「レイシスト」の意味とは?使い方や類語表現を合わせて徹底解説

レイシストの意味とは ビジネス用語

今でもサッカーや野球、テニスなど、スポーツの場で、たびたび「レイシスト」の言動が問題になり、ニュースに取り上げられています。

「レイシスト」とは、「人種差別をする人」のことです。

今回は、「レイシスト」の意味や使い方から、レイシストと呼ばれる組織や制度について、徹底解説します!

1.「レイシスト」の意味

意味は、差別的な言動をする人

レイシスト

意味:差別的な言動を行う人

もとは「人種差別主義者」という意味でしたが、「人種」だけでなく、民族や出生地(国籍)、それに伴う貧富や容貌の差に対して差別的なことをしたり言ったりする人に対して「レイシスト」という言葉は使われます。

また、「レイシスト」はもともと、英語の「racist」から来ています。

いわゆるカタカナ語ですね。

「レイシスト」の意味をよく理解するため、英語の「racist」の由来についても知っておきましょう。

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  • 「レイシスト」の由来

    「racist」は「人種」を意味する「race」の派生語です。

    「racist」という言葉ができる前に、「人種」を意味する「race」から、「人種主義」を意味する「racism(レイシズム)」という言葉が生まれました。

    (英語では、「〜主義」と言いたい時に「〜ism(イズム)」と最後につけます)

    そしてこの、 「racism」に賛同し、人種差別的な言動をする人のことを「racist(レイシスト)」と言うようになりました。

    そのため、「racist」は「人種差別主義者」と訳されます。

    2.「レイシスト」の使い方・例文

    次に、「レイシスト」の言動とともに例文を見ていきましょう。

    すべて実際に起きた話です。

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  • スペーンのサッカーチーム「バルセロナ」でおきた「レイシスト」の言動

    一つ目は、スペインの強豪チーム「バルセロナ」の選手に対する「レイシスト」の卑劣な行為です。

    ①概要:黒人であるアウベス選手を猿に見立て、敵サポーターがピッチにバナナを投げ込む。
    ⇒例文:肌の色で差別をして、バナナを投げ込むなんて、最低な行為だ。「レイシスト」に対して、サッカー協会は厳しく対処すべきだね。

    「人種差別を目的とした行いをした人=レイシスト」という意味で、「レイシスト」が使われています。

    なお、この事件のサポーターは、「スタジアムに生涯入場禁止」という厳しい処罰が下されました。

    民泊サービスで起きた「レイシスト」の言動

    続いては、民泊サービスAirbnb(エアビーアンドビー)で「アジア人だから」という理由をつけて、宿泊拒否をした「レイシスト」のホスト(お客を受け入れる人)による人種差別に関する話です。

    ①概要:「アジア人であること」を理由に宿泊を拒否されたゲストが涙ながらに被害を訴える動画がニュースに取り上げられる。
    ⇒例文:自分が同じ目に遭っていたかもしれないと思うと、この事件は余計に腹がたつし、悲しくなる。どうしてアメリカのような多民族国家で「レイシスト」は増えるのだろう。

