始まって、現在まで続いていることに対して使う場合が多いです。
そのため、継続を表す現在完了形や現在進行形の文章に使います。
「these days」と「nowadays」は、過去と比べた現在のことに対して「この頃は~」のように使います。
どちらも同じ使い方が可能ですが、 「nowadays」の方がフォーマルな表現です。
それぞれの表現は、以下の例文のように使います。
<例文>
- I recommend this book. I read it recently and enjoyed a lots.
(この本はお勧めだよ。最近読んだんだけど、凄く面白かったんだ。) - I’m getting worried about her. I haven’t seen her lately.
(彼女のことが心配になってきたよ。最近彼女に会ってないんだ。) - These days, it is easy to travel the world.
(このところ、世界中を旅するのは簡単になった。) - The business is going up nowadays.
(近年は、ビジネスが上向きだ。)
4.「recently」の対義語:「long time ago」「formerly」
「recently」の対義語には、以下のようなものがあります。
- long time ago:ずっと前、昔
- formerly:以前
それぞれの単語について詳しく見てみましょう。
4-1.long time ago
「long time ago」は 「ずっと前、昔」という意味で、日常的な会話でも頻繁に使われる表現です。
「ずーっと前は」のように「昔」である過去を強調したい場合は、「long long time ago」という表現が使われます。
「long time ago」はカジュアルな日常会話などで使う表現なので、ビジネスなどのフォーマルシーンでは、あまり使用しません。
「long time ago」を用いた例文を、以下で確認してみましょう。
<例文>
- My grandmother was beautiful long time ago.
(昔は、おばあちゃんは美女だった。) - You heard that story? That was long time ago.
(あの話を聞いたのかい?ずっと前のことだよ。) - I think I met him once long time ago.
(昔、彼に1度あったことがあると思う。)
4-2.formerly
「formerly」は 「以前」という意味です。
「long time ago」と同じ意味ですが、「formerly」の方はフォーマルシーンでも使える表現です。
そのためビジネスなどでは「formerly」が好まれます。
「formerly」は、以下の例文のように使います。
<例文>
- My mother was a dancer formerly.
(母は、以前ダンサーをしていました。) - I formerly worked as a engineer.
(以前はエンジニアとして働いていました。) - Formerly, this place was under the sea.
(以前、この場所は海だったんだ。)
まとめ
「recently」は 「最近、近ごろ」という意味です。
「最近」という意味では、「recently」の他に「lately」「these days」「nowadays」があります。
「recently」は過去のある時点の出来事が対象であるのに対し、「lately」は過去のある時点から始まって現在まで続いていることが対象です。
「these days」や「nowadays」は、どちらも過去と比較した現在のことに対して使えますが、「nowadays」の方がフォーマルな表現です。
今回紹介した単語をしっかりマスターし、文脈に合った「最近、近ごろ」の英語表現を正しく選択できるようになりましょう。