「先だって」の正しい読み方や書き方は?類語や敬語表現も解説!

先だっての意味とは ビジネス用語

「先だって」は 「さきだって」と読み、「先日・前もって」という意味を表します。

読み方や書き方を知らないとビジネスシーンで困ってしまうこともありますよね。

そこで、この記事では「先だって」の詳しい使い方や、日常で使用するための敬語表現などをご紹介していきたいと思います。

いくつかの類語の知識も取り入れて、自信を持って使用できるようにしていきましょう。

1.「先だって」の意味:先日・前もって

先だって

読み方:さきだって

  1. さきごろ。先日
  2. あらかじめ。前もって。

先だっての意味には2種類あります

一つは「先日」のような過去のことを表す場合。

他に「前もって」など、別の事柄の前に何かを行う場合に使用されます。

1-1.「先だって」の読み方と書き方

先だっての読み方は「さきだって」です。

「せんだって」と読んでしまいがちなのですが、一般的には「さきだって」と使用します

また、先だっての書き方は「先立って」です。

「先達て」と書いていることがありますが、こちらは「せんだって」と読むので注意しましょう。

「先達て」には「先だって」とは異なり、「前もって」や「あらかじめ」という意味はありません。

間違って使用しないよう注意したいですね。

  • スポンサーリンク

  • 2.「先だって」の使い方と例文

    「先だって」の使い方を、以下の2つの意味に分けて見ていきましょう。

    • 「先ごろ・先日」など、過去に起きたことを示す場合
    • 「あらかじめ・前もって」など、別の事柄の前に何かを行う場合

    それぞれの使い方について、例文と一緒に紹介します。

    2-1.「先だって」は敬語で使うことができる

    「先だって」はビジネスシーンでも使用することができる表現です。

    具体的な例を見てみましょう。

    <例文>

    • 先だって(先日は)は、大変お世話になりました
    • 調査に先だって(前もって)、資料の準備をお願いできますか?