    「人種差別主義に基づいて、人を傷つける人=レイシスト」という意味で、「レイシスト」が使われています。

    なお、このホストは、罰金やゲストへの謝罪、教育プログラムへの参加が課せられました。

    このように、「レイシスト」には厳しい処分が待っていますが、それでも人種差別はなくならず、根深い問題となっています。

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  • 3.「レイシスト」の類語

    レイシストの類語

    「レイシスト」の類語には、「人種差別主義者」「人種主義者」「民族主義者」「排外主義者」といった言葉があります。

    3-1.「人種差別主義者」

    「人種差別主義者」は、レイシストとほぼ同じ意味で使われます。

    主に「人種の違い」を差別する人のことを指します。

    「人種間には根本的な優劣の差があるので、人種差別をしてもよい」と、人種による差別を正当化するのが特徴です。

    また、誰かに対して差別的な言動をしなくても、「自分は○○人だから△△人よりも優れている」と差別的な思想を持つ人も、「人種差別主義者」であると言えます。

    「レイシスト」の日本語訳の一つです。

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  • 3-2.「人種主義者」

    「人種主義者」は、上記の「人種差別主義者」と同じ意味で使われる言葉です。

    「レイシスト」の日本語訳の一つです。

    3-3.「民族主義者」

    「民族主義者」とは、自分の民族を主体と考え、他の民族よりも優れているという思想を持つ人や、行動する人のことを意味します。

    ドイツ・ナチスが行なったユダヤ民族への迫害はまさに、民族主義者によるものです。

    カタカナ語では「ナショナリスト」と表現されます。

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  • 3-4.「排外主義者」

    「排外主義者」とは、自国民以外の外国人や外国製の商品、外国の思想や文化などを正当な理由なく嫌い、自国からしりぞけるべきだと考える人のことです。

    「外国の人やものをしりぞけることで、自国民や国産品を守ることができる」と考えており、昨今の移民問題や貿易問題に関連して、よく耳にするようになりました。

    カタカナ語では「ゼノフォビア」と表現されます。

    4.「レイシスト」の対義語

    レイシストの対義語
    「レイシスト」の反対の意味の言葉について、解説していきます。

    4-1.「人道主義者」

    「人道主義者」とは、人を差別せず、人を愛し、人のためになることをしようと考えたり、行動をしたりする人のことです。

    地震・津波に襲われた国の人々のために支援活動をする人は「人道主義者」のわかりやすい例と言えます。

    「人道主義者」は「ヒューマニスト」とも言い換えることができます。

    4-2.「博愛主義者」

    「博愛主義者」とは、相手がどんな人かにかかわらず、人と平等に接し、人を大切にする人のことです。

    人種や国家、階級、宗教もろもろの違いを越えて、人類はお互いを慈しむべきであるという考えの「博愛主義」を実践する人、とも言うことができます。

    続いては、「レイシスト」と呼ばれる団体について紹介します。一体どんな活動を行う組織なのか、その実態を見ていきましょう。

    5.「レイシスト」と言われる団体・制度

    差別的な活動を行う団体や制度のことも「レイシスト」と言われます。

    例えば「レイシスト」と言われる団体・制度には以下の例があります。

    「ナチス・ドイツ」、「クー・クラックス・クラン(KKK)」、「ジム・クロウ法」です。

    これらはなぜレイシストと言われているのか、その理由を説明していきます。

    5-1.「ナチス・ドイツ」

    「ナチス・ドイツ」とは、1933年から1945年までのドイツを指します。

    当時のドイツはヒトラー率いるナチ党によって支配され、「ナチズム」という考え方を生み出します。

    その中で、 「北方人種の多いドイツ民族は生まれながらに最も優れた支配人種であるが、ユダヤ民族はドイツ民族の支配を邪魔している。彼らは壊滅させるべきだ」と言って、大量殺戮(さつりく)を正当化したのです。

    ドイツ民族にとって都合の良い人種主義を振りかざし、ユダヤ人狩りや強制収容所での虐殺を行い、約600万人もの命を奪ったことで、歴史に残る「レイシスト」となりました。

    5-2.「クー・クラックス・クラン(KKK)」

    「クー・クラックス・クラン(頭文字を取ってKKK)」は、1865年にアメリカで結成された「白人至上主義団体」です。

    WASP(プロテスタントのアングロサクソン人)など北方系の白人は、神に選ばれた民であり、他の人種よりも優先されるべきだと主張し、集会を行うなどの活動をしています。

    組織の崩壊を繰り返しながら、現存する団体です。

    「クー・クラックス・クラン(KKK)」は人種差別主義者で構成された組織であるため、所属する人や組織のことを「レイシスト」と言います。

    5-3.「ジム・クロウ法」

    「ジム・クロウ法」とは、有色人種隔離を目的として、1876年から1964年までアメリカ合衆国南部の各州で作られた法律や政策を総称したものです。

    南北戦争によって奴隷制度が崩壊しましたが、「黒人が白人と平等になっては困る」と考えた南部の白人有力者により、これらの州法ができたと言われています。

    その内容は、水飲み場やバスの座席、レストランや学校が白人と有色人種で分けられたり、交際や結婚を禁止されたりしました。

    人種を理由にした差別をもとに作られた法律であったため、「レイシスト」による法律である、とか法律そのものが「レイシスト」であると言われています。

    5-4.番外編「レイシストをしばき隊」

    海外の事例を中心に取り上げましたが、日本にも、レイシストに関連した団体はあります。

    2010年ごろに結成された「レイシストをしばき隊」です。

    名前の由来は、「レイシスト(差別をする人)」+「しばき(暴力を使って懲らしめる)」+「隊(チーム)」の造語です。

    同じく日本の団体である「在日特権を許さない市民の会」などを「レイシスト」と定義し、それらレイシストの活動を「カウンター」と言って、デモ活動等を行っていました

    デモの際に暴行を加え逮捕者が出るという活動内容の激しさや、主義主張の矛盾から、時折批判の対象に揚げられており、現在は「対レイシスト行動集団(C.R.A.C.)」と名前を変えて、活動を続けています。

    6.まとめ

    人が人を差別する権利や自由は認められていません。

    それでも残念なことに、現在でもレイシストに関するニュースが取り上げられるなど、「レイシスト」はまだ過去の言葉にはなっていません。

    「レイシスト」という言葉を耳にする回数が減っていくことを心から願うばかりです。

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