「齟齬(そご)」の意味とは?ビジネス上での注意点と類語を解説!

齟齬の意味とは ビジネス用語

「齟齬(そご)」とは、 「意見が食い違ってしまい、合わないことや衝突すること。」という意味があります。

意見や考えが噛み合わなかった時に「齟齬があった」と使い、衝突したことも表現できる言葉です。

本記事では「齟齬」の意味や使い方、さらには類語と対義語や英語表現も紹介しています。

この記事を読めば、ビジネスで誤った「齟齬」の使い方をせず、失礼を与えることももなくなるので、参考にしてみてください。

1.「齟齬(そご)」の意味

意見が食い違い、衝突する事

齟齬

読み:そご

意見や事柄が食い違ってしまい、合わないこと、または食い違い。衝突すること。

それぞれの漢字の意味は以下です。

  • 齟(そ):上下の歯が噛み合わない
  • 齬(ご):くいちがう

「歯」という部首が使われているように、漢字を合わせれば 「上下の歯が噛み合わず、食い違う」という意味ができます。

そして転じて「(まるで歯が噛み合わないように)意見があわない・食い違う」を表す言葉となったのです。

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  • 2.「齟齬」使い方と例文

    「齟齬」は 「齟齬があります」や「齟齬が生じました」などと言った使われ方をします。

    「齟齬」の意味で置き換えてみると以下です。

    • 意見の食い違いがあります」
    • 食い違いが生じました」

    意見の食い違いが生じた場合に使う

    「(意見の)食い違いが起こっている」ことを端的に「齟齬」で表すことができるのです。

    「齟齬」を使った例文

    • 私と彼の間に齟齬がある
    • 取引先と弊社の認識に齟齬があったため、仕事がストップしてしまった
    • 見解に齟齬をきたしたため、売り上げが減少した
    • 事実と齟齬があり、まるで名誉が傷つけられた気分だ
    • 過去の実績と現在の実力に齟齬が生じている

    例文を見ると 「齟齬」が生まれると「何かしらの問題」が起こってしまってますよね。

    「齟齬」はビジネスの場でも使うことがあります。

    続いて、ビジネスで「齟齬」を使う場合の注意点をみていきましょう。

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  • 3.ビジネスで「齟齬」を使う時は注意

    責任転換の意味を含む場合があるので目上に使わない

    「齟齬」はビジネス上、なるべく取引先や目上の人には使わない方がいいでしょう。

    理由として「齟齬」は「意見が違うので改めてほしい」と、 相手の意見と食い違ったことを責任転嫁する意味が含まれているからです。

    例えば、第三者が「両者に齟齬があるようなので」と使えば「両者改めるように」と伝えることが可能です。

    しかし、当事者が「あなたと齟齬があったので」と使ってしまうと、「あなたと意見が食い違ったので、あなたがそれを改めてほしい」と受け取られる危険を含みます。

    そのため、取引先や目上の人に使うと、相手の意見と食い違ったことを責任転嫁したと思われる可能性があるので、使わない方が良いのです。

    何か意見が違ったときには「齟齬」ではなく「意見が違ったようなので、もう一度検討いたします」などと、「意見が食い違ったけど、こちらも考え直すよ」という謙虚な伝え方をしていきましょう。

    続いて、「齟齬」の類語、対義語について解説します。

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  • 4.「齟齬」の類語

    齟齬の類語

    ここからは「齟齬」の類語や対義語を見ていきましょう。

    まず「齟齬」の類語ですが、ここでは以下の4つを紹介します。

    1. 行き違い
      ⇒意思が通じないことで、食いちがいや認識に誤解がおこること
    2.  軋轢(あつれき)
      ⇒仲が悪くなること
    3. 不協和音(ふきょうわおん)
      ⇒二つ以上の音が同時に出た時、全体が調和せず不快になる感じ
    4. 不一致(ふいっち)
       ⇒一致しないことや、ぴったり合わないこと

    それぞれ紹介しますね。

    類語1.行き違い

    行き違い

    読み方:いきちがい

    意味:意思が通じないことで、食いちがいや認識に誤解がおこること

    「行き違い」は、「行き先をそれぞれ間違い、出会えなかった」などというすれちがった時にも「行き違い」と使います。

    その状態と同じように「意見」や「意思」についても、お互い通じないことで、認識の誤解が起こることを「行き違い」と使うのです。

    例文

    • Aくんと行き違いがあり、喧嘩になった
    • AとBでは行き違いが常に起きるので、性格が合わないんだと思う
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  • 類語2.軋轢(あつれき)