    敬語で使用するとき 「先だって」自体が語形変化することはありませんが、意味に合わせて前後に付ける言葉が変わってきます

    次の章でそのルールや注意点を確認してみましょう。

  • スポンサーリンク

  • 2-2.「先だって」を敬語で使う場合

    「先日」の意では「先だって」の後に「は」「の」を付ける

    「この前は/以前は」という意味で使用する場合には、次のような使い方をします。

    <例文>

    • 先だっては、お忙しい中お時間を頂き誠にありがとうございました。
    • 先だっての会議では、貴重なご意見を頂き感謝しております。

     先だってを「先日」と言い換えてみると、正しく意味の通る文章になっていることがわかりますね

    「前もって」の意では「先だって」の前に「に」を付ける

    「○○よりも先に」という意味で使用する場合には、次のような使い方をします。

    <例文>

    • 明日の講義に先だって、予習を行って下さい。
    • 新体制のスタートに先だって、質問などございますでしょうか。

    ある事柄や出来事よりも前に何かを行うときには、「先だって」の前に事柄を置き「○○に先だって」とつなげる言い回しになります

    3.「先だって」の類語

    「先だって」と似た意味の言葉は、いくつかあります。

    • 先んじて
    • いの一番に
    • 兼ねて

    どの類語を使うかは、前後の文脈から汲み取るようにしましょう。

    今回は、この3つの意味と例文をご紹介しますが、 それぞれニュアンスが少しずつ違うのでポイントを押さえて使ってみて下さいね

  • スポンサーリンク

  • 類語1.先んじて

    先んじて

    読み方:さきんじて

    意味:他の人(こと)よりも先に。先に何かをする。

    「先んじて」は、 「何かよりも先に」「先行して」という意味を持ちます

    しかし、以下の例文の通り「先だって」と全く同じ使い方は出来ません。

    まずは、「先だって」と同じように使える場合です。

    <例文>

    • 会議に先だって、日時のご連絡をさせて頂きました。
    • ○:会議に先んじて、日時のご連絡をさせて頂きました。

    「前もって」「事前に」という意味で使用する場合は、同じように使うことが出来ます。

    一方で、以下のような 「先日」を表す意味で「先んじて」を使用することは出来ません

    <例文>

    • 先だってはお世話になりました。
    • ✕:先んじてはお世話になりました。

    「先んじて」には、先だっての意である「先日・以前に」の意は含まれないということに注意しましょう。

    類語2.いの一番に

    いの一番に

    読み方:いのいちばんに

    意味:真っ先に。一番に

    「いの一番に」は、 「真っ先に、一番に」の意味で使用されます

    昔は順番を「いろはにほへと」と示しており、一番最初の文字が「い」であることから「いの一番」と言われるようになりました。

    「先だって」の意である「前もって」と似た意味ではありますが、全く同じ意味では使用されません。

    「いの一番」を使った例文を見てみましょう。

    <例文>

    • いいニュースがあって、いの一番に知らせようと電話したんだ。
    • いの一番で現地入りして、開場準備を行った。

    いの一番は、このように 「最初に」という意味合いで使用されるため、先だってとの言い換えをすることは出来ません。

    しかし、次のように「先だって」と組み合わせて使用することが可能です。

    <例文>

    「今日の重要なイベントに先だって、開場準備のためいの一番に現地入りした」

  • スポンサーリンク

  • 類語3.兼ねて

    兼ねて

    読み方:かねて 

    1. 以前から。前から。前もって。かねがね。
    2. 以前に。前に。かつて。

    「兼ねて」は、 「前もって/以前に」という意味では先だってと同じ意味を持ちます

    しかし、以下の例文の通り「先だって」と全く同じ使い方は出来ません。

    まずは、「先だって」を使うのが適切な例をご紹介しましょう。

    <例文>

    • ○:先だってはお世話になりました。
    • ✕:かねてはお世話になりました。

    続いて、「兼ねて」を使用する方が良い場合です。

    <例文>

    • ○:兼ねてよりお付き合いさせて頂いております。
    • ✕:先だってお付き合いさせて頂いております。

    「兼ねて」は、語尾に「から」「より」などを付けて「以前から」という意味で使用されることが多い語と言えますね。

    4.「先だって」の英語表現

    「先だって」の英語表現は、複数あります。

    その中でも、 最もよく使用されるのが「Prior to ~」です

    Priorは「事前に、前もって」という形容詞で、後ろに名詞などを付けることができます。

    ビジネスシーンでは、次のような例文が頻出ですね。

    <例文>

    • Prior to the introduction of a new machine, I explained to employees how to use.
      (新しい機械の導入に先だって、社員に使用方法の説明をした。)
    • Prior to the meeting, prepared a brochure in the meeting room.
      (会議に先だって、会議室にパンフレットが準備された。)
    • Can you check the number of paper prior to placing a purchase order?
      (発注に先だって、枚数を確認してもらえますか?)

    他にも、次のような英語表現があります。

    • in advance of:~より先(前)に
    • the other day:先日
    • recently:最近、つい先日、近頃

    「先日」や「前もって」の意など、どれも英語で表現することができるでしょう。

    最後に、ビジネスシーンで使えそうな例文をご紹介しておきます。

    <例文>

    • We’ll inform you about the submission in advance of a critical meeting.
      (重要な会議に先だち、提出物をお知らせします。)
    • We understand your wishes in conversation of the other day.
      (先だっての会話で、御社の希望は理解できております。)
    • Thank you for your support in concluded event recently.
      (先だって行われたイベントでは、ご支援頂きありがとうございました。)

    英語表現をマスターすることで、外国人との会話やビジネスメールにも自信がもてますね。

  • スポンサーリンク

  • まとめ

    「先だって」は「先ごろ・先日」や「前もって・あらかじめ」の意味です。

    ビジネスシーンにおいて、メールや文書の中でよく見かけた「先だって」という言葉。

    表したい意味によって、前後につける言葉を間違えないよう注意して使いたいですね。

    また、他にも曖昧に使っている言葉や、なんとなく理解したふりをしている言葉があれば、正しい意味を知りながらスキルアップしていきましょう。

  • 3分で分かる!転職サービス診断

    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

    最適度0%