    軋轢

    読み方:あつれき

    意味:仲が悪くなること・不和

    「齟齬」には「仲が悪い」という意味もあり、その意味で「軋轢」は類語になります。

    「軋轢が生じる」「軋轢を生む」などと、「不和が生まれる」という使い方が可能です。

    例文

    • 取引先と軋轢が生まれたために、今後は一切仕事ができないだろう

    類語3.不協和音(ふきょうわおん)

    不協和音

    読み方:ふきょうわおん

    意味:二つ以上の音が同時に出た時、全体が調和せず不快になる感じ

    「不協和音」には、 「二つの音が揃わない」という意味があり、それにより発生してしまう「全体の和が崩れる様子」を表しています。

    食い違いの意味を持つ「齟齬」と同じように、何かが合わない様子を表す時に使える言葉です。

    例文

    • アイドルの不協和音が噂になっている
    • 結束を約束したばかりだが、早くも不協和音が漂っている
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  • 類語4.不一致(ふいっち)

    不一致

    読み方:ふいっち

    意味:一致しないことや、ぴったり合わないこと

    「不一致」は、「性格の不一致」「考え方の不一致」などと使われ、 とにかく合わないことを表現する言葉です。

    「齟齬」も、意見が食い違い合わない状態を表すため、類語として使えます。

    例文

    • 性格の不一致で離婚した
    • 音楽性の不一致でバンドは解散してしまった

    「齟齬」と「相違」の違いは「意思の疎通が取れない」か「意見が合わない」

    「齟齬」の類語として「相違」がよく挙げられますが、この言葉は使い方に違いがあります。

    「相違」は 「2つのもの・ことの間に違いがあること」という意味です。

    そのため「意見が合わないよね」などという意味で「相違」を使うことができます。

    しかし、「齟齬」になると「食い違い」なので「意見が合わない」ではなく、まず「話すら噛み合わない」ので、意思の疎通すら取れていない状態なのです。

    単純に話や意見が合わない時は「相違」を使い、話も噛み合わず意思の疎通も取れていない、ずれている時は「齟齬」を使っていきましょう。

    5.「齟齬」の対義語

    齟齬の対義語

    「齟齬」の対義語は以下の2つがあります。

    それぞれ解説します。

    対義語1.符合(ふごう)

    符号

    読み方:ふごう

    意味:いくつかの物事がぴったり合うこと

    「符号」は、 「ぴったり合うこと」という意味で使われます。

    「ぴったり」ということで、一切「ずれている」様子はない言葉なのです。

    合わないことを表す「齟齬」とは、全く反対であることがわかりますね。

    例文

    • 私と彼の意見は符合した
    • 取引先と弊社の認識が符合できたため、仕事がうまくいった

    対義語2.疎通(そつう)

    疎通

    読み方:そつう

    意味:考えが相手に通じること

    「疎通」は「意思の疎通が取れた」などという使われ方をし、 「考えや意見が相手と通じ合うこと」を表す言葉です。

    意見や事柄が食い違い、「疎通」ができない「齟齬」とは、反対の使われ方であることがわかりますよね。

    わかりやすく、「齟齬」と対義語を使った文章を比べてみましょう。

    例文

    • 私と彼は事あるごとに疎通が取れる!兄弟みたいだ!
    • 彼は疎通力がある。話していてとても楽しい気分になるわ。

    それぞれに対義語が 「意見が符合した」や、「意思が疎通した」などといった使い方をします。

    相手や2点以上の何かが一致することから、ずれが生じる「齟齬」とは対義語になるのです。

    6.「齟齬」の英語表現

    齟齬の英語表現

    「齟齬」は、「齟齬」の意味の「意見の食い違い・不一致」から以下の2つの英語表現が可能です。

    それぞれ説明します。

    英語1.opinions differ

    「opinions differ」は 「opinions」が「意見」、「differ」が「違い」という意味をそれぞれ持っています。

    直訳すると「意見の違い」となり、「齟齬」の意味を表現することができるのです。

    例文

    • Opinions differ among states.
      (諸州で意見の相違がある。)
    • Our opinions differ in regards to that.
      (それに関しては、私たちの意見は別れてしまう)

    英語2.discrepancy

    「discrepancy」はそのまま 「不一致・食い違い」という意味があります。

    例文

    • There’s a discrepancy between the two reports.
      (2つのレポートの間には食い違いがある)

    まとめ

    「齟齬」は 「意見が食い違ってしまい、合わないことや衝突すること。」という意味があります。

    話がこじれた時や、全くすり合わせもできない時に「齟齬」を使い表現するのです。

    悪い意味で使うことがほとんどなので、「齟齬」よりもその類語などを使う方が、相手にも柔らかく「意見の違い」を伝えることができます。

    特にビジネスの場合「齟齬」を使って相手に不快な思いをさせないよう、注意していきましょう。

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